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変わるもの、変わらないもの

撫でるだけ※

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エルの唇を肌に感じながら、僕は胸の先端にそれがたどり着くのをヤキモキしながら待っていた。甘い衝撃を感じて小さな叫び声と共に仰け反ると、エルの唇や舌は執拗に僕を追い詰めた。

「ああっ、ん…っ!」

すっかり聞き慣れた自分の甘い声は、エルだけじゃなく自分自身をも興奮させる気がする。エルの手がドレスの裾をゆっくり捲り上げるのを感じると、僕はゴクリと喉を鳴らしてしまった。


顔を上げたエルが僕と目を合わせながらギラついた眼差しで囁く。

「アルが欲しがっているのが分かるよ。それは私をギリギリまで追い詰めるけれど、努力はしよう。…アルが望めば私は君を手に入れるつもりだ。」

僕はエルの言う事の全ては理解できなかったけれど、エルもまた僕が欲しくて堪らないのだと分かった。僕はもう恥ずかしさなど無くなって、エルのしてくれる全てを貪欲に喰らいたかった。


手を伸ばしてエルの口づけを受けると、ドキドキする興奮は更に酷くなった。僕は疼くお腹の奥をどうにかして欲しくて下着越しに硬くなったエルの股間に触れたくて脚を絡めた。

ドレスが無いだけで馬鹿みたいに気持ち良さは鋭くなって、僕は自分がぐっしょりと濡れているのを感じた。するとエルは身体を引き剥がすと前のように僕の下着を取り去って疼くそこに口付けてくれた。


「あぁっ、いいっ、エルっ、あ、ダメっ!」

エルの大きな舌で敏感な場所をなぞられて、僕はビクビクと身体を震わせた。時々吸われると馬鹿みたいに腰が跳ね上がってしまう。けれど、僕はエルが前のように指を使わない事に気づいた。

「エル、もっと奥に…。」

そう気怠い気持ちで、僕の足の間に顔を埋めたエルを見下ろすと、エルは口元を拭って困った顔で言った。

「そうしたいけれど、流石に洗っていない指先じゃ出来ない。…では私のこれで撫でてあげよう。」


そう言うとぴちぴちの自分の乗馬ズボンをずり下げて、ぶるんと猛り切ったそれを取り出した。日差しに光って見えるそれは、以前薄いカーテン越しの明るい屋敷の部屋で見たものより凶悪に見えた。僕は思わず眉を顰めてエルに尋ねた。

「なんか前のと違う気がする…。」

するとエルは楽しげに笑って僕にのし掛かると、僕の片脚を腕に抱えてゆっくりとそれを疼く場所へと触れ合わせた。その硬くて柔らかな感触に僕は一気に心臓が跳ね上がって、もう笑っていない真剣な眼差しのエルの銀色の瞳に囚われた。

「これから私のこれでアルの気持ちいいところを撫でるよ。良いかい?」









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