15 / 92
第14話 クエストに連れて行かれちゃいました
しおりを挟む
アイアンゴーレムの攻撃を躱して剣を振るう。
まるで、バターでも切るかのように、アイアンゴーレムの左足が切断されて、アイアンゴーレムがバランスを崩して倒れる。
倒れた状態でも、残された手足でアベルを攻撃するも。
アベルは、全ての攻撃を余裕をもって躱して、アイアンゴーレムの頭部に在るコアを破壊する。
「ふう。これで終了っと。」
アイアンゴーレムのコアを、マジックポーチに入れると、今度はアイアンゴーレムの身体を剣で切り分ける。
アイアンゴーレムの身体は、全身が鉄なので、ルナが鉄のインゴットを作るための材料になる。
★アイアンゴーレム★
全身が鉄でできたゴーレム。
全長は2メートルほどで動きは遅い。
鈍重だが、鉄で出来ている為に、物理攻撃は通りにくい。
「しっかし、その剣。本当に、よく切れるなあ。」
刃渡り90センチの、飾り気のない直剣を見て言葉を漏らすミリア。
【鋼の剣】品質:極上。
追加効果:斬鉄(鉄を切断可能)
ルナが、アベルの為にと、思いを込めて作った会心の一品。
追加効果を見て。ルナが、アベルの為なのか、自分の為なのか悩んでしまったのは内緒だ。
「アタシ。何もしていないんだけど……。」
アベルと、ミリアを見て、恨めしそうに言うアントワネリー。
「楽が出来て良いじゃないか。なっ。」
アベルを見て言うミリア。
苦笑で返すアベル。
「ぶ~~~。」
ぶ~垂れるアントワネリー。
いま、アベル達が居るのは、シグルートの街から半日ほどの所に存在する廃棄鉱山。
廃棄された理由は、鉄の採掘量が落ちたのと。魔物が徘徊する様に為った事が原因。
徘徊する魔物は、主にロックゴーレムと、アイアンゴーレム。
その他には、ワーム種と昆虫種。
ミリアは、アントワネリーの血盟剣美に所属するメンバー。
職業スキルは【斧戦士】。
所持してる武器は、ルナ制作の斧。
【鋼の斧】品質:高
付属効果:斬岩(岩を切断可能)
コーウェル神父と、アントワネリーの錫杖を作った後に、色々試した事で分った事が。
まず、ルナの錬金術師で製作可能な武器は、ほぼ全部製作可能だと言う事。
更に、知識が無い武器は作るのも難しいが。
見本である武器を錬金釜に一緒に入れる事で、ルナの足りない知識分を補い、
結果、高品質のアイテムが出来上がる確率が高いと分かった。
そりゃ、見た事も無い物だと。 どんな物なのか判らないし、想像も出来ないわな。
因みに今は、布の錬金制作に躍起になっている。
俺もそうだけど、ルナのスキルボードも、未開放なのが多すぎて、何を指針にすれば良いのかすら分からないのが現状。
さて、横道にそれたが。
なぜ、俺たちが、廃鉱山に来ているのかと問われれば。
大陸商業組合からの依頼だから。
最近、この廃鉱山を徘徊する魔物の数が増えているので。
その原因の調査と、原因を排除できそうなら排除。
俺と、アントワネリーさんに、ミリアさん。
それと、斥候の職業スキルを持っているカナンさん。
回復職のシャリアさん。
の、5人で来ている。
なんせ、坑道なので狭い。
大人数で来ても、動きに規制が掛かるので少人数での調査。
因みに、俺はアントワネリーさんに、首根っこ掴まれて連行されてきた。
良い経験に為るだろうと。
確かに、アントワネリーさん達みたいな、上級ライセンス持ちと一緒にクエスト出来るなんて光栄なんでろうけど。
何と言うか……。肩身が狭い。
女性4人に、男が1人。
それこそ、良いネタにされてしまっている。
キャッキャ。ウフフフ。と、弄られながら進んでいくと。
突然、カナンが立ち止まり、後ろ手に合図を送ってくる。
ハンドサインで、静かにしろと。
皆が、戦闘態勢を取る。
まるで、バターでも切るかのように、アイアンゴーレムの左足が切断されて、アイアンゴーレムがバランスを崩して倒れる。
倒れた状態でも、残された手足でアベルを攻撃するも。
アベルは、全ての攻撃を余裕をもって躱して、アイアンゴーレムの頭部に在るコアを破壊する。
「ふう。これで終了っと。」
アイアンゴーレムのコアを、マジックポーチに入れると、今度はアイアンゴーレムの身体を剣で切り分ける。
アイアンゴーレムの身体は、全身が鉄なので、ルナが鉄のインゴットを作るための材料になる。
★アイアンゴーレム★
全身が鉄でできたゴーレム。
全長は2メートルほどで動きは遅い。
鈍重だが、鉄で出来ている為に、物理攻撃は通りにくい。
「しっかし、その剣。本当に、よく切れるなあ。」
刃渡り90センチの、飾り気のない直剣を見て言葉を漏らすミリア。
【鋼の剣】品質:極上。
追加効果:斬鉄(鉄を切断可能)
ルナが、アベルの為にと、思いを込めて作った会心の一品。
追加効果を見て。ルナが、アベルの為なのか、自分の為なのか悩んでしまったのは内緒だ。
「アタシ。何もしていないんだけど……。」
アベルと、ミリアを見て、恨めしそうに言うアントワネリー。
「楽が出来て良いじゃないか。なっ。」
アベルを見て言うミリア。
苦笑で返すアベル。
「ぶ~~~。」
ぶ~垂れるアントワネリー。
いま、アベル達が居るのは、シグルートの街から半日ほどの所に存在する廃棄鉱山。
廃棄された理由は、鉄の採掘量が落ちたのと。魔物が徘徊する様に為った事が原因。
徘徊する魔物は、主にロックゴーレムと、アイアンゴーレム。
その他には、ワーム種と昆虫種。
ミリアは、アントワネリーの血盟剣美に所属するメンバー。
職業スキルは【斧戦士】。
所持してる武器は、ルナ制作の斧。
【鋼の斧】品質:高
付属効果:斬岩(岩を切断可能)
コーウェル神父と、アントワネリーの錫杖を作った後に、色々試した事で分った事が。
まず、ルナの錬金術師で製作可能な武器は、ほぼ全部製作可能だと言う事。
更に、知識が無い武器は作るのも難しいが。
見本である武器を錬金釜に一緒に入れる事で、ルナの足りない知識分を補い、
結果、高品質のアイテムが出来上がる確率が高いと分かった。
そりゃ、見た事も無い物だと。 どんな物なのか判らないし、想像も出来ないわな。
因みに今は、布の錬金制作に躍起になっている。
俺もそうだけど、ルナのスキルボードも、未開放なのが多すぎて、何を指針にすれば良いのかすら分からないのが現状。
さて、横道にそれたが。
なぜ、俺たちが、廃鉱山に来ているのかと問われれば。
大陸商業組合からの依頼だから。
最近、この廃鉱山を徘徊する魔物の数が増えているので。
その原因の調査と、原因を排除できそうなら排除。
俺と、アントワネリーさんに、ミリアさん。
それと、斥候の職業スキルを持っているカナンさん。
回復職のシャリアさん。
の、5人で来ている。
なんせ、坑道なので狭い。
大人数で来ても、動きに規制が掛かるので少人数での調査。
因みに、俺はアントワネリーさんに、首根っこ掴まれて連行されてきた。
良い経験に為るだろうと。
確かに、アントワネリーさん達みたいな、上級ライセンス持ちと一緒にクエスト出来るなんて光栄なんでろうけど。
何と言うか……。肩身が狭い。
女性4人に、男が1人。
それこそ、良いネタにされてしまっている。
キャッキャ。ウフフフ。と、弄られながら進んでいくと。
突然、カナンが立ち止まり、後ろ手に合図を送ってくる。
ハンドサインで、静かにしろと。
皆が、戦闘態勢を取る。
1,152
お気に入りに追加
2,143
あなたにおすすめの小説
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる