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運命
蜜月※ 【完】
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初めてエルフの王族を皇太子の結婚相手として迎え入れたメッツァ王国は、国を上げての興奮に包まれていた。盛大な結婚式には少なくないエルフ達や、ドワーフ達までが参列していたせいで、他国の招待客らは目を丸くする有様だった。
僕自身は自分の事で精一杯だったので、その時の様子は後日外交担当のケル兄上から聞いた。同時にこの国の人々が喜んで僕を受け入れてくれたのを知って、これからもエルフの国との友好に貢献できれば良いなと思った。
「流石に姉上に怒られちゃったよ。誰よりも先に末っ子が結婚するなんてってね?エルフは寿命が長いから、結婚もゆっくりなんだ。僕は取り替えっ子だけど、妊娠も含め、実際どっちに転ぶのかはよく分からないよね。」
ベッドにルキアスと転がりながら、気怠い身体をくっつけあっておしゃべりをしているこんな時間を、僕は凄く満ち足りた気持ちで味わっていた。
ルキアスは肩に乗せた僕の頭に唇を押し付けた。
「確かに人間にはマグノリアンの様な緑の手の力は無いな。あの時薬草園で倒れたマグノリアンに、蔓を伸ばして覆い被さってきた薬草には度肝を抜かれたのを思い出すよ。今はマグノリアンは植物と共感していたんだと理解してるよ。
…誤解してほしくはないが、一部の人間はエルフの王子であるマグノリアンのメリットばかりに目を向ける向きもあるのは事実だ。でも私は、心から愛する相手であるマグノリアンと一生を共にしていける事に幸せで胸がいっぱいなんだ。…愛してるよ。」
ルキアスは僕と再会してからずっとこんな調子で、恥ずかしいくらい愛情を示してくれる。僕は思わずニマニマと口元が緩んでしまう。視線を感じて肩に乗せた顔を上げると、ルキアスが微笑んで僕を見つめていた。
僕は照れ隠しに唇を尖らせると、伸び上がってルキアスの形の良い唇に音を立てて触れた。
ああ、僕も愛してる。その僕を見つめる時だけ暖かみの増す灰色の瞳が愛おしい。でもルキアスにときめき過ぎて、心臓がドキドキして苦しいよ。
「…私たちはまだ蜜月なのだから、夜更かししても良いだろうね。」
急にそうギラついた眼差しに変わったルキアスは、僕をグルリとひっくり返して覆い被さって来た。さっきからルキアスの色気にやられていた僕は、手を伸ばしてルキアスの首を引き寄せて囁いた。
「僕も同じ事思ってた…。」
ルキアスの甘い口づけは僕を直ぐに蕩けさせる。強弱をつけて僕の舌を絡め取るので僕は小さく呻きながら、ルキアスと溶け合い出したくてもっと深く舌を突き出すんだ。
「甘い…。マグノリアンはどこもかしこも甘くて美味しい。それに良い匂いだ。」
そう言ってルキアスが僕の耳の下に鼻先を突っ込んで大きく深呼吸するから、僕はくすぐったさと、腰から這い上がるゾクゾクとした感覚に少し震えてしまう。
ルキアスの指が僕の胸の先端をじらす様に優しく撫でて弾くから、僕はもっと強く刺激して欲しくて胸を突き出した。
「マグノリアンはここも大好きだね。この綺麗な色が段々赤みを増していくのを見るのが私も好きだ。我慢できずにこうして硬くシコってしまうのも…。」
ルキアスに言われ放題の僕は、何とか返り討ちにしたくてルキアスの下半身に指を伸ばした。ヌルリとしたその猛々しいルキアスの持ち物は、すっかり臨戦体制で僕の手の中でビクビクと蠢いた。
