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衝撃と動揺
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「あっ! わすれてた! ミーのごはん。」
急いで、カリカリとネコ缶を混ぜて、ちゃぶ台の下へ置く。ミーは、彬の近くでしかエサを食べない。
なので、いつもちゃぶ台の下であげている。
「にーに おめめ、ぐるぐる」
彬が、僕の袖をひっぱた。 ボワンっと景色が、二重に見える。目を瞑って、頭を振る。目を開けて、確認するが、まだ二重に見える。と突然、頭の中に直接、声が響いた。
「ターイムアップ!!」
「つかまれー!!」
父が、叫ぶ。咄嗟に彬を抱え、ちゃぶ台をつかんだ。ちゃぶ台の下が、光だし辺りを白く包んだ。眩しくて、目を開けていられない。
一瞬の出来事だと思う。眩しい光が消えたと、わかっても、目を開けることができなかった。
「おかえりなさいませ。 トッシュ殿下」
渋いお声がやさしく、かたりかけた。恐る恐る目を開ける。・・・・・どこ?ココ?
「ココ? ワタシ アナタ ドコイマスカ?」
動揺のあまり、片言の日本語になって状況を確認する兄。留学生のほうが、もっと日本語うまいぞ。
「これはこれは、坊ちゃま方。 私、ゾグラフ王家筆頭執事のグレイと申します。 お見知りおきくださいませ。」
一礼をする、渋いお声で、優しい笑顔のお爺さん? グレイさん?
「こちらは、ゾグラフ王国でございます。そして、今いらっしゃる場所は、王宮の一室でございます。・・・・トッシュ殿下。坊ちゃま方には、何もお話になられては?・・・・いらっしゃらないのですね」
渋いお声で、優しい笑顔のお爺さん? グレイさん?が深いため息をつく。
父さんは、複雑な顔をして・・・・
「爺、久しいな、息災か?」
「ハイ。おかげさまで。爺は、殿下やお子様方にお会いする日を、心待ちにしておりました」
にっこり笑う、渋いお声で、優しい笑顔のお爺さん? グレイさん?
落ち着け!僕!まず。ゾグラフ王国とは?王宮とは?コレいかに?
「お前の苗字って、昔のヤンキーの夜露死苦みたいな苗字だよなー」
同級生に、揶揄られた僕の苗字。そう!『染具羅譜』云わんとしていることは、良くわかる。
昔のヤンキーの当て字。今なら、キラキラネーム。苗字がキラキラしている斬新さっ!
銀行で、「そめぐら・ふちゅう様~」と呼ばれ、僕の事だとは、おもわず、3時間待った。
そして、『とっしゅでんかあ~!?』誰だソレ?渋いお声で優しい笑顔のお爺さん?グレイさん。めんどくさいので、渋爺。が、父、年男に向かって頭を下げてる。年男=トッシュ、似ていなくもない。だけど、殿下ってえ~!
殿下というより、バカ殿だろ!
「あの?・・・すみません。ココは、ゾグラフ王国?で、お城の中なんですか?西洋っぽい?ですね・・・
あははははー!可笑しいですね?僕たち、お家で朝ごはん食べていたんですけど???」
笑うしかない! カラッカラに乾いた笑いで。
「まあ~ 訊きたいことは、あるだろうけど、・・・・一先ず。飯、食ちゃおう」
バカ殿の宣言で、食事開始。
急いで、カリカリとネコ缶を混ぜて、ちゃぶ台の下へ置く。ミーは、彬の近くでしかエサを食べない。
なので、いつもちゃぶ台の下であげている。
「にーに おめめ、ぐるぐる」
彬が、僕の袖をひっぱた。 ボワンっと景色が、二重に見える。目を瞑って、頭を振る。目を開けて、確認するが、まだ二重に見える。と突然、頭の中に直接、声が響いた。
「ターイムアップ!!」
「つかまれー!!」
父が、叫ぶ。咄嗟に彬を抱え、ちゃぶ台をつかんだ。ちゃぶ台の下が、光だし辺りを白く包んだ。眩しくて、目を開けていられない。
一瞬の出来事だと思う。眩しい光が消えたと、わかっても、目を開けることができなかった。
「おかえりなさいませ。 トッシュ殿下」
渋いお声がやさしく、かたりかけた。恐る恐る目を開ける。・・・・・どこ?ココ?
「ココ? ワタシ アナタ ドコイマスカ?」
動揺のあまり、片言の日本語になって状況を確認する兄。留学生のほうが、もっと日本語うまいぞ。
「これはこれは、坊ちゃま方。 私、ゾグラフ王家筆頭執事のグレイと申します。 お見知りおきくださいませ。」
一礼をする、渋いお声で、優しい笑顔のお爺さん? グレイさん?
「こちらは、ゾグラフ王国でございます。そして、今いらっしゃる場所は、王宮の一室でございます。・・・・トッシュ殿下。坊ちゃま方には、何もお話になられては?・・・・いらっしゃらないのですね」
渋いお声で、優しい笑顔のお爺さん? グレイさん?が深いため息をつく。
父さんは、複雑な顔をして・・・・
「爺、久しいな、息災か?」
「ハイ。おかげさまで。爺は、殿下やお子様方にお会いする日を、心待ちにしておりました」
にっこり笑う、渋いお声で、優しい笑顔のお爺さん? グレイさん?
落ち着け!僕!まず。ゾグラフ王国とは?王宮とは?コレいかに?
「お前の苗字って、昔のヤンキーの夜露死苦みたいな苗字だよなー」
同級生に、揶揄られた僕の苗字。そう!『染具羅譜』云わんとしていることは、良くわかる。
昔のヤンキーの当て字。今なら、キラキラネーム。苗字がキラキラしている斬新さっ!
銀行で、「そめぐら・ふちゅう様~」と呼ばれ、僕の事だとは、おもわず、3時間待った。
そして、『とっしゅでんかあ~!?』誰だソレ?渋いお声で優しい笑顔のお爺さん?グレイさん。めんどくさいので、渋爺。が、父、年男に向かって頭を下げてる。年男=トッシュ、似ていなくもない。だけど、殿下ってえ~!
殿下というより、バカ殿だろ!
「あの?・・・すみません。ココは、ゾグラフ王国?で、お城の中なんですか?西洋っぽい?ですね・・・
あははははー!可笑しいですね?僕たち、お家で朝ごはん食べていたんですけど???」
笑うしかない! カラッカラに乾いた笑いで。
「まあ~ 訊きたいことは、あるだろうけど、・・・・一先ず。飯、食ちゃおう」
バカ殿の宣言で、食事開始。
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