37 / 58
激化する
しおりを挟む
「おりゃぁぁ!!」
ニアの振り下ろされた杖による一撃はすんでのところでかわされてしまった。
「こいつら速いわね。」
額の汗を腕でぬぐいながら敵の攻撃には警戒している。。
「攻撃もかなりの威力だ! 気を付けて!」
クラウスもかなり手を焼いている。
敵はエレメンタル5体。
クリスタルの形をしていてそれぞれが宙に浮いているため音もなく近づき素早く回避するのでこうも複数相手となると相手をしずらい。
半透明な体の中心にはコアと呼ばれる丸い球が浮かんでいた。
エレメンタルは自身の体に魔素を集中させレーザビームのように拡散的に放出させる。
でたらめに放出されるそれは仲間のエレメンタルにぶつかると体の中で乱反射を起こさせさらに本数を増やし拡散したレーザービームとして発射される。
それぞれがきわどくかわしていくが無限に増えていく攻撃にたまらずクラウスが
「円状拒絶層!!!!」
円状拒絶層はクラウスを中心にドーム型の障壁を作りエレメンタルのレーザーを消失させる。
「ゴンゾウ君!!!!」
クラウスの声に「きゅぴ!!」と反応したゴンゾウが刀を鞘に戻し神速の抜刀を見せる。
【スライム一刀流・椿一閃】!!!
居合の衝撃波により駆け抜けた斬撃は瞬く間に3体のエレメンタルが ずるり と中のコアごと斜めに体がずれ、そのまま地面に落ち砕けてバラバラになってしまった。
残り2体。そこはニアがすでに詠唱に入っていた。
「風の重みでその身を拘束する。ダウンバースト!!」
エレメンタルは頭上から強烈な風を叩きつけられ動きが抑制される。
動きの止まったエレメンタルに突っ込む影が二つ。
ゴンゾウとクラウスはほぼ同時にそれぞれのエレメンタルに剣を突き刺した。
深々と刺さった剣は中のコアにまで突き刺さりエレメンタルは輝きを失い黒ずんでいき浮遊力を失って地面に落ちバラバラに砕け散った。
さすがに5体同時に相手にし肝を冷やすところはあったが結果は圧勝だった。
ダンジョンアタック3日目、すでに彼らは39階層へと到達していた。
水晶のエリアを抜け今はまた広大な大きさの洞穴の中を歩いている。
あまりに大きすぎてやはり天井は見えない。
周りの岩は鋼度が高く鉄を多く含んでいるゆえに固く黒い。
湿気で錆臭くなっておりいたるところが酸化による変色を見せていてその色合いは広大な大きさも相まって息をのむほどだ。
「モンスターってあんなのもいるんだな。生き物だけだと思ってた。」
「あれもれっきとした生き物だよ。」
「そうなの?」
もうここまで来るとアレンの場合戦闘に参加できるわけもなくついてくるのがやっとである。
ディアドラはアレンの護衛のためそばを離れることを嫌がり戦闘には参加しない。
「主に何かあれば我々もどうなるかわからない。悪いがザコはお前らで何とかしてくれ。」
我々とはゴンゾウの事も含んでいるのだろう。
魔物使いのアレンが死ねば使役しているモンスターがどうなってしまうのかは誰もわからない。
なにしろ前例がないのだから。
そういう意味ではアレンが死にゴンゾウとディアドラが支配下を抜けて敵となる可能性はゼロではない。
そうなればさすがのクラウスでもニアを庇いながら戦えるとは思えない。
「でもまだ余力はあるわね。技や魔法をかなり温存しても戦えてる。私もどんどん強くなってる。この階層の敵を倒してレベルも相当上がっているはずよ。」
「そうだね。僕も強くなっているのを実感するよ。50階層まで何とかなりそうだね。」
「きゅぴー。」
そうこうしているうちに40階層へ降りる道を発見する。
「いよいよ40階層ね。ここからまた敵は強くなるみたいだから気を付けましょう。」
クラウスは思う。
ニアには冒険者としての魔法使いとしての天性の素質があったのだろう。
でなければこの成長は説明できない。
もちろんニアの力はこの階層では通用はしていない。
しかし僕が守りゴンゾウ君が攻める形にしっかりとサポートで入ってきている。
ニアは自らの力が足りていないことに気づいていた。
だから攻撃を捨てパーティーのサポート役として徹することを1つとしている。
ニアの攻撃は敵を倒そうとするものではなくゴンゾウとクラウスの次の動きを作るためのものだ。
だからこそ余計なスキは作らないしすぐに二人にスイッチすることができる。
今その手ごたえをニアはヒシヒシと感じていた。
ーーーーーーーーーーーー
40階層も引続き鉄岩のエリアだがここから黒い木や植物がちらほらと咲いていた。
「おいなんだこれ?全部黒いぞ。」
アレンがその花びらに触ったとき「いてぇ!!」と腕を引っ込め尻もちをついた。
「どうしたの!?」
驚き心配そうに駆け寄るニア。
アレンは指先を少し切っており血が流れていた。
なんとその花は鉄でできていたのだ。
誰かが作ったものではなく生態系の1部として鉄の植物が育つ環境なのだろう。
ここら周りにある黒い植物はすべて鉄でできていることになる。
驚くアレンにニアが話しかける。
「もうびっくりさせないでよ。心配したじゃない。ほら、手かして。」
ニアはアレンの手を強引に自分のところに引き寄せ切れた指先にキュアをかける。
久々にニアの顔をまじかで見たアレンはその美しい顔を見ていられずに赤面してしまう。
「なに? どうしたの?」
アレンの不審な態度にニアも顔を覗き込むように理由を問いただそうとする。
「あっいや、何でもないんだ、本当に。」
ますます顔が赤くなるアレン。
「女よ。そのあたりで許してやってくれ。主はお前に発情してしまっただけなのだ。」
ディアドラの空気の読めない発言に
「てめぇディアドラ!! ほんとの事言うんじゃねぇ!!」
と墓穴を掘ってしまう。
「な、んな、ななな、なに言ってんのよ! ばかぁぁあああ!!!!」
ゴギャ!!!!
赤面して乱心したニアにあわや首から上を持っていかれるようなねじり込むアッパーを喰らったアレンは回る世界の中で真後ろに倒れ込んだのだけはわかった。
「きゃあ!! アレン大丈夫!? アレン......アレ......」
遠くなるニアの声。
どうしたんだとクラウスも慌てている姿が霞のように消え、あたりが暗くなっていく。
「バカヤロウ......お前が綺麗すぎるからいけないんだ......」
心の中でそう思いアレンの意識は夢の中に旅立った。
ニアの振り下ろされた杖による一撃はすんでのところでかわされてしまった。
「こいつら速いわね。」
額の汗を腕でぬぐいながら敵の攻撃には警戒している。。
「攻撃もかなりの威力だ! 気を付けて!」
クラウスもかなり手を焼いている。
敵はエレメンタル5体。
クリスタルの形をしていてそれぞれが宙に浮いているため音もなく近づき素早く回避するのでこうも複数相手となると相手をしずらい。
半透明な体の中心にはコアと呼ばれる丸い球が浮かんでいた。
エレメンタルは自身の体に魔素を集中させレーザビームのように拡散的に放出させる。
でたらめに放出されるそれは仲間のエレメンタルにぶつかると体の中で乱反射を起こさせさらに本数を増やし拡散したレーザービームとして発射される。
それぞれがきわどくかわしていくが無限に増えていく攻撃にたまらずクラウスが
「円状拒絶層!!!!」
円状拒絶層はクラウスを中心にドーム型の障壁を作りエレメンタルのレーザーを消失させる。
「ゴンゾウ君!!!!」
クラウスの声に「きゅぴ!!」と反応したゴンゾウが刀を鞘に戻し神速の抜刀を見せる。
【スライム一刀流・椿一閃】!!!
居合の衝撃波により駆け抜けた斬撃は瞬く間に3体のエレメンタルが ずるり と中のコアごと斜めに体がずれ、そのまま地面に落ち砕けてバラバラになってしまった。
残り2体。そこはニアがすでに詠唱に入っていた。
「風の重みでその身を拘束する。ダウンバースト!!」
エレメンタルは頭上から強烈な風を叩きつけられ動きが抑制される。
動きの止まったエレメンタルに突っ込む影が二つ。
ゴンゾウとクラウスはほぼ同時にそれぞれのエレメンタルに剣を突き刺した。
深々と刺さった剣は中のコアにまで突き刺さりエレメンタルは輝きを失い黒ずんでいき浮遊力を失って地面に落ちバラバラに砕け散った。
さすがに5体同時に相手にし肝を冷やすところはあったが結果は圧勝だった。
ダンジョンアタック3日目、すでに彼らは39階層へと到達していた。
水晶のエリアを抜け今はまた広大な大きさの洞穴の中を歩いている。
あまりに大きすぎてやはり天井は見えない。
周りの岩は鋼度が高く鉄を多く含んでいるゆえに固く黒い。
湿気で錆臭くなっておりいたるところが酸化による変色を見せていてその色合いは広大な大きさも相まって息をのむほどだ。
「モンスターってあんなのもいるんだな。生き物だけだと思ってた。」
「あれもれっきとした生き物だよ。」
「そうなの?」
もうここまで来るとアレンの場合戦闘に参加できるわけもなくついてくるのがやっとである。
ディアドラはアレンの護衛のためそばを離れることを嫌がり戦闘には参加しない。
「主に何かあれば我々もどうなるかわからない。悪いがザコはお前らで何とかしてくれ。」
我々とはゴンゾウの事も含んでいるのだろう。
魔物使いのアレンが死ねば使役しているモンスターがどうなってしまうのかは誰もわからない。
なにしろ前例がないのだから。
そういう意味ではアレンが死にゴンゾウとディアドラが支配下を抜けて敵となる可能性はゼロではない。
そうなればさすがのクラウスでもニアを庇いながら戦えるとは思えない。
「でもまだ余力はあるわね。技や魔法をかなり温存しても戦えてる。私もどんどん強くなってる。この階層の敵を倒してレベルも相当上がっているはずよ。」
「そうだね。僕も強くなっているのを実感するよ。50階層まで何とかなりそうだね。」
「きゅぴー。」
そうこうしているうちに40階層へ降りる道を発見する。
「いよいよ40階層ね。ここからまた敵は強くなるみたいだから気を付けましょう。」
クラウスは思う。
ニアには冒険者としての魔法使いとしての天性の素質があったのだろう。
でなければこの成長は説明できない。
もちろんニアの力はこの階層では通用はしていない。
しかし僕が守りゴンゾウ君が攻める形にしっかりとサポートで入ってきている。
ニアは自らの力が足りていないことに気づいていた。
だから攻撃を捨てパーティーのサポート役として徹することを1つとしている。
ニアの攻撃は敵を倒そうとするものではなくゴンゾウとクラウスの次の動きを作るためのものだ。
だからこそ余計なスキは作らないしすぐに二人にスイッチすることができる。
今その手ごたえをニアはヒシヒシと感じていた。
ーーーーーーーーーーーー
40階層も引続き鉄岩のエリアだがここから黒い木や植物がちらほらと咲いていた。
「おいなんだこれ?全部黒いぞ。」
アレンがその花びらに触ったとき「いてぇ!!」と腕を引っ込め尻もちをついた。
「どうしたの!?」
驚き心配そうに駆け寄るニア。
アレンは指先を少し切っており血が流れていた。
なんとその花は鉄でできていたのだ。
誰かが作ったものではなく生態系の1部として鉄の植物が育つ環境なのだろう。
ここら周りにある黒い植物はすべて鉄でできていることになる。
驚くアレンにニアが話しかける。
「もうびっくりさせないでよ。心配したじゃない。ほら、手かして。」
ニアはアレンの手を強引に自分のところに引き寄せ切れた指先にキュアをかける。
久々にニアの顔をまじかで見たアレンはその美しい顔を見ていられずに赤面してしまう。
「なに? どうしたの?」
アレンの不審な態度にニアも顔を覗き込むように理由を問いただそうとする。
「あっいや、何でもないんだ、本当に。」
ますます顔が赤くなるアレン。
「女よ。そのあたりで許してやってくれ。主はお前に発情してしまっただけなのだ。」
ディアドラの空気の読めない発言に
「てめぇディアドラ!! ほんとの事言うんじゃねぇ!!」
と墓穴を掘ってしまう。
「な、んな、ななな、なに言ってんのよ! ばかぁぁあああ!!!!」
ゴギャ!!!!
赤面して乱心したニアにあわや首から上を持っていかれるようなねじり込むアッパーを喰らったアレンは回る世界の中で真後ろに倒れ込んだのだけはわかった。
「きゃあ!! アレン大丈夫!? アレン......アレ......」
遠くなるニアの声。
どうしたんだとクラウスも慌てている姿が霞のように消え、あたりが暗くなっていく。
「バカヤロウ......お前が綺麗すぎるからいけないんだ......」
心の中でそう思いアレンの意識は夢の中に旅立った。
0
お気に入りに追加
512
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる