最恐変態ヤンデレ竜王様は番の生贄ひよこ王子が可愛くって仕方ないので世界を滅ぼす約束をした

ひよこ麺

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05.ピヨちゃん進化する※

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鏡の中に銀髪にサファイアのような瞳をした美しい人が映し出されていた。あまりの事態に狼狽えた僕に、ヨグ様がちょっと意地悪な笑みを浮かべる。

「僕の番であるピヨちゃん、いや、今はピヨちゃんでは可愛い過ぎるね。美しいティラノたんは僕の力を取り込むことで大きくなり……」

「えっ、こ、これ僕ですか!?あ、ああ、えっ、背も高くなってる??えっ、声も低い、あああ」

ありえない現実を目の当たりいして僕の正気度が著しく削がれていく。そしてこの変態が本当に神であり竜王であることを身をもって理解した。

「ティラノたん、僕の美しい番。ピヨちゃんの幼子感もたまらないけど成長して全ての竜神の中でももっとも希少で美しいとされる青眼の白龍ブルー◯イズホワイトドラゴンとなったティラノたんもたまらない。体から百合みたいな清楚で高潔な香りもするね。くんかくんかはぁはぁ素晴らしいな。これなら最後までいけそうだね」

「いや、いかないでください。しないってさっき言いましたよね??後2度と青眼の白龍ブルー◯イズホワイトドラゴンとかは口にしないで下さい。色々アウトです」

「ティラノたん、だめだよ。僕はさっきピヨちゃんには無体はしないとは約束した、けれど今はだからね、ふふふ逃がさないよ」

そう言って、大きくなった僕が油断していた隙にお姫様抱っこをされて、ヨグ様にそのまま隅々まで丁寧に舐めるように体を拭われる。抵抗もしようとしたがその黄金の瞳に見つめられると感じたことのない、いや先ほどはじめて感じた身を焦がすような熱におかされて腰をモジモジしてしまう。そんな状態だったので、あっさりとベッドに連れて行かれた。

「さぁ、初夜をはじめよう。僕の唯一無二の番。もう未来永劫離さない」

世界で一番重い愛を誓われて、硬直する僕の口を、ヨグ様が塞いだ。それが長い初夜の合図だった。

*********************************************

「もっ……むりぃ……」

「だめだよ、まだ、人間時間で72時間、つまり3日程度しかしていないのだから、もっともっと交わろうね」

大きくなったせいか割と丈夫になり、ヨグ様のあの長くて大きいそれも受け入れられて交われたし、ずっとおかしな熱におかされてはじめて貪欲に求めてしまった。

けれど、いい加減3日もしていると、お腹の中まで精液でタプタプでずっと後穴から漏れているので、いい加減に離してほしい。なんならひとりくらい身ごもってそうなレベルで膨らんでいる腹も異常だ。

「また……でちゃ……うっ」

それなのに、ヨグ様は胎内から自身を抜くことをやめないし、律動し続けている。

「もぅ……やめぇて……くるしぃ」

水音が響き続けているけれどそれを気にする余裕など最早ない。

「まだ。もっと、もっとお腹膨らませたい。はぁはぁもっとずっと繋がりたい、もう離したくない。離さない、離さない絶対に……」

理性なんて完全に死んでただの獣、いや最早化け物となり果てて、狂ったようにまた腰を打ちつけている。いくら体が受け入れられるとしても僕の精神がもう持たない。こんな快楽攻めにされたら、ずっとこの熱を求めてしまい、元通りに戻れなくなりそうで怖い。

「だめっ……もぅ……こわれぇりゅ……」

「壊れてティラノたん、ずっといやらしいこと言って甘えて。僕のが欲しくって欲しくって狂ってよ、僕のだけ食って壊れてお願い、もっともっと永遠に壊してあげよう、二度とまともな状態にならないように、ずっとずっと……」

(もう、ぜんぶ……)

完全おかしくなりかけた時だった。

「ヨグ様、ストップです。いくらなんでも3日3晩はヤリ過ぎです。少し落ち着いてください」

「何を言っている。ずっとずっと世界の始まりの日から求めて来たんだ、僕の番、永遠に永遠に離さない離すものか……」

「完全に酔ってますね。仕方ありません」

聞き覚えのある慇懃無礼な声の後に、指を鳴らすような音を遠くに聞いた瞬間、僕の意識が暗転した。
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