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僕を成すもの
束の間の安息!?
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最終的に両親は戸惑いながらも僕がオメガになってしまった事を受け入れてくれた。それはやっぱり親の愛を感じて嬉しかったんだ。
電話越しにだけど、姉にも少し早めの年末年始の挨拶を兼ねて直接報告することが出来た。当然鼓膜が破れるかの如く驚き表明は感じたけれど、その直ぐ後には身体の事を心配してくれた。
僕ら姉弟は6歳差という事もあって取り立てて接点が多かった訳じゃない。だけどおもちゃにされたというか、可愛がって貰っていたのは感じていたものの、成長してからは気づけばすっかり大人の仲間入りをしていた姉と顔を合わす事も少なかった。
それでも僕がオメガになってしまった事に関して言えば酷く驚いて興奮していた。
「陽太は昔から可愛かったから、そう違和感はないけどねぇ。はぁ、ちょっと写真送ってくれない?ある意味生まれ変わりの陽太をインプットしなくちゃ。身体の調子が落ち着いたのは良かったけど、色々慣れなくて大変そうよね?
今度向こうで会いましょ。ね?」
僕に口を挟む暇を与えずに、姉は言いたい事を言うだけ言って電話が切れた。相変わらずの勢いに懐かしさが込み上げてきて、僕は思わず笑っていた。
「姉ちゃん、相変わらずだね。戦車みたいだ。」
「…あの子は昔からそうだから。大人になってあれでも落ち着いた方よ。いつも陽太と半分半分にしたら丁度良いって言ってたわよね。」
おっとりとして大人しかった僕と嵐のような姉は、確かに性格の分量の配分を偏らせた感がある。僕はクスッと笑って母さんを見た。
「でも僕も大学行ってだいぶ自己主張する様になったんだよ。」
父さんがテレビから目を上げて僕を見て、頷いた。
「ああ、そうかもな。昔の陽太もらしくて良かったが、今も表情が明るいから今回の事でそこまで心配しなくても良いって安心してるんだ。」
両親に見つめられて、ある意味居た堪れなくなった僕は母さんから自転車の鍵を受け取ると玄関で靴を履いた。
「ねぇ、一人で平気?オメガって一人で行動しても大丈夫なのかしら。」
玄関に顔を出した母さんが心配そうにぶつぶつ言っている。僕は笑ってボアのコートを羽織ると母さんを安心させるように笑った。
「平気だよ。一人でいて拉致されるような訳じゃないからね。ちょっと駅前ぶらついてカフェ行ってくるよ。何か買い物して来ようか?」
僕が戸惑ったように、家族もまた一人息子の変化に戸惑っているようだった。その空気の中でずっと過ごすのはちょっと耐え切れずに、僕は一人になろうと家を出た。
ナビの導きで自転車を走らせると、中々の爽快感だった。冷たい風も気持ち良い。クリスマスで賑わう街の空気の中、知り合いのいないこの土地で過ごす事が案外息抜きになっている事を認めないわけにはいかなかった。
ただ地方はやっぱりアルファもオメガも絶対数が少ないので、時々見られているのを感じるけれど、ネックガードを見せている訳じゃないので気のせいかもしれない。
もしオメガとして認知されてるとしても、後天性オメガとして物珍しげに見られている訳じゃないので気は楽だ。
両親に何かクリスマスプレゼントを選ぼうかと当てもなく店先を見ていると、側に誰かが立っているのを感じた。邪魔になっているのかと顔を上げて避けようとすると、目の前の若い綺麗な男は僕をじっと見つめている。
「見ない顔だね、君オメガでしょ。」
不躾に声を掛けてきた男に警戒感が増して、僕は黙って隣の店の方へ歩き出した。…こんな風に気軽に声を掛けてくるのは地方あるあるなのかな。
「ああ、ごめん。俺自分と同じ男のオメガに会うのそう滅多にないもんだから、つい声掛けちゃったんだ。変な勧誘とかじゃないから安心してよ。」
そう言って明るく笑う男は確かに首元にネックガードを見せていた。一方タートルネックで隠していた僕は、そうやって声を掛けられるほどもうすっかりオメガっぽいのかと複雑な気分だった。
「…男のオメガって少ないの?」
気楽な感じで声を掛けてきた同世代に見える男に釣られて、僕は商品を手に取りながら思わず答えていた。
「…!そうそう、少ないよ。ここなんてさ同世代だと全員知り合いって感じだもん。女子のオメガは結構怖いからさ、結局気の合う相手なんてそう居ないって訳。だから知らない顔のオメガの男見たら嬉しくて声掛けちゃった。はは。ごめんね~。
もしかして観光客とか?」
「…まぁ、そんな感じ。ここは初めてだからあまりよく知らなくて。」
途端にそのオメガの男は綺麗な顔を綻ばして、周囲を見回して言った。
「何かプレゼントでも選んでる感じ?ここよりあっちのファッションビルの方が充実してるよ。…恋人用?」
「ううん。両親に何か良いものがあればと思って。」
するとその男は少し考え込んでから、スマホを検索して呟いた。
「食器とかどう?趣味の良い食器屋が近くにあるんだ。連れてってあげるよ。値段もピンキリだから手頃なものもあるし。」
店先を眺めていてもプレゼントに良いもの考えつかなかったので、僕はその提案に乗ることにした。
「俺、溝渕隼也。高校三年。あんたは?」
歩きながら喋り倒している人懐っこい男の勢いで、僕は迷いながらも答えていた。
「僕は田中。君のひとつ上かな。あの、遠いようならそこじゃなくても良いんだ。あまり知らない場所へ行くのは困るって言うか。ほら、迷っちゃうし。」
「ああ、大丈夫。ほら、店の看板見えてきたでしょ。」
ファッションビルを出て街の中を少し歩くと細い道に食器屋の看板がライトアップされていた。怪しい感じはなかったので、僕は内心ホッとして溝渕という高校生の後をついて行った。
食器が並ぶその店に一緒に入ると、数人の客がチラッと溝渕くんに目をやるのが分かった。さらりとした肩までの長い髪と小作りの小さな顔は綺麗で確かに他人目を惹く。
見かけより中身は豪快な感じだけど…。
結局洒落た焼き物の多目的カップをペアで包んで貰って、僕は両親への戦利品を手にすることが出来た。
「ありがとう、溝渕くん。お陰で良いプレゼントがゲット出来たよ。…時間があるならどこかでお茶でもする?奢らせてよ。」
溝渕くんは目を輝かせてにっこりした。
「ほんと!?やったぁ。全然時間あるよ。今日は予定が急に空いちゃって不貞腐れてたんだ。お陰で田中くんに会えたから嬉しいよ。」
どこまでも陽キャというか、人懐っこさを見せる溝渕くんに僕は何処か羨望のような物を感じていた。溝渕くんにはオメガとしてバランスが良い感じがする。僕の知るオメガは取っ付きにくくてお高く止まっている。
若者で賑わう街中の洒落たカフェに一緒に入りながら、僕はやっぱり周囲の視線を感じた。
「もしかして溝渕くんて有名人なの?結構どこでも注目されてる気がするんだけど。」
すると溝渕くんは初めて顔を顰めて口を尖らせた。
「僕が有名なんじゃなくて、きっと婚約者が有名なんだと思うよ。今どき政略結婚なんて有り得ないでしょ。」
「政略結婚!?初めて聞いたよ、僕。溝渕くんて婚約者がいるんだね。」
ため息をつきながら溝渕くんはメニューを広げて言った。
「なんかさ、養子に入ることが決まってるアルファだから、絶対オメガと結婚が必須らしいんだ。たまたま俺の親がその養子先と知り合いで、なんか話が進んじゃったんだよね。
普通は恋をして番になるんじゃないのかな。俺、人生詰んだ気がするよ。」
僕には考えられない話だったので、思わず眉を顰めて呟いた。
「その婚約者のこと、嫌いなの?」
すると溝渕くんは、強張った顔を見せて忌々しげに言い放った。
「あいつが俺を気に入らないんじゃない?何考えてるかわかんないんだよ、そいつ。」
メニューを眺める溝渕くんの長い睫毛を見つめながら、僕は店の入り口にスーツを着たいかにもなアルファの男が店内を見回しているのに気づいた。そして僕と目が合った後、溝渕くんに目をやるとゆっくりと近づいてきた。
「ね、溝渕くん。」
僕が声を掛けた直ぐ後で、そのスーツの男はテーブルの直ぐ側に立って僕らを見下ろした。
「連絡くらい見て下さい、隼也さん。」
溝渕くんはその男に目もくれないで、相変わらずメニューから目を上げないで言った。
「すっぽかしたのはそっちじゃん。俺が気にする必要ある?」
重苦しい空気がテーブルに漂って、僕は小さく息を吸い込んだ。…何だこれ。もしかして痴話喧嘩に巻き込まれてる!?
電話越しにだけど、姉にも少し早めの年末年始の挨拶を兼ねて直接報告することが出来た。当然鼓膜が破れるかの如く驚き表明は感じたけれど、その直ぐ後には身体の事を心配してくれた。
僕ら姉弟は6歳差という事もあって取り立てて接点が多かった訳じゃない。だけどおもちゃにされたというか、可愛がって貰っていたのは感じていたものの、成長してからは気づけばすっかり大人の仲間入りをしていた姉と顔を合わす事も少なかった。
それでも僕がオメガになってしまった事に関して言えば酷く驚いて興奮していた。
「陽太は昔から可愛かったから、そう違和感はないけどねぇ。はぁ、ちょっと写真送ってくれない?ある意味生まれ変わりの陽太をインプットしなくちゃ。身体の調子が落ち着いたのは良かったけど、色々慣れなくて大変そうよね?
今度向こうで会いましょ。ね?」
僕に口を挟む暇を与えずに、姉は言いたい事を言うだけ言って電話が切れた。相変わらずの勢いに懐かしさが込み上げてきて、僕は思わず笑っていた。
「姉ちゃん、相変わらずだね。戦車みたいだ。」
「…あの子は昔からそうだから。大人になってあれでも落ち着いた方よ。いつも陽太と半分半分にしたら丁度良いって言ってたわよね。」
おっとりとして大人しかった僕と嵐のような姉は、確かに性格の分量の配分を偏らせた感がある。僕はクスッと笑って母さんを見た。
「でも僕も大学行ってだいぶ自己主張する様になったんだよ。」
父さんがテレビから目を上げて僕を見て、頷いた。
「ああ、そうかもな。昔の陽太もらしくて良かったが、今も表情が明るいから今回の事でそこまで心配しなくても良いって安心してるんだ。」
両親に見つめられて、ある意味居た堪れなくなった僕は母さんから自転車の鍵を受け取ると玄関で靴を履いた。
「ねぇ、一人で平気?オメガって一人で行動しても大丈夫なのかしら。」
玄関に顔を出した母さんが心配そうにぶつぶつ言っている。僕は笑ってボアのコートを羽織ると母さんを安心させるように笑った。
「平気だよ。一人でいて拉致されるような訳じゃないからね。ちょっと駅前ぶらついてカフェ行ってくるよ。何か買い物して来ようか?」
僕が戸惑ったように、家族もまた一人息子の変化に戸惑っているようだった。その空気の中でずっと過ごすのはちょっと耐え切れずに、僕は一人になろうと家を出た。
ナビの導きで自転車を走らせると、中々の爽快感だった。冷たい風も気持ち良い。クリスマスで賑わう街の空気の中、知り合いのいないこの土地で過ごす事が案外息抜きになっている事を認めないわけにはいかなかった。
ただ地方はやっぱりアルファもオメガも絶対数が少ないので、時々見られているのを感じるけれど、ネックガードを見せている訳じゃないので気のせいかもしれない。
もしオメガとして認知されてるとしても、後天性オメガとして物珍しげに見られている訳じゃないので気は楽だ。
両親に何かクリスマスプレゼントを選ぼうかと当てもなく店先を見ていると、側に誰かが立っているのを感じた。邪魔になっているのかと顔を上げて避けようとすると、目の前の若い綺麗な男は僕をじっと見つめている。
「見ない顔だね、君オメガでしょ。」
不躾に声を掛けてきた男に警戒感が増して、僕は黙って隣の店の方へ歩き出した。…こんな風に気軽に声を掛けてくるのは地方あるあるなのかな。
「ああ、ごめん。俺自分と同じ男のオメガに会うのそう滅多にないもんだから、つい声掛けちゃったんだ。変な勧誘とかじゃないから安心してよ。」
そう言って明るく笑う男は確かに首元にネックガードを見せていた。一方タートルネックで隠していた僕は、そうやって声を掛けられるほどもうすっかりオメガっぽいのかと複雑な気分だった。
「…男のオメガって少ないの?」
気楽な感じで声を掛けてきた同世代に見える男に釣られて、僕は商品を手に取りながら思わず答えていた。
「…!そうそう、少ないよ。ここなんてさ同世代だと全員知り合いって感じだもん。女子のオメガは結構怖いからさ、結局気の合う相手なんてそう居ないって訳。だから知らない顔のオメガの男見たら嬉しくて声掛けちゃった。はは。ごめんね~。
もしかして観光客とか?」
「…まぁ、そんな感じ。ここは初めてだからあまりよく知らなくて。」
途端にそのオメガの男は綺麗な顔を綻ばして、周囲を見回して言った。
「何かプレゼントでも選んでる感じ?ここよりあっちのファッションビルの方が充実してるよ。…恋人用?」
「ううん。両親に何か良いものがあればと思って。」
するとその男は少し考え込んでから、スマホを検索して呟いた。
「食器とかどう?趣味の良い食器屋が近くにあるんだ。連れてってあげるよ。値段もピンキリだから手頃なものもあるし。」
店先を眺めていてもプレゼントに良いもの考えつかなかったので、僕はその提案に乗ることにした。
「俺、溝渕隼也。高校三年。あんたは?」
歩きながら喋り倒している人懐っこい男の勢いで、僕は迷いながらも答えていた。
「僕は田中。君のひとつ上かな。あの、遠いようならそこじゃなくても良いんだ。あまり知らない場所へ行くのは困るって言うか。ほら、迷っちゃうし。」
「ああ、大丈夫。ほら、店の看板見えてきたでしょ。」
ファッションビルを出て街の中を少し歩くと細い道に食器屋の看板がライトアップされていた。怪しい感じはなかったので、僕は内心ホッとして溝渕という高校生の後をついて行った。
食器が並ぶその店に一緒に入ると、数人の客がチラッと溝渕くんに目をやるのが分かった。さらりとした肩までの長い髪と小作りの小さな顔は綺麗で確かに他人目を惹く。
見かけより中身は豪快な感じだけど…。
結局洒落た焼き物の多目的カップをペアで包んで貰って、僕は両親への戦利品を手にすることが出来た。
「ありがとう、溝渕くん。お陰で良いプレゼントがゲット出来たよ。…時間があるならどこかでお茶でもする?奢らせてよ。」
溝渕くんは目を輝かせてにっこりした。
「ほんと!?やったぁ。全然時間あるよ。今日は予定が急に空いちゃって不貞腐れてたんだ。お陰で田中くんに会えたから嬉しいよ。」
どこまでも陽キャというか、人懐っこさを見せる溝渕くんに僕は何処か羨望のような物を感じていた。溝渕くんにはオメガとしてバランスが良い感じがする。僕の知るオメガは取っ付きにくくてお高く止まっている。
若者で賑わう街中の洒落たカフェに一緒に入りながら、僕はやっぱり周囲の視線を感じた。
「もしかして溝渕くんて有名人なの?結構どこでも注目されてる気がするんだけど。」
すると溝渕くんは初めて顔を顰めて口を尖らせた。
「僕が有名なんじゃなくて、きっと婚約者が有名なんだと思うよ。今どき政略結婚なんて有り得ないでしょ。」
「政略結婚!?初めて聞いたよ、僕。溝渕くんて婚約者がいるんだね。」
ため息をつきながら溝渕くんはメニューを広げて言った。
「なんかさ、養子に入ることが決まってるアルファだから、絶対オメガと結婚が必須らしいんだ。たまたま俺の親がその養子先と知り合いで、なんか話が進んじゃったんだよね。
普通は恋をして番になるんじゃないのかな。俺、人生詰んだ気がするよ。」
僕には考えられない話だったので、思わず眉を顰めて呟いた。
「その婚約者のこと、嫌いなの?」
すると溝渕くんは、強張った顔を見せて忌々しげに言い放った。
「あいつが俺を気に入らないんじゃない?何考えてるかわかんないんだよ、そいつ。」
メニューを眺める溝渕くんの長い睫毛を見つめながら、僕は店の入り口にスーツを着たいかにもなアルファの男が店内を見回しているのに気づいた。そして僕と目が合った後、溝渕くんに目をやるとゆっくりと近づいてきた。
「ね、溝渕くん。」
僕が声を掛けた直ぐ後で、そのスーツの男はテーブルの直ぐ側に立って僕らを見下ろした。
「連絡くらい見て下さい、隼也さん。」
溝渕くんはその男に目もくれないで、相変わらずメニューから目を上げないで言った。
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