追放されたので幼馴染と異世界を満喫し、無双する

2章 新たな仲間達と領地経営

EX 奴隷たちの過去 3 (ミナ篇)

獣人 ミナ

私は、元々名前もない貧しい村に生まれた。

生まれつき私は、相手が嘘をついていることが何となくわかった。だからこそ、私をよく思わない人達がいることも知っていた。

ある日、村に盗賊が現れた。村は蹂躙された。

男は殺され、女子供は盗賊に捕まったり、抵抗した人は殺された。絶望しかなかった。

私は、捕まり奴隷商に引き渡された。盗賊たちの話によると、私のスキルが優秀なことや獣人にしては美しいからで高値で取引をしていた。

私は、奴隷商の商品としてたくさんのところをたらい回しされてきた。

例えば、獣人をいたぶるのが好きな貴族、獣人に性的興奮を覚える貴族、何事にもキレる貴族、迷宮攻略するために私のスキルを欲した冒険者、冒険者たちの夜のお勤め(入れずに抜くだけ)など使い潰されてきた。

そんな時、私の人生を狂わせた盗賊は討伐されたと聞いた。でも、私は生きてていいのだろうか。

奴隷商の人達が慌ただしく動いている。なんでも迷宮踏破された冒険者がその魔物の素材をオークションに出してきたのでそれに見合う人を探しているみたい。

私の容姿は、最初に比べて髪はボサボサで肌はカサカサで痩せこけて体の所々に痣がある醜い姿。それでも処女の方が商品価値としては高いから私がオークションに出品された。

私は、ステージの上から自分にかけられるお金を聞いていって最終的には、冒険者の方が落札した。

私は、冒険者の夜のお勤めで買われたと思ってたけど私の他に奴隷が何人もいた。

私を買っていった冒険者たちは私1人だけということが多かったがこんな多く買う冒険者の方は初めてで私以外にもエルフや人種やドワーフといって結構物好きだなと初めて会った時はそんな風に感じていた。

私を買った冒険者のご主人様はなんと盗賊を討伐して迷宮踏破した冒険者様だったことを聞かされ、辺境伯という貴族様でもあった。

辺境伯領というところに一瞬で移動してみたら白いドラゴンが飛んできて私も周りの奴隷達も腰が引けていた。

私の体につけられた痣をご主人様の仲間の女性の方が治療してくれた。可愛い感じの女性だった。

奴隷の私たちに役職を与えてくれた。警備隊の頂点と冒険者の兼業をして欲しいとのことだった。

私を含めた女性たちは、夜のお勤めに関してご主人様に言ったら「嫌なことを無理にすることはしない」と言ってたので、もしかしたらあるかもしれないと女性陣で歓喜した。

獣人の私の寿命は100年で対してご主人様は80年だから私は、残りの人生をかけてご主人様に忠誠を誓ってご主人様の領地を守ると決意した。