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仕込み期間
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その日、俺はマゾダ外務大臣に呼ばれたので、彼の執務室にやって来た。
スラブ帝国までは、イライザと転移魔法で来ている。
現在イライザは、スラブ帝国の技術部と意見を出し合って技術交換をしている。
城の中も、勝手知ったる何とやらで。
俺の警護と言う形で騎士が1人ついているだけだ。
少し立派な扉の前で立ち止まりドアをノックする。
「マゾダ外務大臣。 イクルです。」
「入ってくれ。」
「失礼します。」
返事を聞いて、ドアを開けて部屋の中を見ると先客がいた。
マゾダ外務大臣に視線で、席に座るように促されたので、彼らの右側に座る。
1人は、亜人族の代表者で妖精族のシン・ダカラ。
「やぁ、イクルさん。」
妖精族と言うと。
地球での妖精を思い浮かべて、小さな人の形に昆虫のような羽を想像するだろうが。
この星の妖精族は、人族と外見は殆ど変わらない。
なら、何をもって妖精族と呼ばれるのか。
妖精族は、全員女性として産まれてくる。
10年目の年に、女性から男性へ転生。 いや、この場合は、転性と言った方が良いのだろうか?
妖精族の男女比率は、男性が2割で、女性が8割。
この妖精族の転性?を知った時には、(妖精じゃなくて、妖性じゃね?)と心の中で突っ込みを入れてしまった。
そして、妖精族と異種族間の結婚で産まれた子供は8割の確率で、妖精族では無く番いとなる種族の子として産まれるらしい。
恐らく、この星の神は、全ての種族の雛形として妖精族を存在させているのだろう。
「初めましてです。 土竜のドンナ・モンダです。」
「シンさん、お元気そうで。 ドンナさん、初めまして。」
土竜のドンナ。
獣人族の避難施設の数を増やす時に、最大の功績をした獣人族だと言っても良い土竜族。
土竜族は、獣人族の中でも珍しい種族で、手の部分だけを人型にしたり、獣本来の姿に獣化させる事が出来る。
彼らの活躍で、他の獣人族が隠れる避難施設と、魔人族たちから隠れる兵士たちの場所が大幅に増設された。
土竜族は、獣人族の大陸だけでなく、亜人族の大陸にも避難施設を増設してくれた。
その お陰で、元から広かった亜人族大陸の鉱山型の避難施設は更に広さを増して、収容できる人の数と物資の量が飛躍的に伸びた。
「土竜族の方には、感謝の言葉しか出ません。
土竜族の お陰で、人族の食料の問題も、かなり楽になりました。
有り難う御座います。」
土竜のドンナさんに向かって頭を下げる。
「いえいえ。 私達こそ、貴方達の お陰で、前もって避難施設を広げる事が出来たのですから。」
「それで、シンさんは、どうして此方に?」
「はい。 実は……。」
妖精族のシンの話では、亜人族側と獣人族側の兵士たちの隠れ家の準備が凡そだが整ったことを。
既に、魔人族の大陸での、兵達の隠れ場所の着手にも当たっている事。
正直、各大陸から魔人族の大陸に渡るのが、一番の難課題だ。
人族の大陸から、亜人族、獣人族の大陸へは危険も少なく、渡航距離も2~3日と短いのに対して。
各大陸から、中央に位置する魔人族の大陸へは5日も掛かってしまう。
しかも、魔人族の大陸に近づくと、上空から魔人族が油の壺を落として、その後から火矢で火攻めにしてくる。
ニセカンダル連合が、魔人族に早期に敗れたのも、最初の海戦時に海で魔人族の艦隊と交戦になり。
油を撒かれて火矢で火攻めにされて、大打撃を受けたからだ。
因みに、魔人族が飛行できるのは、背中の羽で直接飛行するのではなくて。
身体と羽に魔力を纏わせて、魔力で浮力と推進力を得ている。
魔力によっての飛行なので、空中でのホバリングも可能。
飛行高度は、500メートル前後が普通で。 飛行速度は40キロ前後で、飛行時間も1時間前後と短い。
飛行すると魔力の消費が激しくなり。 個体差にもよるが、高度と飛行速度&時間にも差が出るとの事。
魔王だけは特別で、飛行速度は60キロ以上、飛行時間は6時間くらいは可能だと思った方が良いと言われた。
上空の敵に対して有効なのは、弓と魔法と思われがちだが。
弓の平均的な射程距離は150メートル前後と考えればいいだろう。
ただ遠くに飛ばすだけなら、200~300メートルも可能だが。
上空に向かって動き回る的に当てるには相当の技術と予測能力が必要に為る。
まして、重力に逆らって射ているのだから、飛距離なども極端に落ちてくる。
せいぜい、120~180メートルで、矢の殺傷能力は無くなっていると考えた方が妥当だろう。
魔法にしても似たようなもので。
矢系の魔法で200メートル前後。
槍系の魔法で、100メートル前後。
爆裂系や、貫通系の魔法ですら300メートルが限界だ。
しかも、ホーミング性能は無いに等しい為に、弓矢と同じく当てるのが難しい。
「魔人族の大陸に、隠れる場所を作るのに。 3ヶ月でどれくらい作れそうですか?」
「作る場所と規模にもよるが。」
俺の言葉に聞き返すドンナさん。
「そうですねぇ。 できれば魔王城に比較的近い所に、百人単位で潜ませる事が理想なんですが。」
「魔王城の100キロ圏内に作るのは無理だぞ。 百人単位の規模だと、1つ作るのに10人がかりで3日くらいはかかる。
ただし、内装とかに気を配らない事を条件にだが。」
「内装には気を配らなくて良いです。 せいぜい5日。長くても10日の期間を隠れて過ごすだけですので。
身体を横に出来て、快適に眠れる空間を確保できていれば。」
「食糧事情は、前回と同じように優遇しれくれるのか?」
「もちろんです。 基本給金以外に、危険手当付き。
1つの潜伏先を作り終えて、2日の休暇。
食事は1日3食でデザート付き。 お酒も仕事に影響の出ない範囲でなら。」
「貴族並みだな。」
そう言ったのは、マゾダ外務大臣。
「敵地に先行しての潜伏作業なのですよ。 これでも足りないくらいです。」
勿論、護衛は着けるが。 それでも、敵の真っただ中。 しかも、魔王城の近くでの作業。
更に、敵は魔人族だけでなく、魔物と言った物まで襲ってくる可能性も高い。
今迄も、日に何人かは大怪我を負って転移陣で転移されて来る。
まぁ、こっちには、死亡して居なければ例え重症でも即座に治せる、反則級の回復役のソニアが居るからな。
1日に、20~30人くらいは大怪我をしても大丈夫だ。
と、思った自分に対して。
俺の思考も、相当だな。っと、自分で突っ込みをした。
スラブ帝国までは、イライザと転移魔法で来ている。
現在イライザは、スラブ帝国の技術部と意見を出し合って技術交換をしている。
城の中も、勝手知ったる何とやらで。
俺の警護と言う形で騎士が1人ついているだけだ。
少し立派な扉の前で立ち止まりドアをノックする。
「マゾダ外務大臣。 イクルです。」
「入ってくれ。」
「失礼します。」
返事を聞いて、ドアを開けて部屋の中を見ると先客がいた。
マゾダ外務大臣に視線で、席に座るように促されたので、彼らの右側に座る。
1人は、亜人族の代表者で妖精族のシン・ダカラ。
「やぁ、イクルさん。」
妖精族と言うと。
地球での妖精を思い浮かべて、小さな人の形に昆虫のような羽を想像するだろうが。
この星の妖精族は、人族と外見は殆ど変わらない。
なら、何をもって妖精族と呼ばれるのか。
妖精族は、全員女性として産まれてくる。
10年目の年に、女性から男性へ転生。 いや、この場合は、転性と言った方が良いのだろうか?
妖精族の男女比率は、男性が2割で、女性が8割。
この妖精族の転性?を知った時には、(妖精じゃなくて、妖性じゃね?)と心の中で突っ込みを入れてしまった。
そして、妖精族と異種族間の結婚で産まれた子供は8割の確率で、妖精族では無く番いとなる種族の子として産まれるらしい。
恐らく、この星の神は、全ての種族の雛形として妖精族を存在させているのだろう。
「初めましてです。 土竜のドンナ・モンダです。」
「シンさん、お元気そうで。 ドンナさん、初めまして。」
土竜のドンナ。
獣人族の避難施設の数を増やす時に、最大の功績をした獣人族だと言っても良い土竜族。
土竜族は、獣人族の中でも珍しい種族で、手の部分だけを人型にしたり、獣本来の姿に獣化させる事が出来る。
彼らの活躍で、他の獣人族が隠れる避難施設と、魔人族たちから隠れる兵士たちの場所が大幅に増設された。
土竜族は、獣人族の大陸だけでなく、亜人族の大陸にも避難施設を増設してくれた。
その お陰で、元から広かった亜人族大陸の鉱山型の避難施設は更に広さを増して、収容できる人の数と物資の量が飛躍的に伸びた。
「土竜族の方には、感謝の言葉しか出ません。
土竜族の お陰で、人族の食料の問題も、かなり楽になりました。
有り難う御座います。」
土竜のドンナさんに向かって頭を下げる。
「いえいえ。 私達こそ、貴方達の お陰で、前もって避難施設を広げる事が出来たのですから。」
「それで、シンさんは、どうして此方に?」
「はい。 実は……。」
妖精族のシンの話では、亜人族側と獣人族側の兵士たちの隠れ家の準備が凡そだが整ったことを。
既に、魔人族の大陸での、兵達の隠れ場所の着手にも当たっている事。
正直、各大陸から魔人族の大陸に渡るのが、一番の難課題だ。
人族の大陸から、亜人族、獣人族の大陸へは危険も少なく、渡航距離も2~3日と短いのに対して。
各大陸から、中央に位置する魔人族の大陸へは5日も掛かってしまう。
しかも、魔人族の大陸に近づくと、上空から魔人族が油の壺を落として、その後から火矢で火攻めにしてくる。
ニセカンダル連合が、魔人族に早期に敗れたのも、最初の海戦時に海で魔人族の艦隊と交戦になり。
油を撒かれて火矢で火攻めにされて、大打撃を受けたからだ。
因みに、魔人族が飛行できるのは、背中の羽で直接飛行するのではなくて。
身体と羽に魔力を纏わせて、魔力で浮力と推進力を得ている。
魔力によっての飛行なので、空中でのホバリングも可能。
飛行高度は、500メートル前後が普通で。 飛行速度は40キロ前後で、飛行時間も1時間前後と短い。
飛行すると魔力の消費が激しくなり。 個体差にもよるが、高度と飛行速度&時間にも差が出るとの事。
魔王だけは特別で、飛行速度は60キロ以上、飛行時間は6時間くらいは可能だと思った方が良いと言われた。
上空の敵に対して有効なのは、弓と魔法と思われがちだが。
弓の平均的な射程距離は150メートル前後と考えればいいだろう。
ただ遠くに飛ばすだけなら、200~300メートルも可能だが。
上空に向かって動き回る的に当てるには相当の技術と予測能力が必要に為る。
まして、重力に逆らって射ているのだから、飛距離なども極端に落ちてくる。
せいぜい、120~180メートルで、矢の殺傷能力は無くなっていると考えた方が妥当だろう。
魔法にしても似たようなもので。
矢系の魔法で200メートル前後。
槍系の魔法で、100メートル前後。
爆裂系や、貫通系の魔法ですら300メートルが限界だ。
しかも、ホーミング性能は無いに等しい為に、弓矢と同じく当てるのが難しい。
「魔人族の大陸に、隠れる場所を作るのに。 3ヶ月でどれくらい作れそうですか?」
「作る場所と規模にもよるが。」
俺の言葉に聞き返すドンナさん。
「そうですねぇ。 できれば魔王城に比較的近い所に、百人単位で潜ませる事が理想なんですが。」
「魔王城の100キロ圏内に作るのは無理だぞ。 百人単位の規模だと、1つ作るのに10人がかりで3日くらいはかかる。
ただし、内装とかに気を配らない事を条件にだが。」
「内装には気を配らなくて良いです。 せいぜい5日。長くても10日の期間を隠れて過ごすだけですので。
身体を横に出来て、快適に眠れる空間を確保できていれば。」
「食糧事情は、前回と同じように優遇しれくれるのか?」
「もちろんです。 基本給金以外に、危険手当付き。
1つの潜伏先を作り終えて、2日の休暇。
食事は1日3食でデザート付き。 お酒も仕事に影響の出ない範囲でなら。」
「貴族並みだな。」
そう言ったのは、マゾダ外務大臣。
「敵地に先行しての潜伏作業なのですよ。 これでも足りないくらいです。」
勿論、護衛は着けるが。 それでも、敵の真っただ中。 しかも、魔王城の近くでの作業。
更に、敵は魔人族だけでなく、魔物と言った物まで襲ってくる可能性も高い。
今迄も、日に何人かは大怪我を負って転移陣で転移されて来る。
まぁ、こっちには、死亡して居なければ例え重症でも即座に治せる、反則級の回復役のソニアが居るからな。
1日に、20~30人くらいは大怪我をしても大丈夫だ。
と、思った自分に対して。
俺の思考も、相当だな。っと、自分で突っ込みをした。
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