25 / 210
異端者
一緒にオヤツ
しおりを挟む
「テディっ!」
そう僕の名前を呼びながら、ジェシーとお兄ちゃん達がパーカスの所に集まって来た。僕は降ろしてもらって、自慢げにクルリと回って見せた。すると思った通りの反応に気を良くした僕は、パーカスにリュックを下ろして貰うと、蓋をあけてリュックいっぱいのオヤツを見せて言った。
「んーちょね、いっちょに、たべう、ねー?」
するとジェシーがじっと僕を見つめて言った。
「…なんか、テディ変わったな?大っきくなったか?」
僕とパーカス、一体どちらがギクリとしたのだろう。僕は人間の幼児だから、この異世界ではあり得ないくらい早いスピードで成長するだろう。見る度に違和感を覚えるに違いない。でも僕は気にしない事にしたんだ。
成長を止める事は出来ないし、人間としての有り様を探さなくちゃいけないのだから、今のままよりは大きくなった方が便利だ。
「ちょうかも。ちゅぐ、じぇちーより、おっきくなりゅ。」
僕が冗談半分、半分本気でそう言うと、周囲の子供達がどっと笑った。僕は皆にオヤツを配ると、一緒に大きな木の下で座って食べた。パーカスはいつもの様に屋台の側でこっちを向きながら街の人達とお喋りしている。
「これ、どうしたの?テディ。」
甘い匂いの真っ赤な木の実をかじりながら、ジェシーのお兄ちゃんが僕に訊ねてきた。僕は首を傾げてどうしてオヤツが貰えたのか考えた。
「…わかんにゃい。ちゅわってたら、くえたの。みんな。」
僕がそう答えると、お兄ちゃんは眉を上げて僕をジロジロ見ると、金色の瞳を煌めかせてクスッと笑った。
「確かにテディと目が合ったら、何かあげたくなるかもね?凄い可愛いから。」
ん?何かお兄ちゃん、妙な色気があるな。10歳のくせに。大人になるまであと20年もあるのにね?あ、でもダグラス農園のブルさんは27歳で見習いって言ってたな。僕はお兄ちゃんに訊ねた。
「じゅーじん、なんちゃい、ちごとちゅる?」
するとお兄ちゃんは首を傾げて、考え考え言った。
「仕事?そうだね、仕事によるかもしれないけど…。例えば職人の弟子や見習いだったら、成人前の25歳くらいから習い始めるかな。王都の王立学校へ進む子は仕事じゃないけど、やっぱり22、3歳から家を出るし。
それは騎士も一緒かな。もっとも騎士は地方と国とで分かれていて、地方の優秀な成績の騎士が希望すれば王国騎士団に入れるんだ。」
僕は騎士と聞いて、パーカスの事を思い出した。確かあの青や赤髪の竜人騎士達から、熱心に騎士達の教育を頼むと請われていた気がする。そして自分は王国騎士だったって。
「きち…。」
僕が眉を顰めてそう呟くと、お兄ちゃんが驚いた様に言った。
「え?テディ、騎士になりたいのかい?…まぁ、まだ先だからね。テディが凄く大きくなるかもしれないし。」
ん?何か含みのある言い方だなぁ。僕がお兄ちゃんの顔を見つめながら揚げたパンの様なものを齧ると、隣に座っていたジェシーがもう食べ終わったのか、手についた粉を払いながら僕に話しかけてきた。
「俺はきしになるぜ。兄ちゃんはおーりつ学校行くからさ。兄ちゃんはお父さんみたいに、さいばんかんになるんだ。な?にいちゃん。俺はじいちゃんみたいに、きしに決まってる。かっこいいだろ?テディ。」
僕は初めて聞くことばかりで戸惑った。お兄ちゃんは苦笑してジェシーに言った。
「ジェシー、テディはそんなこと言っても分からないよ。テディ、うちのお父さんはこの街の裁判官なんだ。えーと、色々丸バツを決める獣人ていうか。何て説明したらいいかな…。僕は裁判官になれるか分からないけど、勉強するのは嫌いじゃないから王立学校へは行きたいかな?」
僕は心の中でふむふむと思いながらお兄ちゃんの話を聞いていた。なるほど、お兄ちゃんのこの大人びた振る舞いは、お父さん譲りなのかもしれない。大型魔物討伐に参加してたから、二人のお父さんとはほとんど話はしてないけど、体格の良いシュッとした獣人だったな。
僕はジェシーの方へ顔を向けて訊ねた。
「じぇちー、きち?ぱーかちゅ、きちよ。」
するとジェシーとお兄ちゃんは顔を寄せてヒソヒソと話し始めた。
「やっぱり、隠者様は王国騎士団だったって噂は本当だったみたいだね、ジェシー。もっとも討伐に何度も参加してくれて居たから、そうじゃないかって皆思ってたみたいだけど。
この前、赤い髪と青い髪のカッコいい騎士達が街に来たから噂になってたんだよ、テディ。きっと隠者様のところへ行ったんじゃないかって。やっぱり家に王国騎士団は来たの?」
そうお兄ちゃんに言われて、それが最初の来客時のことだと分かった。僕はあの時の気持ちを思い出して、思わず顔を顰めて呟いた。
「ちた。あおとあかのちと。ぼく、きあい。」
するとジェシーがびっくりした様子で大声を出した。
「ええー!?嫌いなの?騎士が?あんなにかっこいいのに!?やっぱりテディはちびっこだな?俺みたいに、おっきくならないと、かっこいいの分かんねーのか。ま、俺が騎士になったら、テディも騎士の事好きになっちゃうだろ?」
僕は思わずジト目でジェシーを見つめると、ため息をついて呟いた。
「じぇちー、ぼく、きちちゅき。ぱーかちゅ、ちゅき。あおのちと、わるくちいっちゃ。…あ、れもおかちくれちゃ。やっぱ、ちゅき。」
面白そうに聞いていたお兄ちゃんが僕に訊ねた。
「もう一人居たでしょ?赤い髪の騎士。あの人はどうだった?」
僕はあの口の上手い、世渡り上手そうな赤い髪の竜人騎士を朧げに思い出して首を傾げた。
「…わかんにゃい。くち、うみゃい。」
それを聞いたお兄ちゃんがクスクス笑った。
「まったく、テディは本当ちっちゃいのに良く見てるよね?テディも王都の王立学校行こうよ。きっと楽しいよ?」
そう言われて、僕は近々王都へ行く事を思い出した。その準備のために今日は街まで来たんだから。二人にその事を言うと、二人とも目を輝かせて王都がどんな獣人や竜人が多いか、お店が多いかと話してくれた。
「‥とは言え、全部聞いた話だけどね。そっか隠者様がテディを乗せて飛ぶから王都まではそんなに掛からないのかな。普通はダダ鳥を乗り継いで行くから、20日ぐらいは掛かるんだよ?楽しみだね、テディ。」
そう言って、にっこり微笑むお兄ちゃんは相変わらず獣人が出来てる。ジェシーはすっかり話に飽きたのか、立ち上がると僕の手を引っ張って言った。
「ほら、テディももうちょっときたえないと騎士になれないぜ?あっちであそぼ!」
僕はジェシーに手を引かれて足をもつれさせながら、皆が走り回っている方へと連れて行かれてしまった。流される様に鬼ごっこをしながら、僕はあっという間に捕まって鬼にされたものの、なぜかジェシーのお兄ちゃんや、大きい子が側に寄って来てタッチさせてくれた。
それからジェシーの様なちびっ子達が鬼になって追いかけるのに疲れてくると、僕を捕まえる。ひとしきり追いかけるとやっぱり大きい子がタッチさせてくれる。僕は何だコレと思いながらも、思わず必死になって鬼ごっこに勤しんでしまった。
流石に疲れて蹲っていると、パーカスが僕を迎えに来て抱き上げた。
「そろそろ限界かの。では帰ろうか。」
僕は皆に手を振りながら、パーカスの歩くリズムにあっという間に睡魔に引き込まれていった。はぁ、眠い…。
そう僕の名前を呼びながら、ジェシーとお兄ちゃん達がパーカスの所に集まって来た。僕は降ろしてもらって、自慢げにクルリと回って見せた。すると思った通りの反応に気を良くした僕は、パーカスにリュックを下ろして貰うと、蓋をあけてリュックいっぱいのオヤツを見せて言った。
「んーちょね、いっちょに、たべう、ねー?」
するとジェシーがじっと僕を見つめて言った。
「…なんか、テディ変わったな?大っきくなったか?」
僕とパーカス、一体どちらがギクリとしたのだろう。僕は人間の幼児だから、この異世界ではあり得ないくらい早いスピードで成長するだろう。見る度に違和感を覚えるに違いない。でも僕は気にしない事にしたんだ。
成長を止める事は出来ないし、人間としての有り様を探さなくちゃいけないのだから、今のままよりは大きくなった方が便利だ。
「ちょうかも。ちゅぐ、じぇちーより、おっきくなりゅ。」
僕が冗談半分、半分本気でそう言うと、周囲の子供達がどっと笑った。僕は皆にオヤツを配ると、一緒に大きな木の下で座って食べた。パーカスはいつもの様に屋台の側でこっちを向きながら街の人達とお喋りしている。
「これ、どうしたの?テディ。」
甘い匂いの真っ赤な木の実をかじりながら、ジェシーのお兄ちゃんが僕に訊ねてきた。僕は首を傾げてどうしてオヤツが貰えたのか考えた。
「…わかんにゃい。ちゅわってたら、くえたの。みんな。」
僕がそう答えると、お兄ちゃんは眉を上げて僕をジロジロ見ると、金色の瞳を煌めかせてクスッと笑った。
「確かにテディと目が合ったら、何かあげたくなるかもね?凄い可愛いから。」
ん?何かお兄ちゃん、妙な色気があるな。10歳のくせに。大人になるまであと20年もあるのにね?あ、でもダグラス農園のブルさんは27歳で見習いって言ってたな。僕はお兄ちゃんに訊ねた。
「じゅーじん、なんちゃい、ちごとちゅる?」
するとお兄ちゃんは首を傾げて、考え考え言った。
「仕事?そうだね、仕事によるかもしれないけど…。例えば職人の弟子や見習いだったら、成人前の25歳くらいから習い始めるかな。王都の王立学校へ進む子は仕事じゃないけど、やっぱり22、3歳から家を出るし。
それは騎士も一緒かな。もっとも騎士は地方と国とで分かれていて、地方の優秀な成績の騎士が希望すれば王国騎士団に入れるんだ。」
僕は騎士と聞いて、パーカスの事を思い出した。確かあの青や赤髪の竜人騎士達から、熱心に騎士達の教育を頼むと請われていた気がする。そして自分は王国騎士だったって。
「きち…。」
僕が眉を顰めてそう呟くと、お兄ちゃんが驚いた様に言った。
「え?テディ、騎士になりたいのかい?…まぁ、まだ先だからね。テディが凄く大きくなるかもしれないし。」
ん?何か含みのある言い方だなぁ。僕がお兄ちゃんの顔を見つめながら揚げたパンの様なものを齧ると、隣に座っていたジェシーがもう食べ終わったのか、手についた粉を払いながら僕に話しかけてきた。
「俺はきしになるぜ。兄ちゃんはおーりつ学校行くからさ。兄ちゃんはお父さんみたいに、さいばんかんになるんだ。な?にいちゃん。俺はじいちゃんみたいに、きしに決まってる。かっこいいだろ?テディ。」
僕は初めて聞くことばかりで戸惑った。お兄ちゃんは苦笑してジェシーに言った。
「ジェシー、テディはそんなこと言っても分からないよ。テディ、うちのお父さんはこの街の裁判官なんだ。えーと、色々丸バツを決める獣人ていうか。何て説明したらいいかな…。僕は裁判官になれるか分からないけど、勉強するのは嫌いじゃないから王立学校へは行きたいかな?」
僕は心の中でふむふむと思いながらお兄ちゃんの話を聞いていた。なるほど、お兄ちゃんのこの大人びた振る舞いは、お父さん譲りなのかもしれない。大型魔物討伐に参加してたから、二人のお父さんとはほとんど話はしてないけど、体格の良いシュッとした獣人だったな。
僕はジェシーの方へ顔を向けて訊ねた。
「じぇちー、きち?ぱーかちゅ、きちよ。」
するとジェシーとお兄ちゃんは顔を寄せてヒソヒソと話し始めた。
「やっぱり、隠者様は王国騎士団だったって噂は本当だったみたいだね、ジェシー。もっとも討伐に何度も参加してくれて居たから、そうじゃないかって皆思ってたみたいだけど。
この前、赤い髪と青い髪のカッコいい騎士達が街に来たから噂になってたんだよ、テディ。きっと隠者様のところへ行ったんじゃないかって。やっぱり家に王国騎士団は来たの?」
そうお兄ちゃんに言われて、それが最初の来客時のことだと分かった。僕はあの時の気持ちを思い出して、思わず顔を顰めて呟いた。
「ちた。あおとあかのちと。ぼく、きあい。」
するとジェシーがびっくりした様子で大声を出した。
「ええー!?嫌いなの?騎士が?あんなにかっこいいのに!?やっぱりテディはちびっこだな?俺みたいに、おっきくならないと、かっこいいの分かんねーのか。ま、俺が騎士になったら、テディも騎士の事好きになっちゃうだろ?」
僕は思わずジト目でジェシーを見つめると、ため息をついて呟いた。
「じぇちー、ぼく、きちちゅき。ぱーかちゅ、ちゅき。あおのちと、わるくちいっちゃ。…あ、れもおかちくれちゃ。やっぱ、ちゅき。」
面白そうに聞いていたお兄ちゃんが僕に訊ねた。
「もう一人居たでしょ?赤い髪の騎士。あの人はどうだった?」
僕はあの口の上手い、世渡り上手そうな赤い髪の竜人騎士を朧げに思い出して首を傾げた。
「…わかんにゃい。くち、うみゃい。」
それを聞いたお兄ちゃんがクスクス笑った。
「まったく、テディは本当ちっちゃいのに良く見てるよね?テディも王都の王立学校行こうよ。きっと楽しいよ?」
そう言われて、僕は近々王都へ行く事を思い出した。その準備のために今日は街まで来たんだから。二人にその事を言うと、二人とも目を輝かせて王都がどんな獣人や竜人が多いか、お店が多いかと話してくれた。
「‥とは言え、全部聞いた話だけどね。そっか隠者様がテディを乗せて飛ぶから王都まではそんなに掛からないのかな。普通はダダ鳥を乗り継いで行くから、20日ぐらいは掛かるんだよ?楽しみだね、テディ。」
そう言って、にっこり微笑むお兄ちゃんは相変わらず獣人が出来てる。ジェシーはすっかり話に飽きたのか、立ち上がると僕の手を引っ張って言った。
「ほら、テディももうちょっときたえないと騎士になれないぜ?あっちであそぼ!」
僕はジェシーに手を引かれて足をもつれさせながら、皆が走り回っている方へと連れて行かれてしまった。流される様に鬼ごっこをしながら、僕はあっという間に捕まって鬼にされたものの、なぜかジェシーのお兄ちゃんや、大きい子が側に寄って来てタッチさせてくれた。
それからジェシーの様なちびっ子達が鬼になって追いかけるのに疲れてくると、僕を捕まえる。ひとしきり追いかけるとやっぱり大きい子がタッチさせてくれる。僕は何だコレと思いながらも、思わず必死になって鬼ごっこに勤しんでしまった。
流石に疲れて蹲っていると、パーカスが僕を迎えに来て抱き上げた。
「そろそろ限界かの。では帰ろうか。」
僕は皆に手を振りながら、パーカスの歩くリズムにあっという間に睡魔に引き込まれていった。はぁ、眠い…。
346
お気に入りに追加
2,504
あなたにおすすめの小説

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
【完結】守護霊さん、それは余計なお世話です。
N2O
BL
番のことが好きすぎる第二王子(熊の獣人/実は割と可愛い)
×
期間限定で心の声が聞こえるようになった黒髪青年(人間/番/実は割と逞しい)
Special thanks
illustration by 白鯨堂こち
※ご都合主義です。
※素人作品です。温かな目で見ていただけると助かります。
俺の番が見つからない
Heath
恋愛
先の皇帝時代に帝国領土は10倍にも膨れ上がった。その次代の皇帝となるべく皇太子には「第一皇太子」という余計な肩書きがついている。その理由は番がいないものは皇帝になれないからであった。
第一皇太子に番は現れるのか?見つけられるのか?
一方、長年継母である侯爵夫人と令嬢に虐げられている庶子ソフィは先皇帝の後宮に送られることになった。悲しむソフィの荷物の中に、こっそり黒い毛玉がついてきていた。
毛玉はソフィを幸せに導きたい!(仔猫に意志はほとんどありませんっ)
皇太子も王太子も冒険者もちょっとチャラい前皇帝も無口な魔王もご出演なさいます。
CPは固定ながらも複数・なんでもあり(異種・BL)も出てしまいます。ご注意ください。
ざまぁ&ハッピーエンドを目指して、このお話は終われるのか?
2021/01/15
次のエピソード執筆中です(^_^;)
20話を超えそうですが、1月中にはうpしたいです。
お付き合い頂けると幸いです💓
エブリスタ同時公開中٩(๑´0`๑)۶
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる