863 / 1,350
2023/11
11/13
しおりを挟む
朝。
眠れたと思うけど、夜中にcpapのホースが結露して使えず。
久しぶりに素で寝たから、浅い睡眠だったし、疲れやすい。
昨日から急にガクッと気温が下がり、一気に冬ぽくなった。
そのせいか、分からないが。
身体がダルくて、散歩に行きたくなかった。
だから、家で過ごそうと思い。
昼ごはんぐらい、作るかと茶碗を洗ってみた。
大体、そういう面倒なことをやる時は、音楽を聴かないとやれないから、岡村ちゃんを流しながらテンションあげてる。
そして洗い物をしながら、ふと思い出した。
お袋が作っていた、とある郷土料理? だと思うのだけど。
それがまあ、癖が強いもので、家族が誰も好んで食べない。
お袋自身も食べたか、記憶にないぐらい。
しかし、定期的に作るし、祝い事とかよく用意していた。
小さな魚を煮込むんだけど、香りも味もなんというか。
たぶんだけど、姑である死んだばあちゃんから、教えてもらった料理だと思う。
新婚当時、お袋が作ったものを親父がなんでもまずいというから、お袋がばあちゃんに習いに行ったとか。
今でも、不味いしか言わないのだけど。
それで習ったメニューの中の一つが、その料理で。
誰も食べないのに、何十年も作り続けるから、僕が大人になって聞いたんです、お袋に。
「誰も食べないなら、作らなくてもよくない?」
と言ったら。
「お父さんが好きだから作ってる」
と答えられて。
疑問に思った僕は、ある日、晩酌している親父に聞いたのです。
目の前にある、魚料理に手をつけてないから。
「それ好きなんでしょ?」
そしたら、真顔で。
「好かん。誰が言ったんや?」
と言われたので、僕は。
「いや、別に……」
と答えた。
必要なことでさえ、お互い話し合えない夫婦といえど。
相手を思って、40年近く作っていたのに、嫌いだったメニューを作っていたとか。
僕はかわいそうと思い、お袋にこの事を黙ることにしました。
それを昨晩、奥さんに言うと怒られて……。
「言ってあげなよ!」
と言われたが。
「いや、作った40年間が、あまりに不憫で言えなかったよ……」
ていうことに。
まあ、かなり変わった夫婦の話です。
今日は予定なし。
ではまた!
体重、85キロ。
眠れたと思うけど、夜中にcpapのホースが結露して使えず。
久しぶりに素で寝たから、浅い睡眠だったし、疲れやすい。
昨日から急にガクッと気温が下がり、一気に冬ぽくなった。
そのせいか、分からないが。
身体がダルくて、散歩に行きたくなかった。
だから、家で過ごそうと思い。
昼ごはんぐらい、作るかと茶碗を洗ってみた。
大体、そういう面倒なことをやる時は、音楽を聴かないとやれないから、岡村ちゃんを流しながらテンションあげてる。
そして洗い物をしながら、ふと思い出した。
お袋が作っていた、とある郷土料理? だと思うのだけど。
それがまあ、癖が強いもので、家族が誰も好んで食べない。
お袋自身も食べたか、記憶にないぐらい。
しかし、定期的に作るし、祝い事とかよく用意していた。
小さな魚を煮込むんだけど、香りも味もなんというか。
たぶんだけど、姑である死んだばあちゃんから、教えてもらった料理だと思う。
新婚当時、お袋が作ったものを親父がなんでもまずいというから、お袋がばあちゃんに習いに行ったとか。
今でも、不味いしか言わないのだけど。
それで習ったメニューの中の一つが、その料理で。
誰も食べないのに、何十年も作り続けるから、僕が大人になって聞いたんです、お袋に。
「誰も食べないなら、作らなくてもよくない?」
と言ったら。
「お父さんが好きだから作ってる」
と答えられて。
疑問に思った僕は、ある日、晩酌している親父に聞いたのです。
目の前にある、魚料理に手をつけてないから。
「それ好きなんでしょ?」
そしたら、真顔で。
「好かん。誰が言ったんや?」
と言われたので、僕は。
「いや、別に……」
と答えた。
必要なことでさえ、お互い話し合えない夫婦といえど。
相手を思って、40年近く作っていたのに、嫌いだったメニューを作っていたとか。
僕はかわいそうと思い、お袋にこの事を黙ることにしました。
それを昨晩、奥さんに言うと怒られて……。
「言ってあげなよ!」
と言われたが。
「いや、作った40年間が、あまりに不憫で言えなかったよ……」
ていうことに。
まあ、かなり変わった夫婦の話です。
今日は予定なし。
ではまた!
体重、85キロ。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる