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異世界って言い方に!
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その日は、イライザの家に泊めて貰った。
寝る時に「襲ってきたら、遠慮なく叩きのめすからね。」っと、笑顔で釘を刺されたが。
安心してくれ。 間違っても襲ったりしないから。
勝てる気がしないし。 何より若すぎて性的対象にはならない。 自分の息子嫁よりも年下だし。
何より、俺の好みは、もっとこう。 スレンダーな体系で、そこにメガネでも掛けていれば最高です!
イライザは、実に見事なモデル体型で、ボン・キュッ・ボンだ。
普通の男性には、さぞモテる体系だと思うよ?
そうそう、獣人さん達の女性の方にも、普通に胸はあったからね。 服を着てるので、中身迄は分からないけど。
トイレも共有で、桶みたいなのに排泄物を溜め込んで、近くの穴に埋めているらしい。
イライザに教えてもらったのだが。 この集落は狩猟民族で、土地に定着しないで、大陸を移動しながら暮らしているらしい。
狩りで得た獲物を、近くの町や村に持って行き、入用な物と交換して生活しているのだとか。
どうりで、家が簡素だと思ってたよ。
集落の人数も、60人前前後らしいし。
移動しやすいように、家の分解と組み立てが簡単に出来るようにしてるのだとか。
中には、集落から外れて、気に入った土地に定着する人も居るのだとか。
獣人の大陸は、基本的に天候は穏やかで、天災とかは殆どないらしい。
数年に1~2度の大雨と、たまの地震がある程度だとか。
残念ながら、風呂の習慣は、人族でも無いらしくて。
普通は、沐浴か水浴び。 良くて桶に居れた穴から出る、水か湯でのシャワーらしい。
まぁ、やたらと、「らしい」「とか」を連発してるのは勘弁してくれ。 俺も聞いた話だし。
って、誰に言ってんだ俺? まだテンパってるらしいな。
* * * * * *
明けて翌日。
「おはよう。 よく眠れた?」
既に、イライザが起きて朝食の用意をしてるらしい。
良い匂いが漂っている。
「おはよう。 お陰様で、よく眠れたよ。」
これは、社交辞令ではない。 一昨日は木の上で眠った訳だし。
薄いとは言え、布団と毛布の上で眠れたのは感謝の限りだ。
布団の下に、藁を敷いてくれていたので、身体もガチガチに凝らずに済んでいるのも助かる。
「そう。それは良かった。 お昼過ぎには、ここを発つからね。」
「ん? ここを発つ?」
「そうよ。貴方を連れて王都に向かうから。」
そう言いながら、机の上に食事を並べるイライザ。
「あぁ、昨日言ってた、ソニアって姫さんの所かな?」
「そうよ。 貴方の事を見て貰わないといけないからね。 勇者じゃないにしろ、何かしらの特殊能力を持ってるかも知れないし。」
「多分、ないと思うよ。」
そう、昨日の夜に。寝るまでの時間、イライザと一緒に色々試したのだ。
結果、わかった事。
俺の身体能力は、この星の人族の平均以下(一般的な、成人男性と比べて)。
魔力無し。
特殊スキル無し。
金無し。
ついでに職無し。
とまぁ、見事なまでに無い無い尽くしだ。
だがまぁ、悲観して自暴自棄に為ってもいないさ。
なんせ、元から有るとは思っていなかったし。 あればラッキーかなって思ってたくらいだ。
50のオッサンが、異世界に転移しただけでも、ありえない状況だろうに。
これ以上、俺に何を望まれても、出しようが無いからね?
朝食を食って、集落の獣人の子供たちと戯れて居たら、あっという間に昼前に為った。
イライザの家で昼食を取り寛いでいたら、獣人さんがイライザの家に来訪してきた。
「イクル。紹介するわ。仲間のアレスよ。」
「アレスだ。」
そう言って、アレスが右手を差し出してきた。
日本語で話していることには驚かないよ。
何となく、予想はしてたしね!
「イクルです。」
同じく右手を差し出して握手を交わす。
アレスさんは、ゴリラの獣人さんだった。
見た目通りに、かなり良い体格をしている。
身長も2メートルは超えているね。俺も、182センチと、そこそこ高い方だけど。
完全に見上げる形になってる。
イライザの家の中に入るのに、かなり腰を折って入ってたもんな。
アレスさんと握手する時に、手を握り潰されないかと、ちょっとだけビビって居たのは秘密だ。
「ソニアから話は聞いていたけど。本当に、地球からの転移者なんだな。」
俺の恰好を見て、アレスが言う。
「それも日本のね。」
イライザが言葉を付け足す。
「ええ。 電車の中で、うたた寝をしていて。気が付いたら、この星に転移して居ました。」
と、俺が話すと。アレスさんがクスリと笑う。
「失礼。 この世界じゃなくて、この星と言う辺りが、ご年配の方なんだなって思ってしまって。」
「いえ。構いませんよ。 実際に若いどころか、50歳になるんですから。」
とは言え。この世界じゃなくて、この星と言う言い方は変えるつもりはない。
世界と言う表現でも間違ってはいないと思うけど。 俺たちが居るのは1つの星の上なんだから。
例えば地球。
太陽系第三惑星の地球と言う星。
それを、地球と言う世界だとは、誰も言わないはずだ。
そもそも、世界と言う意味は。 社会性の意味合いの方が強く。
日本人社会とか、アメリカ社会とか。 自分の知っている範囲での事柄を示し。 その示した全体像を世界と言っているのだから。
良くラノベとかで。この世界は狂っているとか、この世界は歪んでいるって表現があるけど。
それは、個人での知っている、或いは見えている範囲での事柄であって。
決して、その星全体を示すのじゃないのだから。
大体にして、異世界転移と言う呼び方や、異世界転生と言う呼び方も、俺的に言わせて貰うとオカシイしいのだ!
異世界ではなくて、正確には異次元と表現した方が正しいと思う!
何故なら! 地球とは異なる次元軸の星に行くのだから。
異次元転生とか、異次元転移と表現する方が正しいのだっ!
と、俺の意見を2人に力説してしまった。
何か、変な物でも見る目で軽く引いてる、イライザとアレス。
あ・・・、やっちまったよ・・・。俺・・・。
寝る時に「襲ってきたら、遠慮なく叩きのめすからね。」っと、笑顔で釘を刺されたが。
安心してくれ。 間違っても襲ったりしないから。
勝てる気がしないし。 何より若すぎて性的対象にはならない。 自分の息子嫁よりも年下だし。
何より、俺の好みは、もっとこう。 スレンダーな体系で、そこにメガネでも掛けていれば最高です!
イライザは、実に見事なモデル体型で、ボン・キュッ・ボンだ。
普通の男性には、さぞモテる体系だと思うよ?
そうそう、獣人さん達の女性の方にも、普通に胸はあったからね。 服を着てるので、中身迄は分からないけど。
トイレも共有で、桶みたいなのに排泄物を溜め込んで、近くの穴に埋めているらしい。
イライザに教えてもらったのだが。 この集落は狩猟民族で、土地に定着しないで、大陸を移動しながら暮らしているらしい。
狩りで得た獲物を、近くの町や村に持って行き、入用な物と交換して生活しているのだとか。
どうりで、家が簡素だと思ってたよ。
集落の人数も、60人前前後らしいし。
移動しやすいように、家の分解と組み立てが簡単に出来るようにしてるのだとか。
中には、集落から外れて、気に入った土地に定着する人も居るのだとか。
獣人の大陸は、基本的に天候は穏やかで、天災とかは殆どないらしい。
数年に1~2度の大雨と、たまの地震がある程度だとか。
残念ながら、風呂の習慣は、人族でも無いらしくて。
普通は、沐浴か水浴び。 良くて桶に居れた穴から出る、水か湯でのシャワーらしい。
まぁ、やたらと、「らしい」「とか」を連発してるのは勘弁してくれ。 俺も聞いた話だし。
って、誰に言ってんだ俺? まだテンパってるらしいな。
* * * * * *
明けて翌日。
「おはよう。 よく眠れた?」
既に、イライザが起きて朝食の用意をしてるらしい。
良い匂いが漂っている。
「おはよう。 お陰様で、よく眠れたよ。」
これは、社交辞令ではない。 一昨日は木の上で眠った訳だし。
薄いとは言え、布団と毛布の上で眠れたのは感謝の限りだ。
布団の下に、藁を敷いてくれていたので、身体もガチガチに凝らずに済んでいるのも助かる。
「そう。それは良かった。 お昼過ぎには、ここを発つからね。」
「ん? ここを発つ?」
「そうよ。貴方を連れて王都に向かうから。」
そう言いながら、机の上に食事を並べるイライザ。
「あぁ、昨日言ってた、ソニアって姫さんの所かな?」
「そうよ。 貴方の事を見て貰わないといけないからね。 勇者じゃないにしろ、何かしらの特殊能力を持ってるかも知れないし。」
「多分、ないと思うよ。」
そう、昨日の夜に。寝るまでの時間、イライザと一緒に色々試したのだ。
結果、わかった事。
俺の身体能力は、この星の人族の平均以下(一般的な、成人男性と比べて)。
魔力無し。
特殊スキル無し。
金無し。
ついでに職無し。
とまぁ、見事なまでに無い無い尽くしだ。
だがまぁ、悲観して自暴自棄に為ってもいないさ。
なんせ、元から有るとは思っていなかったし。 あればラッキーかなって思ってたくらいだ。
50のオッサンが、異世界に転移しただけでも、ありえない状況だろうに。
これ以上、俺に何を望まれても、出しようが無いからね?
朝食を食って、集落の獣人の子供たちと戯れて居たら、あっという間に昼前に為った。
イライザの家で昼食を取り寛いでいたら、獣人さんがイライザの家に来訪してきた。
「イクル。紹介するわ。仲間のアレスよ。」
「アレスだ。」
そう言って、アレスが右手を差し出してきた。
日本語で話していることには驚かないよ。
何となく、予想はしてたしね!
「イクルです。」
同じく右手を差し出して握手を交わす。
アレスさんは、ゴリラの獣人さんだった。
見た目通りに、かなり良い体格をしている。
身長も2メートルは超えているね。俺も、182センチと、そこそこ高い方だけど。
完全に見上げる形になってる。
イライザの家の中に入るのに、かなり腰を折って入ってたもんな。
アレスさんと握手する時に、手を握り潰されないかと、ちょっとだけビビって居たのは秘密だ。
「ソニアから話は聞いていたけど。本当に、地球からの転移者なんだな。」
俺の恰好を見て、アレスが言う。
「それも日本のね。」
イライザが言葉を付け足す。
「ええ。 電車の中で、うたた寝をしていて。気が付いたら、この星に転移して居ました。」
と、俺が話すと。アレスさんがクスリと笑う。
「失礼。 この世界じゃなくて、この星と言う辺りが、ご年配の方なんだなって思ってしまって。」
「いえ。構いませんよ。 実際に若いどころか、50歳になるんですから。」
とは言え。この世界じゃなくて、この星と言う言い方は変えるつもりはない。
世界と言う表現でも間違ってはいないと思うけど。 俺たちが居るのは1つの星の上なんだから。
例えば地球。
太陽系第三惑星の地球と言う星。
それを、地球と言う世界だとは、誰も言わないはずだ。
そもそも、世界と言う意味は。 社会性の意味合いの方が強く。
日本人社会とか、アメリカ社会とか。 自分の知っている範囲での事柄を示し。 その示した全体像を世界と言っているのだから。
良くラノベとかで。この世界は狂っているとか、この世界は歪んでいるって表現があるけど。
それは、個人での知っている、或いは見えている範囲での事柄であって。
決して、その星全体を示すのじゃないのだから。
大体にして、異世界転移と言う呼び方や、異世界転生と言う呼び方も、俺的に言わせて貰うとオカシイしいのだ!
異世界ではなくて、正確には異次元と表現した方が正しいと思う!
何故なら! 地球とは異なる次元軸の星に行くのだから。
異次元転生とか、異次元転移と表現する方が正しいのだっ!
と、俺の意見を2人に力説してしまった。
何か、変な物でも見る目で軽く引いてる、イライザとアレス。
あ・・・、やっちまったよ・・・。俺・・・。
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