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ロービンside再びのレッスン※

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私はマモルの手を引きながら、ドキドキしながら平静を装った。これを飛んで火に入る夏の虫というのかはともかく、棚ぼたであるのは間違い無いだろう。

きっとマモルは上手く一人で出来なかったに違いない。そもそもマモルは女の子を怖いと思っていた様だし、かといって男が恋愛対象ではないみたいだった。だからどうやって興奮して良いか分からないのだろう。


私ならしどけないマモルの姿を思い浮かべるだけで、すぐに興奮してくるというのに。この獣人の国では、性別などというものは大して重要なことではない。その相手を組み伏せたければ、組み伏せる。単純明快だ。

ただ、話を聞いていると、マモルの人間の世界では、まず性別が大事な選別になるみたいだった。変な話だ。自分が惹かれる相手を性別で有りとか無しとかと決めてしまうのか?


ただ、その葛藤ゆえ、マモルはここに居る。マモルは私の手の中で興奮して逝ってしまうのだから、決して男がダメなのではない。マモル自身がこだわっているだけだ。

「マモル、色々難しいことは考えないで、感じてごらんよ。どうすれば気持ち良いのか、本能をむき出しにして感じるんだ。」

そう言って、私は赤い顔をした可愛いマモルの唇にそっと自分の唇を合わせた。唇の下でピクリと動いたマモルは、あっという間に私を圧倒する口づけを繰り出した。


前からマモルは口づけが好きなんじゃないかって思っていた。この短期間に私をはじめとして、多分王子たちともしたであろうマモルは、今や、私を翻弄する勢いで甘やかに口付けてくるんだ。

ああ、人間というのはこうも勉強熱心なのかな。ふと、ディック先生がマモルを、これまでに見たこともない勉強熱心な生徒だと褒めていたのを思い出した。


だったら、私は良き先生となろうか。私は名残惜しい気持ちで唇を引き剥がすと、ベッドの上で、マモルを後ろから抱えた。本当は正面から、マモルの可愛いいやらしい姿を目に焼き付けたかったけれど、私には考えがあったんだ。

私の腕の中にすっぽりと入ってしまうマモルの華奢な身体を優しくさすって楽しみながら、私はマモルの薄い寝巻きのボタンを外していった。


甘く声を震わすマモルのうなじから立ち昇る、ほんのり匂い出した美味そうな匂いを胸いっぱいに吸い込んで、私は寝巻きを持ち上げるマモルの昂りを下着から取り出して優しく撫で回した。

可愛らしいそれは、私の手の中にすっぽりと収まってしまって、ビクリと奮い立った。

「ほら、マモル。一緒に手を添えて。自分で出来ないと困るだろう?」
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