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いつの間に好きだった?

僕の気持ち

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僕が女子を好きだと言うと、サッと海斗の顔が曇ったのが分かった。だから僕は慌ててこう付け加えたんだ。

「誤解しないで。僕は女子が好きだけど、海斗はもっと好きだよ。ていうか、今まで誰も好きになった事が無いから、本当のところ女子が好きかどうかもはっきりしないが正解。

おっぱいを見ればドキドキもするけど、海斗の裸見てもドキドキするから…。これじゃ海斗は納得しない?」

海斗は困った様に僕を見つめると、僕の額にキスして言った。


「どちらかと言うと、俺の方が洸太を自分の嗜好に引き摺り込んだ気がしないでも無いから、謝るのは俺の方かもな。でも正直な洸太の気持ちが聞けて嬉しい。

洸太には無理させたくないし、実際男同士って今の時代でも結構なハードルだから。外で手繋いだり出来ないだろ?」

僕は首を傾げて言った。

「そうだっけ?去年の文化祭で海斗、僕の腕ずっと掴んでなかった?」


一瞬海斗が固まって、目が泳いだ。

「…あれは、洸太がチョロチョロして直ぐどっか行っちゃうから。嘘。それを理由に洸太に触れたかったのかも。あー、俺って恥ずかしいやつ!もしかしてみんな気づいてる⁉︎」

僕はクスクス笑って海斗に抱きついて言った。

「ふふ、僕がチョロついてたのは本当。でもみんな、海斗は僕のお守りだと思ってたと思うよ。僕たち二人でひとつって感じだったでしょ。」


僕がそう言うと、海斗はにっこり笑って言った。

「じゃあ、今年の文化祭もその手で行こうか?」

僕はそんな海斗が凄く眩しく見えて、急にドキドキして慌ててそっぽを向いた。

「…海斗って急にカッコいい感じ出すから、僕ドキドキしちゃうじゃん。」

そう言った僕はあっという間に捕まって、海斗にキスされた。ベタベタの深いやつ。僕はキスで声が出ちゃうって初めて知ったんだ。



その日の夜、僕は何だか訳もなく叫びたい気持ちでベッドを転げ回ったけれど、ハッと起き上がった。多分、たぶんだけど…。付き合っていくなら、最後までエッチするって事だよね?

さっき二人で調べたけど、何となくじっくり見られなかったのは本当だ。僕はスマホに履歴が残るのも怖いなと思いながらちょっと検索した。


そして、僕は青くなったり、赤くなったりして、一人じゃとても無理だと気づいて、ドキドキする心臓を感じた。これって興奮してるのか、動揺してるのか本当分かんない。ああ、僕には荷が重いよ。もう全部海斗にお任せしちゃダメかな?
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