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第零話 「ログイン」

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「ありがとうございました~。」

学校終わりに寄った近所の玩具屋「小林玩具」。そこで俺は先月発売したばかりの新作VRMMO
「エンシェント・ディザスター」を購入した。
世の進化というものは目まぐるしいもので、俺が小さい頃に最後のデジタルゲーム機PS7が出てからはVRゴーグルを使ったVRゲームが流行った。

「ただいま~。」

一人暮らしだから誰にも邪魔されるとこはない。

「よぉし。」

さっそくVRゴーグルを被ってプレイしていく。

スチャ。

『ようこそ。エンシェント・ディザスターの世界へ。まず、あなたの身体データを読み取ります。』

数秒待ったところで機会が喋りだした。やっとはじめられるぞ!!

『大変おまたせしました。あなたのお名前をお聞かせください。なお、この名前がゲーム内でのユーザー名。すなわちゲーム内の名前になります。変更はできませんのであらかじめご了承ください。』

う~ん。俺は 古谷悠馬 だからHurutaniか?ダサいな。う~ん。そうだな。

『お名前は「Yuma」でよろしいですか?』

はい。っと!

『ではYumaさん。エンシェント・ディザスターの世界をお楽しみください。』

うっ!眩しい...。

「うわぁー!」

目を開けた先に広がっていたのははるか先まで続く広大な大地と広い海だった。

これから、俺の度は始まるのか!
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