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僕を取り巻く世界
昼は現実
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それからしばらく僕は普通の高校生活を送りながら、夜はスケルトン僕に逢いに行くという生活をしていた。
高校生活は日が経つにつれてチャレンジもほとんど無くなって、三谷が憲吾から僕を遠ざけようとし始めたのが変化といえばそうだった。
「三谷、どうして僕が憲吾と居ると邪魔しに来るの?」
すると三谷は試合が近いから、僕の迷いの元になる事から遠ざけているんだと、いかにもな風で力説したけれど、それってちょっと余計なお世話なんだよなぁ。三谷が僕のこと好きだとか言うなら関係してくるのかもしれないけど。
僕は思い切って、三谷に尋ねた。
「三谷はさ、僕と憲吾がいちゃついている様に見えるわけ?それって、三谷にそう言う考えがあるって事なんじゃないの?」
三谷はグッと唇を噛み締めて、僕をじっと見つめて言った。
「風間は簡単に言うけど、…それを認めるのは俺には簡単じゃないよ。俺だって自分で自分がよく分からないんだから。ただ、風間が田中先輩と、普通以上に仲良くしてるとか考えるとイライラするんだ。」
そう言う三谷に僕は言った。
「僕と憲吾は幼馴染なだけで、別に普通の仲良しだよ。」
だってふざけたキスしかしてないし。それ以上はしてないし。ちょっと気が削がれた僕に三谷は言った。
「…前に風間は言ってたよね。男達に押し倒されるばっかりだって。…あれってそのままの意味なの。」
え?そんな事言った?うっかり言ったかも。うー、どうしよ。僕は三谷から視線を逸らすと、あれは比喩的な意味合いで、男にモテがちって意味だって誤魔化した。
三谷は疑う様な眼差しで僕を見つめると一歩近づいて来て言った。
「俺もきっと、そいつらみたいに風間に惹かれてるのかも。風間は男でも大丈夫なんだよね?」
あれ、やばい。これは食われる感じ…?その時の一瞬の迷いが隙を作ったんだろう。僕は三谷にぎゅっと抱きしめられていた。僕は三谷にここは部室だぞって忠告したけど、興奮した三谷には聞こえなかったみたいだ。
「…こうしたらわかる事あるんだね。俺風間にキスしたい。今はそれしか考えられない。」
僕はもう直ぐ先輩達が戻ってくるって知ってたから、この状況を見られるのは不味い気がした。特に三谷にとっては。
僕はやれやれという気分で三谷の首に手をやると、グイっと引き寄せてぶちゅっと食べる様に唇を合わせてから、真っ赤な顔の三谷に言った。
「…一回だけだから。僕、ここでは彼氏作る気ないんだ。」
~お知らせ~
軽い新作BL短編 『僕の敏感過ぎるソレが原因』投稿開始しました♡
男子高校生のちょっとしたキッカケで始まる親友同士のイチャイチャドキドキな胸キュンBLです♫
勢いで書いてますので、10話以内で収まる様に頑張ります!
よろしくお願いします(≧∀≦)
高校生活は日が経つにつれてチャレンジもほとんど無くなって、三谷が憲吾から僕を遠ざけようとし始めたのが変化といえばそうだった。
「三谷、どうして僕が憲吾と居ると邪魔しに来るの?」
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僕は思い切って、三谷に尋ねた。
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そう言う三谷に僕は言った。
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だってふざけたキスしかしてないし。それ以上はしてないし。ちょっと気が削がれた僕に三谷は言った。
「…前に風間は言ってたよね。男達に押し倒されるばっかりだって。…あれってそのままの意味なの。」
え?そんな事言った?うっかり言ったかも。うー、どうしよ。僕は三谷から視線を逸らすと、あれは比喩的な意味合いで、男にモテがちって意味だって誤魔化した。
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あれ、やばい。これは食われる感じ…?その時の一瞬の迷いが隙を作ったんだろう。僕は三谷にぎゅっと抱きしめられていた。僕は三谷にここは部室だぞって忠告したけど、興奮した三谷には聞こえなかったみたいだ。
「…こうしたらわかる事あるんだね。俺風間にキスしたい。今はそれしか考えられない。」
僕はもう直ぐ先輩達が戻ってくるって知ってたから、この状況を見られるのは不味い気がした。特に三谷にとっては。
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