7 / 13
ラブアタック
しおりを挟む「リア充は爆発しろ!」
なんて、言葉があるようにカップルを見たら、嫉妬してしまう時。ありますよね。
でも、僕はもう40歳を超えてますし、妻と子供もおります。
だから最近は、イチャついているカップルを見ても、イラつくことは少ないです。
むしろ応援したいぐらいです。
手を繋いでいるカップルがいたら、邪魔にならいように歩道から降りて、イチャつくのを促します。
本当ならば、その時ニヤついて。
「まだヤッてないの?」
と聞きたいのですが、理性でどうにか抑えています。
とある繫華街の近くを、歩いていた時の話ですが。
僕が小さな交差点で、信号が変わるのを待っていたら、突然ドシンと誰かが僕にタックルしてきました。
いきなりのことだったので、僕は体勢を崩してしまいました。
まあ僕の身体が大きいので、邪魔だったのかもしれません。
それにしても、感じが悪いと思ったので、相手に視線を向けると。
若い男女のカップルでした。
かなり急いでいる様子で、早歩きでどこかへ向かって行きました。
「ごめんなさい」などの一言も頂けなかったので、僕は少し苛立ちました。
しかし、次の瞬間。僕の怒りはどこかへ消えてしまいます。
なぜなら、彼氏さんが彼女さんの腰というか、ほぼお尻あたりをガッシリと掴んで離さず。
ツカツカと音を立てて、ラブホへ向かって行ったからです。
(なるほどぉ~ そりゃ僕なんて目に入らないよね。でも、まだお昼の1時だよ?)
とほくそ笑むのですが。
(ちょっと待てよ? あの彼氏さん、このままホテルへ直行する気か?)
この瞬間、僕は思った。
(ダメダメ! 最高の時間は、最高の”アイテム”が必要だ!)
そう思った僕は急いで、カップルの元へ駆け寄る。
「あ、あの、すみません!?」
「うわっ! な、なんすか……」
「そのままホテルへ行く気ですか? 良くないですよ!」
「何がですか?」
「”ホテルの”を使うより、コンビニとかで買った方が絶対良いですって! 高くても”薄い方”がいいですよ!」
「……」
結果、僕は通報された。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ひきこもり みそ子の日常
味噌村 幸太郎
エッセイ・ノンフィクション
キャッチコピー
「みそ子ちゃん(♂)の日記かも?」
おっす、オラみそ子(♂)ちゃん。19歳(+20)。2021年時点。
適当に書いてるだけだから期待しないでね!
あとうつっぽいから耐性のない人は、やめたほうがいいかも~
※大変申し訳ないのですが。
他サイトにて、コメント欄にてトラブルなどがあったので。
このブログにおいて。基本、頂いたコメントに、返信などは致しておりません。
作品に関しては、バシバシご指摘ツッコミなんでもOKです。
僕も喜んでご返事させていただきます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
カルバート
角田智史
エッセイ・ノンフィクション
連想させるのは地下を走る水。
あまり得るものはないかもしれません。
こんな人間がいる、こんな経験がある、それを知る事でまたあなた自身を振り返る、これからのあなたを考える、そのお手伝いが少しでもできればいいかなと思っています。
また時折出てくる対人間関係のアドラー、フロム、ニーチェに感化された僕の考え方が今後の皆様の生活の参考になる事があれば、幸いです。
もし最後まで、僕にお付き合いされる方がいらっしゃれば、心より感謝致します。


うつ病WEBライターの徒然なる日記
ラモン
エッセイ・ノンフィクション
うつ病になったWEBライターの私の、日々感じたことやその日の様子を徒然なるままに書いた日記のようなものです。
今まで短編で書いていましたが、どうせだし日記風に続けて書いてみようと思ってはじめました。
うつ病になった奴がどんなことを考えて生きているのか、興味がある方はちょっと覗いてみてください。
少しでも投稿インセンティブでお金を稼げればいいな、なんてことも考えていたり。
生きる 〜アルコール依存症と戦って〜
いしかわ もずく(ペンネーム)
エッセイ・ノンフィクション
皆より酒が強いと思っていた。最初はごく普通の酒豪だとしか思わなかった。
それがいつに間にか自分で自分をコントロールできないほどの酒浸りに陥ってしまい家族、仕事そして最後は自己破産。
残されたものはたったのひとつ。 命だけ。
アルコール依存専門病院に7回の入退院を繰り返しながら、底なし沼から社会復帰していった著者の12年にわたるセミ・ドキュメンタリー
現在、医療従事者として現役。2024年3月で還暦を迎える男の物語。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる