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バース性の先にあるもの
腕の中の陽太※
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結局何が正解だったのかは分からない。ただ、陽太が不本意に番いにさせられるのを阻止出来た事に安堵して、省吾はその後のことを考えていなかった。
だから安全な場所に置き去りにする事も陽太のためだと辛い気持ちで決心したと言うのに、陽太のあの当て擦りの様な発言を聞いたら無理だった。
腹立たしい気持ちで部屋の鍵を閉めに玄関まで行った省吾が、子供の様に声をあげて泣き始めた陽太の細い背中を見た時、そこに感じたのは抱きしめて安心させてあげたいそんな感情しか浮かばなかった。
だから肩に置いた自分の手をぎゅっと掴まれて、仰向けた陽太が真っ直ぐに自分を見上げて己を求めているのを感じた瞬間に、身体の中がうねる様な興奮と感動の様なものが満ちたのも不思議ではなかった。
もう二度と陽太を自分の側から離すことは無いし許さないけれど、陽太の熱い眼差しはそれを確かに覚悟している様に見えた。
結局のところ陽太と自分は、お互いを見つめ合いながらぐるぐると歩き回って、近づこうとしては静電気の様な痛みに離れて、それでもいつか触れても大丈夫なタイミングを待っていたのかもしれない。
ヒートを起こした陽太のオメガフェロモンは嗅いだことのない深いものだった。普段オメガとしてはそこまで印象的ではないフェロモンを纏う陽太だったけれど、ヒートが進むに連れて頭が痺れるような興奮を自分にもたらした。
最初に唇に感じた陽太の張り詰めた中心は酷く充血しているせいで、指で刺激したら後から痛みを感じるのではと心配になった。
だから省吾は舌や唇だけで可愛がって、しとどに濡れる陽太の後ろの窄みをすぐに愛撫した。けれどそこは熱くうねっていたので、興奮しすぎて痛みさえ感じる自分自身をそこに突き立てたい気持ちでいっぱいになった。
陽太の悲鳴の様な要求に我慢も途切れて、省吾は熱いそこへと自分のそれを刻みつける様に埋めた。以前とは明らかに柔らかさが違うそこは、省吾の剛直を逃さないとばかりに吸い付いて、腰を突き出す度に息を呑むような快感を与えた。
すっかり加減出来る余裕を奪われて、省吾は馬鹿みたいに陽太を追い詰めてお互いを解き放った。
それは凸と凹がピッタリと合わさった本能のようなもので、自然な形だった。クラクラする様な快感の中で、この世界に自分と陽太しか存在しないとばかりに、省吾は腕の中の陽太を抱きしめてその全てを受け入れた。
陽太を後ろから攻めなかったのは、事前に飲んだ抑制剤のもたらした僅かに残る理性の賜物だっただろう。そうじゃなければきっとネックガードの上から首筋目掛けて噛もうとしてしまっただろうけれど、今の陽太にそれは恐怖を感じさせかねない。
けれども陽太は自分にのし掛かって覗き込む様にすると、さっきよりも元気な様子で以前に見せてくれた様な明るい笑みを浮かべていた。
その表情に思わず溢れ出すままに愛情を示すと、陽太は照れた様子で顔を背けた。
ああ、何て可愛いのだろう。陽太はいつだってこうして自分の前で笑っていて欲しい。そんな気持ちで省吾は目を合わせると陽太に愛を告白していた。
そうするのが自然だったし、それは心からの感情だった。陽太は喜びを滲ませて、大きく見開いた目を潤ませた。頬に暖かい雫が落ちてきたのを感じて、省吾は指で陽太の目元を拭って呟いた。
「陽太も俺が好きか?だったらキスしてくれ。お前の気持ちはいつだって唇から感じていたんだ。だから俺はお前とのキスが好きだった。…はは、本当だ。陽太は感情を隠すのが下手だからな。」
「…意地悪。でも実際僕は先輩とキスする様になって、自分を誤魔化さなくて済んだんだよ。先輩とセフレになるのを選んだのは僕自身だったし、それは良い面も悪い面もあったけど、少なくとも先輩と唇を触れ合わせている時は僕は自分の気持ちに真っ直ぐでいられたから…。」
陽太のあの頃の葛藤を感じた省吾は酷く反省して、陽太をひっくり返すとベッドにのし掛かって優しい触れるだけのキスを顔中に落とした。混乱に巻き込まれて憔悴した陽太を優しく癒やしてあげたかった。
けれど陽太は甘い匂いを強くして、今度は省吾の顔を両手で包むと自分から舌を伸ばして省吾を貪り始めた。甘く感じる陽太の舌がくすぐる様に省吾の舌を突いて誘う様に唇の裏側を舐め始めた。
省吾は笑み浮かべると身体の重みで陽太を逃さない様にして脚を持ち上げて、自分のすっかりの猛り切ったモノをゆっくりと陽太に突き立てた。
「あ…、んっ!…ぅ」
省吾の容赦の無い舌が陽太の口の中を同時に埋め尽くして、上も下も自分のモノでいっぱいにするとそれは妙な征服感を感じた。身体に伝わってくる陽太の快感に震える身体の振動が、それをいっそう強く感じさせた。
「もっと…!あっ、ああっン!」
夢中になった陽太の甘い喘ぎ声に自分自身がますます硬くなるのを自覚しながら、省吾は紅潮した色っぽい陽太の顔を見つめた。腰を陽太の大好きな浅い場所に叩きつける様に繰り返しピストンすると、閉じた瞼が開いてうっとりとした眼差しに快感を滲ませる。
省吾は陽太のその眼差しが好きだった。そのぼんやりした眼差しがじわじわと快感に攻め立てられて、懇願する様に変わるのも。
けれどもやはり省吾にも余裕は無くて、切羽詰まった様に脚を高く持ち上げて深く交われば叫ぶ様な甘い嬌声を部屋に響かせて陽太はビクンビクンと逝ってしまった。
頭の中が熱く煮える様で、省吾は陽太をひっくり返して腰を引き上げると、後ろから叩きつける様に攻め続けた。揺れる陽太の背中から繋がる、短く整えられた首筋の生え際に巻き付くネックガードを剥ぎ取りたい気持ちになるのは、アルファとしては自然な事だった。
思わず肩に噛み付くと、甘く悲鳴を上げた陽太がすっかり掠れた声で叫ぶ。
「噛んで、先輩噛んで…!」
ヒート中のオメガは夢中になるとそんな風に言うのはよくある事だった。今まではヒート中のオメガの相手をしていたとしても妙に興醒めてしまう言葉のひとつだった。けれど陽太の口からそう言うのを聞けば、熱い気持ちのままその叶えられない欲求不満に苛立ちが増した。
ネックガードの側の皮膚に歯を立てて甘噛みすると、陽太の泣きそうな掠れ声が省吾を励ました。
「もっと、もっと噛んでぇ…。」
省吾はもう限界だとベッドに陽太を磔にしたまま腰だけ両手で引き上げると、皮膚が叩きつける音と陽太の嬌声が部屋に響くのを聞きながら最後の仕上げとばかりに腰を振るい立てた。
痺れる吐き出しの後、省吾は汗ばんだ自分達の身体がゆっくりと重なるのを自覚しながら軽く意識を放り出した。
気を飛ばしたのは一瞬だった筈だけれど、気がついた時には省吾の頭は陽太の腕の中で抱きしめられていた。身動きしたせいでそれに気づいた陽太が、やっぱり囁く様な甘い声で省吾に話しかけてきた。
「…先輩、大丈夫?ふふ、オメガの身体って凄いね。してもしてもキリがないみたい。それに、その、先輩のアレが身体の中に入るとヒートが落ち着く感じするんだけど、実際どうなんだろう。」
「…アレって何だ?俺様のブツの事か?それとも陽太がいつも美味しそうに味わうアレか?」
伸び上がって陽太の顔を見上げながらそう言って揶揄うと、陽太は恥ずかし気に顔を顰めた。
「もう…。両方?分かんないよ、僕だって…。ふふ、先輩何だか嬉しそう。何で?」
省吾は何処か浮き立つ気持ちのまま陽太を抱きしめて、その甘い首筋に顔を埋めた。
「浮かれてるんだ。陽太が可愛すぎて。」
「…もう。先輩キスして…。」
省吾は陽太に見られない様にもう一度ニンマリして、涼しい顔で取り繕うと赤くなって可愛い陽太に顔を寄せた。
だから安全な場所に置き去りにする事も陽太のためだと辛い気持ちで決心したと言うのに、陽太のあの当て擦りの様な発言を聞いたら無理だった。
腹立たしい気持ちで部屋の鍵を閉めに玄関まで行った省吾が、子供の様に声をあげて泣き始めた陽太の細い背中を見た時、そこに感じたのは抱きしめて安心させてあげたいそんな感情しか浮かばなかった。
だから肩に置いた自分の手をぎゅっと掴まれて、仰向けた陽太が真っ直ぐに自分を見上げて己を求めているのを感じた瞬間に、身体の中がうねる様な興奮と感動の様なものが満ちたのも不思議ではなかった。
もう二度と陽太を自分の側から離すことは無いし許さないけれど、陽太の熱い眼差しはそれを確かに覚悟している様に見えた。
結局のところ陽太と自分は、お互いを見つめ合いながらぐるぐると歩き回って、近づこうとしては静電気の様な痛みに離れて、それでもいつか触れても大丈夫なタイミングを待っていたのかもしれない。
ヒートを起こした陽太のオメガフェロモンは嗅いだことのない深いものだった。普段オメガとしてはそこまで印象的ではないフェロモンを纏う陽太だったけれど、ヒートが進むに連れて頭が痺れるような興奮を自分にもたらした。
最初に唇に感じた陽太の張り詰めた中心は酷く充血しているせいで、指で刺激したら後から痛みを感じるのではと心配になった。
だから省吾は舌や唇だけで可愛がって、しとどに濡れる陽太の後ろの窄みをすぐに愛撫した。けれどそこは熱くうねっていたので、興奮しすぎて痛みさえ感じる自分自身をそこに突き立てたい気持ちでいっぱいになった。
陽太の悲鳴の様な要求に我慢も途切れて、省吾は熱いそこへと自分のそれを刻みつける様に埋めた。以前とは明らかに柔らかさが違うそこは、省吾の剛直を逃さないとばかりに吸い付いて、腰を突き出す度に息を呑むような快感を与えた。
すっかり加減出来る余裕を奪われて、省吾は馬鹿みたいに陽太を追い詰めてお互いを解き放った。
それは凸と凹がピッタリと合わさった本能のようなもので、自然な形だった。クラクラする様な快感の中で、この世界に自分と陽太しか存在しないとばかりに、省吾は腕の中の陽太を抱きしめてその全てを受け入れた。
陽太を後ろから攻めなかったのは、事前に飲んだ抑制剤のもたらした僅かに残る理性の賜物だっただろう。そうじゃなければきっとネックガードの上から首筋目掛けて噛もうとしてしまっただろうけれど、今の陽太にそれは恐怖を感じさせかねない。
けれども陽太は自分にのし掛かって覗き込む様にすると、さっきよりも元気な様子で以前に見せてくれた様な明るい笑みを浮かべていた。
その表情に思わず溢れ出すままに愛情を示すと、陽太は照れた様子で顔を背けた。
ああ、何て可愛いのだろう。陽太はいつだってこうして自分の前で笑っていて欲しい。そんな気持ちで省吾は目を合わせると陽太に愛を告白していた。
そうするのが自然だったし、それは心からの感情だった。陽太は喜びを滲ませて、大きく見開いた目を潤ませた。頬に暖かい雫が落ちてきたのを感じて、省吾は指で陽太の目元を拭って呟いた。
「陽太も俺が好きか?だったらキスしてくれ。お前の気持ちはいつだって唇から感じていたんだ。だから俺はお前とのキスが好きだった。…はは、本当だ。陽太は感情を隠すのが下手だからな。」
「…意地悪。でも実際僕は先輩とキスする様になって、自分を誤魔化さなくて済んだんだよ。先輩とセフレになるのを選んだのは僕自身だったし、それは良い面も悪い面もあったけど、少なくとも先輩と唇を触れ合わせている時は僕は自分の気持ちに真っ直ぐでいられたから…。」
陽太のあの頃の葛藤を感じた省吾は酷く反省して、陽太をひっくり返すとベッドにのし掛かって優しい触れるだけのキスを顔中に落とした。混乱に巻き込まれて憔悴した陽太を優しく癒やしてあげたかった。
けれど陽太は甘い匂いを強くして、今度は省吾の顔を両手で包むと自分から舌を伸ばして省吾を貪り始めた。甘く感じる陽太の舌がくすぐる様に省吾の舌を突いて誘う様に唇の裏側を舐め始めた。
省吾は笑み浮かべると身体の重みで陽太を逃さない様にして脚を持ち上げて、自分のすっかりの猛り切ったモノをゆっくりと陽太に突き立てた。
「あ…、んっ!…ぅ」
省吾の容赦の無い舌が陽太の口の中を同時に埋め尽くして、上も下も自分のモノでいっぱいにするとそれは妙な征服感を感じた。身体に伝わってくる陽太の快感に震える身体の振動が、それをいっそう強く感じさせた。
「もっと…!あっ、ああっン!」
夢中になった陽太の甘い喘ぎ声に自分自身がますます硬くなるのを自覚しながら、省吾は紅潮した色っぽい陽太の顔を見つめた。腰を陽太の大好きな浅い場所に叩きつける様に繰り返しピストンすると、閉じた瞼が開いてうっとりとした眼差しに快感を滲ませる。
省吾は陽太のその眼差しが好きだった。そのぼんやりした眼差しがじわじわと快感に攻め立てられて、懇願する様に変わるのも。
けれどもやはり省吾にも余裕は無くて、切羽詰まった様に脚を高く持ち上げて深く交われば叫ぶ様な甘い嬌声を部屋に響かせて陽太はビクンビクンと逝ってしまった。
頭の中が熱く煮える様で、省吾は陽太をひっくり返して腰を引き上げると、後ろから叩きつける様に攻め続けた。揺れる陽太の背中から繋がる、短く整えられた首筋の生え際に巻き付くネックガードを剥ぎ取りたい気持ちになるのは、アルファとしては自然な事だった。
思わず肩に噛み付くと、甘く悲鳴を上げた陽太がすっかり掠れた声で叫ぶ。
「噛んで、先輩噛んで…!」
ヒート中のオメガは夢中になるとそんな風に言うのはよくある事だった。今まではヒート中のオメガの相手をしていたとしても妙に興醒めてしまう言葉のひとつだった。けれど陽太の口からそう言うのを聞けば、熱い気持ちのままその叶えられない欲求不満に苛立ちが増した。
ネックガードの側の皮膚に歯を立てて甘噛みすると、陽太の泣きそうな掠れ声が省吾を励ました。
「もっと、もっと噛んでぇ…。」
省吾はもう限界だとベッドに陽太を磔にしたまま腰だけ両手で引き上げると、皮膚が叩きつける音と陽太の嬌声が部屋に響くのを聞きながら最後の仕上げとばかりに腰を振るい立てた。
痺れる吐き出しの後、省吾は汗ばんだ自分達の身体がゆっくりと重なるのを自覚しながら軽く意識を放り出した。
気を飛ばしたのは一瞬だった筈だけれど、気がついた時には省吾の頭は陽太の腕の中で抱きしめられていた。身動きしたせいでそれに気づいた陽太が、やっぱり囁く様な甘い声で省吾に話しかけてきた。
「…先輩、大丈夫?ふふ、オメガの身体って凄いね。してもしてもキリがないみたい。それに、その、先輩のアレが身体の中に入るとヒートが落ち着く感じするんだけど、実際どうなんだろう。」
「…アレって何だ?俺様のブツの事か?それとも陽太がいつも美味しそうに味わうアレか?」
伸び上がって陽太の顔を見上げながらそう言って揶揄うと、陽太は恥ずかし気に顔を顰めた。
「もう…。両方?分かんないよ、僕だって…。ふふ、先輩何だか嬉しそう。何で?」
省吾は何処か浮き立つ気持ちのまま陽太を抱きしめて、その甘い首筋に顔を埋めた。
「浮かれてるんだ。陽太が可愛すぎて。」
「…もう。先輩キスして…。」
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