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公開演習

ロービンsideハンドマッサージ

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マモルは柔らかい良い匂いのタオルで、私に手を拭く様に言うと、自分は両手にオレンジの香りの香油をたっぷり垂らした。私はそれが、男同士が愛し合う時に使う香油だと気がついた。

というか、香油をそれ以外で使うなんて思いもしなかったというのが正しい。でもマモルの国では違うのか?

私は他の連中が、この状況を見て何を考えたか想像すると頭が痛くなった。


マモルはにっこりすると、ヌルついた手で私の片手を包んだ。そして程よい強さで手のひらの膨らみを揉み解し出した。ヌチャヌチャと香油が立てる音も卑猥だけれど、集中してるのか口元を少し開けているマモルは何とも色っぽかった。

忙しなく動く指先が繰り出すテクニックに、私はやめて欲しくない気持ちよさに翻弄された。熱くなる身体に、私の股間はゆっくりと兆しだしてまずいと焦ってきた。


するとマモルは今度は指先を一本ずつ何度も擦り上げた。少し呻き声が出そうなソレは閨での愛撫を思わせて、私はますます誤魔化せないほど昂った。

パチンパチンと音を立てながら指を弾いてマッサージを終えると、ボウルのぬるま湯でオイルを落としてタオルで拭かれた。マモルはもう一度両手に香油を落とすと、もう片方の手に取り掛かった。


マッサージの終わった手は、ポカポカと温かくスッキリと気持ちよかった。卑猥に感じるのは私が悪いのだろうか。明らかにマモルはその気があってしてるわけじゃないのに…。

他の連中は一体これにどれくらい耐えられたんだろう。私がそう考えながらため息をつくと、マモルがふと目を上げて首を傾げて尋ねた。


「あ、強かった?痛かったら言ってね?」

私は、もはや言葉もなく頷くと、手を介してマモルといけない事をしてる気がして、落ち着いてきていた股間をまたビクつかせてしまった。

幸いなのは小さなティーテーブルの上でマッサージしてるので、マモルには気づかれていないという事だ。私は快感とマモルの危なっかさにため息をついた。


「僕、ロービンがあんなに必死なの見たことなかったから、真剣なロービンが新鮮だったな。カッコよかった。ふふ。さあ、これでお終い。お疲れ様でした。ボウルでオイル流してね。

すっかり紅茶が冷めちゃったね。お茶を淹れ直そうか?新しいフレーバーなんだ。」

そう言いながら片付けに立ち上がるマモルからは、いつもと違うフワッと甘くてスパイシーな薔薇の香りがした。


私はふとロクシーが居ないことに気づいた。

「マモル、ロクシーは何処?」


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