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サーバー対抗戦:開戦1
しおりを挟む* * * サーバー対抗戦初日:元旦 * * *
さて、取り合えず、サーバー対抗戦のルールを再確認。
サーバー対抗戦の期間は、1月1日~1月3日の3日間。
対抗戦開始時間は、18時開始で、終了時間は19時。
開始時間前までならば、登録メンバーの変更は可能。
参加人数が揃わない時は、現存での人数での試合参加。
イベント期間内に、一番多く司令官を倒してポイントの多いサーバーが優勝。
同得点の場合、1位だけは同率優勝あり。
2位以下は、同得点でも、生存率での順位に優劣有り。
イベント特設エリア内での、記録&帰還は不可能。
特設エリアに、持ち込む事の出来るアイテムに制限はない。
だたし、スタックアイテムの数の制限は有る。
攻撃アイテム、回復アイテム共に、5種類までで1種類の上限は5個まで。
包帯は50個まで。
第1サーバー【アインス】
第2サーバー【ツヴァイ】
第3サーバー【ドライ 】
第4サーバー【フィーア】
第5サーバー【フェンフ】
第6サーバー【ゼクス 】
1サーバー、12人で出場。
12人の内の1人を司令官として、司令官を倒したサーバーのプレイヤー側に1ポイント。
他の11人を倒してもポイントは入らない。
倒されたプレイヤーは、サーバー別に用意された〝部屋〟と呼ばれる所に送還されて。
サーバー対抗戦の間は、その部屋の中から出る事は出来ない。
司令官を倒されたサーバーは、参加プレイヤー全員で部屋に送還され、サーバー対抗戦が終わるまでは部屋から出る事は出来なくなる。
もちろん、その間は、外部との連絡は取れなくなる。
また、バトルロイヤル方式とは言え、内容は微妙に違って来る。
自分のサーバー以外の、全てのサーバーのプレイヤーを敵に回すも良し。
何処かのサーバーと手を組んで、他のサーバーを潰して、最後に決着を付けるのも良し。
共闘して同点優勝を狙うもの自由。
勿論、裏切るのも自由と言うオマケ付きだが。
と、言うルールだ。
そして、今現在の俺のスキル構成は。
プレイヤー名:イクル
性別:♂
職業:吟遊詩人
称号:スーパーアイドル
ステータス
生命力(HP) 200
魔法力(MP) 50
体力(STM) 200
筋力 40
知識 10
素早さ 200
器用さ 100
運 200
取得スキル
音楽 100%
煽動 100%
平和 100%
魅了 100%
歌い手 100%
踊り子 100%
魔法 50.1%
解体 49.9%
スキル構成は弄らずに、ステータスだけを弄って。
もう、本当に、武器の特性依存仕様に仕上がった。
イベントエリア内は、記録&帰還が出来ないので。
知識(INT)は必要としないから、落とせるだけ落とした。
最低振り分け値の10だけだ。
本当は筋力も落としたかったのだけど、妖刀村雨を振り回すのに、必要な筋力値が40なので最低の数字だけはキープ。
逆に、走り回ることを考慮して、STM(スタミナ)を上げて、相手に攻撃を当てる事だけに専念するために素早さを上げた。
* * * 視点:水無月 * * *
「これでいいかな?」
ハウスの自分の部屋で、サーバー対抗戦のステータス調整と、スキル編成を終えて、1人で言葉を漏らす私。
プレイヤー名:水無月
性別:♀
職業:侍
称号:旗本
ステータス
生命力(HP) 200
魔法力(MP) 180
体力(STM) 100
筋力 (STR) 180
知識 (INT) 60
素早さ(QUI) 180
器用さ(DEX) 80
運 (LAC) 20
取得スキル
侍 100%
斬撃 100%
刺突 100%
戦略 100%
薬草学 100%
包帯 100%
治療 100%
武器
HQ オリハルコンソード 製作者:ダン
特殊効果:竜族特攻:対人特攻:固定ダメージ30:武器速度10%UP:クリティカル率18%UP
本庄政宗(日本刀):二尺一寸五分(65.145cm)
特殊効果:対人特攻:防御力無視:クリティカル率30%UP
防具
HQオリハルコン ブラストプレートメイル 一式(頭・胴・手・足) 製作者:ダン
特殊効果の合計値
筋力+18
ダメージカット25%
魔法抵抗20%上昇
リジェネート効果(小)
STM(体力)+48
素早さ+23
HP(生命力)+32
MP(魔力)+36
まぁ・・・防具の見掛けはビキニだけど・・・。
上にシャツでも着てごまかそうかと思ったのだけど・・・。
防具の上からでは、シャツ類は着重ね不可能・・・。
勿論下半身も。
マントを上から羽織って見たけど。
どう贔屓目に見ても、露出壁の在る痴女にしか見えないと言うオチに・・・。
男性陣は、エロいっ!などと喜んではいたけど。
私的には嬉しくないです・・・。
もう、対抗戦前から心が挫けそうです・・・。
* * * 視点移動:イクル * * *
サーバー対抗戦の時間に為った。
全員で、中央ゲートから特設エリアに転送する。
最初に、確認することを確認する。
そして、確認が取れたので、次の行動に移す。
「それじゃ、打ち合わせ通りに。」
白姫が言うと。
俺(イクル)は、特設エリア内で、ワールドチャットに切り替えて語りだす。
『あ~、あ~。テステス。
サーバー対抗戦の代表者諸君。
ツヴァイサーバーのイクルと言う者だ。』
その間に、各自は移動を始めている。
『サーバー対抗戦の代表者に告げます。
ツヴァイサーバーの司令官は、俺(イクル)だ。
職業は、吟遊詩人だ。
今から、中央に向かって歩いて行くので。
襲って来るも良し、襲ってこないも良し。
信じる信じないは、個人の自由なので。
以上。』
実際の所、ツヴァイサーバーの司令官は、俺(イクル)だ。
まぁ、信じて襲ってくれば迎え撃つし。
信じずに襲って来なければ、ガイ達が倒していくだろう。
* * * 視点移動:水無月 * * *
フィーアサーバーの代表選手達と、中央ゲートから特設エリアに転送されて、少しした所で、突然ワールドチャットが聞こえてきた。
『あ~、あ~。テステス。
サーバー対抗戦の代表者諸君。
ツヴァイサーバーのイクルと言う者です。
サーバー対抗戦の代表者に告げます。
ツヴァイサーバーの司令官は、俺(イクル)だ。
職業は、吟遊詩人だ。
今から、中央に向かって1人で歩いて行くので。
襲って来るも良し、襲ってこないも良し。
信じる信じないは、個人の自由なので。
以上。』
実に、ふざけた言いまわし方だが、あの人らしいと言えば、あの人らしい。
「ぷっ。 相変わらずだな、アイツは。」
「ですね。」
アランの言葉に頬を緩ませながら私(水無月)も言葉を返す。
「今の言葉って、揺さぶりかな?」
ヒノキが私たちに聞いてくる。
「違うね。」 アラン。
「たぶん、本当の事だと思います。」 私(水無月)。
「でも、2チャンネルでの、あの人(イクル)の噂は、相当なものだけど?」
「「まぁ、やってる事が、相当えげつないし(ですし)・・・」」
アランと、私の言葉が被る。
最早、苦笑いの乾いた笑みしか出てこない。
「基本的には、悪い人ではないんですけどね・・・。」
「そうなんだよな・・・。卑怯と言うより、やり過ぎるんだよなぁ・・・。」
私とアラン。顔を合わせて、またもや苦笑する。
「で、どうする?」
龍虎王が、サクラに尋ねる。
私たちフィーアサーバーの、司令官はサクラだ。
「私は、その人物の事は知らないのだが・・・」
困ったような表情で言うサクラ。
「なら、俺と水無月の2人で、イクルの所に行っても良いか?
万が一、アイツが司令官なら、2人掛かりなら上手く立ち回れば勝てるかも知れないし。」
「勝てる。とは言い切らないんだな。」
キュアプラチナが言う。
「アイツの武装次第では、勝てるかどうかも怪しい所だけどね。」
「ですよねぇ・・・。
SOXの時は。
普通に、同レベル装備のカンストプレイヤーを相手に、1人で20人倒しちゃう人だし・・・。」
そう。 とにかく何をするのか解からないから怖い。
私とアランの言葉に、参加メンバーたちは、驚きの表情しか見せていない。
「それじゃ、俺と水無月で、イクルの所に行くから。
サクラ達は、他のサーバー代表を各個撃破で。」
サクラ達が頷くのを確認して、私とアランは中央エリアに向かう。
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