21 / 35
第2章
20:ダンジョン
しおりを挟む
『うわぁ~。』
調査依頼された、ダンジョンの前での最初の第一声がコレ。
明彦。 オスアナ。 尊。 シノン。 シャナ。 コヨミ。 ココ。
全員仲良く声を揃えての声だ。
見た目は洞窟的な感じなのだが。
中を覗くと、どう見ても近代化的な造りに為っている。
「これってさ。 どう見ても、アレだよね?」
ココがニヤニヤ笑いながら言う。
「だよねぇ~。」
と、コヨミ。
「これが、ダンジョン?」
シノンが言う。
「想像してたのと違いますね。」
シャナ。
「どこのバカ神だ…。」
と、オスアナ。
「思うんだけどさ。 神様の基準って何なの?」
尊が問う。
「1:面白さ。 2:適当。 3:魂の選抜ミス。 さあ、どれだ?」
明彦が答える。
「全部な感じがする…。」
「当たりだ!」
半ば、やけくそ気味に言う明彦。
そう、2000年ほど前から。 やたらと、他の次元の地球と言う星の転生者と転移者が急増して。
異世界で、何かとやらかしてくれている。
今回も、その口だ。
おおかた、神に能力を貰って、ハーレムでも築いて、能天気に為っている輩だろう。
「あぁ~。もう、めんどくせええっ! こっちの世界に流れてくんなよっ!」
「明彦。 本音が駄々洩れ。」
爆笑しながら言うココ。
「いつも通り。 俺が先頭で良いのか?」
「頼む。 一応、注意しとけよ。」
後ろを見ながら言う明彦。
この場合の注意とは、危険だから注意しろ。と言う意味ではない。
やり過ぎない様に注意しろ。と、言う意味だ。
* * * *
中に入ると、コンクリートの様な材質で通路ができている。
幅は8メートルくらい。 高さは10メートル位はあるだろうか。
感覚的には、大きめの地下街を歩いている感じだ。
ドシュ!ドシュ!
壁から、レーザー光線が、オスアナに向かって発射される。
オスアナは気に留める様子もなく、歩む速度を落とさずにサクサクと漢解除で進む。
ガコンッ! とオスアナの足元が開き、オスアナが落下する。
落下した先には、硫酸の溜まり場。
「引き上げようか?」
上から穴を覗き、ココが声をかける。
「頼む。」
ココの念動力で、引き上げられたオスアナ。
「オスアナ。 綺麗になってない?」
コヨミが言うと。
「ふむ。 古い角質が取れて、鱗に艶が出てるな。
今度から、艶を出すときは硫酸に浸かるのもありだな。」
などと、おかしな発言をするオスアナ。
「しかし、完全に殺しに来てるよね。」
ココが言うと。
「何か、おかしいのですか?」
シノンが尋ねる。
「ああ、シノンとシャナは知らなかったっけ。
普通、ダンジョンってのは。 魔力が餌なんだよね。」
「魔力が餌ですか? まあ、何となく理解はできますが。」
「確かにさ。 人を殺しても魔力は補給できるんだけどさ。
ダンジョンにとって、一番いいのは、魔力を使いづづけて貰うのが理想なんだよね。
しかも、出来るだけ沢山の人に。
それなのに、ここの罠って、ほぼ即死するレベルの罠ばっかしなんだよね。」
ココに言われて、思い返すシノン。
入り口から入って、直ぐに数十トンの天井が落ちてきたり。
四方から火炎が噴き出したり。
レーザー光線。 そして、酸の海。
「向こうに、大物がいるね。」
コヨミが言う。
「空間の広さと、大きさ的に考えると。 竜辺りかな?」
とココ。
「竜とか居るんですか?」
シャナが聞いてくる。
「うん。普通に居るよ。 滅多に人里には姿を見せないけど。」
尊の言葉に絶句するシノンとシャナ。
「竜ね…。」
どのみち、ドロップ型なのか、解体型なのか、霧散型なのか、調べないといけないしな。
と思考していると。
ドンッ! ドゴンッ! ドカッ! ドッゴーン!
轟音が響き渡る。
ふと見れば。 コヨミが居なかった。
「コヨミなら、喜び勇んで行ったよ。」
ココが苦笑しながら言う。
「行こうか。」
まぁ、いつもの事なので諦めるとしよう。
どうせ、殺そうとしても死んでくれない連中ばっかだし。(シノンとシャナを除けば)
* * サイド:コヨミ * *
ドンッ! と大きな扉を蹴り破り中に入る。
かなり大きな空間で、高さは50メートルくらい。
広さは、半径30メートル位はあるだろうか。
「う~ん……。 小さい。」
中央に佇む漆黒の竜を見てガッカリするコヨミ。
そりゃ、そうだろう。 普段から、宇宙怪獣を見慣れてしまっているのだから。
100メートル級の怪獣と、20メートルちょっとの大きさの黒竜と比較するなと言いたい。
黒竜が、尻尾でコヨミを攻撃する。
ドゴンッ!と言う音と共に、左手一本で受け止めるコヨミ。
そのまま、そのまま尻尾を掴んで手首のスナップだけで黒竜を上に放り投げる。
ドンッ! と言う音と共に、黒竜は、勢いを殺す間もなく天井に叩きつけられる。
そして、落ちてくる。
「よっ!」
ドッゴーン!
落ちてくる黒竜の頭部に、コヨミの踵落としが決まり、黒竜は地面に埋まり込む。
「弱い……。」
コヨミ、消化不良の様子。
* * サイド:DM * *
「えっ?」
モニター越しに、黒竜が倒されるのを見て、ダンジョンマスターこと、佐藤 和真が短い声をあげる。
「黒竜を2発で倒すって…。」
紅い瞳と黒髪で、漆黒のマントを纏った女性が言う。
「いや。実質は1発だな。 黒竜を放り投げた時のは、殆どダメージなど無いはずだ。」
長身で青髪の鎧姿の女性が言う。
「魔力を使って身体強化をしている様子もなかったです。」
身長の低い茶髪で癖っ毛の女性。
「どうする、和真。 恐らく、彼女は私よりも強いぞ。」
鎧姿の女性が言う。
「ダグネスよりもか?」
「ああ。私も本気を出せば、竜を相手にできるが。
彼女は、実力の半分も出していない。 かなり手を抜いていると思うぞ。」
「それに、あのドワーフ?の女の子。 普通に魔法を使ってる。 シーナ。魔法阻害は展開しているの?」
癖っ毛の女性が尋ねると。
「勿論です。恵。 と言うか。 彼女は魔法を使っていないと思われます。
魔力反応すら感じられていません。」
何もない空間から返事が返ってくる。
「魔法を使っていない? あの酸の溜まり場から、リザードマン?を浮上させたのに?
「和真。 心当たりは?」
マントを纏った女性が言うと。
「無い。 事も無い。」
「歯切りの悪い言い方ね。」
「俺の居た世界では、魔法と言う空想の産物の他に、超能力ってのが同じように空想上の産物としてあってさ。
まぁ、ミスティー達の世界で、俺は魔法と言う能力を手に入れれた訳だけども。」
「超能力? なによ、それ。」
「魔法と似たような事が、魔力ではなくて精神力?ってので、魔法と似たようなことができる能力と言えばいいのかな?
考えただけで、手を使わずに物を動かしたり浮かせたり。 転移魔法みたいに、一瞬で遠くに移動出来たり。
火を着けて燃やしたり。 氷漬けにしたり。」
「魔法じゃない。」
「いや、魔法みたいだけど、魔法じゃないんだな。 説明しずらい……。」
「まぁ、確かに、魔法とESPなんて、似ているようで、異なるものなんだけどね。」
自分たち以外の声が聞こえて、4人がその声の方に視線を向ける。
「やぁ、初めまして。 僕の名前はココ・アンブレラ。 勇者学校所属。
科学者で、超能力者。 宜しくね。」
そう言って、軽くお辞儀をするココ。
「えっ!? 身体が!?」
「えっ? なんで?」
「動かせませんね。」
ミスティー、ダグネス、恵の3人が声をあげる。
「あ、ごめん。 一応、拘束だけはさせて貰ったよ。 敵対しないって約束してくれるなら拘束を解くけど。」
「ココさんだっけ? さっき超能力者って言ってたけど。」
「そうだよ。 これでも、地球最強って自負してるよ。」
にっこりと笑顔で答えるココ。
「地球?」
「そう。 太陽系第三惑星の地球。 君は、地球から異世界に転生された口かな?」
「テレパシーで、思考を読めるんじゃ?」
「読んでも良いなら。読むけど?
僕たちとしては、話し合いに来たつもりなんで。」
「何を勝手なことをっ! 人の敷地に勝手に入ってきておいて!」
ダグネスが言う。
「あのね。 それ言っちゃうと、君たちの方も罪に問われるよ?」
「なんで私たちが罪に問われるのだっ! 我が家の敷地内に無断で入って来た者を排除したに過ぎないっ!」
再び吠えるダグネス。
「それ、君たちの世界でわって話でね。 ここは地球なの。
で、君たちは、地球の火乃原大陸って所に転移してきて。
火乃原管理下の土地に勝手にダンジョン作っちゃってるの。 わかる?」
「ひのもと? 日本じゃなくて?」
「おっ。君は日本からの転移者?」
「あっ!」
うっかり、口を滑らせてしまう和真。
「まぁ、良いよ。 話長くなりそうだし。」
(明彦。 こっちは、一応落ち着いた。 テレポートしてきて良いよ。)
(分かった。 跳ぶぞ。)
次の瞬間には、明彦たち6人の姿が和真たちの前に現れた。
調査依頼された、ダンジョンの前での最初の第一声がコレ。
明彦。 オスアナ。 尊。 シノン。 シャナ。 コヨミ。 ココ。
全員仲良く声を揃えての声だ。
見た目は洞窟的な感じなのだが。
中を覗くと、どう見ても近代化的な造りに為っている。
「これってさ。 どう見ても、アレだよね?」
ココがニヤニヤ笑いながら言う。
「だよねぇ~。」
と、コヨミ。
「これが、ダンジョン?」
シノンが言う。
「想像してたのと違いますね。」
シャナ。
「どこのバカ神だ…。」
と、オスアナ。
「思うんだけどさ。 神様の基準って何なの?」
尊が問う。
「1:面白さ。 2:適当。 3:魂の選抜ミス。 さあ、どれだ?」
明彦が答える。
「全部な感じがする…。」
「当たりだ!」
半ば、やけくそ気味に言う明彦。
そう、2000年ほど前から。 やたらと、他の次元の地球と言う星の転生者と転移者が急増して。
異世界で、何かとやらかしてくれている。
今回も、その口だ。
おおかた、神に能力を貰って、ハーレムでも築いて、能天気に為っている輩だろう。
「あぁ~。もう、めんどくせええっ! こっちの世界に流れてくんなよっ!」
「明彦。 本音が駄々洩れ。」
爆笑しながら言うココ。
「いつも通り。 俺が先頭で良いのか?」
「頼む。 一応、注意しとけよ。」
後ろを見ながら言う明彦。
この場合の注意とは、危険だから注意しろ。と言う意味ではない。
やり過ぎない様に注意しろ。と、言う意味だ。
* * * *
中に入ると、コンクリートの様な材質で通路ができている。
幅は8メートルくらい。 高さは10メートル位はあるだろうか。
感覚的には、大きめの地下街を歩いている感じだ。
ドシュ!ドシュ!
壁から、レーザー光線が、オスアナに向かって発射される。
オスアナは気に留める様子もなく、歩む速度を落とさずにサクサクと漢解除で進む。
ガコンッ! とオスアナの足元が開き、オスアナが落下する。
落下した先には、硫酸の溜まり場。
「引き上げようか?」
上から穴を覗き、ココが声をかける。
「頼む。」
ココの念動力で、引き上げられたオスアナ。
「オスアナ。 綺麗になってない?」
コヨミが言うと。
「ふむ。 古い角質が取れて、鱗に艶が出てるな。
今度から、艶を出すときは硫酸に浸かるのもありだな。」
などと、おかしな発言をするオスアナ。
「しかし、完全に殺しに来てるよね。」
ココが言うと。
「何か、おかしいのですか?」
シノンが尋ねる。
「ああ、シノンとシャナは知らなかったっけ。
普通、ダンジョンってのは。 魔力が餌なんだよね。」
「魔力が餌ですか? まあ、何となく理解はできますが。」
「確かにさ。 人を殺しても魔力は補給できるんだけどさ。
ダンジョンにとって、一番いいのは、魔力を使いづづけて貰うのが理想なんだよね。
しかも、出来るだけ沢山の人に。
それなのに、ここの罠って、ほぼ即死するレベルの罠ばっかしなんだよね。」
ココに言われて、思い返すシノン。
入り口から入って、直ぐに数十トンの天井が落ちてきたり。
四方から火炎が噴き出したり。
レーザー光線。 そして、酸の海。
「向こうに、大物がいるね。」
コヨミが言う。
「空間の広さと、大きさ的に考えると。 竜辺りかな?」
とココ。
「竜とか居るんですか?」
シャナが聞いてくる。
「うん。普通に居るよ。 滅多に人里には姿を見せないけど。」
尊の言葉に絶句するシノンとシャナ。
「竜ね…。」
どのみち、ドロップ型なのか、解体型なのか、霧散型なのか、調べないといけないしな。
と思考していると。
ドンッ! ドゴンッ! ドカッ! ドッゴーン!
轟音が響き渡る。
ふと見れば。 コヨミが居なかった。
「コヨミなら、喜び勇んで行ったよ。」
ココが苦笑しながら言う。
「行こうか。」
まぁ、いつもの事なので諦めるとしよう。
どうせ、殺そうとしても死んでくれない連中ばっかだし。(シノンとシャナを除けば)
* * サイド:コヨミ * *
ドンッ! と大きな扉を蹴り破り中に入る。
かなり大きな空間で、高さは50メートルくらい。
広さは、半径30メートル位はあるだろうか。
「う~ん……。 小さい。」
中央に佇む漆黒の竜を見てガッカリするコヨミ。
そりゃ、そうだろう。 普段から、宇宙怪獣を見慣れてしまっているのだから。
100メートル級の怪獣と、20メートルちょっとの大きさの黒竜と比較するなと言いたい。
黒竜が、尻尾でコヨミを攻撃する。
ドゴンッ!と言う音と共に、左手一本で受け止めるコヨミ。
そのまま、そのまま尻尾を掴んで手首のスナップだけで黒竜を上に放り投げる。
ドンッ! と言う音と共に、黒竜は、勢いを殺す間もなく天井に叩きつけられる。
そして、落ちてくる。
「よっ!」
ドッゴーン!
落ちてくる黒竜の頭部に、コヨミの踵落としが決まり、黒竜は地面に埋まり込む。
「弱い……。」
コヨミ、消化不良の様子。
* * サイド:DM * *
「えっ?」
モニター越しに、黒竜が倒されるのを見て、ダンジョンマスターこと、佐藤 和真が短い声をあげる。
「黒竜を2発で倒すって…。」
紅い瞳と黒髪で、漆黒のマントを纏った女性が言う。
「いや。実質は1発だな。 黒竜を放り投げた時のは、殆どダメージなど無いはずだ。」
長身で青髪の鎧姿の女性が言う。
「魔力を使って身体強化をしている様子もなかったです。」
身長の低い茶髪で癖っ毛の女性。
「どうする、和真。 恐らく、彼女は私よりも強いぞ。」
鎧姿の女性が言う。
「ダグネスよりもか?」
「ああ。私も本気を出せば、竜を相手にできるが。
彼女は、実力の半分も出していない。 かなり手を抜いていると思うぞ。」
「それに、あのドワーフ?の女の子。 普通に魔法を使ってる。 シーナ。魔法阻害は展開しているの?」
癖っ毛の女性が尋ねると。
「勿論です。恵。 と言うか。 彼女は魔法を使っていないと思われます。
魔力反応すら感じられていません。」
何もない空間から返事が返ってくる。
「魔法を使っていない? あの酸の溜まり場から、リザードマン?を浮上させたのに?
「和真。 心当たりは?」
マントを纏った女性が言うと。
「無い。 事も無い。」
「歯切りの悪い言い方ね。」
「俺の居た世界では、魔法と言う空想の産物の他に、超能力ってのが同じように空想上の産物としてあってさ。
まぁ、ミスティー達の世界で、俺は魔法と言う能力を手に入れれた訳だけども。」
「超能力? なによ、それ。」
「魔法と似たような事が、魔力ではなくて精神力?ってので、魔法と似たようなことができる能力と言えばいいのかな?
考えただけで、手を使わずに物を動かしたり浮かせたり。 転移魔法みたいに、一瞬で遠くに移動出来たり。
火を着けて燃やしたり。 氷漬けにしたり。」
「魔法じゃない。」
「いや、魔法みたいだけど、魔法じゃないんだな。 説明しずらい……。」
「まぁ、確かに、魔法とESPなんて、似ているようで、異なるものなんだけどね。」
自分たち以外の声が聞こえて、4人がその声の方に視線を向ける。
「やぁ、初めまして。 僕の名前はココ・アンブレラ。 勇者学校所属。
科学者で、超能力者。 宜しくね。」
そう言って、軽くお辞儀をするココ。
「えっ!? 身体が!?」
「えっ? なんで?」
「動かせませんね。」
ミスティー、ダグネス、恵の3人が声をあげる。
「あ、ごめん。 一応、拘束だけはさせて貰ったよ。 敵対しないって約束してくれるなら拘束を解くけど。」
「ココさんだっけ? さっき超能力者って言ってたけど。」
「そうだよ。 これでも、地球最強って自負してるよ。」
にっこりと笑顔で答えるココ。
「地球?」
「そう。 太陽系第三惑星の地球。 君は、地球から異世界に転生された口かな?」
「テレパシーで、思考を読めるんじゃ?」
「読んでも良いなら。読むけど?
僕たちとしては、話し合いに来たつもりなんで。」
「何を勝手なことをっ! 人の敷地に勝手に入ってきておいて!」
ダグネスが言う。
「あのね。 それ言っちゃうと、君たちの方も罪に問われるよ?」
「なんで私たちが罪に問われるのだっ! 我が家の敷地内に無断で入って来た者を排除したに過ぎないっ!」
再び吠えるダグネス。
「それ、君たちの世界でわって話でね。 ここは地球なの。
で、君たちは、地球の火乃原大陸って所に転移してきて。
火乃原管理下の土地に勝手にダンジョン作っちゃってるの。 わかる?」
「ひのもと? 日本じゃなくて?」
「おっ。君は日本からの転移者?」
「あっ!」
うっかり、口を滑らせてしまう和真。
「まぁ、良いよ。 話長くなりそうだし。」
(明彦。 こっちは、一応落ち着いた。 テレポートしてきて良いよ。)
(分かった。 跳ぶぞ。)
次の瞬間には、明彦たち6人の姿が和真たちの前に現れた。
1
お気に入りに追加
160
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

雑魚キャラ転生 おっさんの冒険
明かりの元
ファンタジー
どこにでも居るような冴えないおっさん、山田 太郎(独身)は、かつてやり込んでいたファンタジーシミュレーションRPGの世界に転生する運びとなった。しかし、ゲーム序盤で倒される山賊の下っ端キャラだった。女神様から貰ったスキルと、かつてやり込んでいたゲーム知識を使って、生き延びようと決心するおっさん。はたして、モンスター蔓延る異世界で生き延びられるだろうか?ザコキャラ奮闘ファンタジーここに開幕。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。


狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる