27 / 79
第25話 中級錬金術解放しました
しおりを挟む
アベル達が、妖精の森に向かった翌日。
ルナと、エリスは、中級錬金釜と中級錬金陣の制作の準備に精を出していた。
ルナが、アントワネリーとシャリアに声を掛けて、魔力を注ぐ時のサポートを頼み。
エリスは、材料の選別と調達。
調達と言っても、スカーレットの所で素材を取ってくるだけなのだが。
* * * *
「それでは。アントワネリーさん。シャリアさん。
宜しくお願いします。」
エリスが、2人に向かって頭を下げる。
「任せてくれ! 2人の錬金術には世話に為ってるんだ。」
「はい。魔力を注ぐだけでいいならいくらでも。」
笑顔で答えるアントワネリーとシャリアなのだが。
その、注ぎ込む魔力の量と質が、尋常ではないのを自覚していないのが質が悪い。
なにせ、2人とも。2級目前のライセンス持ちなのだから。
「私も、微力ながら頑張っちゃいますねぇ~。」
スカーレットも、袖をまくりながら言う。
何気に、6等級のスカーレット。
ルナが錬金釜の前に立ち。
その横に机を置いてエリスが錬金陣を広げる。
ルナに左手。エリスに右手を当てるのはアンネ。
アンネの後ろにシャリア。その後ろにスカーレット。
「準備できたぞ。」
「私も。」
「OKだよぉ~。」
錬金釜(錬金陣)初級。蒸留水。中和剤虹。祝辞の水。コラム原石。
「「お願いします。」」
ルナとエリス。二人揃って声をあげる。
合図と共に、アンネが。シャリアが。スカーレットが魔力を放出し始める。
ルナは釜を混ぜ。エリスは陣の上で手をこねる。
5分が経過して、釜と陣が光を発する。
輝きが収まると、釜はくすんだ銀色の釜に。
陣も、同じく、くすんだ銀色の模様が。
「銀?」
金の釜から、銀の釜にランク落ちしたのかと。マジマジと眺めるアンネ。
「違いまよぉ~。これ、銀じゃなくて、ミスリルですねぇ~。」
「「「「ミスリル!?」」」」
ルナ、エリス、アンネ、シャリアが驚く。
「はい~。釜にも陣にも、魔力が宿ってますねぇ~。
ミスリルは、何度か取り扱ってますのでえ~。間違いないですぅ~。」
【中級錬金釜】品質:最上級
【中級錬金陣】品質:最上級
それと同時に、ルナのスキルボードが新たに解放され。
エリスのスキルブックも解放されていた。
ルナと、エリスは、中級錬金釜と中級錬金陣の制作の準備に精を出していた。
ルナが、アントワネリーとシャリアに声を掛けて、魔力を注ぐ時のサポートを頼み。
エリスは、材料の選別と調達。
調達と言っても、スカーレットの所で素材を取ってくるだけなのだが。
* * * *
「それでは。アントワネリーさん。シャリアさん。
宜しくお願いします。」
エリスが、2人に向かって頭を下げる。
「任せてくれ! 2人の錬金術には世話に為ってるんだ。」
「はい。魔力を注ぐだけでいいならいくらでも。」
笑顔で答えるアントワネリーとシャリアなのだが。
その、注ぎ込む魔力の量と質が、尋常ではないのを自覚していないのが質が悪い。
なにせ、2人とも。2級目前のライセンス持ちなのだから。
「私も、微力ながら頑張っちゃいますねぇ~。」
スカーレットも、袖をまくりながら言う。
何気に、6等級のスカーレット。
ルナが錬金釜の前に立ち。
その横に机を置いてエリスが錬金陣を広げる。
ルナに左手。エリスに右手を当てるのはアンネ。
アンネの後ろにシャリア。その後ろにスカーレット。
「準備できたぞ。」
「私も。」
「OKだよぉ~。」
錬金釜(錬金陣)初級。蒸留水。中和剤虹。祝辞の水。コラム原石。
「「お願いします。」」
ルナとエリス。二人揃って声をあげる。
合図と共に、アンネが。シャリアが。スカーレットが魔力を放出し始める。
ルナは釜を混ぜ。エリスは陣の上で手をこねる。
5分が経過して、釜と陣が光を発する。
輝きが収まると、釜はくすんだ銀色の釜に。
陣も、同じく、くすんだ銀色の模様が。
「銀?」
金の釜から、銀の釜にランク落ちしたのかと。マジマジと眺めるアンネ。
「違いまよぉ~。これ、銀じゃなくて、ミスリルですねぇ~。」
「「「「ミスリル!?」」」」
ルナ、エリス、アンネ、シャリアが驚く。
「はい~。釜にも陣にも、魔力が宿ってますねぇ~。
ミスリルは、何度か取り扱ってますのでえ~。間違いないですぅ~。」
【中級錬金釜】品質:最上級
【中級錬金陣】品質:最上級
それと同時に、ルナのスキルボードが新たに解放され。
エリスのスキルブックも解放されていた。
976
お気に入りに追加
2,252
あなたにおすすめの小説
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【 完結 】 レベルと物語の無いVR・MMORPGの世界で ULTIMATE・SKILL・ONLINE
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
レベルと言う概念が無く。 メインストーリーも皆無。
チート無し!俺ツええ無し! デスゲーム性も無し!
そんなゲームの中での、プレイヤー達のドタバタ奮闘記を描く。
笑いあり! 友情あり! 感動あり!? バトルもあり!
辛口・甘口 どちらの感想も大歓迎です!
兄のお嫁さんに嫌がらせをされるので、全てを暴露しようと思います
きんもくせい
恋愛
リルベール侯爵家に嫁いできた子爵令嬢、ナタリーは、最初は純朴そうな少女だった。積極的に雑事をこなし、兄と仲睦まじく話す彼女は、徐々に家族に受け入れられ、気に入られていく。しかし、主人公のソフィアに対しては冷たく、嫌がらせばかりをしてくる。初めは些細なものだったが、それらのいじめは日々悪化していき、痺れを切らしたソフィアは、両家の食事会で……
10/1追記
※本作品が中途半端な状態で完結表記になっているのは、本編自体が完結しているためです。
ありがたいことに、ソフィアのその後を見たいと言うお声をいただいたので、番外編という形で作品完結後も連載を続けさせて頂いております。紛らわしいことになってしまい申し訳ございません。
また、日々の感想や応援などの反応をくださったり、この作品に目を通してくれる皆様方、本当にありがとうございます。これからも作品を宜しくお願い致します。
きんもくせい
無能とされた双子の姉は、妹から逃げようと思う~追放はこれまでで一番素敵な贈り物
ゆうぎり
ファンタジー
私リディアーヌの不幸は双子の姉として生まれてしまった事だろう。
妹のマリアーヌは王太子の婚約者。
我が公爵家は妹を中心に回る。
何をするにも妹優先。
勿論淑女教育も勉強も魔術もだ。
そして、面倒事は全て私に回ってくる。
勉強も魔術も課題の提出は全て代わりに私が片付けた。
両親に訴えても、将来公爵家を継ぎ妹を支える立場だと聞き入れて貰えない。
気がつけば私は勉強に関してだけは、王太子妃教育も次期公爵家教育も修了していた。
そう勉強だけは……
魔術の実技に関しては無能扱い。
この魔術に頼っている国では私は何をしても無能扱いだった。
だから突然罪を着せられ国を追放された時には喜んで従った。
さあ、どこに行こうか。
※ゆるゆる設定です。
※2021.9.9 HOTランキング入りしました。ありがとうございます。
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
【完結】妹が欲しがるならなんでもあげて令嬢生活を満喫します。それが婚約者の王子でもいいですよ。だって…
西東友一
恋愛
私の妹は昔から私の物をなんでも欲しがった。
最初は私もムカつきました。
でも、この頃私は、なんでもあげるんです。
だって・・・ね
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる