世にも不幸なレミリア令嬢は失踪しました
レミリア・オリビエール・ヴァーミリオン公爵令嬢は世にも不幸な令嬢でした。
誰からも愛されないレミリアはそれでも笑っているような太陽みたいな少女。第二王子のクリストファーの婚約者だったので王宮に住んでいましたが、彼女の孤独な心を知る人はいませんでした。
そんなある日、クリストファーから少し距離を離そうと婚約破棄ともとれる発言をされたレミリアは自身を繋いでいた糸が切れたのがわかりました。
帰る家もないレミリアは遠い昔に孤独のあまり作り上げた架空の友人のルーファスと遊んだ唯一幸せな思い出が残るキンモクセイの前で自殺を図るのですが……
前世の因習、呪われた血筋、やがて全てを巻き込んでいくレミリアに隠された秘密とは?
-時の止まった悲劇の国と古にかわされた約束。レミリアは幸せを手に入れることはできるのか?
※キンモクセイの花言葉のひとつ「隠世」から着想を得た物語。
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※キンモクセイの花言葉のひとつ「隠世」から着想を得た物語。
プロローグ
第一章:れんごくの国と約束の娘
第二章:海の国と呪われた血筋
第三章:恋獄の国と悲しいおとぎ話
第四章:太陽の国と皇太子
第五章:真実の断片と
第六章:集う運命
最終章:さようなら、れんごくの国と不幸令嬢
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