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「リゼ様、リゼ様、私にもお情けを……」
ガルとの行為を見ていたからか、それとも放置プレイを楽しんでいたからか、ルフナは既に上気していた。
ガルに頼んで、膝に積んだ木材をどけてもらう。
「しゃあねぇなぁ」
「ありがとうございます」
膝の重みがなくなると、ルフナはぎこちない動きでズボンを下ろした。
「大丈夫?」
「……はい、足が痺れているだけです」
あの状態で、痺れないほうがおかしいかな。
つい出来心で、ルフナの足を突く。
「ひぎぃっ……!?」
ルフナは首を反らせ、腕を伸ばす変な姿勢になって身悶えた。
「ご、ごめん」
「ぁあ……大丈夫です、軽くイッてしまいましたが」
「何で!?」
それほどの衝撃だったんだろうか。
見れば、ルフナの中心は、限界に達していそうだった。
膝までズボンと下着を下ろしたルフナが、四つん這いになる。
そしてぼくに向かって白いお尻を突き出した。
先漏れが垂れていたのか、暗がりでもルフナの蕾が濡れそぼっているのがわかる。
「どうぞ、リゼ様の肉棒で、卑しい私をイジメてください」
ルフナはお尻を振って訴えてきた。白い臀部が揺れる。
ノリノリだなぁ。
「……是は見ているだけしかできないのか?」
「自分で扱けばいいだろ。下手なことしようとすんなよ」
背中から聞こえるディンブラの声がどこまでも悲しそうだった。
見せ付けることになってごめん、と心の中で謝る。
「さぁ、リゼ様の熱く滾った塔で、私を貫いてください」
早く、早くと縦に割れた蕾が叫んでいるようだった。
くぱくぱ呼吸するような襞を指でなぞる。
それだけでルフナは肩を弾ませた。
「まだ触れてないのに、濡れてるね」
「ぁあ、卑しくてすみません……! 情欲に耽るリゼ様を見るだけで、疼きを抑えられませんでした」
「卑しいんじゃなくて、ルフナはいやらしいんだと思うよ」
亀頭をあてるだけで、襞の収縮が激しくなる。
すぐにでも水音が鳴りそうだ。
「はぁんっ、リゼ様、リゼ様……私はいやらしいです。いやらしい私を、リゼ様の好きにしてください」
ずっとルフナは尊敬の対象だった。
旅をしているのに、いつも身なりが綺麗で、だらしないところなんてないと思ってた。
村では今もそうだ。
けど、ぼくを前にしたときだけ、どこまでもいやらしくなる。
ルフナのポニーテールが揺れ、長い髪が背中を滑り落ちていく様に、煽られた。
ぼくだけが、この綺麗な人を好きにできる。
そう思うと、自分のどこにこんな感情があったのか驚くほど、優越感に満たされた。
はじめは後ろめたさもあったけど、とうに消えていた。
ルフナの腰を掴む。
「ぁあ……!」
それだけで嬌声が上がった。
でも本番はこれからだ。
ぐっと亀頭を中へ押しやり、カリ首が肉壁に包まれるのを感じる。
次には竿が快感に震え、挿入が進んだ。
ぼくが動くまでもなく、ルフナが腰を前後に揺らす。
「はぁ……っ、んっ、んっ! リゼ様ので、犯されりゅぅううっ」
「うん、いっぱい、犯してあげるね」
パンッと腰を打つ。
ルフナは衝撃に耐えきれず、肘を地面に着いた。
「あひんっ!?」
「もっと、欲しいんだよね?」
パンッ、パンッ、パンッ。
連続して奥を穿てば、ルフナが頭を振り乱し、ツバを飛ばす。
「うぐっ、あっ、ぁあ! あっ、あっ、いいっ、りぜしゃまぁぁあ!」
「きもちい?」
「いいっ、いいれす……っ! おくまで、りぜしゃまが、はいって……ぁあ! みたされて、かんじるの、とまらなっ」
あっ、あっ、と体を跳ねさせながら、しっかりとルフナはぼくを飲み込んで放さなかった。
粘膜から直に熱が伝播し、身を焼かれる。
そして下腹部に溜まり、行き場のなくなった焦燥感をルフナにぶつけた。
パンッ、と音が鳴るたびに、白い臀部が波紋を作る。
ぼくの髪も乱れ、宙でルフナの髪と合わさった。
「いうっ、イッちゃう、いぅうううう!」
嬌声が届く最中、視界に映る全ての動きがゆっくりに感じられた。
飛ぶ汗の一粒まで見える気がする。
けれど渇望は止まらず、肉壁のうねりに全神経が集中した。
「っ……」
息が詰まった。
次の瞬間には、ぼくも自身を脈動させる。
「あ……あ……リザしゃまのが、おなかいっぱい……」
ぼくが熱を放っている間も、ルフナは快感に体を痙攣させていた。
倦怠感に支配されながら、ルフナから身を引く。
ずるりと自身が抜けたところで、後ろから肩を食まれた。
「ガル……」
「夜はまだ長いだろ?」
腰に、屹立したガルの中心があたる。
振り返り、握った竿には血管が浮き出ていた。
裏筋を指でなぞると、ガルの睫毛が震える。
「ふっ……」
「手だけでイケそう?」
「バカ言うな。こっちは準備万端なんだ」
手首を掴まれ、後孔に触れさせられる。
名残が褐色の太ももを伝うのが見えた。
「リゼ様……」
いつの間に体勢を変えたのか、ルフナが足元にうずくまり、ぼくを見上げている。
潤む瞳に色づいた頬は、まだ体が火照っていることを示していた。
「私にご奉仕させてください」
そう言って、ぼくの竿に舌を這わせる。
「おっ、じゃあどっちがイカせられるか勝負だな」
「望むところです」
ガルまで身を屈めて、ぼくの玉袋に口付けはじめる。
「え、ちょ……っん」
止める間もなく、二人の口淫に翻弄された。
まだまだ終わりは見えそうにない。
「……是、辛い」
なんか、ごめん。
ガルとの行為を見ていたからか、それとも放置プレイを楽しんでいたからか、ルフナは既に上気していた。
ガルに頼んで、膝に積んだ木材をどけてもらう。
「しゃあねぇなぁ」
「ありがとうございます」
膝の重みがなくなると、ルフナはぎこちない動きでズボンを下ろした。
「大丈夫?」
「……はい、足が痺れているだけです」
あの状態で、痺れないほうがおかしいかな。
つい出来心で、ルフナの足を突く。
「ひぎぃっ……!?」
ルフナは首を反らせ、腕を伸ばす変な姿勢になって身悶えた。
「ご、ごめん」
「ぁあ……大丈夫です、軽くイッてしまいましたが」
「何で!?」
それほどの衝撃だったんだろうか。
見れば、ルフナの中心は、限界に達していそうだった。
膝までズボンと下着を下ろしたルフナが、四つん這いになる。
そしてぼくに向かって白いお尻を突き出した。
先漏れが垂れていたのか、暗がりでもルフナの蕾が濡れそぼっているのがわかる。
「どうぞ、リゼ様の肉棒で、卑しい私をイジメてください」
ルフナはお尻を振って訴えてきた。白い臀部が揺れる。
ノリノリだなぁ。
「……是は見ているだけしかできないのか?」
「自分で扱けばいいだろ。下手なことしようとすんなよ」
背中から聞こえるディンブラの声がどこまでも悲しそうだった。
見せ付けることになってごめん、と心の中で謝る。
「さぁ、リゼ様の熱く滾った塔で、私を貫いてください」
早く、早くと縦に割れた蕾が叫んでいるようだった。
くぱくぱ呼吸するような襞を指でなぞる。
それだけでルフナは肩を弾ませた。
「まだ触れてないのに、濡れてるね」
「ぁあ、卑しくてすみません……! 情欲に耽るリゼ様を見るだけで、疼きを抑えられませんでした」
「卑しいんじゃなくて、ルフナはいやらしいんだと思うよ」
亀頭をあてるだけで、襞の収縮が激しくなる。
すぐにでも水音が鳴りそうだ。
「はぁんっ、リゼ様、リゼ様……私はいやらしいです。いやらしい私を、リゼ様の好きにしてください」
ずっとルフナは尊敬の対象だった。
旅をしているのに、いつも身なりが綺麗で、だらしないところなんてないと思ってた。
村では今もそうだ。
けど、ぼくを前にしたときだけ、どこまでもいやらしくなる。
ルフナのポニーテールが揺れ、長い髪が背中を滑り落ちていく様に、煽られた。
ぼくだけが、この綺麗な人を好きにできる。
そう思うと、自分のどこにこんな感情があったのか驚くほど、優越感に満たされた。
はじめは後ろめたさもあったけど、とうに消えていた。
ルフナの腰を掴む。
「ぁあ……!」
それだけで嬌声が上がった。
でも本番はこれからだ。
ぐっと亀頭を中へ押しやり、カリ首が肉壁に包まれるのを感じる。
次には竿が快感に震え、挿入が進んだ。
ぼくが動くまでもなく、ルフナが腰を前後に揺らす。
「はぁ……っ、んっ、んっ! リゼ様ので、犯されりゅぅううっ」
「うん、いっぱい、犯してあげるね」
パンッと腰を打つ。
ルフナは衝撃に耐えきれず、肘を地面に着いた。
「あひんっ!?」
「もっと、欲しいんだよね?」
パンッ、パンッ、パンッ。
連続して奥を穿てば、ルフナが頭を振り乱し、ツバを飛ばす。
「うぐっ、あっ、ぁあ! あっ、あっ、いいっ、りぜしゃまぁぁあ!」
「きもちい?」
「いいっ、いいれす……っ! おくまで、りぜしゃまが、はいって……ぁあ! みたされて、かんじるの、とまらなっ」
あっ、あっ、と体を跳ねさせながら、しっかりとルフナはぼくを飲み込んで放さなかった。
粘膜から直に熱が伝播し、身を焼かれる。
そして下腹部に溜まり、行き場のなくなった焦燥感をルフナにぶつけた。
パンッ、と音が鳴るたびに、白い臀部が波紋を作る。
ぼくの髪も乱れ、宙でルフナの髪と合わさった。
「いうっ、イッちゃう、いぅうううう!」
嬌声が届く最中、視界に映る全ての動きがゆっくりに感じられた。
飛ぶ汗の一粒まで見える気がする。
けれど渇望は止まらず、肉壁のうねりに全神経が集中した。
「っ……」
息が詰まった。
次の瞬間には、ぼくも自身を脈動させる。
「あ……あ……リザしゃまのが、おなかいっぱい……」
ぼくが熱を放っている間も、ルフナは快感に体を痙攣させていた。
倦怠感に支配されながら、ルフナから身を引く。
ずるりと自身が抜けたところで、後ろから肩を食まれた。
「ガル……」
「夜はまだ長いだろ?」
腰に、屹立したガルの中心があたる。
振り返り、握った竿には血管が浮き出ていた。
裏筋を指でなぞると、ガルの睫毛が震える。
「ふっ……」
「手だけでイケそう?」
「バカ言うな。こっちは準備万端なんだ」
手首を掴まれ、後孔に触れさせられる。
名残が褐色の太ももを伝うのが見えた。
「リゼ様……」
いつの間に体勢を変えたのか、ルフナが足元にうずくまり、ぼくを見上げている。
潤む瞳に色づいた頬は、まだ体が火照っていることを示していた。
「私にご奉仕させてください」
そう言って、ぼくの竿に舌を這わせる。
「おっ、じゃあどっちがイカせられるか勝負だな」
「望むところです」
ガルまで身を屈めて、ぼくの玉袋に口付けはじめる。
「え、ちょ……っん」
止める間もなく、二人の口淫に翻弄された。
まだまだ終わりは見えそうにない。
「……是、辛い」
なんか、ごめん。
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