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本当に成るようになる?
神ちゃまの嫉妬
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「…確かにこうして見ると、テディに関心を寄せる輩が居るのは分からなくはない。お前あの時、あそこに居た獣人と交わったのか?」
ムスッと僕を見ていた神さまに、突然そんな事を言われて、僕は一瞬何の事なのか分からなくてぼんやりしてしまった。すると吐き捨てるようにメダがそっぽを向いて言った。
「ほら、あの祭壇に手をついた時だ。…あの時、私はいつのもの場所で微睡んでいたんだ。突然目が覚めて、気がつけばあの祭壇に居た。そしたら目の前にお前が手をついて倒れ込んでいた。
あれは私が直接魔素を吸ったわけじゃ無い。祭壇が私を呼んだせいで、お前の魔素が吸い取られたのが正しい。とは言え、祭壇と私は切り離せないものだから、結果的に私がお前の魔素を奪ったと言っても同じ事かもしれんな。
私が戸惑っている間に、お前は小さくなって目を閉じてしまっていた。一緒にいた獣人達が慌ててたから、私は死んだのかと焦って、お前の中に入り込んだ。
かろうじて生きてはいたが、危なかった。お前は魔素保有が多い分、急激な喪失には身体が耐えられない。私がお前の中にしばらく居たのはそのせいだ。私はお前の命の恩人だぞ?」
…うーん。そもそも祭壇に魔素を吸い取られたのが原因なら、僕が死にかけたのは神さまのせいなんじゃ無いのかな。言えないけど。祭壇て何だろう。神さまのアンテナ的な?
でも僕を助けようとしてくれたのは本当みたいだな。
「…メダは誰でも助けるんでしょう?神さまだけに。」
僕がそう言うと、神さまはしばらくハンモックの上で目を閉じていたけれど、不意に僕の方を向いて言った。
「馬鹿め。そんな訳あるか。龍神である私はお前達の生き死にに手を出すことは無い。天罰という形では手を出すことはあってもな。祈りが深ければ、気まぐれに助けることはあるやもしれん。が、基本助けることはせんな。
…だから私も戸惑っているんだ。なぜ助けてしまったのかと。確かにお前の魔素は味わったことのないものだ。だが普通なら欲しければ奪うだけで、生かすことまで考えぬ。そうだろう?神の生贄になるのはお前達の願いや祈りそのものだからな。」
僕は何気に怖い事を言い放つメダを、やっぱり見かけは雑な竜人のようでいて、中身は神さまなのだと心臓の鼓動を早めた。神というものは慈愛に満ちたものではなくて、恐ろしいものだという認識が僕にはあった。
神の怒りに触れぬように、正しく生きるのが下界の者たちの生き様なのでは無いのかな。この世界ではどうなのかはわからないけど、今のメダの発言を考えるとそんなに違わない気がする。
僕が少し緊張を感じて黙っていると、メダは薄く笑って言った。
「そんな顔をせずとも、とって食おうとは思わん。私はお前を助けた事、弾かれた事の理由を知りたくてこうして側に居るだけだ。きっとすぐに飽きるだろうがな。」
僕は息を吐いて、口を尖らせた。
「僕だって、この異世界に飛ばされてきた理由が知りたいよ。メダは知ってる?なぜ人間は迷い人になるのか。」
するとメダはしばらく僕をじっと見つめて呟いた。
「…ああ、確かに以前も迷い人は時々居たな。私とは接点は無かったが、その存在は感知していた。だが、お前ほど面白くはなかった。面白ければ、暇にあかせてちょっかいぐらいは掛けただろうからな。…そういえばさっきの答えがまだだ。
お前はあの時、一緒にいた獣人どもと交わったのか?」
僕はうやむやになりそうだった問いかけがまた浮上した事に焦りを隠して、首を振った。
「メダの言う交わるが何を指すかがわからないけど、僕はただ獅子族の友達とチュウしただけだよ。人間の僕には、この世界の常識が分からないから、随分子供っぽいと思われてちょっと腹が立って…。
僕は言うほど子供じゃ無いって証明したかったんだ。」
メダは眉を寄せて呟いた。
「…チュウとは何だ。知らぬ間に、訳のわからない言葉が増えてるな。」
僕は若者に見えるメダだけど、中身は物凄い年齢?の存在なのだと面白く思った。いや、神さまに年齢などあるんだろうか。でもきっと時代についていけないとかはありそうだ。ふふ。
「チュウってのは、唇同士を合わせる奴だよ。えーと口づけ?」
僕がそう言うと、メダは眉を上げて頷いた。納得したようだ。ん?なぜ立ち上がってこっちに来るんだろう。僕の座っている、一人掛けの木製ガーデン椅子の肘置きに両手を置いて、メダは僕にかがみ込んで言った。
「チュウは禁止だ。一応お前は私の出入り口だからな。混ざり物があると気分が悪い。」
僕は眉を顰めて口答えした。
「でもしばらく現世に居るから、出入りしないでしょう?別に良くない?」
するとメダはますます嫌な顔をしたけれど、ふとニンマリ笑って僕の耳元で囁いた。
「何だ、そんなにチュウをしたいのか?だったら私がしてやろう。」
そう言うと、そのまま顔をずらして灰色の瞳にキラキラの星の粒子を巡らせて僕に口づけた。
冷たく感じるその唇は、何かが僕に流れ込んでくるようなキスだった。唇を触れ合わせているだけなのに、ずっとそうしていたい気持ちになって、僕は瞼が重くなった。
ああ、ご利益がありそう…。神さまの施しは、表面的な身体接触に関して言えば、気持が安らぐし気持ち良い。啄まれるようにキスされていると、咳払いが聞こえて来た。
パーカス…!?
僕がハッとして目を見開くと、メダがキスを止めて苦々しい顔を上げて温室の入り口を見ていた。
「…何だ無粋な。邪魔だてしおって。私は自分のものに印をつけていただけだ。」
…印?僕が他の人とキスしないようにキスした気がするけど、印だったのか。僕は何だかぼんやりして、自分が今どんな姿なのか自覚が無かった。眉を顰めたパーカスが側に立って、僕に言った。
「テディ、変幻したのか?」
僕はハッとして自分の姿を見下ろすと、蔦に絡まれて騒いでたらメダに大きくされたのだと訴えた。メダはいつの間にやらハンモックに寝そべって、目を閉じて知らんぷりだ。
パーカスは温室の中を見回して、少し驚いたように呟いた。
「…なんて事だ。馬鹿みたいに育っておるわ。これがご利益だとしても、テディを食い物にされては困りますぞ、龍神様。」
メダは返事をしなかったけれど、パーカスのピリつく空気は感じた様子で、背を向けて手をヒラヒラさせた。僕は椅子から立ち上がるとパーカスに言った。
「パーカス、せっかくだからメダが実を付けさせた珍しい果実を食べようよ。パーカス楽しみにしてたでしょ?僕着替えてくるから、そうしたら皆で食べよ?ね?」
パーカスと一緒に入って来たマクロスは僕を見て目を丸くしていたけれど、色々状況を判断したのか余計な事を言わなかった。僕はあの三人が一体どんな話をするのか気になったけれど、もう後はパーカスに任せて温室から逃げ出したんだ。
部屋で着替えながら、僕は少し衣装がキツくなっている気がした。メダは温室の植物だけじゃなくて、僕まで余計に成長させたんだろうか。それって僕の寿命が縮まるって事なのかな。参ったな、それだと全然ご利益じゃないし。
僕はメダの居る生活は毎日綱渡りになりそうな気がして、少し憂鬱になった。けれども僕はまだまだ見通しが甘かったみたいだ。こんなの始まりに過ぎないって分かって無かったんだから!
ムスッと僕を見ていた神さまに、突然そんな事を言われて、僕は一瞬何の事なのか分からなくてぼんやりしてしまった。すると吐き捨てるようにメダがそっぽを向いて言った。
「ほら、あの祭壇に手をついた時だ。…あの時、私はいつのもの場所で微睡んでいたんだ。突然目が覚めて、気がつけばあの祭壇に居た。そしたら目の前にお前が手をついて倒れ込んでいた。
あれは私が直接魔素を吸ったわけじゃ無い。祭壇が私を呼んだせいで、お前の魔素が吸い取られたのが正しい。とは言え、祭壇と私は切り離せないものだから、結果的に私がお前の魔素を奪ったと言っても同じ事かもしれんな。
私が戸惑っている間に、お前は小さくなって目を閉じてしまっていた。一緒にいた獣人達が慌ててたから、私は死んだのかと焦って、お前の中に入り込んだ。
かろうじて生きてはいたが、危なかった。お前は魔素保有が多い分、急激な喪失には身体が耐えられない。私がお前の中にしばらく居たのはそのせいだ。私はお前の命の恩人だぞ?」
…うーん。そもそも祭壇に魔素を吸い取られたのが原因なら、僕が死にかけたのは神さまのせいなんじゃ無いのかな。言えないけど。祭壇て何だろう。神さまのアンテナ的な?
でも僕を助けようとしてくれたのは本当みたいだな。
「…メダは誰でも助けるんでしょう?神さまだけに。」
僕がそう言うと、神さまはしばらくハンモックの上で目を閉じていたけれど、不意に僕の方を向いて言った。
「馬鹿め。そんな訳あるか。龍神である私はお前達の生き死にに手を出すことは無い。天罰という形では手を出すことはあってもな。祈りが深ければ、気まぐれに助けることはあるやもしれん。が、基本助けることはせんな。
…だから私も戸惑っているんだ。なぜ助けてしまったのかと。確かにお前の魔素は味わったことのないものだ。だが普通なら欲しければ奪うだけで、生かすことまで考えぬ。そうだろう?神の生贄になるのはお前達の願いや祈りそのものだからな。」
僕は何気に怖い事を言い放つメダを、やっぱり見かけは雑な竜人のようでいて、中身は神さまなのだと心臓の鼓動を早めた。神というものは慈愛に満ちたものではなくて、恐ろしいものだという認識が僕にはあった。
神の怒りに触れぬように、正しく生きるのが下界の者たちの生き様なのでは無いのかな。この世界ではどうなのかはわからないけど、今のメダの発言を考えるとそんなに違わない気がする。
僕が少し緊張を感じて黙っていると、メダは薄く笑って言った。
「そんな顔をせずとも、とって食おうとは思わん。私はお前を助けた事、弾かれた事の理由を知りたくてこうして側に居るだけだ。きっとすぐに飽きるだろうがな。」
僕は息を吐いて、口を尖らせた。
「僕だって、この異世界に飛ばされてきた理由が知りたいよ。メダは知ってる?なぜ人間は迷い人になるのか。」
するとメダはしばらく僕をじっと見つめて呟いた。
「…ああ、確かに以前も迷い人は時々居たな。私とは接点は無かったが、その存在は感知していた。だが、お前ほど面白くはなかった。面白ければ、暇にあかせてちょっかいぐらいは掛けただろうからな。…そういえばさっきの答えがまだだ。
お前はあの時、一緒にいた獣人どもと交わったのか?」
僕はうやむやになりそうだった問いかけがまた浮上した事に焦りを隠して、首を振った。
「メダの言う交わるが何を指すかがわからないけど、僕はただ獅子族の友達とチュウしただけだよ。人間の僕には、この世界の常識が分からないから、随分子供っぽいと思われてちょっと腹が立って…。
僕は言うほど子供じゃ無いって証明したかったんだ。」
メダは眉を寄せて呟いた。
「…チュウとは何だ。知らぬ間に、訳のわからない言葉が増えてるな。」
僕は若者に見えるメダだけど、中身は物凄い年齢?の存在なのだと面白く思った。いや、神さまに年齢などあるんだろうか。でもきっと時代についていけないとかはありそうだ。ふふ。
「チュウってのは、唇同士を合わせる奴だよ。えーと口づけ?」
僕がそう言うと、メダは眉を上げて頷いた。納得したようだ。ん?なぜ立ち上がってこっちに来るんだろう。僕の座っている、一人掛けの木製ガーデン椅子の肘置きに両手を置いて、メダは僕にかがみ込んで言った。
「チュウは禁止だ。一応お前は私の出入り口だからな。混ざり物があると気分が悪い。」
僕は眉を顰めて口答えした。
「でもしばらく現世に居るから、出入りしないでしょう?別に良くない?」
するとメダはますます嫌な顔をしたけれど、ふとニンマリ笑って僕の耳元で囁いた。
「何だ、そんなにチュウをしたいのか?だったら私がしてやろう。」
そう言うと、そのまま顔をずらして灰色の瞳にキラキラの星の粒子を巡らせて僕に口づけた。
冷たく感じるその唇は、何かが僕に流れ込んでくるようなキスだった。唇を触れ合わせているだけなのに、ずっとそうしていたい気持ちになって、僕は瞼が重くなった。
ああ、ご利益がありそう…。神さまの施しは、表面的な身体接触に関して言えば、気持が安らぐし気持ち良い。啄まれるようにキスされていると、咳払いが聞こえて来た。
パーカス…!?
僕がハッとして目を見開くと、メダがキスを止めて苦々しい顔を上げて温室の入り口を見ていた。
「…何だ無粋な。邪魔だてしおって。私は自分のものに印をつけていただけだ。」
…印?僕が他の人とキスしないようにキスした気がするけど、印だったのか。僕は何だかぼんやりして、自分が今どんな姿なのか自覚が無かった。眉を顰めたパーカスが側に立って、僕に言った。
「テディ、変幻したのか?」
僕はハッとして自分の姿を見下ろすと、蔦に絡まれて騒いでたらメダに大きくされたのだと訴えた。メダはいつの間にやらハンモックに寝そべって、目を閉じて知らんぷりだ。
パーカスは温室の中を見回して、少し驚いたように呟いた。
「…なんて事だ。馬鹿みたいに育っておるわ。これがご利益だとしても、テディを食い物にされては困りますぞ、龍神様。」
メダは返事をしなかったけれど、パーカスのピリつく空気は感じた様子で、背を向けて手をヒラヒラさせた。僕は椅子から立ち上がるとパーカスに言った。
「パーカス、せっかくだからメダが実を付けさせた珍しい果実を食べようよ。パーカス楽しみにしてたでしょ?僕着替えてくるから、そうしたら皆で食べよ?ね?」
パーカスと一緒に入って来たマクロスは僕を見て目を丸くしていたけれど、色々状況を判断したのか余計な事を言わなかった。僕はあの三人が一体どんな話をするのか気になったけれど、もう後はパーカスに任せて温室から逃げ出したんだ。
部屋で着替えながら、僕は少し衣装がキツくなっている気がした。メダは温室の植物だけじゃなくて、僕まで余計に成長させたんだろうか。それって僕の寿命が縮まるって事なのかな。参ったな、それだと全然ご利益じゃないし。
僕はメダの居る生活は毎日綱渡りになりそうな気がして、少し憂鬱になった。けれども僕はまだまだ見通しが甘かったみたいだ。こんなの始まりに過ぎないって分かって無かったんだから!
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