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閑話:この世界の物語02(側妃視点)
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そして、私は自分がりゅうおと3の世界のヒロインに転生したことに気付いた。
だからこそ、私はこの世界でゲームでは味わうことができなかったハッピーエンドを迎えるべく今まで画面の外で妄想していたことをひとつずつ実践していった。
まず、絶対的な条件として『カルマ』をためずに彼を攻略しなければいけない。
そのためまずは番のアリアと彼との出会いを徹底的につぶさないといけない。りゅうおとでは、アリアとの婚約は、彼女に一目惚れした王太子が両親にせがむことで発生していた。
それを潰すために、私はまずアリアと親しくなるようにした。そうして、アリアが絶対に王太子に対して興味を持たないように、むしろ嫌悪感を抱くように誘導していった。
それによって、アリアに彼が一目ぼれするイベントを潰した。
結果、アリアと王太子は出会うことなく、さらに王太子が無理にでもアリアの婚約者になりたいと打診しなかったので、国王陛下は、国王派の貴族であるアリアの家ではなく貴族派で最も力を持っている私の家に婚約者の白羽の矢がたった。
自身が婚約者の座を射止めた時は、嬉しくて仕方がなかった。今までの悲願が達成されたのだから。それからの日々は本当に幸福だった。一番大好きな人が私の婚約者として紳士的に優しく、甘い瞳で私だけを見つめてくれた。
王太子は、ヤンデレ気質ではあるがその分誰よりもあたたかな愛を私に与えてくれた。
(このまま、幸せに過ごせたら……)
『それは無理だな』
けれどある日から頭の中に謎の声が響くようになっていた。その声は夢の中に現れて必ず幸福が続かないと否定してきた。
(そんなことない、私は『カルマ』も溜めずに彼の婚約者になったの。だからこのまま彼は私と結婚して幸せになるわ)
『それが抑々、業なのだよ。其方をこの世界に呼んだのは、この世界の理を理解して世界を変えることができるかもしれない者として選定者が連れてきたからだ、しかし、その知識により他者を害して運命を捻じ曲げれば其方とてただではすまないのだ』
(うるさいうるさい!!私は彼を救いたいのよ!!)
アリアを愛してもあんな悪女が王太子を幸せにはできない。ならば私が彼を幸せにすればいい。しかし、その言葉に声は呆れたように返してきた。
『そうか。其方は……仕方ない。この世界が終わるまで好きにすればいい』
それを最後に声は聞こえなくなり、また幸福な日々が戻ってきた。王太子と愛し愛されながら、アリアとは、表向きは親友としてふるまっていた。
そうすることで、あるアイテムを彼女に渡すためだった。
りゅうおとの世界には『番除け』と呼ばれる、妙薬が存在した。これはりゅうおと1で番以外と結ばれる時に、本来の番が自分の番だと気付いて相手を殺したりしないようにするという名目で使用された薬だった。
その薬を取り寄せて、私はアリアに災いから守ってくれるお守りだと言って渡した。
そう、アリアが不慮の事故から生還することになる前日に。
りゅうおとの世界のことなら頭に入っている。アリアが領地へ行く途中に夜盗に襲われる話を事前に知っていたのでそれが可能だった。
結果、運よく生き延びたのはそのお守りのおかげだとアリアは信じ込んだ。
おかげで、王太子の運命が交わることはないまま、やっと私は結婚するというところまできた。その時は、長年の夢が叶うととても嬉しかったし、『カルマ』をためていないのだからこのまま幸せになれると信じて疑わなかった。
しかし、この世界の筋書きを破ることはできなかったらしく突然私は婚約を解消された。
理由を聞けば、国王が息子の番を見つけてしまい、そちらと婚約することになったと説明された。竜の血を引く王族にとって番とは別格の存在であり、その王族の恩恵を受ける国民はその運命にだけはいかなる場合も逆らうことはできなかった。
今までうまくいっていたのに、あまりのショックで私は考える気力すら失っていた。
けれど……、私は諦めきれなかった。
だからアリアが徹底的に王太子から嫌われるように仕向けることにした。そのために『番除け』を纏った状態で彼女には王太子に会ってもらわないといけなかった。
お守りでは足りないと思って、私は直接『番除け』を彼女に振りかけられるように画策した。
『番除け』の強いにおいのする香水を彼女がつけるように自身の息のかかった侍女をふたりのはじめての顔合わせとなる結婚式に送り込んで全てを壊すことができた。
結果、結婚しても王太子はアリアに会うことはなく、愛されることもないまま仮面夫婦となった。
りゅうおとの世界では王太子がどんなことがあってもアリアを愛していたはずだけれど運命は確かに書き換えられたのだ。
唯一の誤算は、アリアと王太子の間に知らないうちに既成事実があったことだった。顔を合わせるのも嫌がっていたのでないと思っていたが私がふたりの関係を潰す前にどうやら『番除け』を持たない状態でアリアが会ってしまったようだ。
ただ、今まで『番』への耐性がなかった王太子は、『狂竜化』してアリアを襲い、その記憶は失っているらしいので本来なら問題ないはずだった。
しかし、その際の交わりで王太子との子をアリアはなしてしまっていた。
王族は竜の血が濃いため一代にひとりしか子供は成せないとされている。奇跡的に何人か授かる場合もあるがそれは番との間に限られる。
その時点で、私と彼との間には子供はできないということが確定してしまった。それでも、彼が私を側妃として迎えてくれれば問題ない、そう思っていた。
けれど、アリアが産んだ子を見た瞬間、私は言い知れない不安にさいなまれるようになった。確かに彼の愛情は私が独り占めしている、けれど……、その愛情が冷めてしまったらどうなるのだろうと。
そんなことはないと、思いたかったがそう思うにはあまりにも自身の今の地位は低かった。だから、私は原作の知識をここでも生かすことにした。
私には幼い頃から付き従っている護衛騎士がいた。彼は辺境伯家の親類にあたる子爵家の息子だった。
実は本来の私の番となる相手は彼であった。辺境伯の一族も竜の血を引いている。王家が純白の白竜王の血を、辺境伯家が漆黒の黒竜王の血を引いている。そして、彼と私との間に最初に生まれる子供は私にそっくりの男の子であるという事実をゲームのエンディングを見ていたので知っていた。
竜族の血を引く私に似た男の子が出来れば、私は実質王太子の子を産んだ生母として今のままでいられるはずだ。
だから彼を利用したのだ。
私は彼の好意を利用して誘惑して、ヴィンターを身ごもってから、王太子と閨を共にするようにした。
そうすることで、他の王侯貴族は正当性があるのはアリアの子だと知りつつもふたりの不仲や、王太子がアリアを襲ったことを理解できていないことをいいことに、嘘を擦り込んだ。
これには、アリアの実家が当然口出ししてきたが、先王が都合よく死んでいたので簡単に彼等を口留めし始末することができた。
「これで、全てが私のものよ!!」
邪魔なアリアは搭に幽閉した。そして、あの子は離宮へ閉じ込めた。こうして秘密さえ守れれば、私は実質王妃として息子を王にすることができる。
何故かまたあの声が聞こえた。
『やはり手遅れだったか。其方の業は最早転生者であることを差し引いても救いようがない』
「そんなはずない、何を言って……」
『其方は忘れているようだが、その幸せは簡単に崩れる』
その言葉に、脳裏にバッドエンドが浮かんだ。
そうだ、バッドエンドになると、アリアが死んでしまうと全てが壊れてしまう。それを思い出して幽閉したアリアに対してルティアのことで脅しをかけて死なないようにすることにした。
全てはあまりに完璧で、あまりに素晴らしい世界。
可哀そうだった王太子は、幸せな国王陛下となり私とヴィンターを愛して微笑んでいる。
この幸せが永遠に続いていくはずだ、そう信じて疑わなかった。
それが自身を地獄へ導いているとも知らずに……。
だからこそ、私はこの世界でゲームでは味わうことができなかったハッピーエンドを迎えるべく今まで画面の外で妄想していたことをひとつずつ実践していった。
まず、絶対的な条件として『カルマ』をためずに彼を攻略しなければいけない。
そのためまずは番のアリアと彼との出会いを徹底的につぶさないといけない。りゅうおとでは、アリアとの婚約は、彼女に一目惚れした王太子が両親にせがむことで発生していた。
それを潰すために、私はまずアリアと親しくなるようにした。そうして、アリアが絶対に王太子に対して興味を持たないように、むしろ嫌悪感を抱くように誘導していった。
それによって、アリアに彼が一目ぼれするイベントを潰した。
結果、アリアと王太子は出会うことなく、さらに王太子が無理にでもアリアの婚約者になりたいと打診しなかったので、国王陛下は、国王派の貴族であるアリアの家ではなく貴族派で最も力を持っている私の家に婚約者の白羽の矢がたった。
自身が婚約者の座を射止めた時は、嬉しくて仕方がなかった。今までの悲願が達成されたのだから。それからの日々は本当に幸福だった。一番大好きな人が私の婚約者として紳士的に優しく、甘い瞳で私だけを見つめてくれた。
王太子は、ヤンデレ気質ではあるがその分誰よりもあたたかな愛を私に与えてくれた。
(このまま、幸せに過ごせたら……)
『それは無理だな』
けれどある日から頭の中に謎の声が響くようになっていた。その声は夢の中に現れて必ず幸福が続かないと否定してきた。
(そんなことない、私は『カルマ』も溜めずに彼の婚約者になったの。だからこのまま彼は私と結婚して幸せになるわ)
『それが抑々、業なのだよ。其方をこの世界に呼んだのは、この世界の理を理解して世界を変えることができるかもしれない者として選定者が連れてきたからだ、しかし、その知識により他者を害して運命を捻じ曲げれば其方とてただではすまないのだ』
(うるさいうるさい!!私は彼を救いたいのよ!!)
アリアを愛してもあんな悪女が王太子を幸せにはできない。ならば私が彼を幸せにすればいい。しかし、その言葉に声は呆れたように返してきた。
『そうか。其方は……仕方ない。この世界が終わるまで好きにすればいい』
それを最後に声は聞こえなくなり、また幸福な日々が戻ってきた。王太子と愛し愛されながら、アリアとは、表向きは親友としてふるまっていた。
そうすることで、あるアイテムを彼女に渡すためだった。
りゅうおとの世界には『番除け』と呼ばれる、妙薬が存在した。これはりゅうおと1で番以外と結ばれる時に、本来の番が自分の番だと気付いて相手を殺したりしないようにするという名目で使用された薬だった。
その薬を取り寄せて、私はアリアに災いから守ってくれるお守りだと言って渡した。
そう、アリアが不慮の事故から生還することになる前日に。
りゅうおとの世界のことなら頭に入っている。アリアが領地へ行く途中に夜盗に襲われる話を事前に知っていたのでそれが可能だった。
結果、運よく生き延びたのはそのお守りのおかげだとアリアは信じ込んだ。
おかげで、王太子の運命が交わることはないまま、やっと私は結婚するというところまできた。その時は、長年の夢が叶うととても嬉しかったし、『カルマ』をためていないのだからこのまま幸せになれると信じて疑わなかった。
しかし、この世界の筋書きを破ることはできなかったらしく突然私は婚約を解消された。
理由を聞けば、国王が息子の番を見つけてしまい、そちらと婚約することになったと説明された。竜の血を引く王族にとって番とは別格の存在であり、その王族の恩恵を受ける国民はその運命にだけはいかなる場合も逆らうことはできなかった。
今までうまくいっていたのに、あまりのショックで私は考える気力すら失っていた。
けれど……、私は諦めきれなかった。
だからアリアが徹底的に王太子から嫌われるように仕向けることにした。そのために『番除け』を纏った状態で彼女には王太子に会ってもらわないといけなかった。
お守りでは足りないと思って、私は直接『番除け』を彼女に振りかけられるように画策した。
『番除け』の強いにおいのする香水を彼女がつけるように自身の息のかかった侍女をふたりのはじめての顔合わせとなる結婚式に送り込んで全てを壊すことができた。
結果、結婚しても王太子はアリアに会うことはなく、愛されることもないまま仮面夫婦となった。
りゅうおとの世界では王太子がどんなことがあってもアリアを愛していたはずだけれど運命は確かに書き換えられたのだ。
唯一の誤算は、アリアと王太子の間に知らないうちに既成事実があったことだった。顔を合わせるのも嫌がっていたのでないと思っていたが私がふたりの関係を潰す前にどうやら『番除け』を持たない状態でアリアが会ってしまったようだ。
ただ、今まで『番』への耐性がなかった王太子は、『狂竜化』してアリアを襲い、その記憶は失っているらしいので本来なら問題ないはずだった。
しかし、その際の交わりで王太子との子をアリアはなしてしまっていた。
王族は竜の血が濃いため一代にひとりしか子供は成せないとされている。奇跡的に何人か授かる場合もあるがそれは番との間に限られる。
その時点で、私と彼との間には子供はできないということが確定してしまった。それでも、彼が私を側妃として迎えてくれれば問題ない、そう思っていた。
けれど、アリアが産んだ子を見た瞬間、私は言い知れない不安にさいなまれるようになった。確かに彼の愛情は私が独り占めしている、けれど……、その愛情が冷めてしまったらどうなるのだろうと。
そんなことはないと、思いたかったがそう思うにはあまりにも自身の今の地位は低かった。だから、私は原作の知識をここでも生かすことにした。
私には幼い頃から付き従っている護衛騎士がいた。彼は辺境伯家の親類にあたる子爵家の息子だった。
実は本来の私の番となる相手は彼であった。辺境伯の一族も竜の血を引いている。王家が純白の白竜王の血を、辺境伯家が漆黒の黒竜王の血を引いている。そして、彼と私との間に最初に生まれる子供は私にそっくりの男の子であるという事実をゲームのエンディングを見ていたので知っていた。
竜族の血を引く私に似た男の子が出来れば、私は実質王太子の子を産んだ生母として今のままでいられるはずだ。
だから彼を利用したのだ。
私は彼の好意を利用して誘惑して、ヴィンターを身ごもってから、王太子と閨を共にするようにした。
そうすることで、他の王侯貴族は正当性があるのはアリアの子だと知りつつもふたりの不仲や、王太子がアリアを襲ったことを理解できていないことをいいことに、嘘を擦り込んだ。
これには、アリアの実家が当然口出ししてきたが、先王が都合よく死んでいたので簡単に彼等を口留めし始末することができた。
「これで、全てが私のものよ!!」
邪魔なアリアは搭に幽閉した。そして、あの子は離宮へ閉じ込めた。こうして秘密さえ守れれば、私は実質王妃として息子を王にすることができる。
何故かまたあの声が聞こえた。
『やはり手遅れだったか。其方の業は最早転生者であることを差し引いても救いようがない』
「そんなはずない、何を言って……」
『其方は忘れているようだが、その幸せは簡単に崩れる』
その言葉に、脳裏にバッドエンドが浮かんだ。
そうだ、バッドエンドになると、アリアが死んでしまうと全てが壊れてしまう。それを思い出して幽閉したアリアに対してルティアのことで脅しをかけて死なないようにすることにした。
全てはあまりに完璧で、あまりに素晴らしい世界。
可哀そうだった王太子は、幸せな国王陛下となり私とヴィンターを愛して微笑んでいる。
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