ひきこもり みそ子の日常

味噌村 幸太郎

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2022/6

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 朝。
 4時ぐらいに目が覚めた。
 昨晩は奥さんと晩酌。
 深酒した。
 まあそれはいいとして、つまみを食い過ぎたせいか、記憶曖昧だが、ベッドに寝てから「吐きそう」と動けなくなったらしい。

 結局吐かずにすんだが。
 ちょっと飲み方を控えないと。
 また胃が痛い。

 昨日は、1日引きこもっていた。
 寝ては書いて寝ては書いての繰り返し。
 なんでか、すぐに眠くなる。
 だから一時間ほど書いて、ゲーミングチェアがリクライニング付きだから、倒して20分ぐらい仮眠を取る。
 うとうとしているだけだけど、これでだいぶ書ける速さがあがる。

 「気にヤン」をやっとのことで、一旦の区切りがついた。
 一学期を終了。
 作品の世界では、三ヶ月しか経っていないのに、57万文字も使ってしまった。
 ということは、一年間を描くとどうなるのだろう?
 200万文字使っちゃうのか。
 もうあれだ。
 三浦先生には及びもしない物書きだけど、ベルセルク並みになりそう。
 こりゃ、命かけて完結させないと。

 それとは別に新作を書いてみて、あと公募用に短編を一つ書いてみた。
 今時珍しい未発表の作品に限るらしいから、投稿サイトに発表できない。
 個人的には早くサイトにあげたい。
 落選したら、すぐに発表しよう。

 そして、ずっと思っていた。
 僕は作業所に未練がある。いや、あったのだろう。
 しかし、二年間ずっと苦しんで引きずって、時には拒絶されたことに、
 胸を痛め、過呼吸を起して、寝込んで、毎日寝込んで、酒に溺れていた。

 それでも、書き続けた。書き続けている。
 正直、
「よくも騙したな」
 なんて怒りや憎しみが僕を突き動かしたことも事実だ。
 それも込みで愛だと思っている。

 だが、振り返るとどうだ。
 あの場所にあのまま、いたとして、僕は果たして、ここまで書けただろうか?
「気にヤン」だけで57万文字。
 他にも短編、中編。
 色々書いている。

 作業所にいたころは、やりたいことをやらせてもらえなかった。
 福祉がどうだとか、運営の方針とか。
 目先の金に、目がくらんで一番大事なものを忘れていた。

 創ることを楽しむこと、家族のこと。

 だから、やはり僕には合ってないのだと思う。
 そう思うと、
「なんだ? 大したことなかったな」
 と気が楽になる。

 機材や環境さえ整っている人なら、家で十分やれる。
 それがない人向けなんだろう。

 そして、ずっと考えていたことがある。
 作業所でやりたかったことを今の環境でやったらどうだろう?
 友達はいないし、創作仲間もいない。(リアルで)
 なら家族でやったら、どうだろう。

 絵本原作を書いて、イラストを奥さんに頼んでいる。
 しかし、奥さんも仕事で忙しい。
 だから、子どもたちにイラストを書いてもらう。
 クオリティは低いだろうけど、子どもたちも漫画家を目指したいという欲求を満たすことになる。
 家族でコミケに参加したら、おもしろいのでは?
 なんて妄想すると、楽しくてたまらない。
 実現できるかは、わからない。

 だが、やるだけタダなんだから、何でも挑戦だ。
 まずは僕の書いた原作を子どもたちに読んでもらって、想像してもらおうと思う。

 今あるもので、人生を楽しもう。
 なにを罪悪感なんて感じてたんだろう。
 もう既に手にしているじゃないか。
 ちゃんと大事なものに。

 これからも、振り返って、辛く感じることもあると思う。
 それでも、やり続けよう。
 どんなクソみたいなものでも、続けたら、結果として残るかもしれない。

 だから、僕は生き直す。

 今日は奥さんと1日休むつもり。
 午前中は皮膚科に行くけど。

 ではまた!
 体重、90.6キロ。
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