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最悪の出会い
熱い薄絹の向こう側※
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黄の逞しい腕の中で、安らぎを感じてしまった私は動揺する一方で、お世話になった蘭平楼の女将さんに無断で仕事を休む事に気が咎めた。
私は身じろぎして、寝台に黄を押し退けると言った。
「せめて、これからもう蘭平楼へ仕事へ行かれなくなった事を、今すぐ妓楼の女将さんに言付けていただけませんか。私は女将さんのお陰で、母や弟たちを養いながら、科挙の勉強を両立できたんです。
恩を不義理で返したくはありません。お願いします。」
私は寝台に頭を擦るばかりに平伏して頼んだ。しばらく黙っていた黄は夜着を羽織ると、部屋に戻って従者に何か言付けていた。私はほっとした一方で、急に現実が戻って来た事に気がつくと、素っ裸の自分が急に心もとなくなってしまった。
立ち上がって何か羽織るものを探していると、戻って来た黄が後ろから私を抱きすくめて耳元で囁いた。
「…さぁ、私の番だ。」
そう言うと、私の首筋をゾクゾクする様な舌使いで舐め吸った。私は首をすくめて、そのゾクゾクする何かを払いたかったけれど、黄の太い腕に阻止されてしまった。
「永明は、首が弱そうだ。こちらはどうかな…。」
そう言うと、私の胸をまさぐり始めた。女でもないのに、感じるはずもないと思っていた私は、黄に胸の印を引っ掻かれてビクンと仰け反った。
何だか未知の感覚が襲ってきて、私は心細くなって呻いた。すると黄が私を抱き上げると寝台へドサリと思いの外優しく私を寝かせた。
私に覆いかぶさってくると、甘やかに口づけをした。直ぐにそれは攻撃的な舌使いになって私を翻弄して、あそこをズクリと持ち上げさせた。
「んっ、あぅっ、ぐっ。」
胸を舐めたり、摘ままれたりすると、腹の奥が熱くなって腰が揺れてしまう。それを知ってか知らずか、黄が休みなしに私を攻め立てるので、私は口からこぼれる聞いたことのない甘い声を我慢できないんだ。
急に黄が私の腰を撫でながら、唇を腹へと撫で下ろした。そして私のズキズキする昂りに舌を這わしてしまった。普段から狭い家の中で自分でするのも憚られていたせいで、私はその強烈な刺激に我慢など出来るはずもなかった。
直ぐに白濁を出してしまった私が、恥ずかしさで顔を両手で覆うと、黄は伸び上がって私の両手を片手で引き剥がして押さえつけた。
「顔を隠すな。私はお前の恥ずかしがる顔を見たいんだ。」
そう言ってニヤリと笑ったんだ。私は、顔を背けて言った。
「…そんなの、悪趣味です。人の恥ずかしがる様子を見て馬鹿にするなんて…。」
黄は心外だとでも言うように、私を睨みつけて言った。
「まったく。芸妓の真似事をしていた割に、色恋を何も知らないのだな。閨で恥ずかしがる姿が男の剛直を太らせるものだという事を知らぬのか。お前の感じやすい身体のせいで、私のこれははち切れそうだ。」
私は身じろぎして、寝台に黄を押し退けると言った。
「せめて、これからもう蘭平楼へ仕事へ行かれなくなった事を、今すぐ妓楼の女将さんに言付けていただけませんか。私は女将さんのお陰で、母や弟たちを養いながら、科挙の勉強を両立できたんです。
恩を不義理で返したくはありません。お願いします。」
私は寝台に頭を擦るばかりに平伏して頼んだ。しばらく黙っていた黄は夜着を羽織ると、部屋に戻って従者に何か言付けていた。私はほっとした一方で、急に現実が戻って来た事に気がつくと、素っ裸の自分が急に心もとなくなってしまった。
立ち上がって何か羽織るものを探していると、戻って来た黄が後ろから私を抱きすくめて耳元で囁いた。
「…さぁ、私の番だ。」
そう言うと、私の首筋をゾクゾクする様な舌使いで舐め吸った。私は首をすくめて、そのゾクゾクする何かを払いたかったけれど、黄の太い腕に阻止されてしまった。
「永明は、首が弱そうだ。こちらはどうかな…。」
そう言うと、私の胸をまさぐり始めた。女でもないのに、感じるはずもないと思っていた私は、黄に胸の印を引っ掻かれてビクンと仰け反った。
何だか未知の感覚が襲ってきて、私は心細くなって呻いた。すると黄が私を抱き上げると寝台へドサリと思いの外優しく私を寝かせた。
私に覆いかぶさってくると、甘やかに口づけをした。直ぐにそれは攻撃的な舌使いになって私を翻弄して、あそこをズクリと持ち上げさせた。
「んっ、あぅっ、ぐっ。」
胸を舐めたり、摘ままれたりすると、腹の奥が熱くなって腰が揺れてしまう。それを知ってか知らずか、黄が休みなしに私を攻め立てるので、私は口からこぼれる聞いたことのない甘い声を我慢できないんだ。
急に黄が私の腰を撫でながら、唇を腹へと撫で下ろした。そして私のズキズキする昂りに舌を這わしてしまった。普段から狭い家の中で自分でするのも憚られていたせいで、私はその強烈な刺激に我慢など出来るはずもなかった。
直ぐに白濁を出してしまった私が、恥ずかしさで顔を両手で覆うと、黄は伸び上がって私の両手を片手で引き剥がして押さえつけた。
「顔を隠すな。私はお前の恥ずかしがる顔を見たいんだ。」
そう言ってニヤリと笑ったんだ。私は、顔を背けて言った。
「…そんなの、悪趣味です。人の恥ずかしがる様子を見て馬鹿にするなんて…。」
黄は心外だとでも言うように、私を睨みつけて言った。
「まったく。芸妓の真似事をしていた割に、色恋を何も知らないのだな。閨で恥ずかしがる姿が男の剛直を太らせるものだという事を知らぬのか。お前の感じやすい身体のせいで、私のこれははち切れそうだ。」
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