11 / 13
10:兄と美のカリスマと和解
しおりを挟む
婚前交渉は良くないことだ。だから兄上がキレているのは分かる。私は世界一美しい王子だが、今まで純潔を貫いてきた。
しかし、婚前交渉してしまった以上は、結婚ができないだろうから、大人しく世界一美しい修道士になるつもりでいたらレオンハルト王子に求婚された。
レオンハルト王子は素晴らしいもふもふを持っているし、世界一カッコイイといっても過言でない姿だし、婚前交渉はよくないけれどレオンハルト王子とは、体の相性も最高に合っていた。
具体的には、ネコ科独特の生殖器のトゲトゲ構造がドMの私的にはオレー!だった。
しかし、兄上は激おこだ。具体的には、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(神)くらいのキレ方をしている。これはちゃんと説明して納得してもらわないといけない。
そう思った私をレオンハルト王子が抱き寄せたので、その腕の中に今は抱きこまれている状態である。
「貴殿には、うちの愚弟への接近を禁止したはずだ。なぜ、その愚弟を手籠めにした!!愚弟が気に入らないからと言って強姦するなどふざけるな!!(貴殿には、うちの可愛い弟に害をなす可能性があったので接近を禁止しました。なぜ、その最愛の弟に性的暴行を働いたのですか!!可愛い弟が気に入らないからと強姦をするなんて許せません、八つ裂きにします!!)」
兄上の怒声が響く、これはまずい。どれくらいまずいかというと、以前兄上は私に嫌がらせをしていた使用人に対して口にするのも恐ろしいことをした。むしろ口にしてはいけない何かをしたという。そういうことをまたしそうな空気がビンビン伝わってくる。
「兄上、セニョールレオンと私は……」
経緯を説明しようとした声を遮るように、ドアを多分粉砕した方である、熊耳男子が叫んだ。
「何を言っている!!先に接近したのはルーン王子です。レオンハルト殿下は私室にいらしたところにそっちが勝手にきて何か悪質な魔法を使い、殿下を欲情させた、そうでなければ殿下が、こんなおぶ……」
(やはり熊耳男子の方言は「おぶ」なのだね。ロイドが「汚物」と言おうとしたとか酷いことをいっていたけれど、そんなことはないね)
「ふざけるな!!愚弟は性的なことなんか知らない!!間違えても欲情なんて汚い言葉は知らない!!知るわけないんだ!!だからこんなことになったということはそこのネコ科王子が愚弟を……ううっ、愚弟を!!(ふざけるな!!可愛い弟は天使なのでキャベツ畑から子供は生まれると信じています。過ちが起きても情欲なんて持ち合わせていません、天使だから。絶対にそんな汚らわしいこと知りません。教えてませんし。だから肉欲をぶつけたのは絶対そこのネコ科王子です。よくも私の天使である弟を、絶対八つ裂きにします、あるいはお前のヒゲ(概念でありレオンハルト王子の顔に生えてはいません)を全部抜いて歩けなくしてやります!!)」
これはまずい、普段は全く分からない兄上の心の声が私にも聞こえてくるくらいにお怒りだ。
兄上はどうやら私を天使と呼んでいるらしい。美しい私が天使っぽいのは仕方ない。
しかし、流石に私だって性的なことは理解しているし、薄い本だって読んでいるので、後ほど全くエッチじゃないと考えている部分は修正が必要そうだ。
「それについては、私自身、欲望に負けました。申し開きのできないことでございます。しかし、私は遊びなどでルーン殿下に手を出していません。むしろ、順番に間違いはありましたが愛するルーン殿下と結婚をさせて頂きたい。なにより、ルーン殿下は私の番です。この指を見てください。これは私は子供の頃はじめて会った日にルーン殿下につけた『番の証』で……」
「お前か!!お前が変な呪いで可愛い可愛い天使を傷物にした犯人だったのか!!ゆるさん!!絶対に許さんぞ!!」
ついに心の声でしゃべっている。完全にお怒りだ。そして兄上がさっきから腰にぶら下げている剣、もちろん男性器の隠喩でなく本物を振りかざそうとしている、まずい。
しかし、レオンハルト王子を庇うように、熊耳男子が王子の前に立つ。
「黙って聞いていれば……。レオンハルト殿下にこんなおブスはつり合わないわ!!」
「おブス!???!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
今聞き捨てならない言葉を聞いた。私は神が作りたもうたこの世でもっとも美しい存在だ。
その私がおブス??それだけはこの世界が何回滅亡してもあり得ない価値観だ。私は毅然とした態度で熊耳男子を見た。
「その、セニョール、私は世界一美しいだから、おブスではない」
「いいえ、あんたはおブスよ。人間にはその人間を最も輝かせる方法がある。どんな人間だって美しくなれるの。でもあんたはそれが足りてない。例えば私は本当はもっと女性らしくしたいけど、見た目が凛々しいからそういう恰好より今の短髪に筋肉をキレイにつけた姿が一番美しく輝くわ。そう、一番似合う美しさよ。けれど、あんたは、確かに素材はいいけど全然素材を生かしきれてない。こっちへきなさい!!レオンハルト殿下の横に並ぶものになるには美が足りないのよ!!」
そう言って、熊耳男子、あらため熊耳おねぇ様は美の伝道師IKK〇様が如き光を放ち、彼の変貌ぶりに唖然としているレオンハルト殿下から私を奪うと、そのまま隣の自室へ連れて行った。
そこは、めくるめく熊耳おねぇ様の美の館だった。そうしてしばらくあーでもないこーでもないと弄られ数時間後……。
「先ほどは、可愛い弟が手籠めにされたとことに、かっとして言いすぎてしまった。ただ、弟は純潔を失った今、このままではよくて修道院送り、悪ければ一生精神病院送りまたはきた(ない)塔に幽閉になるだろう弟を救い出して頂けるなら、身を切られる思いだが、隣国の王太子である貴方に弟を幸せにして頂く方があの子のためになるだろう、本当にリアルに断腸の思いだか……」
「俺こそ、もっとも美しいルーン殿下を自身の欲望で傷つけたことお詫びいたします。そして、しっかりその責任は取らせて頂きますし、俺は獣人です。番であるルーン殿下だけを大切に大切に愛します」
なぜかレオンハルト殿下の部屋がまるでヒャッハーな人に襲撃されたくらい荒れて廃墟みたいになっているが、ふたりが何かを分かち合った男同士みたいな顔して握手していた。
オレー!麗しい男の友情だね。
そこに、熊耳おねぇ様と戻ってきたのでふたりの視線が一気に私に注がれる。そして何故か無言になった。
(これは、何かまずいことが……あれだろうか、あまりの私の美しさについに人死にが出……)
「「尊い、天使だ!!」」
「そうだろう、私は世界一美しい王子だからね!!しかし普段なら『イケメティックダウト』するはずが、おかしいね、何故ふたりは泣いているのだろう、美し過ぎて目が溶けたのかな??」
「あたしの腕に掛かればこんなものよ。あたしの愛するレオンハルト殿下を幸せにするならこれくらいいつも美しくありなさい。中途半端な美しさだったから今まで変態呼ばわりされたけど、この外観なら例え奇行を働いても天使の戯れと許されるわ。腹立たしいけどそれほどあんたは美しいのよ、あたしにもあんたみたいなタイプの美しさがあれば好きな人に選んでもらえたのかしら……なんて、もしもなんてないのにね、らしくないわ」
そう言って、切なげな顔をする熊耳おねぇ様。恋が破れる瞬間の胸の痛みを感じるその人に、けれど慰めの言葉は相応しくないと感じた。
なぜなら、さきほど変身を手伝ってもらって気付いたが、熊耳おねぇ様はストイックな方だ。ならば、私が言う言葉は決まっていた。
「ありがとう、セニョリータオッソ。貴方のおかげでより私は美しさに磨きがかかった。そして、私は世界一美しいが、世界一である以上美しさは常にアップデートも必要だ。美とは1日してならずぜひぜひ今後も貴方に師事させて頂けないだろうか??」
まっすぐ熊耳おねぇ様を見つめる。
すると「はぁ」とため息をついてから、いままでにない優しい笑顔、まるで母親が子に浮かべるような穏やかな表情で答えた。
「……あんた素直ね。変態王子って聞いてたし美しさに胡坐をかいているいけ好かないおブスかと思ったけど、向上心のある子は嫌いじゃないわ、いいわ。あたしが今後もレオンハルト殿下の横に立つものに相応しいように鍛えてあげる、覚悟しなさいよ!!」
「ムチャス・グラシアス!!。今度からセニョリータオッソのことは師匠またはおねえ様と呼ばせてほしい」
色々あったけれど、修羅場は回避された。
ただ、この時の私たちはまだ説得しないといけない相手がいることを忘れていたのだった。
しかし、婚前交渉してしまった以上は、結婚ができないだろうから、大人しく世界一美しい修道士になるつもりでいたらレオンハルト王子に求婚された。
レオンハルト王子は素晴らしいもふもふを持っているし、世界一カッコイイといっても過言でない姿だし、婚前交渉はよくないけれどレオンハルト王子とは、体の相性も最高に合っていた。
具体的には、ネコ科独特の生殖器のトゲトゲ構造がドMの私的にはオレー!だった。
しかし、兄上は激おこだ。具体的には、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(神)くらいのキレ方をしている。これはちゃんと説明して納得してもらわないといけない。
そう思った私をレオンハルト王子が抱き寄せたので、その腕の中に今は抱きこまれている状態である。
「貴殿には、うちの愚弟への接近を禁止したはずだ。なぜ、その愚弟を手籠めにした!!愚弟が気に入らないからと言って強姦するなどふざけるな!!(貴殿には、うちの可愛い弟に害をなす可能性があったので接近を禁止しました。なぜ、その最愛の弟に性的暴行を働いたのですか!!可愛い弟が気に入らないからと強姦をするなんて許せません、八つ裂きにします!!)」
兄上の怒声が響く、これはまずい。どれくらいまずいかというと、以前兄上は私に嫌がらせをしていた使用人に対して口にするのも恐ろしいことをした。むしろ口にしてはいけない何かをしたという。そういうことをまたしそうな空気がビンビン伝わってくる。
「兄上、セニョールレオンと私は……」
経緯を説明しようとした声を遮るように、ドアを多分粉砕した方である、熊耳男子が叫んだ。
「何を言っている!!先に接近したのはルーン王子です。レオンハルト殿下は私室にいらしたところにそっちが勝手にきて何か悪質な魔法を使い、殿下を欲情させた、そうでなければ殿下が、こんなおぶ……」
(やはり熊耳男子の方言は「おぶ」なのだね。ロイドが「汚物」と言おうとしたとか酷いことをいっていたけれど、そんなことはないね)
「ふざけるな!!愚弟は性的なことなんか知らない!!間違えても欲情なんて汚い言葉は知らない!!知るわけないんだ!!だからこんなことになったということはそこのネコ科王子が愚弟を……ううっ、愚弟を!!(ふざけるな!!可愛い弟は天使なのでキャベツ畑から子供は生まれると信じています。過ちが起きても情欲なんて持ち合わせていません、天使だから。絶対にそんな汚らわしいこと知りません。教えてませんし。だから肉欲をぶつけたのは絶対そこのネコ科王子です。よくも私の天使である弟を、絶対八つ裂きにします、あるいはお前のヒゲ(概念でありレオンハルト王子の顔に生えてはいません)を全部抜いて歩けなくしてやります!!)」
これはまずい、普段は全く分からない兄上の心の声が私にも聞こえてくるくらいにお怒りだ。
兄上はどうやら私を天使と呼んでいるらしい。美しい私が天使っぽいのは仕方ない。
しかし、流石に私だって性的なことは理解しているし、薄い本だって読んでいるので、後ほど全くエッチじゃないと考えている部分は修正が必要そうだ。
「それについては、私自身、欲望に負けました。申し開きのできないことでございます。しかし、私は遊びなどでルーン殿下に手を出していません。むしろ、順番に間違いはありましたが愛するルーン殿下と結婚をさせて頂きたい。なにより、ルーン殿下は私の番です。この指を見てください。これは私は子供の頃はじめて会った日にルーン殿下につけた『番の証』で……」
「お前か!!お前が変な呪いで可愛い可愛い天使を傷物にした犯人だったのか!!ゆるさん!!絶対に許さんぞ!!」
ついに心の声でしゃべっている。完全にお怒りだ。そして兄上がさっきから腰にぶら下げている剣、もちろん男性器の隠喩でなく本物を振りかざそうとしている、まずい。
しかし、レオンハルト王子を庇うように、熊耳男子が王子の前に立つ。
「黙って聞いていれば……。レオンハルト殿下にこんなおブスはつり合わないわ!!」
「おブス!???!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
今聞き捨てならない言葉を聞いた。私は神が作りたもうたこの世でもっとも美しい存在だ。
その私がおブス??それだけはこの世界が何回滅亡してもあり得ない価値観だ。私は毅然とした態度で熊耳男子を見た。
「その、セニョール、私は世界一美しいだから、おブスではない」
「いいえ、あんたはおブスよ。人間にはその人間を最も輝かせる方法がある。どんな人間だって美しくなれるの。でもあんたはそれが足りてない。例えば私は本当はもっと女性らしくしたいけど、見た目が凛々しいからそういう恰好より今の短髪に筋肉をキレイにつけた姿が一番美しく輝くわ。そう、一番似合う美しさよ。けれど、あんたは、確かに素材はいいけど全然素材を生かしきれてない。こっちへきなさい!!レオンハルト殿下の横に並ぶものになるには美が足りないのよ!!」
そう言って、熊耳男子、あらため熊耳おねぇ様は美の伝道師IKK〇様が如き光を放ち、彼の変貌ぶりに唖然としているレオンハルト殿下から私を奪うと、そのまま隣の自室へ連れて行った。
そこは、めくるめく熊耳おねぇ様の美の館だった。そうしてしばらくあーでもないこーでもないと弄られ数時間後……。
「先ほどは、可愛い弟が手籠めにされたとことに、かっとして言いすぎてしまった。ただ、弟は純潔を失った今、このままではよくて修道院送り、悪ければ一生精神病院送りまたはきた(ない)塔に幽閉になるだろう弟を救い出して頂けるなら、身を切られる思いだが、隣国の王太子である貴方に弟を幸せにして頂く方があの子のためになるだろう、本当にリアルに断腸の思いだか……」
「俺こそ、もっとも美しいルーン殿下を自身の欲望で傷つけたことお詫びいたします。そして、しっかりその責任は取らせて頂きますし、俺は獣人です。番であるルーン殿下だけを大切に大切に愛します」
なぜかレオンハルト殿下の部屋がまるでヒャッハーな人に襲撃されたくらい荒れて廃墟みたいになっているが、ふたりが何かを分かち合った男同士みたいな顔して握手していた。
オレー!麗しい男の友情だね。
そこに、熊耳おねぇ様と戻ってきたのでふたりの視線が一気に私に注がれる。そして何故か無言になった。
(これは、何かまずいことが……あれだろうか、あまりの私の美しさについに人死にが出……)
「「尊い、天使だ!!」」
「そうだろう、私は世界一美しい王子だからね!!しかし普段なら『イケメティックダウト』するはずが、おかしいね、何故ふたりは泣いているのだろう、美し過ぎて目が溶けたのかな??」
「あたしの腕に掛かればこんなものよ。あたしの愛するレオンハルト殿下を幸せにするならこれくらいいつも美しくありなさい。中途半端な美しさだったから今まで変態呼ばわりされたけど、この外観なら例え奇行を働いても天使の戯れと許されるわ。腹立たしいけどそれほどあんたは美しいのよ、あたしにもあんたみたいなタイプの美しさがあれば好きな人に選んでもらえたのかしら……なんて、もしもなんてないのにね、らしくないわ」
そう言って、切なげな顔をする熊耳おねぇ様。恋が破れる瞬間の胸の痛みを感じるその人に、けれど慰めの言葉は相応しくないと感じた。
なぜなら、さきほど変身を手伝ってもらって気付いたが、熊耳おねぇ様はストイックな方だ。ならば、私が言う言葉は決まっていた。
「ありがとう、セニョリータオッソ。貴方のおかげでより私は美しさに磨きがかかった。そして、私は世界一美しいが、世界一である以上美しさは常にアップデートも必要だ。美とは1日してならずぜひぜひ今後も貴方に師事させて頂けないだろうか??」
まっすぐ熊耳おねぇ様を見つめる。
すると「はぁ」とため息をついてから、いままでにない優しい笑顔、まるで母親が子に浮かべるような穏やかな表情で答えた。
「……あんた素直ね。変態王子って聞いてたし美しさに胡坐をかいているいけ好かないおブスかと思ったけど、向上心のある子は嫌いじゃないわ、いいわ。あたしが今後もレオンハルト殿下の横に立つものに相応しいように鍛えてあげる、覚悟しなさいよ!!」
「ムチャス・グラシアス!!。今度からセニョリータオッソのことは師匠またはおねえ様と呼ばせてほしい」
色々あったけれど、修羅場は回避された。
ただ、この時の私たちはまだ説得しないといけない相手がいることを忘れていたのだった。
17
お気に入りに追加
809
あなたにおすすめの小説

ミルクの出ない牛獣人
斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
「はぁ……」
リュートスは胸に手をおきながら溜息を吐く。服装を変えてなんとか隠してきたものの、五年も片思いを続けていれば膨らみも隠せぬほどになってきた。
最近では同僚に「牛獣人ってベータでもこんなに胸でかいのか?」と聞かれてしまうほど。周りに比較対象がいないのをいいことに「ああ大変なんだ」と流したが、年中胸が張っている牛獣人などほとんどいないだろう。そもそもリュートスのように成体になってもベータでいる者自体が稀だ。
通常、牛獣人は群れで生活するため、単独で王都に出てくることはほぼない。あっても買い出し程度で棲み着くことはない。そんな種族である牛獣人のリュートスが王都にいる理由はベータであることと関係していた。

モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中
risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。
この作品は小説家になろうさんでも公開します。

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

ぼくは男なのにイケメンの獣人から愛されてヤバい!!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。

子を成せ
斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
ミーシェは兄から告げられた言葉に思わず耳を疑った。
「リストにある全員と子を成すか、二年以内にリーファスの子を産むか選べ」
リストに並ぶ番号は全部で十八もあり、その下には追加される可能性がある名前が続いている。これは孕み腹として生きろという命令を下されたに等しかった。もう一つの話だって、譲歩しているわけではない。

30歳まで独身だったので男と結婚することになった
あかべこ
BL
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。
キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者、の予定

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる