ひきこもり みそ子の日常

味噌村 幸太郎

文字の大きさ
上 下
216 / 1,350
2022/2

2/17

しおりを挟む
 朝。
 二日酔いが酷い。

 昨日は、泌尿器科で予約してたのに、えらい待たされてすごい疲れた。
 腹が減ったから、一度帰宅して食事をとって、レンタルショップに傷の入ったDVDを交換してもらおうと思っていた。
 だが、帰って食事をとると睡眠不足と疲れが出て、すぐにまた寝てしまう。

 夕方、ストック更新や短編を書いて、まあ少しは達成感はあったが、ちょっとネタ切れ感が強く感じて、もう早く終わらせた方がいいかなと思う。

 僕はどうしても書くときに、そのキャラの過去や背景を、書きたがるから、長くなりがちだ。
 説明というか、語りが長い。

 作業所でもオーナーさんが、初期の「気にヤン」を読んでくれて、「ちょっと一話が長すぎない?」と指摘された。
 彼が言うには、「スマホで読む人も多いから、10分以内で読めるぐらいがいいんじゃない?」と。
 なるほどな、と思った。
 僕はパソコンで書いて、読むのもパソコンだから、そこまで、考えていなかった。
 あと、「気にヤン」に関しては、当初、現代と過去を交互に書いて主人公がどう成長していくかを描いていたが、オーナーさん曰く、「なかなか進まないねぇ」「過去編はまだ書かなくてもよくない?」と言われた。

 僕がそれに関して、
「どうしても主人公の過去や生い立ち、なんでこんなキャラになったか、深堀したくなる」と答えた。
 すると、オーナーさんが
「気持ちわかるけど、読者からしたら、連載して当初だから、そこまでキャラに愛着が感じられないかもしれない。もうちょっと進めて、キャラが愛されてから、過去を表現した方が、読者がああ、そうだったんだって思えるかもよ」
 とアドバイスをもらった時、ああ、僕は独りよがりなことをしていたんだなぁと痛感した。

 当時、流行っていたドラマの話をしてくれて、
「あれだってなんでこんな冷たいキャラになったかって、冒頭じゃ何も描かれてなかったよ。ドラマの後半で相棒を亡くしてしまった過去が写されて、へぇと思ったねぇ」
 と言われた。

 そうか、起承転結の、起承を繰り返しやっていて、転に行けてないんだと思った。
「わかりました!  なんか掴めた気がします!」とオーナーさんにお礼を言う。
 すると彼は慌ててこういった。
「ちょ、ちょっと!  僕みたいな適当な人間のこと、わかっちゃダメよ!  真に受けないでね、味噌村さん」
 なんて、言ってた。

 ネットで感想をもらえるのも、ありがたいし、新たな発見になるが、僕は直接相手と話し合う方が、吸収できるのかもしれない。

 ではまた!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...