僕が欲しくて触れてるうちにぬるみが増すのも僕の下半身の奥を疼かせる。僕はルキアスのこの大きさをすっかり覚えて、奥まで抉るその快感を思い出して脱力してしまう。
息が浅くなった僕に、興奮で強張った顔で笑ったルキアスは、僕の窄みをゆっくり撫でて言った。
「ああ、さっきしたばかりだから凄く柔らかい…。」
指を一本抜き挿しされて、思わず甘く呻いてしまう。気持ちいいけど、欲しいのはもっと太くて奥まで届くモノだ。
「…お願い、ルキアスの太いそれでいっぱい擦って…。」
自分が酷く卑猥なことを言っている自覚もないまま、僕はルキアスに欲望のまま懇願していた。
ルキアスは僕の胸の先をキツく吸い上げると、身体を起こして僕を見下ろした。
「マグノリアンは馬鹿みたいに煽ってくる。私のこれが欲しかったら、両脚を抱えて可愛いそこを広げて見せて?」
そう言って見せつける様に自分の逞しい股間を、大きな手でゆっくりと扱いた。ぬらぬらと充血して光る別の生き物の様なそれは、僕に入りたくていきり勃っている。
僕は脚を曲げて開くと、柔らかくなっている窄みを指で左右に広げてルキアスに言った。
「早くちょうだい…?」
結局僕はルキアスに馬鹿みたいに喘がせられて、それはすっかり自業自得ではあったけれど、終わりのない痺れる様な快感に放り出されてベッドをびしょびしょにしてしまった。
動けなくなってしまった僕を抱き上げてソファに移動させてくれたルキアスは、始終ご機嫌でいそいそとベッドのシーツを剥ぎ取ると、新しいシーツとタオルを何枚か敷き込んでもう一度僕をベッドに戻した。
「皇太子であるルキアスが、ベッドを整えることが出来るなんて知らなかったよ。」
僕がそう言って揶揄うと、ルキアスはニヤリと笑って僕の額に唇を押し当てて言った。
「マグノリアンと愛し合ったらベッドが駄目になるのは想定済みだからね。執事に習っておいたんだ。いちいち誰かを呼ぶのは興醒めだろう?それに私は、しどけないマグノリアンを誰の目にも触れさせたくないし。」
僕はクスクス笑うと、ルキアスのこの独占欲がいつまでも続いて欲しいと密かに願った。
僕はルキアスの伴侶として、この国ならではの薬草の品質を底上げする事を自分の楽しみと実利として行う事になった。勿論いずれ王になるルキアスを支える為に背負う役割もあるだろう。
僕の妊娠に関しては、エルフの国でのお披露目の後、足を運んだ御神木での宣誓が効いた様だった。自分でも説明のつかない変化を感じたのは確かで、それから一年経たないうちに懐妊した事が証明になった。
ルキアスは僕の少し膨らんだお腹を手のひらで優しくなぞりながら、満足気な表情を僕に見せて言った。
「マグノリアンはエルフでもあり、人間でもあり、唯一無二の存在だ。そしてこの素晴らしい贈り物は、きっと私たちをもっと幸せにするだろう。
あの夜、何処か満たされなかった私を哀れに思った満月が、マグノリアンに会わせてくれたんだと今でも思っている。マグノリアンは私の運命なんだ。」
ルキアスの目尻が少し光るのを見て、僕はまるで違って見える自分の手を彼の手に重ねて答えた。
「月から僕らの事は丸見えだっただろうね。寂しく思うルキアスが中庭に居てくれて良かった。僕も取り替えっ子として生まれて何処か満たされない部分があったから、丁度ピッタリだと思われたんだよ。
それに離れてしまっても再会できた様に、きっと何度でも僕らは引き寄せあうだろうしね?」
するとルキアスは顔を顰めて僕の手をぎゅっと握った。
「もう、二度と離す気はないが?」
僕はクスクス笑って、ルキアスの顰めた顔に唇を押し当てた。
「ふふ。じゃあ絶対に離さないで。愛してる、ルキアス。」
僕らの運命の恋の物語は、これからもきっと続くんだろうね?
【 完 】
『エルフの国の取り替えっ子は、運命に気づかない!』49話、10万字の中編で完結となりました💕
初めてのエルフ、取り替えっ子、運命をテーマに楽しく書けました🤭
第二王子と皇太子の修羅場を描こうかなとも思ったのですが、皇太子が不憫すぎてやめました(^◇^;)
でも一番可哀想なのはマグノリアンの幼馴染のエルフのヴァルだったかもしれません。少しは楽しい時間を過ごせたって事で勘弁してもらいましょう😅
運命の恋、良い響きですね。二人のイチャイチャも…。楽しんで頂けたなら嬉しいです!笑
★新作『イバラの鎖』昨日から公開開始しました❣️
最近ポップな作品が多いので、シリアスドロドロ禁断の義兄弟BL(貴族風)です。鬼畜、鬼畜(←嫌いじゃない)と呟きながら書いても、なかなか難しいですね。頑張りますので、応援していただけると励みになります!
よろしくお願いします😊
僕自身は自分の事で精一杯だったので、その時の様子は後日外交担当のケル兄上から聞いた。同時にこの国の人々が喜んで僕を受け入れてくれたのを知って、これからもエルフの国との友好に貢献できれば良いなと思った。
「流石に姉上に怒られちゃったよ。誰よりも先に末っ子が結婚するなんてってね?エルフは寿命が長いから、結婚もゆっくりなんだ。僕は取り替えっ子だけど、妊娠も含め、実際どっちに転ぶのかはよく分からないよね。」
ベッドにルキアスと転がりながら、気怠い身体をくっつけあっておしゃべりをしているこんな時間を、僕は凄く満ち足りた気持ちで味わっていた。
ルキアスは肩に乗せた僕の頭に唇を押し付けた。
「確かに人間にはマグノリアンの様な緑の手の力は無いな。あの時薬草園で倒れたマグノリアンに、蔓を伸ばして覆い被さってきた薬草には度肝を抜かれたのを思い出すよ。今はマグノリアンは植物と共感していたんだと理解してるよ。
…誤解してほしくはないが、一部の人間はエルフの王子であるマグノリアンのメリットばかりに目を向ける向きもあるのは事実だ。でも私は、心から愛する相手であるマグノリアンと一生を共にしていける事に幸せで胸がいっぱいなんだ。…愛してるよ。」
ルキアスは僕と再会してからずっとこんな調子で、恥ずかしいくらい愛情を示してくれる。僕は思わずニマニマと口元が緩んでしまう。視線を感じて肩に乗せた顔を上げると、ルキアスが微笑んで僕を見つめていた。
僕は照れ隠しに唇を尖らせると、伸び上がってルキアスの形の良い唇に音を立てて触れた。
ああ、僕も愛してる。その僕を見つめる時だけ暖かみの増す灰色の瞳が愛おしい。でもルキアスにときめき過ぎて、心臓がドキドキして苦しいよ。
「…私たちはまだ蜜月なのだから、夜更かししても良いだろうね。」
急にそうギラついた眼差しに変わったルキアスは、僕をグルリとひっくり返して覆い被さって来た。さっきからルキアスの色気にやられていた僕は、手を伸ばしてルキアスの首を引き寄せて囁いた。
「僕も同じ事思ってた…。」
ルキアスの甘い口づけは僕を直ぐに蕩けさせる。強弱をつけて僕の舌を絡め取るので僕は小さく呻きながら、ルキアスと溶け合い出したくてもっと深く舌を突き出すんだ。
「甘い…。マグノリアンはどこもかしこも甘くて美味しい。それに良い匂いだ。」
そう言ってルキアスが僕の耳の下に鼻先を突っ込んで大きく深呼吸するから、僕はくすぐったさと、腰から這い上がるゾクゾクとした感覚に少し震えてしまう。
ルキアスの指が僕の胸の先端をじらす様に優しく撫でて弾くから、僕はもっと強く刺激して欲しくて胸を突き出した。
「マグノリアンはここも大好きだね。この綺麗な色が段々赤みを増していくのを見るのが私も好きだ。我慢できずにこうして硬くシコってしまうのも…。」
ルキアスに言われ放題の僕は、何とか返り討ちにしたくてルキアスの下半身に指を伸ばした。ヌルリとしたその猛々しいルキアスの持ち物は、すっかり臨戦体制で僕の手の中でビクビクと蠢いた。
僕が欲しくて触れてるうちにぬるみが増すのも僕の下半身の奥を疼かせる。僕はルキアスのこの大きさをすっかり覚えて、奥まで抉るその快感を思い出して脱力してしまう。
息が浅くなった僕に、興奮で強張った顔で笑ったルキアスは、僕の窄みをゆっくり撫でて言った。
「ああ、さっきしたばかりだから凄く柔らかい…。」
指を一本抜き挿しされて、思わず甘く呻いてしまう。気持ちいいけど、欲しいのはもっと太くて奥まで届くモノだ。
「…お願い、ルキアスの太いそれでいっぱい擦って…。」
自分が酷く卑猥なことを言っている自覚もないまま、僕はルキアスに欲望のまま懇願していた。
ルキアスは僕の胸の先をキツく吸い上げると、身体を起こして僕を見下ろした。
「マグノリアンは馬鹿みたいに煽ってくる。私のこれが欲しかったら、両脚を抱えて可愛いそこを広げて見せて?」
そう言って見せつける様に自分の逞しい股間を、大きな手でゆっくりと扱いた。ぬらぬらと充血して光る別の生き物の様なそれは、僕に入りたくていきり勃っている。
僕は脚を曲げて開くと、柔らかくなっている窄みを指で左右に広げてルキアスに言った。
「早くちょうだい…?」
結局僕はルキアスに馬鹿みたいに喘がせられて、それはすっかり自業自得ではあったけれど、終わりのない痺れる様な快感に放り出されてベッドをびしょびしょにしてしまった。
動けなくなってしまった僕を抱き上げてソファに移動させてくれたルキアスは、始終ご機嫌でいそいそとベッドのシーツを剥ぎ取ると、新しいシーツとタオルを何枚か敷き込んでもう一度僕をベッドに戻した。
「皇太子であるルキアスが、ベッドを整えることが出来るなんて知らなかったよ。」
僕がそう言って揶揄うと、ルキアスはニヤリと笑って僕の額に唇を押し当てて言った。
「マグノリアンと愛し合ったらベッドが駄目になるのは想定済みだからね。執事に習っておいたんだ。いちいち誰かを呼ぶのは興醒めだろう?それに私は、しどけないマグノリアンを誰の目にも触れさせたくないし。」
僕はクスクス笑うと、ルキアスのこの独占欲がいつまでも続いて欲しいと密かに願った。
僕はルキアスの伴侶として、この国ならではの薬草の品質を底上げする事を自分の楽しみと実利として行う事になった。勿論いずれ王になるルキアスを支える為に背負う役割もあるだろう。
僕の妊娠に関しては、エルフの国でのお披露目の後、足を運んだ御神木での宣誓が効いた様だった。自分でも説明のつかない変化を感じたのは確かで、それから一年経たないうちに懐妊した事が証明になった。
ルキアスは僕の少し膨らんだお腹を手のひらで優しくなぞりながら、満足気な表情を僕に見せて言った。
「マグノリアンはエルフでもあり、人間でもあり、唯一無二の存在だ。そしてこの素晴らしい贈り物は、きっと私たちをもっと幸せにするだろう。
あの夜、何処か満たされなかった私を哀れに思った満月が、マグノリアンに会わせてくれたんだと今でも思っている。マグノリアンは私の運命なんだ。」
ルキアスの目尻が少し光るのを見て、僕はまるで違って見える自分の手を彼の手に重ねて答えた。
「月から僕らの事は丸見えだっただろうね。寂しく思うルキアスが中庭に居てくれて良かった。僕も取り替えっ子として生まれて何処か満たされない部分があったから、丁度ピッタリだと思われたんだよ。
それに離れてしまっても再会できた様に、きっと何度でも僕らは引き寄せあうだろうしね?」
するとルキアスは顔を顰めて僕の手をぎゅっと握った。
「もう、二度と離す気はないが?」
僕はクスクス笑って、ルキアスの顰めた顔に唇を押し当てた。
「ふふ。じゃあ絶対に離さないで。愛してる、ルキアス。」
僕らの運命の恋の物語は、これからもきっと続くんだろうね?
【 完 】
『エルフの国の取り替えっ子は、運命に気づかない!』49話、10万字の中編で完結となりました💕
初めてのエルフ、取り替えっ子、運命をテーマに楽しく書けました🤭
第二王子と皇太子の修羅場を描こうかなとも思ったのですが、皇太子が不憫すぎてやめました(^◇^;)
でも一番可哀想なのはマグノリアンの幼馴染のエルフのヴァルだったかもしれません。少しは楽しい時間を過ごせたって事で勘弁してもらいましょう😅
運命の恋、良い響きですね。二人のイチャイチャも…。楽しんで頂けたなら嬉しいです!笑
★新作『イバラの鎖』昨日から公開開始しました❣️
最近ポップな作品が多いので、シリアスドロドロ禁断の義兄弟BL(貴族風)です。鬼畜、鬼畜(←嫌いじゃない)と呟きながら書いても、なかなか難しいですね。頑張りますので、応援していただけると励みになります!
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完結ありがとうございました❣️
異世界、異種族、取り替えっ子、王族などなど…盛りだくさんの贅沢なお話でしたねー😍
マグノリアンの天性のいたずらっ子気質?には最後までニヤニヤしながら読んじゃいました💖
個人的には途中の記憶が流れてきた箇所、誰の記憶なんだろ?とけっこう長く思ってたので完結までに知る事ができて良かったです☺️
だってコプラさんのお話ですから、人外(カワウソや馬)の記憶でもおかしくないじゃないですか?w
どんな記憶でもドンと来い!と妄想しながら読んでたの私だけかなぁ〜🤣
カミルさん、いつも感想をありがとうございます😊感想は作者にとってはエネルギーの元なのでとっても嬉しいです♪
人外の記憶⁉️うわー、それも楽しそうだったw
思わず以前の作品の、アバターじゃない青い鱗族思い出してしまいました笑(紋様皇子ね…。)ついでに過去の長編のくせに未完になってる二作品とか。最近の恋愛ものとか!うっ…、読み直して書かなくちゃ!
宿題を思い出させて下さってありがとうございます😭これからもありがたい感想お待ちしています💕←図々しい😌
そういえば、今更の質問ですがマグノリアンと同じように人間界に取り替えっ子になったエルフもいるのでしょうか?他の作品の取り替えっ子を読んで見たら取り替えっ子はだいたい二人でてくるので。
わかりみ!一応この世界に居ない人間が取り替えっ子のイメージなので、例えば違う世界線でエルフっぽい人がいるかもしれません的な。この点には触れてないので、触れないとですね!
感想ありがとうございます😊
おおおぉ〜🥹リキアス、がんばれ!!
リアン、思い出して!!
弟くんには悪いけど私は兄ちゃん推しです❣️❣️❣️
今年もよろしくお願いします😊
ルキアス、案外直球勝負ですよね…。記憶は戻らなさそうだけど、マグノリアンを落とせるでしょうか⁉️
更新ゆっくり目ですがお楽しみに🧡
いつもありがとうございます!