15 / 126
14.水たまり製造機とかいう不名誉なものになってしまった ※
しおりを挟む
※注意)今回おもらしの描写がございます。苦手な方はご注意ください。
「助けて……っあっ……」
僕はガタガタとイッた余韻を味わう間もなく、さらなる振動に体を震わせた。目の前にいるジャックが気遣わしげにしていて、助けようと手を差し伸べた時だった。
「あ、だめです。ジャック様。ルーク様へは触れてはいけません」
「けれど、殿下はとても苦しそうで……」
「……ルーク様はもう殿下ではありません。それに、今は公爵様のものでございます。ジャック様もご了承済みと認識しておりますが、この屋敷の公爵様のものにはくれぐれも勝手に触らないようにしてください」
終始笑顔だがきっぱりと言い放つその姿は恐ろしかった。クリスが選ばれた理由について納得した。彼は職務をどこまでもまっすぐ遂行する。それがどんなにおかしなものであっても……
(これ……あ、またイキそう……)
ビクビクと体を震わせる。僕の股間は下着含めて完全に濡れている。それがまた気持ち悪いけれど、中の熱が刺激され続けておかしくなりそうだ。
(このままじゃ、部屋に戻れない……)
涙の膜で白くかすんだ世界の中で、ジャックとクリスが何か言い争っている。しかし、それよりもう色々限界だ。
(っあ……もう……)
2度目の絶頂感が訪れた時、僕はすごく嫌な感覚に襲われた。明らかに股間の濡れ方がおかしい。というか僕の周りに水たまりができている、これって……
(あ、これ……漏らした……)
死にたい。良い年した大人が漏らしてしまった。この年で水たまり製造機になってしまった。しかも人前で……。全裸の次は水たまり製造機とかもうだめだお婿にいけない。いや、お婿にいけないどころかお婿に行かせてもらえないんだよね。そして人間としての尊厳が完全に失われたと思った、思ったが……
「ルーク殿下、お助けできず申し訳ございません。失礼いたします」
何も見なかったようにジャックが立ち去ってくれた。
(ありがとう。ジャックは優しい。でも本当に今は恥ずかしくて死にそう)
しかし……
「ルーク様。後始末はこちらでいたします。部屋は後少しですので頑張ってくださいませ」
煌めく笑顔で言われた言葉が心をばっちり抉った。もう片方はばっちり僕を辱めたよ。もうだめだ。辛い。僕が小学生なら間違いなく水たまり製造機としてその名を卒業まで刻まれるパターンだ。ただ、大きい方でなかったのが唯一の救いだけれども……。
そして、まだ振動し続けるバイブレーション(inアナル)あああ、ここは男の根性みせたるよ!!絶対こんなところで見せるもんじゃないけどもう漏らすのはいやだ、いやなんだ。
ほふく前進スタイルで僕は涙と体液で色々ビショビショにしながら部屋になんとか到着した。一応到着と同時にどういう原理か謎だが振動は止まった。
しかし、この後さらなる問題が勃発する。
「ねぇ、クリス色々着替えたいのだけれど……」
「駄目です。前にもお話しいたしましたが、こちらではルーク様の服着脱はできかねます」
「クリス分かっていると思うけど僕漏らしてるんだ。気持ち悪くて仕方ない」
「はい、知ってます。先ほどから、その臭いがしますから」
的確に抉られて辛い。辛いんだよ。こうなったらもう仕方ない。
「じゃあ、せめて僕はシャワーを浴びたいんだけど……」
(服をきたまま洗ってやる。脱げないんだし仕方ない。でももし「体を洗う権利もルーク様は持ってません」とか言われたら、そろそろ逃げるためにどうするべきか本気で考える必要があるな……)
「わかりました。そちらは問題ございませんので、こちらへ」
そうあっさり言われて安心した。むしろ安心してしまう今が絶対おかしいのだけれど気づいてはいけない。
そのまま、部屋に併設されていた浴室へ連れてこられた。
「ご自由にお使いください」
そうクリスに言われて入ったそこは大理石でできた、すごい豪華な浴槽などがありちょっとした温泉みたいで今日の人間の尊厳を失うような悲しい記憶を少し浄化してくれた。
「よし。とりあえず洗おう」
僕は思いっきり服のままシャワーを自身にかけた。そうして、先ほど漏らしてしまった部分を清潔な石鹸で洗い、体中をキレイキレイした……のだけれど。
「……なんだろう。この妙な背徳感は、これ全裸よりある意味エロくないか??」
着衣のまま水をかけたり諸々したせいで上に着せられていた白いワイシャツが完全に透けている。そこから体に張り付いて僕のピュアピンクな乳首が見えてしまっている。
さらに……水を含み汚れの根源のため重点的に洗った、ズボンも張り付いて、既に勃起してしまっている僕自身のシルエットをあからさまに強調してしまっている。
(こういうエッチなビデオ見たことあるしあの時は普通に興奮したけど……実際問題自分がその状態になるとすごい複雑だな)
非常に泣きたいが、さらに悲しい現実に気付いた。よく考えたら、このまま外に出たら完全にビショビショのまま出歩くことになるし、部屋にいてもあらゆるところに水たまりを作り出してしまう、これは漏らしたりしなくても、自然と水たまり製造機と化してしまい大変なことになる。そんな惨劇は起こせないので、結果的にこの浴室から出ることができなくなってしまった。
温泉のようなそこは熱気があり寒くはないが、だからといって濡れ着衣プレイでもしているみたいなこの状態はものすごくよろしくない。しかし打開策は全く浮かばない。
(どうしよう。誰か助けて……)
「そこはマクスおじたん助けてと言ってほしかったよ」
聞きなれた低音のベルベットボイスが響いた。
そして、浴室に見慣れた人影が入ってきた。そうです、もちろん我らが叔父様である。
「助けて……っあっ……」
僕はガタガタとイッた余韻を味わう間もなく、さらなる振動に体を震わせた。目の前にいるジャックが気遣わしげにしていて、助けようと手を差し伸べた時だった。
「あ、だめです。ジャック様。ルーク様へは触れてはいけません」
「けれど、殿下はとても苦しそうで……」
「……ルーク様はもう殿下ではありません。それに、今は公爵様のものでございます。ジャック様もご了承済みと認識しておりますが、この屋敷の公爵様のものにはくれぐれも勝手に触らないようにしてください」
終始笑顔だがきっぱりと言い放つその姿は恐ろしかった。クリスが選ばれた理由について納得した。彼は職務をどこまでもまっすぐ遂行する。それがどんなにおかしなものであっても……
(これ……あ、またイキそう……)
ビクビクと体を震わせる。僕の股間は下着含めて完全に濡れている。それがまた気持ち悪いけれど、中の熱が刺激され続けておかしくなりそうだ。
(このままじゃ、部屋に戻れない……)
涙の膜で白くかすんだ世界の中で、ジャックとクリスが何か言い争っている。しかし、それよりもう色々限界だ。
(っあ……もう……)
2度目の絶頂感が訪れた時、僕はすごく嫌な感覚に襲われた。明らかに股間の濡れ方がおかしい。というか僕の周りに水たまりができている、これって……
(あ、これ……漏らした……)
死にたい。良い年した大人が漏らしてしまった。この年で水たまり製造機になってしまった。しかも人前で……。全裸の次は水たまり製造機とかもうだめだお婿にいけない。いや、お婿にいけないどころかお婿に行かせてもらえないんだよね。そして人間としての尊厳が完全に失われたと思った、思ったが……
「ルーク殿下、お助けできず申し訳ございません。失礼いたします」
何も見なかったようにジャックが立ち去ってくれた。
(ありがとう。ジャックは優しい。でも本当に今は恥ずかしくて死にそう)
しかし……
「ルーク様。後始末はこちらでいたします。部屋は後少しですので頑張ってくださいませ」
煌めく笑顔で言われた言葉が心をばっちり抉った。もう片方はばっちり僕を辱めたよ。もうだめだ。辛い。僕が小学生なら間違いなく水たまり製造機としてその名を卒業まで刻まれるパターンだ。ただ、大きい方でなかったのが唯一の救いだけれども……。
そして、まだ振動し続けるバイブレーション(inアナル)あああ、ここは男の根性みせたるよ!!絶対こんなところで見せるもんじゃないけどもう漏らすのはいやだ、いやなんだ。
ほふく前進スタイルで僕は涙と体液で色々ビショビショにしながら部屋になんとか到着した。一応到着と同時にどういう原理か謎だが振動は止まった。
しかし、この後さらなる問題が勃発する。
「ねぇ、クリス色々着替えたいのだけれど……」
「駄目です。前にもお話しいたしましたが、こちらではルーク様の服着脱はできかねます」
「クリス分かっていると思うけど僕漏らしてるんだ。気持ち悪くて仕方ない」
「はい、知ってます。先ほどから、その臭いがしますから」
的確に抉られて辛い。辛いんだよ。こうなったらもう仕方ない。
「じゃあ、せめて僕はシャワーを浴びたいんだけど……」
(服をきたまま洗ってやる。脱げないんだし仕方ない。でももし「体を洗う権利もルーク様は持ってません」とか言われたら、そろそろ逃げるためにどうするべきか本気で考える必要があるな……)
「わかりました。そちらは問題ございませんので、こちらへ」
そうあっさり言われて安心した。むしろ安心してしまう今が絶対おかしいのだけれど気づいてはいけない。
そのまま、部屋に併設されていた浴室へ連れてこられた。
「ご自由にお使いください」
そうクリスに言われて入ったそこは大理石でできた、すごい豪華な浴槽などがありちょっとした温泉みたいで今日の人間の尊厳を失うような悲しい記憶を少し浄化してくれた。
「よし。とりあえず洗おう」
僕は思いっきり服のままシャワーを自身にかけた。そうして、先ほど漏らしてしまった部分を清潔な石鹸で洗い、体中をキレイキレイした……のだけれど。
「……なんだろう。この妙な背徳感は、これ全裸よりある意味エロくないか??」
着衣のまま水をかけたり諸々したせいで上に着せられていた白いワイシャツが完全に透けている。そこから体に張り付いて僕のピュアピンクな乳首が見えてしまっている。
さらに……水を含み汚れの根源のため重点的に洗った、ズボンも張り付いて、既に勃起してしまっている僕自身のシルエットをあからさまに強調してしまっている。
(こういうエッチなビデオ見たことあるしあの時は普通に興奮したけど……実際問題自分がその状態になるとすごい複雑だな)
非常に泣きたいが、さらに悲しい現実に気付いた。よく考えたら、このまま外に出たら完全にビショビショのまま出歩くことになるし、部屋にいてもあらゆるところに水たまりを作り出してしまう、これは漏らしたりしなくても、自然と水たまり製造機と化してしまい大変なことになる。そんな惨劇は起こせないので、結果的にこの浴室から出ることができなくなってしまった。
温泉のようなそこは熱気があり寒くはないが、だからといって濡れ着衣プレイでもしているみたいなこの状態はものすごくよろしくない。しかし打開策は全く浮かばない。
(どうしよう。誰か助けて……)
「そこはマクスおじたん助けてと言ってほしかったよ」
聞きなれた低音のベルベットボイスが響いた。
そして、浴室に見慣れた人影が入ってきた。そうです、もちろん我らが叔父様である。
33
お気に入りに追加
3,476
あなたにおすすめの小説

じゃない方の私が何故かヤンデレ騎士団長に囚われたのですが
カレイ
恋愛
天使な妹。それに纏わりつく金魚のフンがこの私。
両親も妹にしか関心がなく兄からも無視される毎日だけれど、私は別に自分を慕ってくれる妹がいればそれで良かった。
でもある時、私に嫉妬する兄や婚約者に嵌められて、婚約破棄された上、実家を追い出されてしまう。しかしそのことを聞きつけた騎士団長が何故か私の前に現れた。
「ずっと好きでした、もう我慢しません!あぁ、貴方の匂いだけで私は……」
そうして、何故か最強騎士団長に囚われました。

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。


性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

買われた悪役令息は攻略対象に異常なくらい愛でられてます
瑳来
BL
元は純日本人の俺は不慮な事故にあい死んでしまった。そんな俺の第2の人生は死ぬ前に姉がやっていた乙女ゲームの悪役令息だった。悪役令息の役割を全うしていた俺はついに天罰がくらい捕らえられて人身売買のオークションに出品されていた。
そこで俺を落札したのは俺を破滅へと追い込んだ王家の第1王子でありゲームの攻略対象だった。
そんな落ちぶれた俺と俺を買った何考えてるかわかんない王子との生活がはじまった。

悪役令嬢のペットは殿下に囲われ溺愛される
白霧雪。
BL
旧題:悪役令嬢のポチは第一王子に囲われて溺愛されてます!?
愛される喜びを知ってしまった――
公爵令嬢ベアトリーチェの幼馴染兼従者として生まれ育ったヴィンセント。ベアトリーチェの婚約者が他の女に現を抜かすため、彼女が不幸な結婚をする前に何とか婚約を解消できないかと考えていると、彼女の婚約者の兄であり第一王子であるエドワードが現れる。「自分がベアトリーチェの婚約について、『ベアトリーチェにとって不幸な結末』にならないよう取り計らう」「その代わり、ヴィンセントが欲しい」と取引を持ち掛けられ、不審に思いつつも受け入れることに。警戒を解かないヴィンセントに対し、エドワードは甘く溺愛してきて……
❁❀花籠の泥人形編 更新中✿ 残4話予定✾
❀小話を番外編にまとめました❀
✿背後注意話✿
✾Twitter → @yuki_cat8 (作業過程や裏話など)
❀書籍化記念IFSSを番外編に追加しました!(23.1.11)❀

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる