164 / 210
寮生活
ロバートside喜びと葛藤※
しおりを挟む
王都にテディが居ると思うだけで心が浮き立っているのは、我ながら青臭い気がする。それなのに会えないのは、どうしようもない事だと思いつつもやるせない。
王立学校入学のお祝いをしてあげたかったのに、遠征中でそれもままならなかった。やっと王都に戻って来たと思ったら、新入生恒例の寮生活が始まっていて、テディと簡単に連絡も取れない。
無理をすれば連絡ぐらいは出来るだろうけど、慣れない生活で忙しいだろうテディを煩わせたくないと言う気持ちもある。それは俺がテディの唯一の相手ではないと言う事に起因しているのだろうか…。
結局16歳のテディが発情期を青龍のバルトと迎えて、ショックを抱えた俺を受け入れてくれたのもテディだった。それ以来俺たち三人は、はっきりさせないままこのあやふやな関係を4年も続けている。
勿論愛人を複数人抱える事は決して珍しくない。魅力的であればある程そうする方が自然なくらいだ。けれど俺はテディだけだし、多分バルトもまたテディ一筋だろうと思う。
まだ大人とは言えないテディ、しかも人間と言う全く種族の違う彼に、番として認めてもらう事の困難さを正直感じているのは事実だ。
あの素直で、ある意味放って置けないほど破天荒なテディだからこそ身を焼かれるほど惹かれてしまうのだし、普通が通じないんだ。今は影を潜めている龍神憑きもまた、テディの一部で大きな問題だ。
難しい状況だと思っても、テディが俺に笑顔を向けて欲しがってくれる限りは、俺もまた愛を捧げるだろう。
いや、振り向かせるために必死になるだろう。かっこ悪いがそうも言ってられない。それこそテディのお気に入りの俺の尻尾を使ってでも、俺はテディにつけ込む。使える手はいくらでも利用するくらい俺も必死だ。
だからブレーベルや辺境行きの仕事を優先して来た俺だけど、結局テディと頻繁に会えていた訳でもなくて、焦れた俺はいっそブレーベルの騎士として戻ろうかと悩んだ事もあった。
けれどブレーベルの領主であるブレート様がそんな葛藤を抱える俺に助言をしてくれたんだ。
『…ロバートの気持ちも分からなくはないが、短絡的に物事を見過ぎじゃないかね。あの子はこれから成長する毎にますます周囲を魅了していくだろう。その時にロバートが王立騎士団の一員だと言う意味は大きいと思うが。
ここにテディが居るのもほんの一時期だ。それは分かっているだろう?あと数年、いや一年か、二年でテディは王都へ行く事になるだろう。あの子の魔力の大きさはそれ程の事だからね。
勿論私はロバートがこの地に戻ってくれたら嬉しいが、せっかく王立騎士団員になったんだ。もう少しだけ辛抱して王都でテディを待っていてはどうかね。…それに将来的にテディは必ず護衛が必要な状況になる気がするからね。
他の誰かにその場所を譲る気はないだろう?』
その助言で私は遠距離に焦れながらも、時々テディに会う事を糧に辛抱して待っていた。だからブレート様の言う様に予想より早く飛び級して王立学校へ入学が決まったと知った時は、驚きと喜びで天にも昇る気持ちだった。
そんな堂々巡りの思考をしていた甲斐があったのか、仕事終わりに王都の店のガラス越しにテディと目が合った時の喜びと言ったらなかった。
綺麗な淡い緑色の瞳を驚きで丸くして、喜びを顔に浮かべたテディを、場所を選ばず抱き寄せて口付けてしまった。テディもまた甘く口づけを返してくれたあの瞬間、俺は幸せすぎてヤバかった。
周囲の事など気にならなかったし、久しぶりに二人で話をしたかった。
だけど実際二人きりになる時間が取れると分かってしまえば、俺のテディへの溢れるばかりの愛は欲情へと変化してしまう。そんな邪な俺を素直に受け入れてくれるテディを、俺はますます離せない。
会う度に大人びて、可愛さを滲む様な美しさに変化させていくテディが腕の中に居るこの事実に、俺はすっかり舞い上がって貪欲になった。
縋り付くテディのすんなりした指先が俺の首に絡まりつくと、俺はこのままぴったりくっ付いて離れなければいいと感じてしまう。そんな余裕のない俺に、テディは悪戯な顔を上げて舐めていいかと煽ってくるんだ。ああ、獣化しそうだ。
とは言え流石にこの歳で獣化を見せるのは恥ずかしい。テディは俺の獣化を好むけれど、今はその時じゃない。
俺は深呼吸しながら興奮を抑えて崇める様にテディを可愛がった。ああ、テディの全てが美味しくて堪らない匂いがする。
紅潮して物欲しげな表情のテディが私を迎え入れた時、私は喜びで胸がいっぱいになって少し泣いたかもしれない。自分のモノで痴態を見せるテディが俺をもっと貪欲にさせた。
けれどこの三ヶ月と言う時間が俺の忍耐を弱くして、テディの甘い首に吸い付きながら思いの外さっさと果ててしまった。面目のなさにがっかりする間もなく、追いかける様に俺を何度か締め付けたテディのむせかえる甘い匂いに追い立てられて、俺は馬鹿みたいに腰を揺らした。
ああ、この甘美な時間は、たとえ完璧ではないとしても余りある情欲に満たされて放り出された。終わらない吐き出しに我ながらびっくりしたけれど、腕の中で吐息を吐くテディが愛しくて馬鹿みたいに唇を落とした。
若い頃には、事が終われば余韻も無く締め切っていた心の扉は、テディの前では無防備に開かれたままで、少しでもその甘い匂いを取り込もうとしているかの様だ。
「…ロバート、お腹すいた…。」
まるで甘い蜜でも舐めた様に満足気なテディの気怠げな眼差しが、俺を慌てて立ち上がらせた。それから俺たちは会えなかった期間の出来事を話し合った。
俺に素直に食べさせられるテディを見ているだけで心が満たされるけれど、元々小さなテディの頃からこうして甘える所があったのを思い出して、懐かしくも感じて笑いを堪えるのが大変だった。
けれどそんな穏やかな時間もあっという間に終わりを告げた。テディの口から出てくる沢山の新しい知り合いは新生活だから仕方が無いとは言え、それでは済ませられない名前まで出て来たせいで、知らず顔を顰めてしまった。
「ミチェル様ってロバートは知ってる?ブレーベルで一緒だったゲオルグのお兄さん。総合専攻に在籍してるみたいで、売店でばったり会ったんだ。おやつ奢って貰っちゃった。
ブレーベルではゲオルグと違って随分偉そうで変わった獣人だなと思ってたけど、そうでも無いのかもしれない。あ、でも別に何があった訳じゃ無いよ。面倒な事にならない様に、僕は連絡先受け取らなかったからね?」
そう言ってクスクス笑うテディを見つめながら、俺は思わずテディの頬に手を当てて唇を押し当てた。
「いつも俺が側に居られればいいのに…。そうすれば獅子族など側に寄せ付けさせない。」
するとテディはふざけた様に俺の唇にちゅっちゅと唇を軽く触れながら囁いた。
「…親友のゲオルグも獅子族だよ?ゲオルグは免除してあげて。ね?」
まったく、心配事もテディの可愛いおふざけであっという間に霧散してしまう。俺はスイッチが入って本気モードでテディを貪った。胸を叩かれてハッと顔を上げると、ぐったりしたテディが俺を睨んで唇を突き出した。
「もう!これ以上興奮したら帰れないでしょ?流石に新入生なのに朝帰りは不味いから、もうそろそろ行かなくちゃ。寮まで送ってってくれる?」
俺はため息をつくと、持ち上がって来た股間を見下ろして渋々テディの帰り支度を手伝った。これからは王都に居るのだから会う機会も増える筈だ。そう自分を慰めたものの、それでも別れ際は何度口付けても満足できなかった。
照れた様なテディが逃げ出す様に手を振って寮の方へ走って行くのを見つめながら、自分の身体がすっかり目覚めてしまった事にため息をついた。
テディの姿が見えなくなると、俺は踵を返して身体を騎士団のマントに隠して歩き出した。すれ違った白マントの年長の寮生がジロジロ俺を見ていた気がしたけど、俺はテディの事で頭がいっぱいで気にも留めなかった。
まさか彼が翌日テディに苦言を呈する事になるなんて、全然分かってなかったんだ。
でも多分また、同じ事はしてしまうだろうね。テディが側にいたら、俺は常識など何処かに放り出してしまうのだから。
王立学校入学のお祝いをしてあげたかったのに、遠征中でそれもままならなかった。やっと王都に戻って来たと思ったら、新入生恒例の寮生活が始まっていて、テディと簡単に連絡も取れない。
無理をすれば連絡ぐらいは出来るだろうけど、慣れない生活で忙しいだろうテディを煩わせたくないと言う気持ちもある。それは俺がテディの唯一の相手ではないと言う事に起因しているのだろうか…。
結局16歳のテディが発情期を青龍のバルトと迎えて、ショックを抱えた俺を受け入れてくれたのもテディだった。それ以来俺たち三人は、はっきりさせないままこのあやふやな関係を4年も続けている。
勿論愛人を複数人抱える事は決して珍しくない。魅力的であればある程そうする方が自然なくらいだ。けれど俺はテディだけだし、多分バルトもまたテディ一筋だろうと思う。
まだ大人とは言えないテディ、しかも人間と言う全く種族の違う彼に、番として認めてもらう事の困難さを正直感じているのは事実だ。
あの素直で、ある意味放って置けないほど破天荒なテディだからこそ身を焼かれるほど惹かれてしまうのだし、普通が通じないんだ。今は影を潜めている龍神憑きもまた、テディの一部で大きな問題だ。
難しい状況だと思っても、テディが俺に笑顔を向けて欲しがってくれる限りは、俺もまた愛を捧げるだろう。
いや、振り向かせるために必死になるだろう。かっこ悪いがそうも言ってられない。それこそテディのお気に入りの俺の尻尾を使ってでも、俺はテディにつけ込む。使える手はいくらでも利用するくらい俺も必死だ。
だからブレーベルや辺境行きの仕事を優先して来た俺だけど、結局テディと頻繁に会えていた訳でもなくて、焦れた俺はいっそブレーベルの騎士として戻ろうかと悩んだ事もあった。
けれどブレーベルの領主であるブレート様がそんな葛藤を抱える俺に助言をしてくれたんだ。
『…ロバートの気持ちも分からなくはないが、短絡的に物事を見過ぎじゃないかね。あの子はこれから成長する毎にますます周囲を魅了していくだろう。その時にロバートが王立騎士団の一員だと言う意味は大きいと思うが。
ここにテディが居るのもほんの一時期だ。それは分かっているだろう?あと数年、いや一年か、二年でテディは王都へ行く事になるだろう。あの子の魔力の大きさはそれ程の事だからね。
勿論私はロバートがこの地に戻ってくれたら嬉しいが、せっかく王立騎士団員になったんだ。もう少しだけ辛抱して王都でテディを待っていてはどうかね。…それに将来的にテディは必ず護衛が必要な状況になる気がするからね。
他の誰かにその場所を譲る気はないだろう?』
その助言で私は遠距離に焦れながらも、時々テディに会う事を糧に辛抱して待っていた。だからブレート様の言う様に予想より早く飛び級して王立学校へ入学が決まったと知った時は、驚きと喜びで天にも昇る気持ちだった。
そんな堂々巡りの思考をしていた甲斐があったのか、仕事終わりに王都の店のガラス越しにテディと目が合った時の喜びと言ったらなかった。
綺麗な淡い緑色の瞳を驚きで丸くして、喜びを顔に浮かべたテディを、場所を選ばず抱き寄せて口付けてしまった。テディもまた甘く口づけを返してくれたあの瞬間、俺は幸せすぎてヤバかった。
周囲の事など気にならなかったし、久しぶりに二人で話をしたかった。
だけど実際二人きりになる時間が取れると分かってしまえば、俺のテディへの溢れるばかりの愛は欲情へと変化してしまう。そんな邪な俺を素直に受け入れてくれるテディを、俺はますます離せない。
会う度に大人びて、可愛さを滲む様な美しさに変化させていくテディが腕の中に居るこの事実に、俺はすっかり舞い上がって貪欲になった。
縋り付くテディのすんなりした指先が俺の首に絡まりつくと、俺はこのままぴったりくっ付いて離れなければいいと感じてしまう。そんな余裕のない俺に、テディは悪戯な顔を上げて舐めていいかと煽ってくるんだ。ああ、獣化しそうだ。
とは言え流石にこの歳で獣化を見せるのは恥ずかしい。テディは俺の獣化を好むけれど、今はその時じゃない。
俺は深呼吸しながら興奮を抑えて崇める様にテディを可愛がった。ああ、テディの全てが美味しくて堪らない匂いがする。
紅潮して物欲しげな表情のテディが私を迎え入れた時、私は喜びで胸がいっぱいになって少し泣いたかもしれない。自分のモノで痴態を見せるテディが俺をもっと貪欲にさせた。
けれどこの三ヶ月と言う時間が俺の忍耐を弱くして、テディの甘い首に吸い付きながら思いの外さっさと果ててしまった。面目のなさにがっかりする間もなく、追いかける様に俺を何度か締め付けたテディのむせかえる甘い匂いに追い立てられて、俺は馬鹿みたいに腰を揺らした。
ああ、この甘美な時間は、たとえ完璧ではないとしても余りある情欲に満たされて放り出された。終わらない吐き出しに我ながらびっくりしたけれど、腕の中で吐息を吐くテディが愛しくて馬鹿みたいに唇を落とした。
若い頃には、事が終われば余韻も無く締め切っていた心の扉は、テディの前では無防備に開かれたままで、少しでもその甘い匂いを取り込もうとしているかの様だ。
「…ロバート、お腹すいた…。」
まるで甘い蜜でも舐めた様に満足気なテディの気怠げな眼差しが、俺を慌てて立ち上がらせた。それから俺たちは会えなかった期間の出来事を話し合った。
俺に素直に食べさせられるテディを見ているだけで心が満たされるけれど、元々小さなテディの頃からこうして甘える所があったのを思い出して、懐かしくも感じて笑いを堪えるのが大変だった。
けれどそんな穏やかな時間もあっという間に終わりを告げた。テディの口から出てくる沢山の新しい知り合いは新生活だから仕方が無いとは言え、それでは済ませられない名前まで出て来たせいで、知らず顔を顰めてしまった。
「ミチェル様ってロバートは知ってる?ブレーベルで一緒だったゲオルグのお兄さん。総合専攻に在籍してるみたいで、売店でばったり会ったんだ。おやつ奢って貰っちゃった。
ブレーベルではゲオルグと違って随分偉そうで変わった獣人だなと思ってたけど、そうでも無いのかもしれない。あ、でも別に何があった訳じゃ無いよ。面倒な事にならない様に、僕は連絡先受け取らなかったからね?」
そう言ってクスクス笑うテディを見つめながら、俺は思わずテディの頬に手を当てて唇を押し当てた。
「いつも俺が側に居られればいいのに…。そうすれば獅子族など側に寄せ付けさせない。」
するとテディはふざけた様に俺の唇にちゅっちゅと唇を軽く触れながら囁いた。
「…親友のゲオルグも獅子族だよ?ゲオルグは免除してあげて。ね?」
まったく、心配事もテディの可愛いおふざけであっという間に霧散してしまう。俺はスイッチが入って本気モードでテディを貪った。胸を叩かれてハッと顔を上げると、ぐったりしたテディが俺を睨んで唇を突き出した。
「もう!これ以上興奮したら帰れないでしょ?流石に新入生なのに朝帰りは不味いから、もうそろそろ行かなくちゃ。寮まで送ってってくれる?」
俺はため息をつくと、持ち上がって来た股間を見下ろして渋々テディの帰り支度を手伝った。これからは王都に居るのだから会う機会も増える筈だ。そう自分を慰めたものの、それでも別れ際は何度口付けても満足できなかった。
照れた様なテディが逃げ出す様に手を振って寮の方へ走って行くのを見つめながら、自分の身体がすっかり目覚めてしまった事にため息をついた。
テディの姿が見えなくなると、俺は踵を返して身体を騎士団のマントに隠して歩き出した。すれ違った白マントの年長の寮生がジロジロ俺を見ていた気がしたけど、俺はテディの事で頭がいっぱいで気にも留めなかった。
まさか彼が翌日テディに苦言を呈する事になるなんて、全然分かってなかったんだ。
でも多分また、同じ事はしてしまうだろうね。テディが側にいたら、俺は常識など何処かに放り出してしまうのだから。
123
お気に入りに追加
2,504
あなたにおすすめの小説

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
【完結】守護霊さん、それは余計なお世話です。
N2O
BL
番のことが好きすぎる第二王子(熊の獣人/実は割と可愛い)
×
期間限定で心の声が聞こえるようになった黒髪青年(人間/番/実は割と逞しい)
Special thanks
illustration by 白鯨堂こち
※ご都合主義です。
※素人作品です。温かな目で見ていただけると助かります。
俺の番が見つからない
Heath
恋愛
先の皇帝時代に帝国領土は10倍にも膨れ上がった。その次代の皇帝となるべく皇太子には「第一皇太子」という余計な肩書きがついている。その理由は番がいないものは皇帝になれないからであった。
第一皇太子に番は現れるのか?見つけられるのか?
一方、長年継母である侯爵夫人と令嬢に虐げられている庶子ソフィは先皇帝の後宮に送られることになった。悲しむソフィの荷物の中に、こっそり黒い毛玉がついてきていた。
毛玉はソフィを幸せに導きたい!(仔猫に意志はほとんどありませんっ)
皇太子も王太子も冒険者もちょっとチャラい前皇帝も無口な魔王もご出演なさいます。
CPは固定ながらも複数・なんでもあり(異種・BL)も出てしまいます。ご注意ください。
ざまぁ&ハッピーエンドを目指して、このお話は終われるのか?
2021/01/15
次のエピソード執筆中です(^_^;)
20話を超えそうですが、1月中にはうpしたいです。
お付き合い頂けると幸いです💓
エブリスタ同時公開中٩(๑´0`๑)۶
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる