17 / 74
1話:対神の治める土地
12.対神(3)
しおりを挟む
もれなく満身創痍の薄藍に対し、薄桜が術を掛け始める。淡い緑色の光――これは多分、烏羽も使っていた治療系の術なのだろう。特に腹部辺りを重点的に治療しているようだ。
――これ、本当にこの流れで合ってるか……?
1話目からこんなに薄暗いストーリーのゲームなんて存在するのだろうか。自分の記憶が正しければ、ストーリー内容についてダークファンタジーなどの文言はなかったはずだが。
本当にこの流れで間違いがないのなら、炎上不可避のシナリオのような気がしてならない。いや、1話目からこれならプレイヤーが振るいに掛けられて逆に鬱ゲー好きしか残らない可能性もある。
考え込んでいると、不意にそれまで黙っていた烏羽の腕が伸びてきた。ここから前へ出るな、と言わんばかりにこちらの動きを制止している。
「なに?」
「ええ、お目覚めのようですね。薄藍が」
強制的に数歩、下がらされた。
見れば、薄藍が僅かに身動ぎしている。結構洒落にならない部分に烏羽の足が食い込んでいたように思えるが――
「ゴホゴホッ!!」
やがて、盛大に噎せた彼は身を起こし、仰向けからうつ伏せの体勢に変える。ごほごほ、と更に数度噎せて嘔吐いて、その口から何かを吐き出した。
もう何度目かになる独特の色をしたコールタール状の物体――チュートリアルを含めれば、2度程襲い掛かってきた件の汚泥に間違いなかった。吐き出されたそれは瞬時に蛇のような形状に変化、異様に素早い動きで汚泥溜まりの中へ飛込んで一体化する。
「おや……」
何故か少し残念そうに、烏羽が肩を竦めた。
肩で息をする薄藍の呼吸音が徐々に落ち着いた物へと変わる。やがて、今度こそ上半身を起こし、ボンヤリと周囲を見回した。
「薄藍! だ、大丈夫……?」
薄桜の問いには多少の疑念が見え隠れしていたように思われる。多分彼女もまた、彼の様子がずっとおかしかった事を知っていたのだろう。
問いに対し薄藍が、やはり烏羽と対戦する前よりもずっと落ち着いた口調で応じる。
「……大丈夫。えっと、僕は何をして……?」
「忘れちゃったの?」
「いや。うっすらとは覚えているような……。でも僕は確か、隣街にいたはずで……?」
「ううん、いいの。そんな事は。あなたが正気に戻ったのなら――」
瞬間、「良い訳がないでしょう!」と滑り込むように烏羽が口を開いた。少し前より落ち着いてはいるが、顔には隠しきれない愉悦が滲んでいる。
「ええ、薄藍殿。貴方がやらかして下さった事は『そんな事』で済むお話ではありませんとも! はは、忘れたとは言わせませんよぉ。貴方、主神が遺した召喚士という手札を今まさに! 殺害しようとした事――到底、受け流せるものではありませんねぇ、ええ!」
「烏羽殿……。勿論、その件に関しては朧気ではありますが、記憶にあります」
「そうでしょう! それに、薄桜殿。今、何を以て彼が正気に戻ったと断定したので? 演技、かもしれませんよ。ええ。我々が油断している所を背後から――などと。そう企んでいるのかもしれません、ええ」
「えっ、でも元凶っぽいのを吐き出したみたいじゃない?」
「頭はお花畑ですか? ええ、前々から思ってはおりましたが。ともあれ、私が言いたい事というのは単純にして明快。そこの逆賊、今すぐに始末した方がよろしいかと。ええ、汚泥を操っていた様子も確認しております。何より、神使は要都町村の守護結界を通り抜け出来ます。ええ、そのまま其奴を放置していれば、開けた穴から汚泥の出入りがし放題ですよ。はい」
「逆賊って……」
すぐさま薄桜の顔に怒りの色が差す。一方で始末した方が良い、とまで言われた薄藍は冷静沈着だった。前までの様子のおかしさが嘘のようである。
「――召喚士殿がそう望まれるのでしたら、従いましょう。正気では無かったとはいえ、貴方を殺めようとしたのは事実。判断は主神の手札に。烏羽殿ではなく、です」
「薄藍!? ど、どうしてそんな事を……!」
「どうして、か。事実だからとしか……」
「そういう所! ああもう、前からそうなんだから!」
胡乱げに視線を彷徨わせた薄桜の薄い色をした瞳が、花実へと向けられる。あまりにも必死な強い光を湛えた双眸に息が詰まった。彼女は本当に必死なのだと理解させられる。
「ねえ、召喚士様、きっと薄藍は貴方の役にも立つわ。だからそう、始末なんてそんな……恐ろしい事、したりはしないよね? お願い。大事な対神なの」
「……村の人があなたと薄藍さん? が、外で話しているのを見たって言ってたけど、それは本当?」
「? あ、見られてたのね……。それはまあ、うん。本当の事よ。私は夜中に何度か、薄藍と話をしていた」
――嘘は吐いていない。
物語をきちんと終わらせる為に、ある程度プレイヤーの介入が必要な事には薄々気付いていた。神使が敵に回る事があるとも今回で学習した。であれば、薄藍と薄桜がそもそもどちらも敵になりうる可能性だってきっとある。
花実は続けて質問した。いや、薄桜は確実に白なのだが純粋な好奇心で。
「何の話をしていたのかな?」
「薄藍の様子がおかしかったから、正気に戻らないか説得していたの。当然、村に入ってこないように監視も兼ねていたわ」
「汚泥側、つまり危険な存在だって分かっていてそうしたの?」
「そう、ね。分かってた。でも! でも、薄藍は私に襲い掛かってきたりしなかったから。だから、汚泥を引き連れていた事も本意では無いと思っていたわ……」
やはり嘘は吐いていない。
薄桜にとって、薄藍は差ほど脅威ではなかったのだろう。村に張られている結界は神使であれば自由に通り抜け可能。だけど、村人達は汚泥が入ってきたという旨の話はしていなかった。
それに烏羽と戦っている時の薄藍も、シンプルに正気とは言えない状態だったのは確かだ。
対神――強い絆で結びついているからこそ、薄桜のいる阿久根村への進行を踏み止まっていた? 結局の所、真相は彼自身のみが知る所だが。
――これ、本当にこの流れで合ってるか……?
1話目からこんなに薄暗いストーリーのゲームなんて存在するのだろうか。自分の記憶が正しければ、ストーリー内容についてダークファンタジーなどの文言はなかったはずだが。
本当にこの流れで間違いがないのなら、炎上不可避のシナリオのような気がしてならない。いや、1話目からこれならプレイヤーが振るいに掛けられて逆に鬱ゲー好きしか残らない可能性もある。
考え込んでいると、不意にそれまで黙っていた烏羽の腕が伸びてきた。ここから前へ出るな、と言わんばかりにこちらの動きを制止している。
「なに?」
「ええ、お目覚めのようですね。薄藍が」
強制的に数歩、下がらされた。
見れば、薄藍が僅かに身動ぎしている。結構洒落にならない部分に烏羽の足が食い込んでいたように思えるが――
「ゴホゴホッ!!」
やがて、盛大に噎せた彼は身を起こし、仰向けからうつ伏せの体勢に変える。ごほごほ、と更に数度噎せて嘔吐いて、その口から何かを吐き出した。
もう何度目かになる独特の色をしたコールタール状の物体――チュートリアルを含めれば、2度程襲い掛かってきた件の汚泥に間違いなかった。吐き出されたそれは瞬時に蛇のような形状に変化、異様に素早い動きで汚泥溜まりの中へ飛込んで一体化する。
「おや……」
何故か少し残念そうに、烏羽が肩を竦めた。
肩で息をする薄藍の呼吸音が徐々に落ち着いた物へと変わる。やがて、今度こそ上半身を起こし、ボンヤリと周囲を見回した。
「薄藍! だ、大丈夫……?」
薄桜の問いには多少の疑念が見え隠れしていたように思われる。多分彼女もまた、彼の様子がずっとおかしかった事を知っていたのだろう。
問いに対し薄藍が、やはり烏羽と対戦する前よりもずっと落ち着いた口調で応じる。
「……大丈夫。えっと、僕は何をして……?」
「忘れちゃったの?」
「いや。うっすらとは覚えているような……。でも僕は確か、隣街にいたはずで……?」
「ううん、いいの。そんな事は。あなたが正気に戻ったのなら――」
瞬間、「良い訳がないでしょう!」と滑り込むように烏羽が口を開いた。少し前より落ち着いてはいるが、顔には隠しきれない愉悦が滲んでいる。
「ええ、薄藍殿。貴方がやらかして下さった事は『そんな事』で済むお話ではありませんとも! はは、忘れたとは言わせませんよぉ。貴方、主神が遺した召喚士という手札を今まさに! 殺害しようとした事――到底、受け流せるものではありませんねぇ、ええ!」
「烏羽殿……。勿論、その件に関しては朧気ではありますが、記憶にあります」
「そうでしょう! それに、薄桜殿。今、何を以て彼が正気に戻ったと断定したので? 演技、かもしれませんよ。ええ。我々が油断している所を背後から――などと。そう企んでいるのかもしれません、ええ」
「えっ、でも元凶っぽいのを吐き出したみたいじゃない?」
「頭はお花畑ですか? ええ、前々から思ってはおりましたが。ともあれ、私が言いたい事というのは単純にして明快。そこの逆賊、今すぐに始末した方がよろしいかと。ええ、汚泥を操っていた様子も確認しております。何より、神使は要都町村の守護結界を通り抜け出来ます。ええ、そのまま其奴を放置していれば、開けた穴から汚泥の出入りがし放題ですよ。はい」
「逆賊って……」
すぐさま薄桜の顔に怒りの色が差す。一方で始末した方が良い、とまで言われた薄藍は冷静沈着だった。前までの様子のおかしさが嘘のようである。
「――召喚士殿がそう望まれるのでしたら、従いましょう。正気では無かったとはいえ、貴方を殺めようとしたのは事実。判断は主神の手札に。烏羽殿ではなく、です」
「薄藍!? ど、どうしてそんな事を……!」
「どうして、か。事実だからとしか……」
「そういう所! ああもう、前からそうなんだから!」
胡乱げに視線を彷徨わせた薄桜の薄い色をした瞳が、花実へと向けられる。あまりにも必死な強い光を湛えた双眸に息が詰まった。彼女は本当に必死なのだと理解させられる。
「ねえ、召喚士様、きっと薄藍は貴方の役にも立つわ。だからそう、始末なんてそんな……恐ろしい事、したりはしないよね? お願い。大事な対神なの」
「……村の人があなたと薄藍さん? が、外で話しているのを見たって言ってたけど、それは本当?」
「? あ、見られてたのね……。それはまあ、うん。本当の事よ。私は夜中に何度か、薄藍と話をしていた」
――嘘は吐いていない。
物語をきちんと終わらせる為に、ある程度プレイヤーの介入が必要な事には薄々気付いていた。神使が敵に回る事があるとも今回で学習した。であれば、薄藍と薄桜がそもそもどちらも敵になりうる可能性だってきっとある。
花実は続けて質問した。いや、薄桜は確実に白なのだが純粋な好奇心で。
「何の話をしていたのかな?」
「薄藍の様子がおかしかったから、正気に戻らないか説得していたの。当然、村に入ってこないように監視も兼ねていたわ」
「汚泥側、つまり危険な存在だって分かっていてそうしたの?」
「そう、ね。分かってた。でも! でも、薄藍は私に襲い掛かってきたりしなかったから。だから、汚泥を引き連れていた事も本意では無いと思っていたわ……」
やはり嘘は吐いていない。
薄桜にとって、薄藍は差ほど脅威ではなかったのだろう。村に張られている結界は神使であれば自由に通り抜け可能。だけど、村人達は汚泥が入ってきたという旨の話はしていなかった。
それに烏羽と戦っている時の薄藍も、シンプルに正気とは言えない状態だったのは確かだ。
対神――強い絆で結びついているからこそ、薄桜のいる阿久根村への進行を踏み止まっていた? 結局の所、真相は彼自身のみが知る所だが。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
私が死んだあとの世界で
もちもち太郎
恋愛
婚約破棄をされ断罪された公爵令嬢のマリーが死んだ。
初めはみんな喜んでいたが、時が経つにつれマリーの重要さに気づいて後悔する。
だが、もう遅い。なんてったって、私を断罪したのはあなた達なのですから。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる