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67:誤解とあらたな変態もとい竜族

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「ただ、個人的には、こんなものでなく、ルシオンの最初は私が……」

もじもじしながら言うレイには大変申し訳ないが、これではない。しかし、それをレイに伝えたらレイが恥ずかしくて大変なことになるかもしれない。

「あの、レイ……」

「それに目をつけるとは!!あんた達、竜族並みの変態じゃねぇか、くううううっ、感動した」

そう言って何故か某元首相みたいなことを言いながら、見たことのない叔父上位大きく、銀髪に空色の瞳をして更に筋骨隆々で片目に傷のある男性がやってきた。

「お前は誰だ??」

レイが咄嗟に拙者を庇うように前にでた。その姿に拙者の中の乙女心がキュンとしつつも、その人物から目を離さずに見つめた。

「俺は、この夜のお供グッズを作っている職人のダンバルト。ダンとでも呼んでくれ。しかし、うんうん。可愛いから分からなかったが、あんたの相手の子、竜の血を引いてるんだな。それなら確かにこのドラゴンバ〇ブは必要だな。なんせ竜族の性欲は一般の人族の数千倍~たまたま倍と言われているからな……」

「ヒィッ」

そんな恐ろしい性欲が拙者の中に眠っているとしたら怖すぎるが、前世性欲とは無縁、いや多少エッチな本は嗜むが基本エアで最後まで生きた者としては信じがたい内容に思わず喉から声がでた。

「……ルシオンでナニを想像した??」

物凄い怖い笑顔でダン殿を見つめるレイ。しかし、ダン殿は一切気にした様子はない。この強いメンタルどこかで見たことがある。

「はは、安心しろ。俺は少年趣味じゃねぇ。しかし、久々に仲間に会えてうれしいぜ。実は俺も竜の血を引いていてな。まぁといっても隣の帝国の先々帝が奴隷に産ませたガキの子だからな」

(なるほど、地味に親類でござった)

「えっ、お前も帝国の竜族の血を引いてるのか??なら、仲間だな。気に入った。大切な番の子と素敵なハッピーライフたまたまを迎えられるように、このドラゴンバ〇ブはプレゼントするぜ」

とんでもないことになってきた。拙者が欲しいのはサイリウムであり、このどう見ても特大サイズで拙者のけつあな崩壊確定のドラゴンバ〇ブでは断じてない。

「あの、実は、拙者はドラゴンバ〇ブが欲しかったのではなく、このように七色に光るタイプの棒を沢山欲しかったでござるよ」

そう、あくまでアイドルコンサートのようなことができればよいのだ。

「えっ、ルシオン、その、複数の光る棒を流石にはじめてでその、挿れたら体によくない」

「そうあな、いや、そうだな。流石に真夜中のドスケベ番長の名をほしいままにしてきた竜族でもそれはまずいな。いいか、少年。えっちな本とかでものすごい数のそう言うのを挿れるのはあくまでファンタジーで、実際に行うと尻が壊れたり偉いことになる。だからそれは慣れてからのがいいぞ」


ポンポン拙者の頭を撫でるダン殿と、青ざめているレイ。これ間違いなく拙者が変態と誤解されている。

「いや、違うのです、拙者に合わせて複数人で光る棒を振るのです。挿入ではないく……」

「えっ、複数人疑似挿入プレイ、ああ、ルシオン、だめだ。君は私だけのものだ。そんな変態どもとの倒錯的なプレイは許可できない」

「おお、すげぇな少年。いままで色々な変態竜族を見てきたが、少年のは新しい。物凄く制作意欲が湧いてきた」

「いやいや、だから違うでござるって!!拙者はあくまで踊るだけで、それに合わせてこう、想いをこめて光る棒をふって踊るのであって乱交パーティーではござらんし、倒錯的プレイでもござらん。後、棒は本当の棒状で決してこの肉棒を振ってほしい訳ではないでござる!!」
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