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小さな事からコツコツと
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一晩、寝ていたら病気は治った。クヨクヨしたって仕方ない。
「花音ちゃん、無理しなくて良いのよ?今日までお休みしたら?」
「ううん。大丈夫。もう元気だから。」
そう言って私は家を出る。
学校を休んだって何も起こらない。イベントだってない。未来の為に頑張るしかない。
クラスに入ると何人かの友人から
「大丈夫?」
って声をかけられた。
私も
「大丈夫。ありがとう。」
と返す。
そうしていると森田くんがやってきた。
「坂崎さん、もう大丈夫なの?せっかく弁論大会の会場設営手伝ってもらったのに、参加できなくて残念だったな。
あ、あとこれ。午前中の授業のノート。」
「え?森田くんノートとってくれたの?」
「まぁな。ほら俺って面倒見良いって言ったろ?」
「ありがとう!」
「じゃあな」
といって席に戻っていく。
森田くん、やっぱりいい人だ。
放課後になり、また生徒会室の近辺を彷徨く。
「あれ?坂崎さん?」
後ろから声をかけられる。
「あ、本郷先輩!」
ラッキー。今日は会えた。
しかも名前を覚えてくれてた!
「どうしたのこんな所で?」
あ…徘徊してる理由考えてなかった。
「あ、あの~。あ、弁論大会お疲れ様でした。」
「ああ。ありがとう。なんとか無事に終わったよ。
ところで、森田から聞いたけど、昨日、体調崩して休んでたんだって?
もう学校に来て大丈夫なの?」
きゃー心配してもらえちゃった!
「はい。一晩寝てたら、治りました。ご心配おかけしました。」
「いや、遅くまで手伝わせちゃったから、もしかしてそれで具合悪くなっちゃったんじゃないかと思って。」
「全然、全然!そんなのじゃないです。お風呂上がってから、ちょっと湯冷めしちゃって、只の風邪です。」
「そうなの?でもあんまり無理しないようにね。じゃあ、また。」
そう言って先輩は去っていった。
良かった。少しでも話ができて。
パラメーターが減ってしまった今、好感度を少しでもあげたい。出来ることから、コツコツと!
「花音ちゃん、無理しなくて良いのよ?今日までお休みしたら?」
「ううん。大丈夫。もう元気だから。」
そう言って私は家を出る。
学校を休んだって何も起こらない。イベントだってない。未来の為に頑張るしかない。
クラスに入ると何人かの友人から
「大丈夫?」
って声をかけられた。
私も
「大丈夫。ありがとう。」
と返す。
そうしていると森田くんがやってきた。
「坂崎さん、もう大丈夫なの?せっかく弁論大会の会場設営手伝ってもらったのに、参加できなくて残念だったな。
あ、あとこれ。午前中の授業のノート。」
「え?森田くんノートとってくれたの?」
「まぁな。ほら俺って面倒見良いって言ったろ?」
「ありがとう!」
「じゃあな」
といって席に戻っていく。
森田くん、やっぱりいい人だ。
放課後になり、また生徒会室の近辺を彷徨く。
「あれ?坂崎さん?」
後ろから声をかけられる。
「あ、本郷先輩!」
ラッキー。今日は会えた。
しかも名前を覚えてくれてた!
「どうしたのこんな所で?」
あ…徘徊してる理由考えてなかった。
「あ、あの~。あ、弁論大会お疲れ様でした。」
「ああ。ありがとう。なんとか無事に終わったよ。
ところで、森田から聞いたけど、昨日、体調崩して休んでたんだって?
もう学校に来て大丈夫なの?」
きゃー心配してもらえちゃった!
「はい。一晩寝てたら、治りました。ご心配おかけしました。」
「いや、遅くまで手伝わせちゃったから、もしかしてそれで具合悪くなっちゃったんじゃないかと思って。」
「全然、全然!そんなのじゃないです。お風呂上がってから、ちょっと湯冷めしちゃって、只の風邪です。」
「そうなの?でもあんまり無理しないようにね。じゃあ、また。」
そう言って先輩は去っていった。
良かった。少しでも話ができて。
パラメーターが減ってしまった今、好感度を少しでもあげたい。出来ることから、コツコツと!
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