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第1話

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唐突ですが皆んさん、貴方達人類はどうしてここまで発展することができたのか考えてみたことはありますか?いろんな説を支持する人がいます。しかしながらそれらの説は間違っている。なぜならそれらは全て人間が自分達で文明を発展させて自分達自身で進化してきたという内容だからです。

人間の発展には私たち神の存在が欠かせないのです。神は如何なる時も人間とともにいました。昔は神の存在を信じている人間が多かったのに、今となってはほとんどいません。これはそんな世界で神の存在を人間達に知らしめるために東奔西走する新しい神様の物語。


「おはようございます。今日からこちらの部署に配属されました。名前をリシールと言います。よろしくお願します。」
私の名前はリシール、神なので年齢という概念は無いけど神様大学を卒業したばかりの新米の神様です。この度私は人間導きのポリスを担当している部署に配属されることが決まりました。
 「君がリシールだね、僕は君の上司となる
ゼーラントだ。よろしく。」
 「よろしくお願します!私はどんな仕事をすればいいのですか?」
 「ものすごいやる気だね。でもうちの部署の風習で出勤初日は部署の紹介や仕事内容などを説明する日なんだ。」
 なんと私としたことが、すっかり忘れていました。今すぐ仕事をしたいのですが・・・
仕方ありません!ここの部署の決まりならそうしましょう。郷に入ればなんとやらですしね。
 「それじゃあ紹介するね。ここは神導ポリス部署だみんなはポリス担当と呼んでいる。ここの部署は君を入れて3人、僕と君と今日はお休みだけどカロライナがいるよ。
 「どうして今日はいないのですか?」
 「彼女はちょっとヤンチャでねー。問題を起こしてしまって、今は自宅で謹慎中なんだ。」
 そんな人がいたのですか!知らなかった。でもどんなことをしたら謹慎処分になるんだろう?ここは神様の世界だから大抵の事は許されるはずなんですが、・・・
 「まあ彼女のことは彼女が来たら紹介するよ。まずはここが何をしているかだね。」
 こう言ってゼーラントさんはポリス担当の仕事内容を説明し始めました。

その内容は
1:ここの部署はポリスの発展の為、将来ポリスを           支えるであろう現地の人を導く部署という事

2:人の前に直接現界する事は出来ないので人形や折り紙などに魂のような何かを憑依させて人前に現れるという事

3:私は人の前に現れて導く人でゼーラントさんは通信で支持を出してくれる事

4:カロライナさんはわたしのサポートをする事。

などの説明を受けました。
「これでこの部署の説明は一通り終わりだよ。何か質問はあるかな?」
 「大丈夫です!ほとんど理解しました!」
 「わかっていると思うけど、この仕事はとても重要だ。そして危険でもある。」
 はてどこに危険があるのでしょうか?話によるととても楽だという事ですが。
 「危険だが我々がやらなければ人類は間違いなく滅亡するだろう。だから精一杯やってくれ。」
 「わかりました!頑張ります!」
  こうして私の配属初日が終了しました。しかしこの時の私は気付いていなかったのです。これから先私が直面する事となる波乱万丈な生活に!
 「まあ、神様でも自分の未来まで見えたら面白くないですからね!」
 こんな調子で私は家に帰宅した。そこにはなんと私の知らない人がいた。
 「ん?あー帰ってきたのかにゃー?私はカロライナってもんだにゃー。よーろしーくにゃー。」
 なんとそこにはやけに上機嫌な私からしたら初対面のはずのカロライナがいた。
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