59 / 59
マリーの実験
蕩ける夜は更けて※ 【 完 】
しおりを挟む
自分の口からはしたなくも飛び出す甘い声は、自分自身でさえも興奮させている気がします。ジュアスに執拗に口付けられるそこから溢れる蜜の音が、私を益々濡らしてしまいます。
「…ジュアス、お願い。もう我慢できないの…!」
私の懇願が聞こえているのか、いないのか、ジュアスは愛撫を深めるばかりで私の欲しいジュアスの逞しいそれを与えてくれません。私が焦れて腰を動かすと、ジュアスは口元を手の甲で拭いながら私の首筋に優しく口づけました。
そして私の片腿を大きく持ち上げるとジュアスの指がグッと突き入れられました。
「あああっ!あ…。あんっ、それじゃない…のに。いっ、いいっ。」
ビクビクと震える私の身体はジュアスの指を締め付けて、疼く身体を満たしていきました。いつの間にか増やされた指はジュアスの逞しいソレを思わせる様で、私はあっという間に高みを目指してしまいました。
ビクビクと震える私の身体を宥める様に、優しく手のひらや唇でなぞっていくジュアスの昂りはすっかりいきり勃っていて、私は喉をゴクリと動かしました。
「やっぱり、ジュアスのそれが欲しいわ。お願い…。」
私の懇願に色っぽく微笑むと、ジュアスは私を四つん這いにさせて一気に突き入れてきました。私はビリビリする様な快感に悲鳴を上げたかもしれません。
けれど、次々に柔らかく、時には力強く突き入れてくるジュアス自身に私を埋め尽くされて、私は唾液を口から零しながら只々ジュアスのもたらしてくれる快感を堪能していました。
けれどもジュアスが私の突き当たりにグッと腰を押しつけて、ゆるゆると柔らかくこねると私は疼きが満たされる様な、更に増やされる様な痺れる快感へと連れていかれました。
ジュアスも気持ちがいいのか、時々呻きながらも、私たちはどちらかが根を上げるまでそれを楽しんだのです。痺れる様な終わらないエクスタシィがわずかな恐怖と共に私に訪れてから、多分私がジュアスを絞り取ろうと締め付けたのでしょう。ジュアスがガツガツと抉る様に私を貪って、私たちは一緒に堪えきれない天国へと一緒に上り詰めたのです。
長い放出の後で、私のぐったりとした身体を汗ばんだ身体で抱き寄せながらジュアスは言いました。
「可愛い奥さん、私は毎回階段を登る様に、君との愛の交歓を昨日より今日、今日より明日と素晴らしくなっていくのが不思議でならない。マリーへの愛は増すばかりだ。君は何者なんだい?」
私は心地よい気怠さを感じながら、ジュアスに唇を押し当てながら言いました。
「わたくしは、愛のしもべですわ。あなたの心も身体もわたくしの愛で満たす、それが私の願いですの…。」
ええ、私は幼い頃より願った、身も心も愛で満たされる人生を手にしたのですわ。
【 Fin 】
「…ジュアス、お願い。もう我慢できないの…!」
私の懇願が聞こえているのか、いないのか、ジュアスは愛撫を深めるばかりで私の欲しいジュアスの逞しいそれを与えてくれません。私が焦れて腰を動かすと、ジュアスは口元を手の甲で拭いながら私の首筋に優しく口づけました。
そして私の片腿を大きく持ち上げるとジュアスの指がグッと突き入れられました。
「あああっ!あ…。あんっ、それじゃない…のに。いっ、いいっ。」
ビクビクと震える私の身体はジュアスの指を締め付けて、疼く身体を満たしていきました。いつの間にか増やされた指はジュアスの逞しいソレを思わせる様で、私はあっという間に高みを目指してしまいました。
ビクビクと震える私の身体を宥める様に、優しく手のひらや唇でなぞっていくジュアスの昂りはすっかりいきり勃っていて、私は喉をゴクリと動かしました。
「やっぱり、ジュアスのそれが欲しいわ。お願い…。」
私の懇願に色っぽく微笑むと、ジュアスは私を四つん這いにさせて一気に突き入れてきました。私はビリビリする様な快感に悲鳴を上げたかもしれません。
けれど、次々に柔らかく、時には力強く突き入れてくるジュアス自身に私を埋め尽くされて、私は唾液を口から零しながら只々ジュアスのもたらしてくれる快感を堪能していました。
けれどもジュアスが私の突き当たりにグッと腰を押しつけて、ゆるゆると柔らかくこねると私は疼きが満たされる様な、更に増やされる様な痺れる快感へと連れていかれました。
ジュアスも気持ちがいいのか、時々呻きながらも、私たちはどちらかが根を上げるまでそれを楽しんだのです。痺れる様な終わらないエクスタシィがわずかな恐怖と共に私に訪れてから、多分私がジュアスを絞り取ろうと締め付けたのでしょう。ジュアスがガツガツと抉る様に私を貪って、私たちは一緒に堪えきれない天国へと一緒に上り詰めたのです。
長い放出の後で、私のぐったりとした身体を汗ばんだ身体で抱き寄せながらジュアスは言いました。
「可愛い奥さん、私は毎回階段を登る様に、君との愛の交歓を昨日より今日、今日より明日と素晴らしくなっていくのが不思議でならない。マリーへの愛は増すばかりだ。君は何者なんだい?」
私は心地よい気怠さを感じながら、ジュアスに唇を押し当てながら言いました。
「わたくしは、愛のしもべですわ。あなたの心も身体もわたくしの愛で満たす、それが私の願いですの…。」
ええ、私は幼い頃より願った、身も心も愛で満たされる人生を手にしたのですわ。
【 Fin 】
40
お気に入りに追加
181
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【R18】愛され総受け女王は、20歳の誕生日に夫である美麗な年下国王に甘く淫らにお祝いされる
奏音 美都
恋愛
シャルール公国のプリンセス、アンジェリーナの公務の際に出会い、恋に落ちたソノワール公爵であったルノー。
両親を船の沈没事故で失い、突如女王として戴冠することになった間も、彼女を支え続けた。
それから幾つもの困難を乗り越え、ルノーはアンジェリーナと婚姻を結び、単なる女王の夫、王配ではなく、自らも執政に取り組む国王として戴冠した。
夫婦となって初めて迎えるアンジェリーナの誕生日。ルノーは彼女を喜ばせようと、画策する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
読んでて引きこまれました〜✨
途中はちょっとハラハラしましたが💦
ストーリーが情景を頭で思い浮かぶような、そして
恋に落ちたジュアスの心情が読み取れましたぁ✨💓✨
素敵なお話し
ありがとうございます😊
うわー嬉しいですっ♡
女性版はとってもハードルが高くて、ヨチヨチ更新でしたが頑張りました笑
楽しんでいただけるのが1番嬉しいです(*'▽'*)
感想本当にありがとうございました♪
続き楽しみにしてます!
はい!方向性は決定しましたので、キュンとエロをネリネリしながらバーンと出来上がりデスっ!頑張ります♡
感想ありがとうございました♪とっても励みになりましたっ(〃ω〃)