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第25話
しおりを挟む京子一家は帰っていき、さすがに昨日みたいにあすかを深夜連れ回すのはよろしくないため、お隣りだが送っていくことにした。
玄関のドアを開けると強い風がふいてきた。
「キャッ!」
浮き上がるスカートをあすかが、両手で必死に押さえる。
「なんで押さえるの? 見たかったのに」
「もうヒロくんのエッチ!」
軽く肩を叩かれる。
別れを惜しみ、2人で廊下の柵に手をついて夜景を楽しむ。
「ヒロくん、帰れてよかったって思えた?」
どこか悲しげに言う。
「そうだな、妹があんなツンツンツンデレな奴でひいたけどね」
「もう! ずっと言ってる」
「でも……俺はそれよりもあすかに感謝している」
「ヒロくん……」
頬にキスする。
今気がついたが頬はもう赤くない。
処女を喪失したせいだろうか?
「あすかがいなかったら、家族が修復されることはなかったし……それよりも、俺が死んでた」
だから、言うよ。
「ありがとう、あすか。良ければこれからも俺とずっと一緒にいてくれるかい?」
涙を浮かべながらも笑顔で答える。
「ヒロくんとヒロくんの家族に誓います。あすかはこれからもずっとヒロくんといることを……」
たまらず、抱きしめる。
それをわかっていたかのように、あすかも寸分たがわず俺を待っていたようだった。
そのまま、舌を入れて先ほどの言葉を確かめる。
「愛しているよ、あすか」
「私も愛してるよ、ヒロくん」
大きく盛り上がった股間をスカートにごりごりとあてる。
あすかが「あん!」と言うが決して拒むことはない。
俺の手が彼女の尻にいくと、止められてしまった。
「もう! ヒロくんの家の前だよ!?」
そう言いながらも嫌そうな顔をしてはいない。
むしろ、彼女も自分の気持ちを抑えるのに必死なようだ。
「じゃあ、あすかの部屋で……」
すると急に顔が真っ赤になる。
「ええ! 今から!?」
「だってしたいじゃん?」
「そうだけど……」
顔を赤くしたまま、目だけ上にやる。
どうやら、自分の部屋が汚いか、思い出しているようだ。
「ごめんごめん、また今度でいいよ。1人で出すから!」
そう言うと焦って俺の股間を潰れるぐらい強く掴む。
「イヤッ! 私のなかじゃなきゃ!」
「いてて……わかったわかった……」
ということで、また彼女の部屋で俺たちは愛を確かめ合った。
何回も果てたあと、ピンク色のシーツの上で寝そべる彼女のふくよかな胸の弾力を指で突いて確かめていた。
「もう! かれこれ20分ぐらい私の胸で遊んでいるよ……」
彼女が笑うと胸は波を打つように震える。
「だって、きれいな胸じゃん!」
あむっと乳首にかぶりつくと彼女が「あんっ!」と声をあげる。
「まだ……する?」
「俺はいいけど……もうホテルから拝借したゴムがない」
「ホテルのおばちゃんがひいてたもんね」
そう言うと2人で大笑いした。
「じゃあ今日はあきらめる。ヒロくん、働くところ……良かったら、これなんかどう?」
ベッドから降りた時、彼女の桃のようなおしりを見て、俺のムスコはビンビンになった。
その姿を見た彼女は「え、もうゴムないのに?」と困っていた。
あすかが学校のカバンから出したのは白黒の用紙だった。
「ん? 弁当屋?」
「うん。私の高校の近くなんだ。そこの海苔弁当がおいしいんだよ♪」
「そっか、あすかの高校って共学だよね? 男子が心配だわ……モテるだろ?」
ぶんぶんと首を横に振る。
「違うよ! 私のところは女子高だよ! それに他の男なんて興味ない! ヒロくん以外興味なんてない!」
そう言われて、また俺のムスコがへそにつくほど反り返ってしまう。
「ヒロくん……出さないときついんじゃない?」
あすかも俺のを見てその気になってしまう。
「きついけど……ダメだよ、生は。結婚してからだよ」
そう言うと俺をベッドに押し倒し、抱きついてくる。
ふくよかな胸が、俺の脂肪できた胸で潰れ広がっていき、覆っていく。とても暖かい。
「ヒロくん、優しい・・・大好き!」
「俺も大好きだよ、あすか」
口づけを交わすと俺のムスコがビクッビクッと震えた。
「あすか……口でしてくれる?」
「いいよ」
細い手でムスコを押さえながら、小さな口を上下に動かす。不慣れな動作がまた俺を興奮させる。
一分ともたず、果てそうだ。
「あすか、ごめん。このままイクよ!」
口の中で俺の先っぽが彼女の喉まで当たり、精液が流し込まれる。
咳き込む彼女を見て、ベッドにあったティシュを差し出すと彼女はニッコリと笑った。
「全部飲んじゃった♪」
「ええ!? 味とかってあるの……?」
「ん~、わかんないけど、ヒロくんの味♪」
といって俺の口にディープキスしてきたもんだから、俺自身も体感することになってしまった。
だが、決して悪くない。むしろ、また立ってきた。
するとあすかが「まだするの?」と笑う。だから「今からゴム買いに行こう」と笑った。
窓の外から小鳥の鳴き声がした。
目を開けると隣りにはあすかが裸のまま、俺の腕枕で寝ていた。スースーと寝息を立てている。寝顔も可愛い。
う、腕がしびれた……。だが、やってみたかったんだよな、これ♪
起こさないようにそっと左腕を抜き、床に投げ捨ててあった服を着る。
時計を見ると現在の時刻はAM6:15。
俺たちはお互い裸のままで疲れて眠ってしまったようだ。
まあ徹夜でSEXして家族との1日を間に挟んでまたSEXに明け暮れていたのだからな。
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