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呪印
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そのころディアドラとゴンゾウは隠された広大な地下研究所に到着していた。
そこでは見たこともないような機材が並びたくさんの大きな瓶のようなものに液体が入っておりそれぞれが数多くの機材に線でつながれていた。
中を覗き込むとそこには溶けた肉の塊のようなものが入っていた。見覚えのある形に思わずディアドラも
「悪趣味だな。」
それはまさにリンと同じ姿かたちをした ”物„ だった。
周りの同じ形をした瓶を見ると中に同じものが入っておりそれが数百体はあろうかという量であった。
しかしこれはなんなんだ?
ディアドラはこの瓶から漏れる呪印の匂いに怪訝な顔を浮かべる。
ゴンゾウは雷切を抜き瓶に渾身の斬撃を繰り出す。
ガキンンンンンン!!!!!!!
瓶に直接触れた感触はなくその前の何なのかに弾き飛ばされ瓶は無傷の状態だった。
「おそらく奴の呪術で守られている。しかしこの量をこの強度で守るとなると計り知れない反動が来てもおかしくあるまい。そしてほかの呪印の匂いも混ざっている。これはこの守りの呪印とは違う匂いだ。いったい何なのだここわ。」
「きゅぷぷぴぴ。」
そんな時ゴンゾウが何か見つけたのか大きく跳ねながらディアドラを呼ぶ。
「何か見つけたのか?」
ディアドラがゴンゾウの指すもの見ると
「これは......。」
そこには先ほどと同じ形の大きな瓶があった。
しかし中身は先ほど階段で戦った蜘蛛のモンスターと同じものが入っていた。だが少し違う。
なんとその蜘蛛はまだ蜘蛛になりきっていない、3分の1ほどがまだ人間の部分を残していた。
美しい少女だったのだろう。顔はまだかろうじて残っているが脚や胴体のほとんどが蜘蛛の姿になっている。生きているのか死んでいるのかもわからないように瞳を閉じている少女。
「そういえばタヌキが言っていた。魔法陣の中であのような姿になったと。もしやここは人間の冒険者をモンスターにしている場所なのか?」
「きゅぴぴぴぴ!!!!!!」
ゴンゾウの慌ただしさに何事かと先ほどの瓶を見るディアドラ。
なんと先ほどの少女が目を開き苦しそうに暴れている。
体を掻きむしりたいのか蜘蛛になった脚をバタバタと動かしている。しかし次の瞬間まだ人間だった部分が急にプツプツと黒い気泡のようなものを浮かび上がらせて変質していき、たちまち少女の人間の部分は真っ黒いブツブツに覆われてしまった。そこからゆっくりと溶けるように形が崩れ今度は完全な蜘蛛の姿になってしまった。
とたん辺りに呪印の匂いが充満し始める。
その匂いに気づきディアドラは はっ! と気づき少女だった蜘蛛を凝視する。
「まさかこれは......呪術の呪いか!? なぜこの少女に......もしや奴め。だから私に呪印を施しても平然としていられたのか!? 」
「おそらく奴は呪術の反動を他の者に移せる方法を見つけたのであろう。それがこれだ。本来呪術師が使うからこそ反動といっても体調が崩れたりするだけのものなのだろう。適応力のない者は......
呪印の強さによって姿かたちは変わるのだろうがこの蜘蛛はまだ軽い呪印なのだろう。おそらく生物としての最低限の機能を残して肉塊に変わっておるあれらはかなり高位の呪印を施されている。死をも抑制されたあの呪いをなんとかせんことには私の呪いも消えはしないだろう。」
「しかもこやつが姿を変えたということは奴の呪術が使われたということだ。まずいぞ青いの。時間がない。急いで私の呪いの器を探すのだ!」
ゴンゾウは魔力の性質を感知できる能力を持っているらしい。
ディアドラは匂いで呪印の区別がある程度付く。
二匹は手分けしてディアドラを縛る呪印のありかを探すのだった。
ーーーーーーーーー
今やブルーノは紳士的な言葉遣いはやめてはいないが行動や語気にかなりの異常性が見られ始めている。
「先ほどした話を覚えていますか? 冒険者とは魔素の影響により体が変質して不思議な能力を獲得したり身体能力が向上したりと、私はそれをモンスター化と呼んでいます。
私は考えました。魔素の作用が原因で人体に影響が出るのならそれはまさに人為的にその作用を作り出すこともできるのではないかと。」
フーフー!!と荒い呼吸の中でブルーノはなおも言葉を続ける。
「人為的レベルアップ、それは命を危険にさらすことなくダンジョンの攻略を画期的なものにする技術。私はそれに人生を捧げました。多大なる犠牲と時間が過ぎ去り少しづつですが私は前へ進んでいきました。そんなあるとき私は魔素によるある現象を見つけたのです。それは魔素が人体に影響を与える瞬間のものでした。」
強烈な締め付けが緩む気配はない。
防御力の低いニアは次第に苦しそうな表情を見せる。
「私は初め肉体が魔素を吸収し細胞が変質していくのだと思っていました。しかし本質は全く逆、なんと魔素は肉体の細胞を意思があるかのように吸収しそれに擬態したのです。考えてもみてください。ダンジョンの中で死ぬと体は素早く魔素になり跡形もなく分解される。もちろん体の細胞も残っていますので一瞬というわけではないですがそれでも数時間もすれば匂いすら残らないでしょう。地上では魔素の循環が悪いのでそうはいきませんがダンジョンではそうなる。これが証拠と言わず何というのでしょう?」
「だから僕たちもモンスターだというのか!?」
クラウスは怒りを交えて言葉にした。
しかしブルーノはクラウスの方を見ずに手だけかざしその手を下におろした。
とたんにクラウスの周りだけ空気が歪んでいき体が地面へと押し込まれる。
床に張り付いてもなお押し込まれる力は緩む気配がない。
「ぐあぁぁぁあああぁぁぁ!!!」
苦しい悲鳴が響き渡る。ついにはクラウスの周りの床までもひび割れ陥没していく。
「おっと、これ以上やると床が抜けてしまう。」
ブルーノは下げた手をまた上にあげる。すると今度はぐったりとしたクラウスが宙に浮かび上がった。ブルーノはあげた手を左に払うしぐさをしたかと思うとクラウスはタヌキが吹き飛ばされた壁とまた違う場所にものすごいスピードで叩きつけられ壁ごと貫き隣の部屋まで吹き飛ばされた。
「う、うぅぅ。」
さすが聖騎士であって意識はしっかりしているようだが未だに束縛の呪印が効いているせいでもがくこともできない。
「私は話の腰を折られるのが大嫌いなんですよ。今は私が話しているんです。わかりましたか?」
ブルーノはやれやれと両の手の平を天井に上げ首を振った。
「もうやめて......。」
ニアは苦しそうに涙を流しブルーノに懇願している。
アレンは仲間が次々やられていくのをただまっすぐに見ていた。
言葉を発せず暴れもせず、ただ心にどす黒いものを渦巻き始めながら。
そこでは見たこともないような機材が並びたくさんの大きな瓶のようなものに液体が入っておりそれぞれが数多くの機材に線でつながれていた。
中を覗き込むとそこには溶けた肉の塊のようなものが入っていた。見覚えのある形に思わずディアドラも
「悪趣味だな。」
それはまさにリンと同じ姿かたちをした ”物„ だった。
周りの同じ形をした瓶を見ると中に同じものが入っておりそれが数百体はあろうかという量であった。
しかしこれはなんなんだ?
ディアドラはこの瓶から漏れる呪印の匂いに怪訝な顔を浮かべる。
ゴンゾウは雷切を抜き瓶に渾身の斬撃を繰り出す。
ガキンンンンンン!!!!!!!
瓶に直接触れた感触はなくその前の何なのかに弾き飛ばされ瓶は無傷の状態だった。
「おそらく奴の呪術で守られている。しかしこの量をこの強度で守るとなると計り知れない反動が来てもおかしくあるまい。そしてほかの呪印の匂いも混ざっている。これはこの守りの呪印とは違う匂いだ。いったい何なのだここわ。」
「きゅぷぷぴぴ。」
そんな時ゴンゾウが何か見つけたのか大きく跳ねながらディアドラを呼ぶ。
「何か見つけたのか?」
ディアドラがゴンゾウの指すもの見ると
「これは......。」
そこには先ほどと同じ形の大きな瓶があった。
しかし中身は先ほど階段で戦った蜘蛛のモンスターと同じものが入っていた。だが少し違う。
なんとその蜘蛛はまだ蜘蛛になりきっていない、3分の1ほどがまだ人間の部分を残していた。
美しい少女だったのだろう。顔はまだかろうじて残っているが脚や胴体のほとんどが蜘蛛の姿になっている。生きているのか死んでいるのかもわからないように瞳を閉じている少女。
「そういえばタヌキが言っていた。魔法陣の中であのような姿になったと。もしやここは人間の冒険者をモンスターにしている場所なのか?」
「きゅぴぴぴぴ!!!!!!」
ゴンゾウの慌ただしさに何事かと先ほどの瓶を見るディアドラ。
なんと先ほどの少女が目を開き苦しそうに暴れている。
体を掻きむしりたいのか蜘蛛になった脚をバタバタと動かしている。しかし次の瞬間まだ人間だった部分が急にプツプツと黒い気泡のようなものを浮かび上がらせて変質していき、たちまち少女の人間の部分は真っ黒いブツブツに覆われてしまった。そこからゆっくりと溶けるように形が崩れ今度は完全な蜘蛛の姿になってしまった。
とたん辺りに呪印の匂いが充満し始める。
その匂いに気づきディアドラは はっ! と気づき少女だった蜘蛛を凝視する。
「まさかこれは......呪術の呪いか!? なぜこの少女に......もしや奴め。だから私に呪印を施しても平然としていられたのか!? 」
「おそらく奴は呪術の反動を他の者に移せる方法を見つけたのであろう。それがこれだ。本来呪術師が使うからこそ反動といっても体調が崩れたりするだけのものなのだろう。適応力のない者は......
呪印の強さによって姿かたちは変わるのだろうがこの蜘蛛はまだ軽い呪印なのだろう。おそらく生物としての最低限の機能を残して肉塊に変わっておるあれらはかなり高位の呪印を施されている。死をも抑制されたあの呪いをなんとかせんことには私の呪いも消えはしないだろう。」
「しかもこやつが姿を変えたということは奴の呪術が使われたということだ。まずいぞ青いの。時間がない。急いで私の呪いの器を探すのだ!」
ゴンゾウは魔力の性質を感知できる能力を持っているらしい。
ディアドラは匂いで呪印の区別がある程度付く。
二匹は手分けしてディアドラを縛る呪印のありかを探すのだった。
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今やブルーノは紳士的な言葉遣いはやめてはいないが行動や語気にかなりの異常性が見られ始めている。
「先ほどした話を覚えていますか? 冒険者とは魔素の影響により体が変質して不思議な能力を獲得したり身体能力が向上したりと、私はそれをモンスター化と呼んでいます。
私は考えました。魔素の作用が原因で人体に影響が出るのならそれはまさに人為的にその作用を作り出すこともできるのではないかと。」
フーフー!!と荒い呼吸の中でブルーノはなおも言葉を続ける。
「人為的レベルアップ、それは命を危険にさらすことなくダンジョンの攻略を画期的なものにする技術。私はそれに人生を捧げました。多大なる犠牲と時間が過ぎ去り少しづつですが私は前へ進んでいきました。そんなあるとき私は魔素によるある現象を見つけたのです。それは魔素が人体に影響を与える瞬間のものでした。」
強烈な締め付けが緩む気配はない。
防御力の低いニアは次第に苦しそうな表情を見せる。
「私は初め肉体が魔素を吸収し細胞が変質していくのだと思っていました。しかし本質は全く逆、なんと魔素は肉体の細胞を意思があるかのように吸収しそれに擬態したのです。考えてもみてください。ダンジョンの中で死ぬと体は素早く魔素になり跡形もなく分解される。もちろん体の細胞も残っていますので一瞬というわけではないですがそれでも数時間もすれば匂いすら残らないでしょう。地上では魔素の循環が悪いのでそうはいきませんがダンジョンではそうなる。これが証拠と言わず何というのでしょう?」
「だから僕たちもモンスターだというのか!?」
クラウスは怒りを交えて言葉にした。
しかしブルーノはクラウスの方を見ずに手だけかざしその手を下におろした。
とたんにクラウスの周りだけ空気が歪んでいき体が地面へと押し込まれる。
床に張り付いてもなお押し込まれる力は緩む気配がない。
「ぐあぁぁぁあああぁぁぁ!!!」
苦しい悲鳴が響き渡る。ついにはクラウスの周りの床までもひび割れ陥没していく。
「おっと、これ以上やると床が抜けてしまう。」
ブルーノは下げた手をまた上にあげる。すると今度はぐったりとしたクラウスが宙に浮かび上がった。ブルーノはあげた手を左に払うしぐさをしたかと思うとクラウスはタヌキが吹き飛ばされた壁とまた違う場所にものすごいスピードで叩きつけられ壁ごと貫き隣の部屋まで吹き飛ばされた。
「う、うぅぅ。」
さすが聖騎士であって意識はしっかりしているようだが未だに束縛の呪印が効いているせいでもがくこともできない。
「私は話の腰を折られるのが大嫌いなんですよ。今は私が話しているんです。わかりましたか?」
ブルーノはやれやれと両の手の平を天井に上げ首を振った。
「もうやめて......。」
ニアは苦しそうに涙を流しブルーノに懇願している。
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