40 / 92
第36話 辺境伯の気苦労
しおりを挟む
アベル達が、別荘で色々とやらかしていることを知らないレイジ。
(正確には、ルナと、エリスと、ユキナだが。)
今日は、アベル達に会わせたくない客が来訪する日だ。
* * * *
「ようこそ。ベイルード侯爵殿。」
レイジが恭しく礼を取る。
「フォルスト辺境伯殿も健壮で何よりです。」
「長旅でお疲れでしょう。ごゆるりと寛いでください。」
「お言葉に甘えさせていただくよ。」
談話室に案内して、一緒の席に着く。
「して。今回は、どのような御用件で?」
何をしに来たのかは知ってはいるが。飽くまでも知らないと言う態で尋ねるレイジ。
「なに、自領に帰るついでに、最近辺境伯領で噂になっている。
錬金術師殿の顔を拝見していこうと思いましてな。
なにせ、今では失われつつある錬金の秘法。
ぜひ、この目で確認したくて、年甲斐も無く、しゃしゃり出てきてしまったしだい。
はっはっは。」
(ふん。あわよくば、自分の陣営に取り込もうと画策してやがるくせに。
お前たちの出世欲の争いの為に、アベルもルナ達も、好きにはさせねえよ。)
「それは、タイミングが悪かったです。
実は、妻が体調を崩し。 別荘の方に保養に出向いておりまして。
妻の体調管理の為に、錬金術師殿も付いて行っております。
錬金術師殿は、妻と仲が良くて薬の知識にも博識なので。」
嘘と真実を混ぜて話す。
「それは、残念な事で。」
(ふん。よく言いおる。儂に会わせたくなくて、わざと時期を合わせたのだろうが。)
「代わりと言っては何ですが。
錬金術師殿が作成した武具の幾つかなら用意しておりますが。」
(本当は見せたくはないが。隠し過ぎると後が厄介だ。
なら適当に、このくらいは作れると思ってくれた方が良い。)
「それは是非とも拝見させていただきたい。」
(密偵からの情報では、国宝級にも匹敵すると聞いてはいるが。
はてさて、どこまでの物やら。)
「数が多いので。 御足労願っても?」
「ええ。」
* * * *
「こちらです。」
侯爵が来ると分かってから、突貫工事で作らせた地下室の保管庫と言う名の部屋に案内する。
「どうぞ、ゆるりと見分なさってください。」
「ほう。これは……見事な。」
部屋の中には、所狭しと武器や防具が並べられていた。
普通の武器防具から、錬金で作った武器防具まで。
「鑑定させて頂いても宜しいかな?」
「どうぞ。」
ベイルードが、一緒に着いてきた男性に言うと。
男性は、近くの武器防具から鑑定をしていく。
「っと。言い忘れておりました。
手前の方は普通の種類で。
奥に向かう程に、付与効果が強いのに並べております。」
30分ほどかけて、部屋の中の主要な武器防具を鑑定した男性はベイルードの耳もとで話す。
「フォルスト辺境伯。彼、グレッグが言うには、確かにどれも素晴らしい出来なのですが。
国宝級と比較するには、今一つと言う言葉でして。」
それも其の筈。
この部屋に並べられているのは、ルナとセリアが、相当に手を抜いて作成した品々なのだ。
それでも、優秀過ぎてレイジは頭を抱えたものだが。
「でしょうね。恐らく彼が見たのは。
ヒルト。来てくれ。」
レイジに呼ばれて、ヒルトが近寄ってきて姿を見せる。
手に錫杖を携えて。
「お初にお目にかかりますベイルード侯爵様。
私は大陸商業組合所属のヒルトと申します。
ライセンス等級は2級で御座います。」
そう言って、恭しく礼を取るヒルト。
「恐らくで御座いますが。そちらの男性の方が見たのは、私の所持している錫杖に類する品かと存じます。」
そう言って、錫杖を前に出す。
グレッグは錫杖を鑑定すると、大きく瞳を見開く。
前に見た杖とは付与効果が違うものの、その付与効果は国宝級と呼べるに値する。
「その様な品を幾つも作っていると?」
驚きの表情で聞くベイルード。
「まさか。いくら稀代の才を持った錬金の秘法の使い手でも、この様な品をポンポンと作られたら堪った物ではありませんよ。」
レイジが言葉を添える。
気合を入れれば作れるとは言えない。
何なら、作ってしまって、隠してあるとも言えない。
言ったが最後、それこそレイジでも囲いきれなくなる。
「錬金術師殿が、国宝級にも勝るとも劣らない品を作る時には条件と言うものが御座いまして。」
「条件ですか?」
「ええ。 まず、錬金術師殿に信頼されて居る事。
次に、友愛されて居る事。
最後に、どれだけ錬金術師殿に、思われているか。
数々の検証をした結論です。
私も、武器の作成を、お願いしたのですが。
この結果です。 鑑定してみてください。」
【青嵐の剣】
〈付与効果〉
攻撃速度上昇 18%
身体能力上昇 10%
切れ味上昇 21%
腕力上昇 14%
魔物特攻
「付与効果は5つ在りますが。
効果的には、ヒルトの錫杖には遠く及びません。」
「それだけ、ヒルト殿は、錬金術師殿に信頼されていると?」
「そうでしょうね。なにせ、ヒルトは錬金術師殿が元所属の血盟メンバーで、パーティーを組んでいた人なのですから。
信頼も友愛も高いでしょう。
なので、無理に作らせても、左程の効果は望めないと言う事です。」
噓である。
ヒルトは血盟剣美ではなく。血盟英華の剣所属。
しかも、血盟メンバーだったのはルナではなくてアベル。
嘘で固めるのではなく、嘘の中に真実を少し混ぜる。
これだけで、情報を攪乱させることが出来る。
付与効果についても半分は嘘。
確かに、ルナとセリアの思いの強さで、付与効果は上がっていくが。
たぶん、一番重要なのは。テンションの高さ。
友愛や信頼も関係してなくも無いが。
身も蓋も無い言い方をすれば。やる気の問題。
まあ、こう言って置けば。強引に接触する事はあっても。
バカな行動には移すまいと考えたレイジ。
(正確には、ルナと、エリスと、ユキナだが。)
今日は、アベル達に会わせたくない客が来訪する日だ。
* * * *
「ようこそ。ベイルード侯爵殿。」
レイジが恭しく礼を取る。
「フォルスト辺境伯殿も健壮で何よりです。」
「長旅でお疲れでしょう。ごゆるりと寛いでください。」
「お言葉に甘えさせていただくよ。」
談話室に案内して、一緒の席に着く。
「して。今回は、どのような御用件で?」
何をしに来たのかは知ってはいるが。飽くまでも知らないと言う態で尋ねるレイジ。
「なに、自領に帰るついでに、最近辺境伯領で噂になっている。
錬金術師殿の顔を拝見していこうと思いましてな。
なにせ、今では失われつつある錬金の秘法。
ぜひ、この目で確認したくて、年甲斐も無く、しゃしゃり出てきてしまったしだい。
はっはっは。」
(ふん。あわよくば、自分の陣営に取り込もうと画策してやがるくせに。
お前たちの出世欲の争いの為に、アベルもルナ達も、好きにはさせねえよ。)
「それは、タイミングが悪かったです。
実は、妻が体調を崩し。 別荘の方に保養に出向いておりまして。
妻の体調管理の為に、錬金術師殿も付いて行っております。
錬金術師殿は、妻と仲が良くて薬の知識にも博識なので。」
嘘と真実を混ぜて話す。
「それは、残念な事で。」
(ふん。よく言いおる。儂に会わせたくなくて、わざと時期を合わせたのだろうが。)
「代わりと言っては何ですが。
錬金術師殿が作成した武具の幾つかなら用意しておりますが。」
(本当は見せたくはないが。隠し過ぎると後が厄介だ。
なら適当に、このくらいは作れると思ってくれた方が良い。)
「それは是非とも拝見させていただきたい。」
(密偵からの情報では、国宝級にも匹敵すると聞いてはいるが。
はてさて、どこまでの物やら。)
「数が多いので。 御足労願っても?」
「ええ。」
* * * *
「こちらです。」
侯爵が来ると分かってから、突貫工事で作らせた地下室の保管庫と言う名の部屋に案内する。
「どうぞ、ゆるりと見分なさってください。」
「ほう。これは……見事な。」
部屋の中には、所狭しと武器や防具が並べられていた。
普通の武器防具から、錬金で作った武器防具まで。
「鑑定させて頂いても宜しいかな?」
「どうぞ。」
ベイルードが、一緒に着いてきた男性に言うと。
男性は、近くの武器防具から鑑定をしていく。
「っと。言い忘れておりました。
手前の方は普通の種類で。
奥に向かう程に、付与効果が強いのに並べております。」
30分ほどかけて、部屋の中の主要な武器防具を鑑定した男性はベイルードの耳もとで話す。
「フォルスト辺境伯。彼、グレッグが言うには、確かにどれも素晴らしい出来なのですが。
国宝級と比較するには、今一つと言う言葉でして。」
それも其の筈。
この部屋に並べられているのは、ルナとセリアが、相当に手を抜いて作成した品々なのだ。
それでも、優秀過ぎてレイジは頭を抱えたものだが。
「でしょうね。恐らく彼が見たのは。
ヒルト。来てくれ。」
レイジに呼ばれて、ヒルトが近寄ってきて姿を見せる。
手に錫杖を携えて。
「お初にお目にかかりますベイルード侯爵様。
私は大陸商業組合所属のヒルトと申します。
ライセンス等級は2級で御座います。」
そう言って、恭しく礼を取るヒルト。
「恐らくで御座いますが。そちらの男性の方が見たのは、私の所持している錫杖に類する品かと存じます。」
そう言って、錫杖を前に出す。
グレッグは錫杖を鑑定すると、大きく瞳を見開く。
前に見た杖とは付与効果が違うものの、その付与効果は国宝級と呼べるに値する。
「その様な品を幾つも作っていると?」
驚きの表情で聞くベイルード。
「まさか。いくら稀代の才を持った錬金の秘法の使い手でも、この様な品をポンポンと作られたら堪った物ではありませんよ。」
レイジが言葉を添える。
気合を入れれば作れるとは言えない。
何なら、作ってしまって、隠してあるとも言えない。
言ったが最後、それこそレイジでも囲いきれなくなる。
「錬金術師殿が、国宝級にも勝るとも劣らない品を作る時には条件と言うものが御座いまして。」
「条件ですか?」
「ええ。 まず、錬金術師殿に信頼されて居る事。
次に、友愛されて居る事。
最後に、どれだけ錬金術師殿に、思われているか。
数々の検証をした結論です。
私も、武器の作成を、お願いしたのですが。
この結果です。 鑑定してみてください。」
【青嵐の剣】
〈付与効果〉
攻撃速度上昇 18%
身体能力上昇 10%
切れ味上昇 21%
腕力上昇 14%
魔物特攻
「付与効果は5つ在りますが。
効果的には、ヒルトの錫杖には遠く及びません。」
「それだけ、ヒルト殿は、錬金術師殿に信頼されていると?」
「そうでしょうね。なにせ、ヒルトは錬金術師殿が元所属の血盟メンバーで、パーティーを組んでいた人なのですから。
信頼も友愛も高いでしょう。
なので、無理に作らせても、左程の効果は望めないと言う事です。」
噓である。
ヒルトは血盟剣美ではなく。血盟英華の剣所属。
しかも、血盟メンバーだったのはルナではなくてアベル。
嘘で固めるのではなく、嘘の中に真実を少し混ぜる。
これだけで、情報を攪乱させることが出来る。
付与効果についても半分は嘘。
確かに、ルナとセリアの思いの強さで、付与効果は上がっていくが。
たぶん、一番重要なのは。テンションの高さ。
友愛や信頼も関係してなくも無いが。
身も蓋も無い言い方をすれば。やる気の問題。
まあ、こう言って置けば。強引に接触する事はあっても。
バカな行動には移すまいと考えたレイジ。
870
お気に入りに追加
2,150
あなたにおすすめの小説
離縁してくださいと言ったら、大騒ぎになったのですが?
ネコ
恋愛
子爵令嬢レイラは北の領主グレアムと政略結婚をするも、彼が愛しているのは幼い頃から世話してきた従姉妹らしい。夫婦生活らしい交流すらなく、仕事と家事を押し付けられるばかり。ある日、従姉妹とグレアムの微妙な関係を目撃し、全てを諦める。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
辺境の街で雑貨店を営む錬金術士少女ノヴァ ~魔力0の捨てられ少女はかわいいモフモフ聖獣とともにこの地では珍しい錬金術で幸せをつかみ取ります~
あきさけ
ファンタジー
とある平民の少女は四歳のときに受けた魔力検査で魔力なしと判定されてしまう。
その結果、森の奥深くに捨てられてしまった少女だが、獣に襲われる寸前、聖獣フラッシュリンクスに助けられ一命を取り留める。
その後、フラッシュリンクスに引き取られた少女はノヴァと名付けられた。
さらに、幼いフラッシュリンクスの子と従魔契約を果たし、その眠っていた才能を開花させた。
様々な属性の魔法が使えるようになったノヴァだったが、その中でもとりわけ珍しかったのが、素材の声を聞き取り、それに応えて別のものに作り替える〝錬金術〟の素養。
ノヴァを助けたフラッシュリンクスは母となり、その才能を育て上げ、人の社会でも一人前になれるようノヴァを導きともに暮らしていく。
そして、旅立ちの日。
母フラッシュリンクスから一人前と見なされたノヴァは、姉妹のように育った末っ子のフラッシュリンクス『シシ』とともに新米錬金術士として辺境の街へと足を踏み入れることとなる。
まだ六歳という幼さで。
※この小説はカクヨム様、アルファポリス様で連載中です。
上記サイト以外では連載しておりません。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!
幸之丞
ファンタジー
2023/11/22~11/23 女性向けホットランキング1位
2023/11/24 10:00 ファンタジーランキング1位 ありがとうございます。
「うわ~ 私を捨てないでー!」
声を出して私を捨てようとする父さんに叫ぼうとしました・・・
でも私は意識がはっきりしているけれど、体はまだ、生れて1週間くらいしか経っていないので
「ばぶ ばぶうう ばぶ だああ」
くらいにしか聞こえていないのね?
と思っていたけど ササッと 捨てられてしまいました~
誰か拾って~
私は、陽菜。数ヶ月前まで、日本で女子高生をしていました。
将来の為に良い大学に入学しようと塾にいっています。
塾の帰り道、車の事故に巻き込まれて、気づいてみたら何故か新しいお母さんのお腹の中。隣には姉妹もいる。そう双子なの。
私達が生まれたその後、私は魔力が少ないから、伯爵の娘として恥ずかしいとかで、捨てられた・・・
↑ここ冒頭
けれども、公爵家に拾われた。ああ 良かった・・・
そしてこれから私は捨てられないように、前世の記憶を使って知識チートで家族のため、公爵領にする人のために領地を豊かにします。
「この子ちょっとおかしいこと言ってるぞ」 と言われても、必殺 「女神様のお告げです。昨夜夢にでてきました」で大丈夫。
だって私には、愛と豊穣の女神様に愛されている証、聖女の紋章があるのです。
この物語は、魔法と剣の世界で主人公のエルーシアは魔法チートと知識チートで領地を豊かにするためにスライムや古竜と仲良くなって、お力をちょっと借りたりもします。
果たして、エルーシアは捨てられた本当の理由を知ることが出来るのか?
さあ! 物語が始まります。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる