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と、ある男の少年期:2
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気が付いたら、病院のベットの中だった。
病院から退院して、すぐに病院に逆戻り。
思わずクスッと笑ってしまう。
数時間して、叔父さんがやって来た。
「よっ! 元気じゃないわな。」
「元気なら、病院には居ないと思いますよ。」
くぐもった声で、叔父さんに返事を返す。
「まったく、博仁さんも困ったもんだな。怪我した子供を、物置に閉じ込めるって。
小夜も、自分の子供だろうに。もうちっと・・・・。」
母さんの事を言いかけて、叔父さんが言葉を詰まらす。
叔父さんが申し訳なさそうな目で俺を見る。
母さんの、お兄さん。武彦叔父さん。
俺が、長期休校の時に、良く世話に為って居る叔父さん。
小学3年の時から、叔父さんが俺の事を見かねて、何かと夏冬休みには、叔父さんの家に呼んでくれている。
「気にしてませんから。 父さんとも、母さんとも。 3年ほど話らしい話もしていないですし。」
「はぁ・・・。 子供のくせに、頭が良すぎるってのも困りものだな。」
「瞳さえ、可愛がって貰えれば、僕は良いんです。」
「可愛くねえねなぁ。」
そう言って、叔父さんが、頭の上に手を置く。
「いっ!」
「悪い!」
「・・・・・」
「なぁ、聖人。」
叔父さんが、急に真面目な顔に為って俺の名を呼ぶ。
「俺のとこの子供にならないか?」
叔父さんの言葉に、肩が小さく跳ねる。
「今すぐには無理だけど。 数年以内には、お前を養子にしたいと思ってる。
義信も、聖人が弟になる事に大賛成だ。」
「・・・・・」
「お前。 このままじゃ、いつか間違いを起こすかもしれないからな・・・。」
叔父さんの言葉に、目から涙が出てくる。
父さんとの良い思い出なんて、何1つ無い。
妹が出来てから、初めて家族旅行に行った時も、はしゃいで怒られた記憶しかない。
キャッチボールも、一緒にジェットコースターに乗った記憶も無い。
ウチにはゲーム機なんてものも無いから、一緒にゲームすらしたことも無い。
有るのは、怒っている父さんの顔だけ。
母さんにしても、成績が下がるとヒステリックに怒るだけ。
父さんのする事には口を出さない。
何度か、堂田君と兼子君の家に遊びに行った時に、父さんと仲よく遊ぶ2人を見て凄く羨ましかった。
なんで、うちは、父さんも母さんも、僕と遊んでくれないのだろうと。
自分でも気が付いている。
このままじゃ、多分、僕は駄目に為ると。
最近では、父さんにと母さんを、父母だと思えなくなってきている自分を自覚してきている。
憎しみや、殺意さえ持つことも在る。
多分、最後に待っているのは、親を殺すか、僕が親に殺されるかのどっちかだ・・・。
「武彦オジサン!」
気が付いたら、叔父さんの名前を呼びながら、叔父さんに抱き着いて泣いていた。
「3年・・・。 3年以内に何とかする。 だから【絶対に】間違いを起こすなよ?」
「うん・・・。うん・・・。」
___________
怪我も治り、学校に戻る。
さすがに、苛めっ子たちも、極端な嫌がらせはしなくなってきたが。
一応、釘は指しておく。
妹に手を出さなければ、僕に何をしようが、僕の方からは手を出したりはしないと。
そして、小学校を卒業して、中学校に入学。
入学早々に、先輩方に呼び出される。
小学校で、悪目立ちし過ぎたらしい。
多少、殴られたけど。
この程度は、どうってことは無い。
散々、殴る蹴るの虐めを受けてきたんだ。 舐めないで欲しい。
とにかく下手に出て、先輩方の注意を引かないようにする。
中学では陸上部に入った。
小学の頃から、早起きして走ってたので(主に、虐めっ子から逃げるために)、1年の終わり頃には、中距離のレギュラーに選ばれていた。
非公認ながら、当時の中学生記録を何度か出してたので、クラブ内では持てはやされていた。
勉強の方も、成績を落とさない様に頑張った。
上位とは言わないまでも、絶えず100番前後(356人中)はキープしていた。
不良の先輩方には、ちょくちょく呼び出しを食らっていたが。 とにかく下手に出て、絡まれ過ぎないようにはしていた。
___________
中学2年の春。
小学から想い続けていた、桂子さんにラブレターを書いた。
だけど、渡す事は出来なかった。
出す勇気が無かったとじゃない。
書いたラブレターを机の上に置いて居たら、父さんに見つかって見られた。
そのときの父さんの言葉。
「子供のくせに、ガキが恋など早いわボケ。」
そう言って、書いたラブレターを目の前でビリビリに破かれた。
母さんは、それを見て薄っすらと笑っていた。
この時に、自分には恋をする資格も無いのかと思った。
2年の夏。
クラブで、400メートル走の種目を府大会突破した。
次の全国大会で、良い成績を残せば、中体連の目に留まって、オリンピックも夢じゃないかも知れない。
そして、良い記録を残せたら。 今度こそ、桂子さんに告白しよう。
手紙じゃなくて、自分の口から。
これなら、破かれたりはしない。
などと、考えていた時期もあったさ。
全日本中学校陸上競技選手権大会 1週間前。
病院から退院して、すぐに病院に逆戻り。
思わずクスッと笑ってしまう。
数時間して、叔父さんがやって来た。
「よっ! 元気じゃないわな。」
「元気なら、病院には居ないと思いますよ。」
くぐもった声で、叔父さんに返事を返す。
「まったく、博仁さんも困ったもんだな。怪我した子供を、物置に閉じ込めるって。
小夜も、自分の子供だろうに。もうちっと・・・・。」
母さんの事を言いかけて、叔父さんが言葉を詰まらす。
叔父さんが申し訳なさそうな目で俺を見る。
母さんの、お兄さん。武彦叔父さん。
俺が、長期休校の時に、良く世話に為って居る叔父さん。
小学3年の時から、叔父さんが俺の事を見かねて、何かと夏冬休みには、叔父さんの家に呼んでくれている。
「気にしてませんから。 父さんとも、母さんとも。 3年ほど話らしい話もしていないですし。」
「はぁ・・・。 子供のくせに、頭が良すぎるってのも困りものだな。」
「瞳さえ、可愛がって貰えれば、僕は良いんです。」
「可愛くねえねなぁ。」
そう言って、叔父さんが、頭の上に手を置く。
「いっ!」
「悪い!」
「・・・・・」
「なぁ、聖人。」
叔父さんが、急に真面目な顔に為って俺の名を呼ぶ。
「俺のとこの子供にならないか?」
叔父さんの言葉に、肩が小さく跳ねる。
「今すぐには無理だけど。 数年以内には、お前を養子にしたいと思ってる。
義信も、聖人が弟になる事に大賛成だ。」
「・・・・・」
「お前。 このままじゃ、いつか間違いを起こすかもしれないからな・・・。」
叔父さんの言葉に、目から涙が出てくる。
父さんとの良い思い出なんて、何1つ無い。
妹が出来てから、初めて家族旅行に行った時も、はしゃいで怒られた記憶しかない。
キャッチボールも、一緒にジェットコースターに乗った記憶も無い。
ウチにはゲーム機なんてものも無いから、一緒にゲームすらしたことも無い。
有るのは、怒っている父さんの顔だけ。
母さんにしても、成績が下がるとヒステリックに怒るだけ。
父さんのする事には口を出さない。
何度か、堂田君と兼子君の家に遊びに行った時に、父さんと仲よく遊ぶ2人を見て凄く羨ましかった。
なんで、うちは、父さんも母さんも、僕と遊んでくれないのだろうと。
自分でも気が付いている。
このままじゃ、多分、僕は駄目に為ると。
最近では、父さんにと母さんを、父母だと思えなくなってきている自分を自覚してきている。
憎しみや、殺意さえ持つことも在る。
多分、最後に待っているのは、親を殺すか、僕が親に殺されるかのどっちかだ・・・。
「武彦オジサン!」
気が付いたら、叔父さんの名前を呼びながら、叔父さんに抱き着いて泣いていた。
「3年・・・。 3年以内に何とかする。 だから【絶対に】間違いを起こすなよ?」
「うん・・・。うん・・・。」
___________
怪我も治り、学校に戻る。
さすがに、苛めっ子たちも、極端な嫌がらせはしなくなってきたが。
一応、釘は指しておく。
妹に手を出さなければ、僕に何をしようが、僕の方からは手を出したりはしないと。
そして、小学校を卒業して、中学校に入学。
入学早々に、先輩方に呼び出される。
小学校で、悪目立ちし過ぎたらしい。
多少、殴られたけど。
この程度は、どうってことは無い。
散々、殴る蹴るの虐めを受けてきたんだ。 舐めないで欲しい。
とにかく下手に出て、先輩方の注意を引かないようにする。
中学では陸上部に入った。
小学の頃から、早起きして走ってたので(主に、虐めっ子から逃げるために)、1年の終わり頃には、中距離のレギュラーに選ばれていた。
非公認ながら、当時の中学生記録を何度か出してたので、クラブ内では持てはやされていた。
勉強の方も、成績を落とさない様に頑張った。
上位とは言わないまでも、絶えず100番前後(356人中)はキープしていた。
不良の先輩方には、ちょくちょく呼び出しを食らっていたが。 とにかく下手に出て、絡まれ過ぎないようにはしていた。
___________
中学2年の春。
小学から想い続けていた、桂子さんにラブレターを書いた。
だけど、渡す事は出来なかった。
出す勇気が無かったとじゃない。
書いたラブレターを机の上に置いて居たら、父さんに見つかって見られた。
そのときの父さんの言葉。
「子供のくせに、ガキが恋など早いわボケ。」
そう言って、書いたラブレターを目の前でビリビリに破かれた。
母さんは、それを見て薄っすらと笑っていた。
この時に、自分には恋をする資格も無いのかと思った。
2年の夏。
クラブで、400メートル走の種目を府大会突破した。
次の全国大会で、良い成績を残せば、中体連の目に留まって、オリンピックも夢じゃないかも知れない。
そして、良い記録を残せたら。 今度こそ、桂子さんに告白しよう。
手紙じゃなくて、自分の口から。
これなら、破かれたりはしない。
などと、考えていた時期もあったさ。
全日本中学校陸上競技選手権大会 1週間前。
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