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27:あまりのことに目が怖くなってしまうピヨちゃん
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「辛い、僕の弟が……」
涙が止まらない僕の背中を優しく、ヨグ様がポンポンと叩く。
「ティラノたん、沢山泣いていいんだよ。君の涙は僕が全て受け止めるよ、なんなら舐めとるからね。君の可愛い弟が世界のはじまりの日から変態と言われてきた僕すらもドン引きするレベルのショタコンだったなんてね。僕は変態だけどそういう趣味はないから安心して、大体僕基本的に可愛いお嫁さんにしか興味ないしね。変態だけどそんなに問題ないから安心してね」
さりげなく自分は安全な変態だとアピールしてくる。残念ながらヨグ様がとんでもない変態であることは全く覆らない無駄な発言である。
「いや、俺はレジェンドオブ変態よりはマシです。先ほどは取り乱しましたが、兄上、えっと念のため確認なのですが、竜王様といたしたりしましたか??」
「したよ。当たり前でしょう。僕が可愛いピヨちゃんに注ぎ……」
「ああああああああ!!やめろ!!穢れなき兄上を汚した犯人!!あ、でも流石に小さな兄上のナカに挿れたりはしてないですよね??どう考えても竜王様は背も高いし絶対無理ですよね、物理的に……」
「この間、挿れたよ。3日ほどかかったけど先っちょを……」
「殺す。殺します。俺の兄上に前世から好きで好きでたまらないピヨちゃんに、あああああ、殺してやる!!」
目の前で耳を塞ぎたくなるような罵り合いが起きているが、今心が完全に死んでいるのでものすごくどうでも良いと思ってしまうのは、駄目だろうか。
そんな風に現実逃避しかけたが、考え方を一旦変えよう。弟が転生者なら協力してもらえるかもしれない。
「レイン、君が転生者ならお願いがある。僕は……」
「母上に、正妃に復讐したいのですね!!任せてください。俺は兄上のためなら何でもします」
そう、さっきまでの姿が悪い夢ですと言うようにキリっとしている弟。しかし、アレは夢ではない。悲しいほど嫌だが現実だ。僕は不自然な笑みを作る。そうしないと涙がまた出そうなのだ。
「では、ヨグ様がレインの前世いた世界から持ち帰ってきたこの本を読んでくれないかい??僕らには文字が読めない。この本の情報を知りたい」
「もちろん読みます!!ところで兄上。あの、兄上はいつ補給的なものが切れますか??ティラノたんになるのは原作が正しければ補給日数でって、兄上、何その目怖っ!!」
その時、僕の中で何かが壊れて、この世の全ての犯罪者は例え親兄弟友人でも容赦なく警察に通報するぐらいの心構えになった。
そして、思わず物凄い目で弟を見る。その僕を見たヨグ様が、
「ティラノたん、目つき悪っ!!でも何か思いついたのかもしれないね」っとか言っていたが気にしない。とりあえず僕は弟をその目で見ながら言った。
「僕は今決めた。レインの前では二度と元の姿には戻らない。絶対」
その言葉に、レインがその場に倒れこんだ。氷の美貌と言われている美しい容姿も台無しになるくらいの絶望ぶりだが、僕は弟を鋭い目で見続けている。
「そこをなんとか、二度と兄上に会えないと思ったら俺は、俺は……。それに安心してください、俺はピヨちゃんな兄上に対して変態的妄想はしますが、実害はありません。何故なら、変態じゃないので!!仮に変態だとしても変態という名の紳士です!!」
「残念ながら、ずっと手に持っているその魔法記録媒体からして信用ならない」
弟はこの話中ずっと手に「はじめてのおつかい~お兄ちゃん、濃厚ミルク下さい」というプラチナブロンドの微妙に僕っぽい容姿の少年が如何わしいことをされていることが容易に想像できるAVを持ち続けているのだから。
「ううっ、これはあくまで妄想用のものです。実際兄上は僕の腕に抱きしめられていても実害なかったじゃないですか??先っちょとか挿れられていないんですよ??だから……」
「とても気持ち悪い。正直、国家機関に通報したいレベルだが、とりあえずこの本を解読しろ。諸々について許すかはレインの活躍次第で決める」
心の中では、先ほどの発言通り二度と小さな状態で会うつもりはないが、一度希望は与えないと協力してくれないかもしれないことは考慮した。すると、弟の目が光った気がした。
「分かりました、兄上の信頼を取り戻すべく全力で、協力いたします。再び絶対に最愛の兄上に出会ってみせます」
涙が止まらない僕の背中を優しく、ヨグ様がポンポンと叩く。
「ティラノたん、沢山泣いていいんだよ。君の涙は僕が全て受け止めるよ、なんなら舐めとるからね。君の可愛い弟が世界のはじまりの日から変態と言われてきた僕すらもドン引きするレベルのショタコンだったなんてね。僕は変態だけどそういう趣味はないから安心して、大体僕基本的に可愛いお嫁さんにしか興味ないしね。変態だけどそんなに問題ないから安心してね」
さりげなく自分は安全な変態だとアピールしてくる。残念ながらヨグ様がとんでもない変態であることは全く覆らない無駄な発言である。
「いや、俺はレジェンドオブ変態よりはマシです。先ほどは取り乱しましたが、兄上、えっと念のため確認なのですが、竜王様といたしたりしましたか??」
「したよ。当たり前でしょう。僕が可愛いピヨちゃんに注ぎ……」
「ああああああああ!!やめろ!!穢れなき兄上を汚した犯人!!あ、でも流石に小さな兄上のナカに挿れたりはしてないですよね??どう考えても竜王様は背も高いし絶対無理ですよね、物理的に……」
「この間、挿れたよ。3日ほどかかったけど先っちょを……」
「殺す。殺します。俺の兄上に前世から好きで好きでたまらないピヨちゃんに、あああああ、殺してやる!!」
目の前で耳を塞ぎたくなるような罵り合いが起きているが、今心が完全に死んでいるのでものすごくどうでも良いと思ってしまうのは、駄目だろうか。
そんな風に現実逃避しかけたが、考え方を一旦変えよう。弟が転生者なら協力してもらえるかもしれない。
「レイン、君が転生者ならお願いがある。僕は……」
「母上に、正妃に復讐したいのですね!!任せてください。俺は兄上のためなら何でもします」
そう、さっきまでの姿が悪い夢ですと言うようにキリっとしている弟。しかし、アレは夢ではない。悲しいほど嫌だが現実だ。僕は不自然な笑みを作る。そうしないと涙がまた出そうなのだ。
「では、ヨグ様がレインの前世いた世界から持ち帰ってきたこの本を読んでくれないかい??僕らには文字が読めない。この本の情報を知りたい」
「もちろん読みます!!ところで兄上。あの、兄上はいつ補給的なものが切れますか??ティラノたんになるのは原作が正しければ補給日数でって、兄上、何その目怖っ!!」
その時、僕の中で何かが壊れて、この世の全ての犯罪者は例え親兄弟友人でも容赦なく警察に通報するぐらいの心構えになった。
そして、思わず物凄い目で弟を見る。その僕を見たヨグ様が、
「ティラノたん、目つき悪っ!!でも何か思いついたのかもしれないね」っとか言っていたが気にしない。とりあえず僕は弟をその目で見ながら言った。
「僕は今決めた。レインの前では二度と元の姿には戻らない。絶対」
その言葉に、レインがその場に倒れこんだ。氷の美貌と言われている美しい容姿も台無しになるくらいの絶望ぶりだが、僕は弟を鋭い目で見続けている。
「そこをなんとか、二度と兄上に会えないと思ったら俺は、俺は……。それに安心してください、俺はピヨちゃんな兄上に対して変態的妄想はしますが、実害はありません。何故なら、変態じゃないので!!仮に変態だとしても変態という名の紳士です!!」
「残念ながら、ずっと手に持っているその魔法記録媒体からして信用ならない」
弟はこの話中ずっと手に「はじめてのおつかい~お兄ちゃん、濃厚ミルク下さい」というプラチナブロンドの微妙に僕っぽい容姿の少年が如何わしいことをされていることが容易に想像できるAVを持ち続けているのだから。
「ううっ、これはあくまで妄想用のものです。実際兄上は僕の腕に抱きしめられていても実害なかったじゃないですか??先っちょとか挿れられていないんですよ??だから……」
「とても気持ち悪い。正直、国家機関に通報したいレベルだが、とりあえずこの本を解読しろ。諸々について許すかはレインの活躍次第で決める」
心の中では、先ほどの発言通り二度と小さな状態で会うつもりはないが、一度希望は与えないと協力してくれないかもしれないことは考慮した。すると、弟の目が光った気がした。
「分かりました、兄上の信頼を取り戻すべく全力で、協力いたします。再び絶対に最愛の兄上に出会ってみせます」
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