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運命
夢中になって※
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何度目かのルキアスの部屋に引っ張り込まれて、僕らは遠慮のない口づけに夢中になった。いつでもルキアスとの口づけは素敵だけど、今日はいつも以上にゾクゾクして蕩けそうだ。
お互いに舌を絡ませたり、口の中を柔らかく撫で合うと、果ての無いその愛撫にすっかり昂った身体が切なく疼いてしまう。僕から顔を引き剥がしたルキアスが苦笑して言った。
「…晩餐会にしわくちゃの衣装で出るわけに行かないな。」
僕はハッとして忍び笑いをすると、手を引かれるまま寝室へ向かった。
「ふふ。きっとそうなら、皆の方が気まずいだろうね。」
ルキアスは声を立てて笑って僕の衣装を脱がせ始めた。僕はルキアスのそんな明るい笑い声を初めて聞いた気がして、思わずじっと見つめてしまった。
僕の視線に気づいたルキアスが僕に問いかける様な視線を送ってくるので、僕は微笑んで答えた。
「ルキアスのそんな笑い声を初めて聞いた気がして。ルキアスが幸せそうで僕も嬉しい。」
僕がそう言うと、ルキアスは全裸になった僕を手のひらで撫でながら呟いた。
「マグノリアンだけだよ。私を心から笑わせるのは。私はマグノリアンの側に居れば一生幸せに笑っていられる自信があるんだ。だから、マグノリアンもそうであって欲しいと願ってる。」
僕はルキアスの愛の言葉に喜びで胸がいっぱいになったけれど、ルキアスの熱い手のひらに身体はじわじわと燻されてしまう。
「ルキアス、そんな事されたら僕何も考えられなくなっちゃうよ。」
ルキアスに股間を悪戯に弄られて、僕は甘い吐息を吐いて文句を言った。するとルキアスは諦めた様に手を離すと、手早く自分の衣装を脱いで行った。
鍛えられた筋肉が顕になるにつれて、僕は口の中が乾いていった。ああ、凄い。いつ見てもルキアスの分厚い筋肉が、あの衣装の中に隠れているのが不思議な気がする。
それから現れた、臍に張り付く様な上向いたシンボルが、僕の視線を虜にした。
「マグノリアンにそんな目で見つめられたら、壊してしまわない様に気をつけないと…。」
そうぶつぶつ言いながら、ルキアスは僕の手を引いてベッドへと押し倒した。
「ああ、やっとだ。マグノリアンが居なくなってから、思い出だけで生きてきたんだ。必ず戻ると信じていたけれど、今回の急な縁談話に怒りが湧いて胸が焼かれたから、今こうしてマグノリアンが腕の中にいるのが何だか信じられない。」
そう言ってルキアスは僕に恭しい口づけをした。僕は熱い身体を押し付けて、ルキアスの唇の内側を舌でなぞり返した。直ぐにさっきの続きとばかり、ルキアスは僕の舌を捉えて甘噛みして軽く吸った。
ああ、僕の好きな口づけをすっかり知られてしまった。そう思う間もなく、這い回る指先に僕の胸の先端を押し潰されて、僕はくぐもった悲鳴を上げてしまった。
気持ち良さで重なる股間がすっかり濡れているのも感じられて、僕は重い瞼を少し開けた。
ルキアスの灰色の瞳が僕をじっと見つめていたのを知って、僕は恥ずかしさと興奮に少し震えた。
「そんな見ないで…。」
そう言うと、ルキアスは真剣な表情で囁いた。
「見たいんだ。マグノリアンの全てを。私の愛撫で感じるその顔を見逃したくない。」
僕はルキアスの愛の重さを感じて、嬉しさに笑みを浮かべながら自分の腰を押し付ける様に揺らめかせた。
「もうね…。僕もルキアスを感じたい。」
僕は起き上がると、ルキアスの足の方へと顔を向けた。ルキアスは僕の背中や腰を掴むと、待ちきれない僕の震える股間を舐った。
ルキアスに四つん這いになって覆い被さった僕は、愛撫の度にビクンと身体をしならせながら、目の前にそそり立つ濡れたそれを手で撫で回した。その度に手の中でヒクつくそれが妙に愛おしくて、僕はルキアス自身を手に持つと唇に押し当てた。
脈うつ興奮が伝わってくる様で、僕はチロチロと舌を尖らせて窪みをなぞった。
ルキアスの呻く様な甘いため息に励まされて、僕はすっかり我を忘れて逞しいそれを更に張り詰めさせた。けれど、ルキアスが僕の中へぬるついた指を押し込んで撫で始めると、僕は瞼をぎゅっと瞑って快感に喘いでしまう。
すっかり集中力を失った僕は、もう四つん這いになっているのもやっとだ。
「あぁっ、ルキアス…!それされたら、もう舐められないよ。」
すると起き上がったルキアスに僕はグルンとひっくり返されてしまった。僕を見下ろしたルキアスは胸の先端をひとつずつ、見せつける様にキツく吸い上げて濡れた口元を手の甲で拭った。
「ああ、もう十分だ。私のこれがマグノリアンに入りたくてウズウズしてるよ。」
そう言うと僕の片足を肩にかけて、一気に僕に挿れてきた。
「あ゛あぁっ!んぁ…!」
久しぶりのルキアスの存在感に、僕の身体は喜んで仰け反った。そしてゆっくりと、でも休みなく僕の良い所を狙って突いてくるから、僕は強烈な刺激に胸を突き出した。
けれどもルキアスの指先がその胸を摘んで押しつぶすから、僕の身体は痺れる様な快感を下半身に送り出してしまう。ああ、もう苦しいくらいの気持ち良さに飛びそうだ。
けれども、ルキアスも僕と同様に切羽詰まっていたみたいだ。不意に覆い被さると、高く持ち上げた僕の腰目掛けて上から突き刺す様に、自分の太いそれを激しく出し挿れし始めた。
部屋に響く自分の嬌声を耳にしながら、容赦のないルキアスの腰の動きで、僕は絶頂目指して駆け上がっていった。息の止まるその快感に頭の中が真っ白になったその時、ルキアスの吠える様な甘い声が聞こえた。
そして何度かゆっくりと突かれる度に、自分のお腹の上が温かいもので濡れる気がしたのは気のせいかな。
繋がったまま身体を動かしたルキアスは、卑猥な音を立ててゆっくりと僕から出て行った。
「ああ、良い眺めだ。早くマグノリアンに孕ませたい…。」
そんな事を言うルキアスに、僕は瞼を上げて笑いながら呟いた。
「僕はもうちょっと二人で楽しみたいけど…。でも、結婚しないと御神木の宣誓が出来ないでしょ?そうしないと妊娠も出来ないよ。」
するとルキアスが目を丸くして言った。
「…エルフの国ではそうなのか?こちらは教会で特別な祈りと処置が必要なんだが。マグノリアンは人間だから、教会じゃないのか?」
予想もしない言葉に僕も目を見開いた。僕はどっちが有効なの?
お互いに舌を絡ませたり、口の中を柔らかく撫で合うと、果ての無いその愛撫にすっかり昂った身体が切なく疼いてしまう。僕から顔を引き剥がしたルキアスが苦笑して言った。
「…晩餐会にしわくちゃの衣装で出るわけに行かないな。」
僕はハッとして忍び笑いをすると、手を引かれるまま寝室へ向かった。
「ふふ。きっとそうなら、皆の方が気まずいだろうね。」
ルキアスは声を立てて笑って僕の衣装を脱がせ始めた。僕はルキアスのそんな明るい笑い声を初めて聞いた気がして、思わずじっと見つめてしまった。
僕の視線に気づいたルキアスが僕に問いかける様な視線を送ってくるので、僕は微笑んで答えた。
「ルキアスのそんな笑い声を初めて聞いた気がして。ルキアスが幸せそうで僕も嬉しい。」
僕がそう言うと、ルキアスは全裸になった僕を手のひらで撫でながら呟いた。
「マグノリアンだけだよ。私を心から笑わせるのは。私はマグノリアンの側に居れば一生幸せに笑っていられる自信があるんだ。だから、マグノリアンもそうであって欲しいと願ってる。」
僕はルキアスの愛の言葉に喜びで胸がいっぱいになったけれど、ルキアスの熱い手のひらに身体はじわじわと燻されてしまう。
「ルキアス、そんな事されたら僕何も考えられなくなっちゃうよ。」
ルキアスに股間を悪戯に弄られて、僕は甘い吐息を吐いて文句を言った。するとルキアスは諦めた様に手を離すと、手早く自分の衣装を脱いで行った。
鍛えられた筋肉が顕になるにつれて、僕は口の中が乾いていった。ああ、凄い。いつ見てもルキアスの分厚い筋肉が、あの衣装の中に隠れているのが不思議な気がする。
それから現れた、臍に張り付く様な上向いたシンボルが、僕の視線を虜にした。
「マグノリアンにそんな目で見つめられたら、壊してしまわない様に気をつけないと…。」
そうぶつぶつ言いながら、ルキアスは僕の手を引いてベッドへと押し倒した。
「ああ、やっとだ。マグノリアンが居なくなってから、思い出だけで生きてきたんだ。必ず戻ると信じていたけれど、今回の急な縁談話に怒りが湧いて胸が焼かれたから、今こうしてマグノリアンが腕の中にいるのが何だか信じられない。」
そう言ってルキアスは僕に恭しい口づけをした。僕は熱い身体を押し付けて、ルキアスの唇の内側を舌でなぞり返した。直ぐにさっきの続きとばかり、ルキアスは僕の舌を捉えて甘噛みして軽く吸った。
ああ、僕の好きな口づけをすっかり知られてしまった。そう思う間もなく、這い回る指先に僕の胸の先端を押し潰されて、僕はくぐもった悲鳴を上げてしまった。
気持ち良さで重なる股間がすっかり濡れているのも感じられて、僕は重い瞼を少し開けた。
ルキアスの灰色の瞳が僕をじっと見つめていたのを知って、僕は恥ずかしさと興奮に少し震えた。
「そんな見ないで…。」
そう言うと、ルキアスは真剣な表情で囁いた。
「見たいんだ。マグノリアンの全てを。私の愛撫で感じるその顔を見逃したくない。」
僕はルキアスの愛の重さを感じて、嬉しさに笑みを浮かべながら自分の腰を押し付ける様に揺らめかせた。
「もうね…。僕もルキアスを感じたい。」
僕は起き上がると、ルキアスの足の方へと顔を向けた。ルキアスは僕の背中や腰を掴むと、待ちきれない僕の震える股間を舐った。
ルキアスに四つん這いになって覆い被さった僕は、愛撫の度にビクンと身体をしならせながら、目の前にそそり立つ濡れたそれを手で撫で回した。その度に手の中でヒクつくそれが妙に愛おしくて、僕はルキアス自身を手に持つと唇に押し当てた。
脈うつ興奮が伝わってくる様で、僕はチロチロと舌を尖らせて窪みをなぞった。
ルキアスの呻く様な甘いため息に励まされて、僕はすっかり我を忘れて逞しいそれを更に張り詰めさせた。けれど、ルキアスが僕の中へぬるついた指を押し込んで撫で始めると、僕は瞼をぎゅっと瞑って快感に喘いでしまう。
すっかり集中力を失った僕は、もう四つん這いになっているのもやっとだ。
「あぁっ、ルキアス…!それされたら、もう舐められないよ。」
すると起き上がったルキアスに僕はグルンとひっくり返されてしまった。僕を見下ろしたルキアスは胸の先端をひとつずつ、見せつける様にキツく吸い上げて濡れた口元を手の甲で拭った。
「ああ、もう十分だ。私のこれがマグノリアンに入りたくてウズウズしてるよ。」
そう言うと僕の片足を肩にかけて、一気に僕に挿れてきた。
「あ゛あぁっ!んぁ…!」
久しぶりのルキアスの存在感に、僕の身体は喜んで仰け反った。そしてゆっくりと、でも休みなく僕の良い所を狙って突いてくるから、僕は強烈な刺激に胸を突き出した。
けれどもルキアスの指先がその胸を摘んで押しつぶすから、僕の身体は痺れる様な快感を下半身に送り出してしまう。ああ、もう苦しいくらいの気持ち良さに飛びそうだ。
けれども、ルキアスも僕と同様に切羽詰まっていたみたいだ。不意に覆い被さると、高く持ち上げた僕の腰目掛けて上から突き刺す様に、自分の太いそれを激しく出し挿れし始めた。
部屋に響く自分の嬌声を耳にしながら、容赦のないルキアスの腰の動きで、僕は絶頂目指して駆け上がっていった。息の止まるその快感に頭の中が真っ白になったその時、ルキアスの吠える様な甘い声が聞こえた。
そして何度かゆっくりと突かれる度に、自分のお腹の上が温かいもので濡れる気がしたのは気のせいかな。
繋がったまま身体を動かしたルキアスは、卑猥な音を立ててゆっくりと僕から出て行った。
「ああ、良い眺めだ。早くマグノリアンに孕ませたい…。」
そんな事を言うルキアスに、僕は瞼を上げて笑いながら呟いた。
「僕はもうちょっと二人で楽しみたいけど…。でも、結婚しないと御神木の宣誓が出来ないでしょ?そうしないと妊娠も出来ないよ。」
するとルキアスが目を丸くして言った。
「…エルフの国ではそうなのか?こちらは教会で特別な祈りと処置が必要なんだが。マグノリアンは人間だから、教会じゃないのか?」
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