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16.打ち明け話-2
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オティアンは笑いながら階段を上り、すっかり馴染んだ二階の自室にウムトを招き入れる。すぐ側に立たれると、ウムトの背が自分の背を少し追い抜いていると分かって驚いた。わずかにだが、視線を上げないと目が合わない。
「背が伸びた?」
手を伸ばして身長を比べるようにすると、ウムトは
「どうかな。自分じゃ分からない」
と素っ気ない。
「伸びてるよ。オレの背が縮んだんじゃなければね。初めて会ったときはほとんど同じ背丈だったのに、今は君の方が高い」
オティアンがちょっと不満そうに唇を尖らせると、ウムトは
「そうかもね」
と気のない様子で言って肩をすくめた。まだ機嫌は回復していないようだ。
「飲み直すか? それとももう眠る?」
飾り棚から葡萄酒の瓶を取り出しつつ聞いてやると、ウムトは二脚ある椅子の片方に腰を下ろし、
「飲む」
と片手を上げた。
オティアンはグラスを二つと水差しを用意して向かいに座る。
「君と飲みたいと思ってた」
グラス二つに赤紫の酒を注いで一つを持ち上げると、ウムトも同じようにして
「これが最後にならないように祈っておくよ」
と不機嫌そうに呟いた。
「どうしてそんなに不機嫌なんだ? オレが調査船に乗ることがそんなに不満なのか? 遭難すると決まったわけでもないのに」
オティアンはグラスを置いてウムトの頬に指先で触れる。
「それはそうだけど。……でも、遭難を別にしてもやっぱり危険だよ。あなたはとても美しいから、気の荒い水夫ばかりに囲まれたの船旅の間、何があるか……」
本気で心配している様子のウムトに、オティアンは声を上げて笑った。
「アハハ! オレがゴロツキまがいの船乗りに乱暴されるって?」
「笑い事じゃない! そういう被害はよくあるんだ! 長期間陸に上がれない船だと余計に……」
「どうも君はオレを見た目で誤解してるようだ。オレは君が想像するより腕が立つと思うよ。故郷では賊とやり合った事もある。心配なら一度手合わせしてみるか?」
「賊と? なぜ?」
ウムトは怪訝そうに首を傾げる。オティアンは愉快そうに笑ってグラスの酒を一息に飲み干し、
「行商人。剣も弓も一通りは使えるし、人の命を奪った経験もあるよ」
と答える。
「行商を一人で? 普通は護衛を雇って隊列を組むものだろう?」
「そんな必要がない程の田舎なんだよ。賊も数が少ない」
オティアンは自嘲するように言って、自分とウムトのグラスに酒を注ぎ足した。
「オレはあなたが暮らしていたのがどんなところか知りたい。詳しく聞かせて」
「特に珍しいものはないよ。山が多くて、一年のほとんどは雪に覆われてる土地だった。少ない平地にいくつか集落があって、ヤギやヒツジを飼いながら作物を育ててる。大人になったら集落を出て、荷運びをする者が多い。あっちの町からこっちの町へ荷を運んで手間賃を稼ぎながらフラフラ暮らす。金が貯まればそれを元手に行商を始めるか、里に戻って家庭を持つ……そんなもんだよ」
「誰が土地を治めてる?」
「誰も。統治が必要なほど人がいない。それぞれの集落に長はいるが、寄り合いの進行役でしかないし、みなが長に従うわけじゃない」
ウムトはテーブルに頬杖をついて、
「……ファナに似てるな」
と、ぽつりと漏らした。
「ファナ……君の母親の出身地?」
「レムリから聞いた? そう。母の故郷で、オレが三歳から十歳まで暮らした土地。砂ばかりで貧しくて、わずかな富を巡って部族同士で揉めてばかりいる。オティアンの故郷では争いはないのか?」
「揉め事はあるが、戦うほどのことはない。争ったら簡単に滅びるほど人が少ないんだよ。作物は育たないけど、飢えるほど貧しくはないしね」
「どこの土地にも苦しみがあるのか……」
ウムトは深く溜息をついて俯く。ランプの乏しい光が若々しい青年の顔に陰鬱な影を落としている。オティアンは手を伸ばして、ウムトの頭布からはみ出した麦藁色の髪に触れた。
「君はとても難しい立場にあると、レムリから聞いた」
ウムトはその手を取って目を閉じ、頬をすり寄せる。
「うん……オレは両方の血を引いてるから……。アマジヤの初代皇帝が半人半鳥だったって伝説があるのは前に言ったっけ?」
「ああ、アマジールファタラウズィス。覚えてる」
「ふふ、発音がすごく上手くなってるね。その半人半鳥の皇帝が斃れたのがファナの地なんだ。だからアマジヤ人はファナを忌まわしく思ってる。ファナ人は、最高神の分身が安らかに息を引き取ったのが自分たちの土地だから、自分たちこそが祝福されるべきだと思ってる。長い間お互いに蔑みあってたんだけど、アマジヤが圧倒的に富を持ってからは、ファナが踏みにじられるばっかりだ。その溝を埋めるために、父上はファナから側妃を取った……」
「そして君と、君の姉上が生まれた?」
「そう。ファナへの悪感情を薄めるための政略結婚だから、子どもは女の子だけで良かった。もしも男が生まれても、フズル兄上が皇太子になった時点で殺されるから、問題にはならないはずだった。実際、オレが生まれる前は、アマジヤの民のファナに対する感情はかなり和らいでたらしい。でも、オレは生まれてしまった……」
ウムトは身体がしぼむほど深く溜息をつき、頭を抱える。
「ファナの民は、オレがファナをアマジヤから解放することを期待してる。期待するなと言う方が無理だろ? エルヴィラ姉上やムディクは、オレにファナを率いて立てと言う。独立を勝ち取れと。でも、そんなのできるわけがない。ファナはアマジヤの統治下で部族ごとに不公平な扱いをされて、分断されてる。それをオレがどうやってまとめる? 今のオレは血筋が良いだけの、ただの田舎役人だ」
「卑下するなよ。君はやり手の地方長官だと聞いた」
オティアンが頬を軽くつねると、ウムトは濃い眉を下げて笑った。
「ありがとう。チェファタルは良いところだ。今まで暮らして中で、一番好きな街だ。ファナに対する偏見も少ないし、皇帝を神聖視する人も少ない。それに、あなたに会えたしね。……オレは、一生ここの役人でいたいよ」
頬を包む白い手の平に唇を押し当て、ウムトは目を伏せる。
「でも賢い君は、そうできないのも分かってる」
オティアンは指の先でウムトの耳朶をくすぐった。鳥をかたどった耳飾りが揺れて小さく音を立てる。
「うん……オレが望まなくても、状況は動き出してしまった。姉上は、オレの名でチェファタルに作った新しい港から、ファナに物資を流すつもりだ。そうやって民をまとめて、オレを旗印にして独立運動を本格化するつもりなんだ」
ウムトは目を伏せたまま、ぼそぼそと話し続ける。
「でも姉上が流すつもりの物資は、元を正せばアマジヤに納められた税だ。アマジヤのものを横流しするだけでは、ファナは豊かにならない。一時の武力放棄で独立しても、その後の貧しさをどうすれば良い? だけど、姉上はディラード殿の後押しがある内に動くべきだと言って聞かない」
「ディラード殿?」
「姉上の御夫君。ヴィリスの州総督で、オレの上司でもあり監督者でもある。親切だし人望もあるけど、有能すぎて底が知れない。元はガルダニア王国の貴族で、政争に負けてアマジヤに亡命してきたって経緯がある。口先では、ファナの独立を支援したい言ってるけど……姉上もそれを信じてるけど、オレは信用しきれない」
ウムトは唸るように言いながら頭布を外して髪を両手でかき混ぜた。
「姉上とオレが逆なら良かった! オレは姉上のように強くはなれない。ファナのために命を賭ける覚悟がない」
オティアンは苦悩する若者をただじっと眺めた。
アマジヤとファナ、そしてガルダニア。
ファタリタはその間で上手く立ち回らなければならない。ウムトが漏らした情報は貴重だ。
「背が伸びた?」
手を伸ばして身長を比べるようにすると、ウムトは
「どうかな。自分じゃ分からない」
と素っ気ない。
「伸びてるよ。オレの背が縮んだんじゃなければね。初めて会ったときはほとんど同じ背丈だったのに、今は君の方が高い」
オティアンがちょっと不満そうに唇を尖らせると、ウムトは
「そうかもね」
と気のない様子で言って肩をすくめた。まだ機嫌は回復していないようだ。
「飲み直すか? それとももう眠る?」
飾り棚から葡萄酒の瓶を取り出しつつ聞いてやると、ウムトは二脚ある椅子の片方に腰を下ろし、
「飲む」
と片手を上げた。
オティアンはグラスを二つと水差しを用意して向かいに座る。
「君と飲みたいと思ってた」
グラス二つに赤紫の酒を注いで一つを持ち上げると、ウムトも同じようにして
「これが最後にならないように祈っておくよ」
と不機嫌そうに呟いた。
「どうしてそんなに不機嫌なんだ? オレが調査船に乗ることがそんなに不満なのか? 遭難すると決まったわけでもないのに」
オティアンはグラスを置いてウムトの頬に指先で触れる。
「それはそうだけど。……でも、遭難を別にしてもやっぱり危険だよ。あなたはとても美しいから、気の荒い水夫ばかりに囲まれたの船旅の間、何があるか……」
本気で心配している様子のウムトに、オティアンは声を上げて笑った。
「アハハ! オレがゴロツキまがいの船乗りに乱暴されるって?」
「笑い事じゃない! そういう被害はよくあるんだ! 長期間陸に上がれない船だと余計に……」
「どうも君はオレを見た目で誤解してるようだ。オレは君が想像するより腕が立つと思うよ。故郷では賊とやり合った事もある。心配なら一度手合わせしてみるか?」
「賊と? なぜ?」
ウムトは怪訝そうに首を傾げる。オティアンは愉快そうに笑ってグラスの酒を一息に飲み干し、
「行商人。剣も弓も一通りは使えるし、人の命を奪った経験もあるよ」
と答える。
「行商を一人で? 普通は護衛を雇って隊列を組むものだろう?」
「そんな必要がない程の田舎なんだよ。賊も数が少ない」
オティアンは自嘲するように言って、自分とウムトのグラスに酒を注ぎ足した。
「オレはあなたが暮らしていたのがどんなところか知りたい。詳しく聞かせて」
「特に珍しいものはないよ。山が多くて、一年のほとんどは雪に覆われてる土地だった。少ない平地にいくつか集落があって、ヤギやヒツジを飼いながら作物を育ててる。大人になったら集落を出て、荷運びをする者が多い。あっちの町からこっちの町へ荷を運んで手間賃を稼ぎながらフラフラ暮らす。金が貯まればそれを元手に行商を始めるか、里に戻って家庭を持つ……そんなもんだよ」
「誰が土地を治めてる?」
「誰も。統治が必要なほど人がいない。それぞれの集落に長はいるが、寄り合いの進行役でしかないし、みなが長に従うわけじゃない」
ウムトはテーブルに頬杖をついて、
「……ファナに似てるな」
と、ぽつりと漏らした。
「ファナ……君の母親の出身地?」
「レムリから聞いた? そう。母の故郷で、オレが三歳から十歳まで暮らした土地。砂ばかりで貧しくて、わずかな富を巡って部族同士で揉めてばかりいる。オティアンの故郷では争いはないのか?」
「揉め事はあるが、戦うほどのことはない。争ったら簡単に滅びるほど人が少ないんだよ。作物は育たないけど、飢えるほど貧しくはないしね」
「どこの土地にも苦しみがあるのか……」
ウムトは深く溜息をついて俯く。ランプの乏しい光が若々しい青年の顔に陰鬱な影を落としている。オティアンは手を伸ばして、ウムトの頭布からはみ出した麦藁色の髪に触れた。
「君はとても難しい立場にあると、レムリから聞いた」
ウムトはその手を取って目を閉じ、頬をすり寄せる。
「うん……オレは両方の血を引いてるから……。アマジヤの初代皇帝が半人半鳥だったって伝説があるのは前に言ったっけ?」
「ああ、アマジールファタラウズィス。覚えてる」
「ふふ、発音がすごく上手くなってるね。その半人半鳥の皇帝が斃れたのがファナの地なんだ。だからアマジヤ人はファナを忌まわしく思ってる。ファナ人は、最高神の分身が安らかに息を引き取ったのが自分たちの土地だから、自分たちこそが祝福されるべきだと思ってる。長い間お互いに蔑みあってたんだけど、アマジヤが圧倒的に富を持ってからは、ファナが踏みにじられるばっかりだ。その溝を埋めるために、父上はファナから側妃を取った……」
「そして君と、君の姉上が生まれた?」
「そう。ファナへの悪感情を薄めるための政略結婚だから、子どもは女の子だけで良かった。もしも男が生まれても、フズル兄上が皇太子になった時点で殺されるから、問題にはならないはずだった。実際、オレが生まれる前は、アマジヤの民のファナに対する感情はかなり和らいでたらしい。でも、オレは生まれてしまった……」
ウムトは身体がしぼむほど深く溜息をつき、頭を抱える。
「ファナの民は、オレがファナをアマジヤから解放することを期待してる。期待するなと言う方が無理だろ? エルヴィラ姉上やムディクは、オレにファナを率いて立てと言う。独立を勝ち取れと。でも、そんなのできるわけがない。ファナはアマジヤの統治下で部族ごとに不公平な扱いをされて、分断されてる。それをオレがどうやってまとめる? 今のオレは血筋が良いだけの、ただの田舎役人だ」
「卑下するなよ。君はやり手の地方長官だと聞いた」
オティアンが頬を軽くつねると、ウムトは濃い眉を下げて笑った。
「ありがとう。チェファタルは良いところだ。今まで暮らして中で、一番好きな街だ。ファナに対する偏見も少ないし、皇帝を神聖視する人も少ない。それに、あなたに会えたしね。……オレは、一生ここの役人でいたいよ」
頬を包む白い手の平に唇を押し当て、ウムトは目を伏せる。
「でも賢い君は、そうできないのも分かってる」
オティアンは指の先でウムトの耳朶をくすぐった。鳥をかたどった耳飾りが揺れて小さく音を立てる。
「うん……オレが望まなくても、状況は動き出してしまった。姉上は、オレの名でチェファタルに作った新しい港から、ファナに物資を流すつもりだ。そうやって民をまとめて、オレを旗印にして独立運動を本格化するつもりなんだ」
ウムトは目を伏せたまま、ぼそぼそと話し続ける。
「でも姉上が流すつもりの物資は、元を正せばアマジヤに納められた税だ。アマジヤのものを横流しするだけでは、ファナは豊かにならない。一時の武力放棄で独立しても、その後の貧しさをどうすれば良い? だけど、姉上はディラード殿の後押しがある内に動くべきだと言って聞かない」
「ディラード殿?」
「姉上の御夫君。ヴィリスの州総督で、オレの上司でもあり監督者でもある。親切だし人望もあるけど、有能すぎて底が知れない。元はガルダニア王国の貴族で、政争に負けてアマジヤに亡命してきたって経緯がある。口先では、ファナの独立を支援したい言ってるけど……姉上もそれを信じてるけど、オレは信用しきれない」
ウムトは唸るように言いながら頭布を外して髪を両手でかき混ぜた。
「姉上とオレが逆なら良かった! オレは姉上のように強くはなれない。ファナのために命を賭ける覚悟がない」
オティアンは苦悩する若者をただじっと眺めた。
アマジヤとファナ、そしてガルダニア。
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