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10.魔王は勇者を蘇生する※(魔王様視点)
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※性的な表現ならびに一部で精神的に辛い表現があります。苦手な方はご注意ください。
「レイジ……」
シーツで隠れていたが、レイジの手は水に浸されていたのかまだわずかにふやけていて、その手首には深く切り裂いた傷があった。
(痛々しい、どうしてレイジがこんなに苦しんでいることに私は気づけなかった??)
私はその傷口を塞ぐように口づけをして優しく舐めると口の中にレイジの血の味が広がっていくのが分かった。
「……甘いな」
血の味は今まで味わったことのないほど甘美だった。治癒のちからで元となった傷口は塞げたが、レイジの体はあまりにも多くの血を流してしまっていたらしく冷たいままだ。
私は、その体を優しく温めるように抱きしめながらゆっくりと服を脱がせた。ローブ以外まとっていなかったためすぐに生まれたままの姿になったレイジの体を撫でる。
とても弱く僅かな心音を聞きながら、祈るような気持ちでその秘められた場所に魔法で潤滑油をまとった指をゆっくりと挿しいれるが、その瞬間、胸が痛くなる。
レイジが、人間たちに虐待されていた事実はレイジが私の宝物になった時に調べてはいた。そして、何より私を見るたびに怯えていたレイジの姿から予測していたが、レイジが嫌がることはしたくなかったのでその体を無理やり暴いたことなど一度もなかった。
だから、知らなかったがそれは想像以上に惨い仕打ちだったのだとすぐにわかってしまった。
秘められた箇所は大きく拡げられてまるで薔薇のようにひらいていた。レイジの小柄な体を無理やりに組み敷いて開いた人間た居たことがはっきりと理解できた瞬間怒りで頭がおかしくなりそうだった。
「こんな悪趣味な真似を……レイジ」
なんてかわいそうなのだろう。どうしてレイジがこんな目に遭わないといけなかったのだろう。人間は昔から理不尽で頭がおかしい連中だと思っていたがなんの罪もない少年にこんな残酷な仕打ちをした連中が許せない。
「……せめて私がすべての傷を消すからな」
自身に出来ることがそれしかないことを歯がゆく思いながら私はレイジの秘部に優しく舌を這わせた。そして、その愛らしい穴に舌を差し入れて自身の唾液を中に送り込んだ。
少しずつ少しずつ、唾液を送り込むことで外側の傷も内側の傷もゆっくりではあるが癒えていった。
そうして、唾液をおくり続けるうちに次第にレイジの胎内がまるで初めから濡れていたように私の唾液で満たされてトロリとその入り口から愛液のように漏れだしていて、ひどく淫靡に見えた。
「……レイジ、もう少しだけ我慢してほしい」
未だに意識を取り戻すことのないレイジの胎内に、私は自身のペニスの亀頭を挿入した。
傷を治したことで元の大きさに戻ったそこはとても狭く、圧迫する感覚に思わず眉を顰めた。私は馴染ませるように動きを止めてレイジの萎えたままのペニスに優しく手を添えた。
少しでも快楽を覚えてくれれば楽になってほしくて優しくそれを扱くと、その刺激にゆっくりと勃起していくのが分かった。
「んっ……」
レイジが小さく呻いたのが分かった。
「レイジ……」
本来ならもっと奥まで挿入したほうが効果的なのだがこれ以上レイジを傷つけることは私がいやだったのと、この行為は治療のためだったので、愛らしいペニスを扱きながら私自身がなんとか挿入できる場所だけをゆっくりと馴染ませるように突いた。
「あっ……あんっ」
その律動に少しずつ顔色が白から青、青から薄紅に変化していくのが分かった。その様子に安堵しながら私は最後の仕上げに慎重にゆっくりとレイジの中に馴染ませたペニスの感覚を研ぎ澄ませた。
……そして、
「……レイジっ……」
ー愛している
そう心の中で思いながらその胎内に、自身の精を解き放つと、レイジの体が一度ビクリと跳ねてそして今まで弱っていた心臓が力強く息を吹き返したのがわかった。
「レイジ……」
シーツで隠れていたが、レイジの手は水に浸されていたのかまだわずかにふやけていて、その手首には深く切り裂いた傷があった。
(痛々しい、どうしてレイジがこんなに苦しんでいることに私は気づけなかった??)
私はその傷口を塞ぐように口づけをして優しく舐めると口の中にレイジの血の味が広がっていくのが分かった。
「……甘いな」
血の味は今まで味わったことのないほど甘美だった。治癒のちからで元となった傷口は塞げたが、レイジの体はあまりにも多くの血を流してしまっていたらしく冷たいままだ。
私は、その体を優しく温めるように抱きしめながらゆっくりと服を脱がせた。ローブ以外まとっていなかったためすぐに生まれたままの姿になったレイジの体を撫でる。
とても弱く僅かな心音を聞きながら、祈るような気持ちでその秘められた場所に魔法で潤滑油をまとった指をゆっくりと挿しいれるが、その瞬間、胸が痛くなる。
レイジが、人間たちに虐待されていた事実はレイジが私の宝物になった時に調べてはいた。そして、何より私を見るたびに怯えていたレイジの姿から予測していたが、レイジが嫌がることはしたくなかったのでその体を無理やり暴いたことなど一度もなかった。
だから、知らなかったがそれは想像以上に惨い仕打ちだったのだとすぐにわかってしまった。
秘められた箇所は大きく拡げられてまるで薔薇のようにひらいていた。レイジの小柄な体を無理やりに組み敷いて開いた人間た居たことがはっきりと理解できた瞬間怒りで頭がおかしくなりそうだった。
「こんな悪趣味な真似を……レイジ」
なんてかわいそうなのだろう。どうしてレイジがこんな目に遭わないといけなかったのだろう。人間は昔から理不尽で頭がおかしい連中だと思っていたがなんの罪もない少年にこんな残酷な仕打ちをした連中が許せない。
「……せめて私がすべての傷を消すからな」
自身に出来ることがそれしかないことを歯がゆく思いながら私はレイジの秘部に優しく舌を這わせた。そして、その愛らしい穴に舌を差し入れて自身の唾液を中に送り込んだ。
少しずつ少しずつ、唾液を送り込むことで外側の傷も内側の傷もゆっくりではあるが癒えていった。
そうして、唾液をおくり続けるうちに次第にレイジの胎内がまるで初めから濡れていたように私の唾液で満たされてトロリとその入り口から愛液のように漏れだしていて、ひどく淫靡に見えた。
「……レイジ、もう少しだけ我慢してほしい」
未だに意識を取り戻すことのないレイジの胎内に、私は自身のペニスの亀頭を挿入した。
傷を治したことで元の大きさに戻ったそこはとても狭く、圧迫する感覚に思わず眉を顰めた。私は馴染ませるように動きを止めてレイジの萎えたままのペニスに優しく手を添えた。
少しでも快楽を覚えてくれれば楽になってほしくて優しくそれを扱くと、その刺激にゆっくりと勃起していくのが分かった。
「んっ……」
レイジが小さく呻いたのが分かった。
「レイジ……」
本来ならもっと奥まで挿入したほうが効果的なのだがこれ以上レイジを傷つけることは私がいやだったのと、この行為は治療のためだったので、愛らしいペニスを扱きながら私自身がなんとか挿入できる場所だけをゆっくりと馴染ませるように突いた。
「あっ……あんっ」
その律動に少しずつ顔色が白から青、青から薄紅に変化していくのが分かった。その様子に安堵しながら私は最後の仕上げに慎重にゆっくりとレイジの中に馴染ませたペニスの感覚を研ぎ澄ませた。
……そして、
「……レイジっ……」
ー愛している
そう心の中で思いながらその胎内に、自身の精を解き放つと、レイジの体が一度ビクリと跳ねてそして今まで弱っていた心臓が力強く息を吹き返したのがわかった。
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