46 / 56
レイランとの一時の別れ
しおりを挟む
「ぷはははははっ!ひーっひひひひ!」
ムスッとした顔でテーブルに肘をついているユウキを指差し腹を抱えて笑うフレミアがそこにはいた。
「ご主人様、痛い?」
「……痛くない」
ティナに気遣われるも顔に手形をくっきりと残しながらユウキはぶすっとした表情で朝食をとる。
(オレが悪かったのはわかったけれど、旅立つ前に一言くらいは言ってくれてもいいだろーに)
ユウキはティナに珍しく叱られ自分が悪かったのだと納得はした。けれど、それをレイランに伝えられないもどかしいこの現状にイライラとしていた。
……残りの半分以上はフレミアの態度のせいだが。
テーブルに並べられた朝食を一緒に食べながらティナはユウキの顔色を伺っていた。フレミアはそんなユウキとティナの間に立つと涙を拭いながら言う。
「あー、笑った笑った。とにかく、昨日のレイラン本人の話しとカルメンとの約束からも隣国の祭りに参加する為に旅立ったのだから心配しなくても大丈夫よ。祭りまでは向こうで練習するってティナには言ってたみたいだしね。大会当日には舞台の上にいるレイランに会えるんだから大丈夫よ。我が国一番の踊り子なのよ?……ぶふぅっ!」
真面目な顔を作り話していたフレミアだが、ユウキの顔を見ながら説明する事に失敗する。またもや腹を抱えて笑い出した。
「ひーっひーっ、笑い死ぬわ。本当に顔に手形を赤くくっきりと残される人がいるなんて思わなかったわ。こんな時期に紅葉が見れるなんて。くっきり、くっきりと手形なのよ?是非ともホンモノと並べ比べたいわ!」
ユウキの伸ばされた手を華麗に躱すとフレミアはティナのテーブルに置かれた手元に逃げ、ティナの袖で涙を拭いながらどうするのよこれからと睨むユウキの頬を見ないように顔を反らせながらに言う。
ユウキはフレミアに文句の一つでも言おうとするがティナの見る視線に気づき我慢する。
「とにかく今は祭りまでにカルメンさんの治療と『薬』を渡してきた犯人を突き止める。大会前に、生徒三人で二、三日いなくても問題がないように知識と治療魔法のレベルを上げる」
ユウキは文句の代わりにこれからの方向性を二人に伝える。
そんなユウキを見てティナは少し言いすぎだったんじゃ?と心配そうにフレミアに小声で言うが、フレミアはこれくらい大丈夫よと言うと堂々と爆弾を追加投下する。
「私たちに隠れて仲良さそうにしてたみたいですからね。ちょっとした痴話喧嘩のようなものでしょ。それよりもこれは浮気じゃないの?ティナ」
「痴話喧嘩じゃない!話しを戻すぞ!」
しっかりと聞こえているユウキは否定する。
「そんな手形残して言われてもね?浮気の否定は?あ、ティナは奴隷だから浮気にはならないのだったわ」
フレミアめ。とユウキは思うが、ティナはフレミアに肯定する。
「アタシは別に奴隷だから。レイランさんが……本命でも構わない。でも、たまにはご主人様に抱いて欲しい……」
フレミアを抱くきっかけになったのは人命救助であったし、正直二回目は流れの中で仕方がない部分もあったと思うのだが、抱きたくないのか?と聞かれれば答えはあれだけの美しい女性に対して抱きたくないなんて選択肢はなく、大抵の男はというレベルで抱きたかったよそりゃとなるわけである。
なのでティナから答えにくい言葉が漏れ聞こえてくるとユウキは無言にならざるをえなかった。
最低かもしれないが、初めてを共有した事もあり本当にティナに心を奪われていたのは確かである。でも、ティナは恋人になる事を何となく避けているような節がある。
奴隷だから。
何故かティナは最後の所で一線を引いている気がするのである。
「ユウキにフレミアさん。お似合いだとアタシは思う」
ティナは少し下を向きながら言う。
こういう時に気の利いたセリフやキザなセリフが出てくる程の経験のないユウキは無難な回答しか出来ずにいた。
「レイランの事も含めて少し考えさせてくれないかな。ティナもレイランも大切な仲間だし、将来的にはどちらかを選ばなきゃとも考えてるんだけど……」
「なーにが、どちらかよ。既に仲間の二人とよろしくしてるんだし、今後も増やしていく予定なんだから気にせず全員好きだって割り切っちゃえばいいのに。ティナもそうでしょ?」
王族であるフレミアにとっては王が女性を囲うのは当たり前だし、自分の妹ですら男……だけではないらしいが囲っているのを知っている。書物の勇者だってそうだ。それに現実的なところで言うと地方貴族や有力なギルドマスターや盗賊団等々も一部そうした自分の欲望に素直に従っている者は多い。
国の王族が認めれば許可される世界なのである。
「アタシはそれで構わない。頭領は6人といつも過ごしてた」
ティナも全く気にしていない。フレミアから見ると嫉妬はしているようなのだがそれはどのハーレムでもある事である。
「……でも、レイランは」
しかし、価値観の違う世界から来たユウキはレイランを抱いてからティナに対して罪悪感を持っていた。レイランが非常に魅力的で惹かれていたのは事実であり、状況的に仕方がない部分もあったとユウキは思っていたがそれでも浮気という言葉が頭に残っていたのだ。
けど、罪悪感を抱く対象であったティナは構わないと言う。
(異世界と元の世界の価値観の違いなのか、奴隷や貴族という身分には当たり前の事なのか。街の一般的な人々もそういう考えなのか。レイランも二人と同じように思っているのか)
ユウキは複雑な気持ちのまま食事を食べ終わるとフレミアを見る。
「あげないわよ」
「いらないから」
フレミアが手に持っていた白いパンの欠片を隠すようにしながら頬張る。
もきゅもきゅ……ゴクンッ
白いパンを飲み込むとフレミアはユウキにしょうがない奴と思いながらフォローする。
「私はこんなに楽しい事を提供してくれる人材を手放すつもりは無いわ。見た目だけでなく酒場でナンバーワンだった事もあって、会話や交渉力も優れているから戦闘以外では役に立つしね。色々と使い道があるわ。でも、喧嘩別れしてるから弱っている所を他の男に優しくされて取られてなければいいけどね。ぷっ!」
……フォローするはずだったのだが、最近やられてばかりだった事もあり、落ち込んでるユウキが面白いから最後は結局悪ふざけが混じってしまう。
「取られるって……。レイランはそんな事しない!」
「元娼婦よ?レイランなら踊って歌える場所があればお金の心配はないと思うけれどもそう言う稼ぎ方は簡単に出来るわよ?過去の働いてた所を知ってれば絶対にないと言いきれるかしら?そんな事しなくもあの美貌だから、お金払っても隣に居てくれという貴族も沢山いるだろうし」
それはそうなのだが、レイランに限ってはそんな事はとユウキは苦虫を噛み潰したような顔をする。
「ぶふっ!」
本気で悩んでいる顔を見て笑われると久々に暗闇(袋)の中へフレミアをご招待したしくなってくる。
「……ご主人様。アタシ、仕事に行って来る。」
ティナは立ち上がると食器を片付け始める。
「あ、ああ」
答えるユウキにティナは本日の予定を告げていく。
「カルメンさんの食事を下げたらアタシそのまま監視に行くから」
「あ、ああ、わかった。宜しくな」
少しだけい苛立っていたようなティナの雰囲気を感じてユウキは慌てて返事をする。
「あー、はー、まっ、待って!私も今日はティナに着いて行くわ!ユウキとこのままいると笑い死にしちゃいそうだわ」
「は?ちょっと待てよ!オレ魔術使えないのにこの後の講義どうしろと!」
「大丈夫よ!出来る子が中心になって生徒同士で教えあえばいいわ。相手にコツを教えたりする事で自分もより理解したり何かに気づく事はあるから!」
そう言うとティナの肩に飛んでいくフレミアを見て慌てるユウキを見ながらティナは階段を登って行くのであった。
ムスッとした顔でテーブルに肘をついているユウキを指差し腹を抱えて笑うフレミアがそこにはいた。
「ご主人様、痛い?」
「……痛くない」
ティナに気遣われるも顔に手形をくっきりと残しながらユウキはぶすっとした表情で朝食をとる。
(オレが悪かったのはわかったけれど、旅立つ前に一言くらいは言ってくれてもいいだろーに)
ユウキはティナに珍しく叱られ自分が悪かったのだと納得はした。けれど、それをレイランに伝えられないもどかしいこの現状にイライラとしていた。
……残りの半分以上はフレミアの態度のせいだが。
テーブルに並べられた朝食を一緒に食べながらティナはユウキの顔色を伺っていた。フレミアはそんなユウキとティナの間に立つと涙を拭いながら言う。
「あー、笑った笑った。とにかく、昨日のレイラン本人の話しとカルメンとの約束からも隣国の祭りに参加する為に旅立ったのだから心配しなくても大丈夫よ。祭りまでは向こうで練習するってティナには言ってたみたいだしね。大会当日には舞台の上にいるレイランに会えるんだから大丈夫よ。我が国一番の踊り子なのよ?……ぶふぅっ!」
真面目な顔を作り話していたフレミアだが、ユウキの顔を見ながら説明する事に失敗する。またもや腹を抱えて笑い出した。
「ひーっひーっ、笑い死ぬわ。本当に顔に手形を赤くくっきりと残される人がいるなんて思わなかったわ。こんな時期に紅葉が見れるなんて。くっきり、くっきりと手形なのよ?是非ともホンモノと並べ比べたいわ!」
ユウキの伸ばされた手を華麗に躱すとフレミアはティナのテーブルに置かれた手元に逃げ、ティナの袖で涙を拭いながらどうするのよこれからと睨むユウキの頬を見ないように顔を反らせながらに言う。
ユウキはフレミアに文句の一つでも言おうとするがティナの見る視線に気づき我慢する。
「とにかく今は祭りまでにカルメンさんの治療と『薬』を渡してきた犯人を突き止める。大会前に、生徒三人で二、三日いなくても問題がないように知識と治療魔法のレベルを上げる」
ユウキは文句の代わりにこれからの方向性を二人に伝える。
そんなユウキを見てティナは少し言いすぎだったんじゃ?と心配そうにフレミアに小声で言うが、フレミアはこれくらい大丈夫よと言うと堂々と爆弾を追加投下する。
「私たちに隠れて仲良さそうにしてたみたいですからね。ちょっとした痴話喧嘩のようなものでしょ。それよりもこれは浮気じゃないの?ティナ」
「痴話喧嘩じゃない!話しを戻すぞ!」
しっかりと聞こえているユウキは否定する。
「そんな手形残して言われてもね?浮気の否定は?あ、ティナは奴隷だから浮気にはならないのだったわ」
フレミアめ。とユウキは思うが、ティナはフレミアに肯定する。
「アタシは別に奴隷だから。レイランさんが……本命でも構わない。でも、たまにはご主人様に抱いて欲しい……」
フレミアを抱くきっかけになったのは人命救助であったし、正直二回目は流れの中で仕方がない部分もあったと思うのだが、抱きたくないのか?と聞かれれば答えはあれだけの美しい女性に対して抱きたくないなんて選択肢はなく、大抵の男はというレベルで抱きたかったよそりゃとなるわけである。
なのでティナから答えにくい言葉が漏れ聞こえてくるとユウキは無言にならざるをえなかった。
最低かもしれないが、初めてを共有した事もあり本当にティナに心を奪われていたのは確かである。でも、ティナは恋人になる事を何となく避けているような節がある。
奴隷だから。
何故かティナは最後の所で一線を引いている気がするのである。
「ユウキにフレミアさん。お似合いだとアタシは思う」
ティナは少し下を向きながら言う。
こういう時に気の利いたセリフやキザなセリフが出てくる程の経験のないユウキは無難な回答しか出来ずにいた。
「レイランの事も含めて少し考えさせてくれないかな。ティナもレイランも大切な仲間だし、将来的にはどちらかを選ばなきゃとも考えてるんだけど……」
「なーにが、どちらかよ。既に仲間の二人とよろしくしてるんだし、今後も増やしていく予定なんだから気にせず全員好きだって割り切っちゃえばいいのに。ティナもそうでしょ?」
王族であるフレミアにとっては王が女性を囲うのは当たり前だし、自分の妹ですら男……だけではないらしいが囲っているのを知っている。書物の勇者だってそうだ。それに現実的なところで言うと地方貴族や有力なギルドマスターや盗賊団等々も一部そうした自分の欲望に素直に従っている者は多い。
国の王族が認めれば許可される世界なのである。
「アタシはそれで構わない。頭領は6人といつも過ごしてた」
ティナも全く気にしていない。フレミアから見ると嫉妬はしているようなのだがそれはどのハーレムでもある事である。
「……でも、レイランは」
しかし、価値観の違う世界から来たユウキはレイランを抱いてからティナに対して罪悪感を持っていた。レイランが非常に魅力的で惹かれていたのは事実であり、状況的に仕方がない部分もあったとユウキは思っていたがそれでも浮気という言葉が頭に残っていたのだ。
けど、罪悪感を抱く対象であったティナは構わないと言う。
(異世界と元の世界の価値観の違いなのか、奴隷や貴族という身分には当たり前の事なのか。街の一般的な人々もそういう考えなのか。レイランも二人と同じように思っているのか)
ユウキは複雑な気持ちのまま食事を食べ終わるとフレミアを見る。
「あげないわよ」
「いらないから」
フレミアが手に持っていた白いパンの欠片を隠すようにしながら頬張る。
もきゅもきゅ……ゴクンッ
白いパンを飲み込むとフレミアはユウキにしょうがない奴と思いながらフォローする。
「私はこんなに楽しい事を提供してくれる人材を手放すつもりは無いわ。見た目だけでなく酒場でナンバーワンだった事もあって、会話や交渉力も優れているから戦闘以外では役に立つしね。色々と使い道があるわ。でも、喧嘩別れしてるから弱っている所を他の男に優しくされて取られてなければいいけどね。ぷっ!」
……フォローするはずだったのだが、最近やられてばかりだった事もあり、落ち込んでるユウキが面白いから最後は結局悪ふざけが混じってしまう。
「取られるって……。レイランはそんな事しない!」
「元娼婦よ?レイランなら踊って歌える場所があればお金の心配はないと思うけれどもそう言う稼ぎ方は簡単に出来るわよ?過去の働いてた所を知ってれば絶対にないと言いきれるかしら?そんな事しなくもあの美貌だから、お金払っても隣に居てくれという貴族も沢山いるだろうし」
それはそうなのだが、レイランに限ってはそんな事はとユウキは苦虫を噛み潰したような顔をする。
「ぶふっ!」
本気で悩んでいる顔を見て笑われると久々に暗闇(袋)の中へフレミアをご招待したしくなってくる。
「……ご主人様。アタシ、仕事に行って来る。」
ティナは立ち上がると食器を片付け始める。
「あ、ああ」
答えるユウキにティナは本日の予定を告げていく。
「カルメンさんの食事を下げたらアタシそのまま監視に行くから」
「あ、ああ、わかった。宜しくな」
少しだけい苛立っていたようなティナの雰囲気を感じてユウキは慌てて返事をする。
「あー、はー、まっ、待って!私も今日はティナに着いて行くわ!ユウキとこのままいると笑い死にしちゃいそうだわ」
「は?ちょっと待てよ!オレ魔術使えないのにこの後の講義どうしろと!」
「大丈夫よ!出来る子が中心になって生徒同士で教えあえばいいわ。相手にコツを教えたりする事で自分もより理解したり何かに気づく事はあるから!」
そう言うとティナの肩に飛んでいくフレミアを見て慌てるユウキを見ながらティナは階段を登って行くのであった。
0
お気に入りに追加
770
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる