49 / 84
精霊の正体
これは本能?※
しおりを挟む
破裂しそうな僕自身をぎゅっと握って、ケルビンはうっそりと笑った気がした。僕は自分の事で精一杯で、ヒクヒクと腰を震わせることしか出来ない。
胸をじゅっと吸われただけで、馬鹿みたいに叫んでしまった。ああ、何て気持ちいいの…?ねちっこく愛撫を続けるケルビンも息遣いが荒くて、僕たちは見つめ合った。
「パトリック、可愛い…。ああ、俺どうしよう。」
少し弱気な言葉を吐くくせに、ズルリと自分のズボンを引き下げて目つきはギラついてるんだ。僕のものと自分のものを一緒に重ねて、押し付けるように腰を回すケルビンの刺激に、僕はヒクヒクと何度となく逝ってしまっていた。
ケルビンが僕の首に鼻先を押し付けながら、滑りの良くなったソレを一緒に握りしめてヌチヌチと音を立てるから、僕はまたチカチカする快感へと飛ばされていく。
「あ、ダメダメっ!んん~っ!」
僕は大きくしなりながら、出してはいけないものを出してしまった。同時にどぷっと僕のお腹にケルビンの熱い飛沫が掛かって、僕たちはお互いにしがみつきながら快楽を吐き出したんだ。
僕がぼんやりしていると、ケルビンが少し伸びた犬歯を唇から覗かせて僕の顔を覗き込んだ。
「…パトリック、大丈夫か?随分何度も逝ってたけど。」
そう言う事ははっきり言って欲しくないって、ケルビンはどうして分からないのかな。僕がヘソを曲げるくらいには正気になったのを見て、ケルビンは妙に甘ったるい声で僕に言った。
「…お前には処理かもしれないけど、俺はそう言う気持ちでしてないから。…もう大丈夫そう?まだダメならもう一回するけど。」
僕はケルビンが妙にキラキラして見える気がして、慌てて首を振って喘ぎすぎて枯れた声で言った。
「ん。…大丈夫そう。ありがと。どうなるかと思ったけど。」
僕たちはそれ以上何も言えなくなってしまって、お互い自分の身体を改めて見下ろした。うわっ、目に毒過ぎる。シャツだけ引っ掛かっている僕の生っ白い裸のお腹には、自分とケルビンのモノがべっとりっとくっついている。
それは自分が見ても卑猥で、思わずケルビンを見上げると、ケルビンもまた僕のそのやばい状態を凝視していた。その時、ケルビンの脚の間が既に持ち上がって来ている事に気づいてしまった。
冷静になれば怖いくらいの存在感に、僕は慌てて後ろを向いてドキドキしながらリュックからタオルを取り出したんだ。汚れをサッと拭き取っていると、ケルビンが後ろから僕を抱きかかえた。
「…本当にもう大丈夫なのか?パトリック。」
胸をじゅっと吸われただけで、馬鹿みたいに叫んでしまった。ああ、何て気持ちいいの…?ねちっこく愛撫を続けるケルビンも息遣いが荒くて、僕たちは見つめ合った。
「パトリック、可愛い…。ああ、俺どうしよう。」
少し弱気な言葉を吐くくせに、ズルリと自分のズボンを引き下げて目つきはギラついてるんだ。僕のものと自分のものを一緒に重ねて、押し付けるように腰を回すケルビンの刺激に、僕はヒクヒクと何度となく逝ってしまっていた。
ケルビンが僕の首に鼻先を押し付けながら、滑りの良くなったソレを一緒に握りしめてヌチヌチと音を立てるから、僕はまたチカチカする快感へと飛ばされていく。
「あ、ダメダメっ!んん~っ!」
僕は大きくしなりながら、出してはいけないものを出してしまった。同時にどぷっと僕のお腹にケルビンの熱い飛沫が掛かって、僕たちはお互いにしがみつきながら快楽を吐き出したんだ。
僕がぼんやりしていると、ケルビンが少し伸びた犬歯を唇から覗かせて僕の顔を覗き込んだ。
「…パトリック、大丈夫か?随分何度も逝ってたけど。」
そう言う事ははっきり言って欲しくないって、ケルビンはどうして分からないのかな。僕がヘソを曲げるくらいには正気になったのを見て、ケルビンは妙に甘ったるい声で僕に言った。
「…お前には処理かもしれないけど、俺はそう言う気持ちでしてないから。…もう大丈夫そう?まだダメならもう一回するけど。」
僕はケルビンが妙にキラキラして見える気がして、慌てて首を振って喘ぎすぎて枯れた声で言った。
「ん。…大丈夫そう。ありがと。どうなるかと思ったけど。」
僕たちはそれ以上何も言えなくなってしまって、お互い自分の身体を改めて見下ろした。うわっ、目に毒過ぎる。シャツだけ引っ掛かっている僕の生っ白い裸のお腹には、自分とケルビンのモノがべっとりっとくっついている。
それは自分が見ても卑猥で、思わずケルビンを見上げると、ケルビンもまた僕のそのやばい状態を凝視していた。その時、ケルビンの脚の間が既に持ち上がって来ている事に気づいてしまった。
冷静になれば怖いくらいの存在感に、僕は慌てて後ろを向いてドキドキしながらリュックからタオルを取り出したんだ。汚れをサッと拭き取っていると、ケルビンが後ろから僕を抱きかかえた。
「…本当にもう大丈夫なのか?パトリック。」
21
お気に入りに追加
504
あなたにおすすめの小説

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。

獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。

僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる