僕の敏感過ぎるソレが原因

コプラ

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困ってる

これは治療

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僕が見ていた写真盾の中の可愛い少年の海斗と、目の前のすっかり成長した海斗は、面影はあったけれど全然別人で、カッコ良くて大人っぽかった。それは一気に僕を緊張させた。いつも一緒に過ごしてるのに緊張するなんて変な話なんだけど…。

僕が何だか一歩も歩けないでいると、海斗は立ち上がって僕の手を引っ張ってベッドに一緒に座らせた。僕は少し汗ばんだシャツが気になって、身体を強張らせた。


海斗はクスッと笑って、僕を覗き込んだ。

「…どうした?なんか緊張してる?…洸太の悩みの治療だから、そんなに固くなるなよ。」

僕は何だか海斗に口説かれている女子の様な気持ちになってしまった。一方で、僕は男だから口説かれるとか有り得ないって思って、何だかちょっと気が滅入った。そんな気持ちを振り切る様に空元気を出して言った。


「汗かいてるから、ちょっとどうかなって思っただけ。」

すると海斗は僕の首筋に、斜め後ろから鼻筋を押し当てて言った。

「俺、洸太の匂い好きだけど…。お前ちょっと甘い匂いするんだ。知ってた?気になるならシャツ脱ぐか?」

僕は首に海斗の存在をありありと感じてしまって、心臓がドクンと暴れ出した。僕は海斗にボタンをひとつづつ外されて、まるでそれは僕を焦らすのか、もっと心臓を震えさせるためなのかって勘繰るほどだった。


シャツはあっという間に肩からずり落とされて、腕に巻きついたままだった。僕はまるでシャツに拘束された様な体勢で、無防備に上半身を曝け出していた。

僕は少し不安になって、海斗に腕からシャツを外してくれる様に頼もうとした。けれど、その前に海斗は僕のお腹から手を胸元へ伸ばして敏感なソレをぎゅっと摘んだ。


「あっ、んっ、かいとっ、待って、あぁん…。」

僕は無意識に胸を逸らして、身体が一気に熱くなるのを感じた。途端にさっきまでの不安よりも、今感じている胸の疼きを早く治めて欲しいって思ってしまった。

僕は自分の強請る様な甘い声も、口を手で覆って隠す事も出来なくて、恥ずかしさでいっぱいになった。海斗が僕の尖を指でぎゅっと同時に押しつぶすと腰までビリビリと何かが走って、ビクリと僕自身が兆したのが分かった。


僕は後ろに顔を向けて、荒い息遣いの海斗を見た。僕と目が合った海斗は僕の胸の上で手を止めて、息を呑んだのが分かった。

「海斗、この腕のシャツ外して。動けなくて怖いよ…。」

すると海斗は慌てて僕の腕からシャツを引き抜くと、僕をそっと後ろから抱き寄せた。

「ごめん。洸太が可愛い声出すから夢中になっちゃって。…どう?まだ疼くか?」


その時僕は、もっとこの前みたいに海斗に吸ってもらって、気持ち良くなりたかったのかもしれない。確かに胸も疼いていたけれど、そればかりではなかった。

「…まだ、ウズウズする。前みたいに強く吸って…。ダメ?」

そう言って海斗を振り返ったんだ。











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