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サーバー対抗戦:2日目 2
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* * 視点:フェンフ * *
「葉子!向こうはどうなっている!?」
「ん~、ちょぉ~っとマズいかもねぇ~。 ツヴァイを相手にしてた、アインのプレイヤーの反応が消えちゃったよぉ~。
そして、この動きだと、私たちの左側から来るみたいよぉ~。」
フォースチャットで、葉子と呼ばれた女性プレイヤーが答える。
葉子が、イクル達ツヴァイの動きを把握できているのは、彼女のOS【広範囲索敵(レーダー)】を使っているからだ。
★広範囲索敵:OS★
*自分の居るエリア内の全てのプレイヤーの所属サーバーと所在位置と人数が、エリア地図に表記される。
*隠れるで、姿の見えなくなっているプレイヤーは表記されない。
*消費魔法力(MP)80 効果時間:1時間 再使用時間:5分
「フェンフ! アインの連中が殺られた! 数分後には、ツヴァイの連中が左から来るぞ! 注意しとけっ!」
ドライサーバーの、男性プレイヤー【シュウ】が連合チャットで促す。
「本当なんだな!?」
「今だけは、信用してもらっても良い!」
フェンフの男性プレイヤーに答える修一。
今の所、こっちの脱落者はフェンフ2名、ドライ1名の合計で3名。
「シュウ!。 あと3分っ!」
幸太郎が、シュウに伝える。
幸太郎の切れると言った言葉の意味は、彼のOS【祝福の大楯】の事だ。
★祝福の大楯:OS★
*パーティー、フォース、同盟、連合に所属しているプレイヤー全てに(距離に関係なく)、全状態異常の効果を無効化と、物理&魔法のダメージカット率40%の効果を付属。
*プレイヤーの装備してる、防具のカット率に上乗せで効果は発揮される。
*消費魔法力(MP):200 効果時間:7分 再使用時間:30分。
「あ・・・。 誰か来る・・・。」
突然、葉子が呟いた。
その言葉を、シュウは聞き逃さなかった。
「何が来るんだっ!?」
「プレイヤー?」
「なんで疑問形なんだよ!?」
「1人だけど・・・おかしい・・・」
エリア地図には、高速で移動している点が1つ。
ただ、その移動速度が尋常じゃない。
森の中を、普通のプレイヤーの走る速度の【4倍】近い速度で接近してくる。
「もうすぐ・・・。索敵眼」
念の為に、索敵眼のスキルを使って自分たちの左側に視線を向ける。
★索敵眼:暗殺者固有スキル★
*隠れる:透明化で姿の見えなくなっているプレイヤーが見えるように為る。
*消費魔法力(MP)20 効果時間:60秒 再使用時間(ディレイ):90秒
シュウも釣られて、葉子と同じ方向に視線を向けるが・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何も見えない。
もう一度、広範囲地図を見る葉子。
相手プレイヤーの1と言う数字は、既に自分たちの点を現す所と重なっている。
が、再び周囲を見るも、プレイヤーは見当たらない。
ドンッ!
突然、自分達の居る中心部分の密集地帯で、何かの爆ぜる音が聞こえたと思うと、煙が葉子達の視界を奪う。
何が起こったのか理解できずに。
一瞬だが、フェンフ&ドライ連合と、フィーア&ゼクス連合のプレイヤー達の動きが止まる。
そして、次の瞬間には、突風が吹き、葉子達の視界を奪っていた煙が霧散していく。
煙が晴れて、音のした場所には、両手に【みたらし団子】を持ち、真っ白な全身金属鎧【神々の鎧】を着た1人の男性プレイヤーが立っていた。
★神々の鎧:防具:一式型:サーバーレア(キャッスルタイプ購入時の【???】の特典:★
*物理攻撃と魔法攻撃のダメージカット率90%。
*盾を装備で、全状態異常効果を無効にできる。
*クリティカル判定での攻撃ダメージは通るが、首切り効果は無効化できる。
「やぁ、みいちゃん。裕司君。 当たったらゴメンね。」
ニコリと笑顔で、それだけ言うと、男性プレイヤー(イクル)は、身体を独楽のように回転させて、手当たり次第に近くのプレイヤー達に攻撃を開始する。
「下がれっ!全員!下がれっ!」
「みんなっ!下がって!急いで離れてっ!」
イクルの持つ、武器(みたらし団子)の効果を、身をもって知っている裕司と水無月が、自分たちの陣営のプレイヤーに連合チャットして大声で伝える。
イクルの攻撃は当たるが、与えるダメージは1。
攻撃を食らった、プレイヤー達は自分に与えられたダメージを見て、完全にイクルがコケ脅しの攻撃を仕掛けているのだと思い込んでしまう。
「大したコトないぞコイツ!」
「強斬撃!」
「強打撃!」
イクルの攻撃が当たるのも気にせずに、イクルに通常攻撃とスキル攻撃で仕掛けるフェンフのプレイヤー達。
だが、通常攻撃はイクルに当たりはするものの、イクルの生命力(HP)ゲージを僅かに1~5削るだけ。
そして、イクルに向かって放たれたスキル攻撃は、イクルの振るう妖刀十六夜(みたらし団子)によって相殺されてしまう。
そして、次の瞬間。
フェンフサーバーのプレイヤーの首に赤いエフェクトが走り首が飛ぶ。
首を飛ばされたプレイヤーは、死亡エフェクトを発しながら光の粒子となって消えていく。
死亡エフェクトを発しながら、数を減らしていくフェンフ&ドライのプレイヤー達。
*注意:首切りは、状態異常扱いではなく。クリティカル判定扱いでの特別能力なので防御は不可能。*
イクルの持つ武器、妖刀村雨(みたらし団子)は、ステータスの運依存での首切り発動率を上げる武器。
首切りには、防御力も、魔法抵抗も、状態異常抵抗も関係ない。
クリティカル判定=首切り なのだから。
「葉子!向こうはどうなっている!?」
「ん~、ちょぉ~っとマズいかもねぇ~。 ツヴァイを相手にしてた、アインのプレイヤーの反応が消えちゃったよぉ~。
そして、この動きだと、私たちの左側から来るみたいよぉ~。」
フォースチャットで、葉子と呼ばれた女性プレイヤーが答える。
葉子が、イクル達ツヴァイの動きを把握できているのは、彼女のOS【広範囲索敵(レーダー)】を使っているからだ。
★広範囲索敵:OS★
*自分の居るエリア内の全てのプレイヤーの所属サーバーと所在位置と人数が、エリア地図に表記される。
*隠れるで、姿の見えなくなっているプレイヤーは表記されない。
*消費魔法力(MP)80 効果時間:1時間 再使用時間:5分
「フェンフ! アインの連中が殺られた! 数分後には、ツヴァイの連中が左から来るぞ! 注意しとけっ!」
ドライサーバーの、男性プレイヤー【シュウ】が連合チャットで促す。
「本当なんだな!?」
「今だけは、信用してもらっても良い!」
フェンフの男性プレイヤーに答える修一。
今の所、こっちの脱落者はフェンフ2名、ドライ1名の合計で3名。
「シュウ!。 あと3分っ!」
幸太郎が、シュウに伝える。
幸太郎の切れると言った言葉の意味は、彼のOS【祝福の大楯】の事だ。
★祝福の大楯:OS★
*パーティー、フォース、同盟、連合に所属しているプレイヤー全てに(距離に関係なく)、全状態異常の効果を無効化と、物理&魔法のダメージカット率40%の効果を付属。
*プレイヤーの装備してる、防具のカット率に上乗せで効果は発揮される。
*消費魔法力(MP):200 効果時間:7分 再使用時間:30分。
「あ・・・。 誰か来る・・・。」
突然、葉子が呟いた。
その言葉を、シュウは聞き逃さなかった。
「何が来るんだっ!?」
「プレイヤー?」
「なんで疑問形なんだよ!?」
「1人だけど・・・おかしい・・・」
エリア地図には、高速で移動している点が1つ。
ただ、その移動速度が尋常じゃない。
森の中を、普通のプレイヤーの走る速度の【4倍】近い速度で接近してくる。
「もうすぐ・・・。索敵眼」
念の為に、索敵眼のスキルを使って自分たちの左側に視線を向ける。
★索敵眼:暗殺者固有スキル★
*隠れる:透明化で姿の見えなくなっているプレイヤーが見えるように為る。
*消費魔法力(MP)20 効果時間:60秒 再使用時間(ディレイ):90秒
シュウも釣られて、葉子と同じ方向に視線を向けるが・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何も見えない。
もう一度、広範囲地図を見る葉子。
相手プレイヤーの1と言う数字は、既に自分たちの点を現す所と重なっている。
が、再び周囲を見るも、プレイヤーは見当たらない。
ドンッ!
突然、自分達の居る中心部分の密集地帯で、何かの爆ぜる音が聞こえたと思うと、煙が葉子達の視界を奪う。
何が起こったのか理解できずに。
一瞬だが、フェンフ&ドライ連合と、フィーア&ゼクス連合のプレイヤー達の動きが止まる。
そして、次の瞬間には、突風が吹き、葉子達の視界を奪っていた煙が霧散していく。
煙が晴れて、音のした場所には、両手に【みたらし団子】を持ち、真っ白な全身金属鎧【神々の鎧】を着た1人の男性プレイヤーが立っていた。
★神々の鎧:防具:一式型:サーバーレア(キャッスルタイプ購入時の【???】の特典:★
*物理攻撃と魔法攻撃のダメージカット率90%。
*盾を装備で、全状態異常効果を無効にできる。
*クリティカル判定での攻撃ダメージは通るが、首切り効果は無効化できる。
「やぁ、みいちゃん。裕司君。 当たったらゴメンね。」
ニコリと笑顔で、それだけ言うと、男性プレイヤー(イクル)は、身体を独楽のように回転させて、手当たり次第に近くのプレイヤー達に攻撃を開始する。
「下がれっ!全員!下がれっ!」
「みんなっ!下がって!急いで離れてっ!」
イクルの持つ、武器(みたらし団子)の効果を、身をもって知っている裕司と水無月が、自分たちの陣営のプレイヤーに連合チャットして大声で伝える。
イクルの攻撃は当たるが、与えるダメージは1。
攻撃を食らった、プレイヤー達は自分に与えられたダメージを見て、完全にイクルがコケ脅しの攻撃を仕掛けているのだと思い込んでしまう。
「大したコトないぞコイツ!」
「強斬撃!」
「強打撃!」
イクルの攻撃が当たるのも気にせずに、イクルに通常攻撃とスキル攻撃で仕掛けるフェンフのプレイヤー達。
だが、通常攻撃はイクルに当たりはするものの、イクルの生命力(HP)ゲージを僅かに1~5削るだけ。
そして、イクルに向かって放たれたスキル攻撃は、イクルの振るう妖刀十六夜(みたらし団子)によって相殺されてしまう。
そして、次の瞬間。
フェンフサーバーのプレイヤーの首に赤いエフェクトが走り首が飛ぶ。
首を飛ばされたプレイヤーは、死亡エフェクトを発しながら光の粒子となって消えていく。
死亡エフェクトを発しながら、数を減らしていくフェンフ&ドライのプレイヤー達。
*注意:首切りは、状態異常扱いではなく。クリティカル判定扱いでの特別能力なので防御は不可能。*
イクルの持つ武器、妖刀村雨(みたらし団子)は、ステータスの運依存での首切り発動率を上げる武器。
首切りには、防御力も、魔法抵抗も、状態異常抵抗も関係ない。
クリティカル判定=首切り なのだから。
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