獣人てやつは本能に抗えない問題

コプラ@貧乏令嬢〜コミカライズ12/26

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精霊の正体

これは本能?※

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破裂しそうな僕自身をぎゅっと握って、ケルビンはうっそりと笑った気がした。僕は自分の事で精一杯で、ヒクヒクと腰を震わせることしか出来ない。

胸をじゅっと吸われただけで、馬鹿みたいに叫んでしまった。ああ、何て気持ちいいの…?ねちっこく愛撫を続けるケルビンも息遣いが荒くて、僕たちは見つめ合った。


「パトリック、可愛い…。ああ、俺どうしよう。」

少し弱気な言葉を吐くくせに、ズルリと自分のズボンを引き下げて目つきはギラついてるんだ。僕のものと自分のものを一緒に重ねて、押し付けるように腰を回すケルビンの刺激に、僕はヒクヒクと何度となく逝ってしまっていた。

ケルビンが僕の首に鼻先を押し付けながら、滑りの良くなったソレを一緒に握りしめてヌチヌチと音を立てるから、僕はまたチカチカする快感へと飛ばされていく。


「あ、ダメダメっ!んん~っ!」

僕は大きくしなりながら、出してはいけないものを出してしまった。同時にどぷっと僕のお腹にケルビンの熱い飛沫が掛かって、僕たちはお互いにしがみつきながら快楽を吐き出したんだ。

僕がぼんやりしていると、ケルビンが少し伸びた犬歯を唇から覗かせて僕の顔を覗き込んだ。


「…パトリック、大丈夫か?随分何度も逝ってたけど。」

そう言う事ははっきり言って欲しくないって、ケルビンはどうして分からないのかな。僕がヘソを曲げるくらいには正気になったのを見て、ケルビンは妙に甘ったるい声で僕に言った。

「…お前には処理かもしれないけど、俺はそう言う気持ちでしてないから。…もう大丈夫そう?まだダメならもう一回するけど。」


僕はケルビンが妙にキラキラして見える気がして、慌てて首を振って喘ぎすぎて枯れた声で言った。

「ん。…大丈夫そう。ありがと。どうなるかと思ったけど。」

僕たちはそれ以上何も言えなくなってしまって、お互い自分の身体を改めて見下ろした。うわっ、目に毒過ぎる。シャツだけ引っ掛かっている僕の生っ白い裸のお腹には、自分とケルビンのモノがべっとりっとくっついている。


それは自分が見ても卑猥で、思わずケルビンを見上げると、ケルビンもまた僕のそのやばい状態を凝視していた。その時、ケルビンの脚の間が既に持ち上がって来ている事に気づいてしまった。

冷静になれば怖いくらいの存在感に、僕は慌てて後ろを向いてドキドキしながらリュックからタオルを取り出したんだ。汚れをサッと拭き取っていると、ケルビンが後ろから僕を抱きかかえた。


「…本当にもう大丈夫なのか?パトリック。」





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