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変異Ω

大事にされるとちょっと※

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二人でベッドに横たわって、優しく唇を啄まれると、もどかしくもドキドキした。何だかその先に約束されている甘い快感への期待と、妙に甘やかされてる気がして恥ずかしい。

「…それやめて。」

気持ち良かったのに、俺のまだ僅かに残っている理性は、新の甘やかしに抵抗を示した。新は顔を引き剥がして、俺をじっと見つめた。


「…自分の顔が見られないって、良いのか、悪いのか。岳、そんな蕩けた顔して、全然別の事言うから。」

俺はカッと顔が熱くなるのを感じて、新の首筋に顔をうずめて言った。

「…何か、恥ずいから。」

新の俺に触れた身体の一部がビクンと反応するのが感じられて、俺は熱くなった顔をそろそろと持ち上げた。そこには、真顔の新が、笑顔も浮かべずに呟いた。


「あー、マジで時間足りないわ。」

そう言うと、俺の唇に噛み付く様なキスをした。そうなって仕まえば、俺はもう理性などと言うものは吹っ飛ばされて、新の甘い唾液や柔らかな舌が欲しくて堪らなくて、ぎゅっとしがみついて、新のもたらす快感を貪った。

新が俺の胸元を摘んだり、吸ったりしてなぶると、俺は喉から馬鹿みたいに強請るような甘い声をあげた。俺はどんなに甘く叫んでも遠慮がないこの場所で、確実にステップを上げてしまった。


自分から、新の跳ね返すような弾力の筋肉質な身体に、自分自身を押しつけて腰を振り立てた。切羽詰まっているのは、そこだけでは無くて、さっきからダラリと垂れるのが感じられる、後ろの窄みが疼いて死にそうだ。

「あらた、はやくっ、…かきまぜてっ。」

もう呂律も怪しい俺の舌は、虚しく空を掠めて、甘い息を吐き出すばかりだった。


少し笑い声がしたのは気のせいだったのか、新の節張った指先がずぶりと俺を満たして動き出すと、俺はもうそれに夢中になった。ホッとするほどの疼きを解消されたその行為は、次第に大きな波を引き寄せて、俺を切羽詰まらせた。

急に増やされただろう指が俺を抉ると、悲鳴を上げて痺れるような絶頂へと解き放たれた。仰け反った俺の胸元を強く吸い上げられて、俺は馬鹿みたいに鳴いた。


新はギラついた顔を、ぼやけた俺の前に見せて言った。

「ほんと、岳は可愛いよ。普段とは全然違って、ぐずぐずだからな。今から俺のモノで、もっともっと気持ち良くしてやるから。ほら、俺におねだりして。」

そう言って見せつけるように舌を伸ばして、俺の胸の先端をくすぐった。俺はゾクゾクして溜息をつきながら言った。

「…あらたの、それで、いっぱいかきまぜて…。」




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